唐澤貴洋被害者説
唐澤貴洋被害者説(からさわたかひろひがいしゃせつ)とは、唐澤貴洋がテレビ新聞を始めとしたオールドメディアを中心に流す、自己正当化のための偽史である。尊師被害者説、教徒絶対悪説、あるいは単に被害者説などとも呼ばれその名称は統一されていない。
概要
玉音放送、とりわけ大規模なものおいては必ずと行っていいほど頻繁に流される他、新聞や本などの紙媒体やインターネット上での文字を使ったメディアでも流される。
虚偽の事実をマスメディアなどを使ってゴリ押す行為は、いわゆる「嘘も百回言えば本当になる」という悪質なプロパガンダであることは明白であり、事実追求路線に対して甚大な打撃を与えるものである。そのため、恒心教では当該路線を推進する恒心教徒を中心に深刻な問題と受け止められている。
唐澤貴洋が主張する偽史の内容
これまでの玉音放送や著書において使用されたものを綜合すると、おおよそ次のような内容となる。
唐澤貴洋弁護士が炎上した原因は、自らの弁護活動にあった。ある日、インターネット上掲示板2ちゃんねるで炎上をしてしまった高校生、長谷川亮太君から依頼を受けた唐澤弁護士は、彼を助けるためにIPの開示請求と書き込みの削除などを運営者に求めた。 すると、彼ら(なんJ民、恒心教徒)は誹謗中傷のターゲットを何の落ち度もない唐澤弁護士に移した(私が標的になってしまった)。そのため、弁護活動をした直後から唐澤弁護士を誹謗中傷する書き込みが殺到し、その後も事務所が芸能人をフォローしていた際にアイドルが含まれているなどの些細な理由から攻撃を過激化させていった。 その後も鎮火作業を行おうとするものの、何の落ち度もなかったにも関わらず、唐澤弁護士に対する炎上は過激化の一途をたどり、ついには殺害予告が書き込まれたり、事務所への盗撮行為やランサムウェア(カランサムウェア)や爆破予告に名前を勝手に使われたりして、実生活にも悪影響を及ぼすようになった。幾度もの引っ越しを余儀なくされ、ひどい場合カッターナイフが送りつけられたり(カッターナイフ表彰状事件)、先祖の墓にスプレーをまかれたり、腐ったピラフなどを贈られたりして、弁護士業務に大きな支障をきたした。 しかし、その後は多数の恒心教徒を逮捕・書類送検した。彼らと直接話をすると、彼らは恵まれない人々であり、承認欲求によって犯罪を行っていたと分かった。そして、自らに殺害予告をした人と実際に会い、握手をするなどして彼らを改心させた。更にメディアを使ってこの事実を広めることで、多くの人に正しい認識を持ってもらい、平穏な暮らしを取り戻すことが出来た。唐澤弁護士は現在も人々を誹謗中傷から守るため戦っている。誹謗中傷はネットに強い弁護士への相談で解決可能です。めでたしめでたし。
その他の特徴
基本的には上記の通りであるが、自らは正義の味方であり、恒心教徒は社会的弱者のかわいそうな悪人たちであるというレッテルで首尾一貫している。
よく出てくる事件として、無能弁護士、詐欺師といった言葉から殺害予告に過激化したという部分から始まって、サジェスト汚染、唐澤貴洋と山岡裕明のご尊容開示事件(ただし意図的に山岡裕明の存在はなかったことにされる)、実家の登記簿が晒されたことや住所が特定されたこと、カランサムウェアを始めとした0chiakiによる一連の悪芋行為、カッターナイフ表彰状事件、安藤良太による同時爆破予告事件が頻出する。
また墓汚損事件への報復感情からか、4Kガイジへの粘着行為と彼への誹謗中傷は特に執拗である[1]。自らが受けた特に大きな被害の象徴として、0chiaki、安藤良太と並び称されるほどに特に大きく取り上げる傾向にある。一方でチンフェサイドは無論のこと、芸術路線への言及はあまりなく事実追求路線・布教路線といった路線への言及は殆どない[2]、また事件の規模の大きさに対しても、グーグルマップ改ざん事件と爆弾三勇士にも、あまり触れられない[3]。
どこが間違っているのか?
大まかに言えば以下の6点である。
- 長谷川亮太の常軌を逸した書き込みを無視している。長谷川亮太は極めて悪質な書き込みを年単位という長期に渡り掲示板で繰り返していたのであって積もりに積もった掲示板利用者たちの怒りに触れないのは著しく公平さに欠ける。
- 特定や誹謗中傷に対しても、すぐに始まったわけではないことを無視している。当初開示請求を運営者に求めた時は、唐澤貴洋を誹謗中傷する書き込みは殆どなく、開示請求に怯えるものと、あるいは「弁護士って大変だな。こんなクズまで弁護しなきゃいけないのか」という風に、唐澤貴洋に同情する意見がほとんどだった。
- 長谷川亮太のその後、チンフェサイドの炎上について全く触れられていない。実際にはターン制と呼ばれるように、その後も誹謗中傷やちばけんまにおいても被害を受け続けており、IP開示後も特に実害がなかったため、彼を弁護するどころか却って状況を悪化させており、弁護活動に失敗していることを認めない。
- アイドルのフォローやスパムのような事務所宣伝の正当化、それに伴う鍵垢化や無差別開示などの不適切な対応について殆ど触れないか、触れても殆ど非を認めない[4]。
- JEXが運営していた遊戯王カードジェネレーターにおける失態に触れない。またIP開示請求などで止めるいわゆるパカ弁という商売をしていた、日本語がおかしい文章やスパムめいた宣伝ツイートなどといった自らの失態によって、結果的に「無能弁護士」呼ばわりされたことについても触れない。
- そもそも恒心教は現在でも旺盛に活動している。それどころか爆破予告やカラッキングは以前にも増して勢い付いており鎮火の気配は一切ない。平穏な生活など一切取り戻せていない。
その他にも、細かい事実誤認(恒墳の発見者並びに墓荒らしの犯人を4Kガイジと誤認し、また彼の家庭環境を勝手に開示して私刑を行う[5]。疑惑住所は引っ越し後に確定し、広く特定されていなかったことなど)や、弁護士でありながら「心ある方々」による私刑を称賛したり、恒心教徒に対しては上から目線の徹底的な人格攻撃を行う、山岡裕明、山本祥平といったかつての同僚の存在を消すなどといった行動も問題視されている。
インターネット炎上は法的な点も含めて単純な二元論に基づく勧善懲悪で語れるものではないことは他の炎上事件から見ても明らかであり、そう言った意味でも不自然である。
実害
事実追求路線への損害は無論のこと、間違った事実を信じてしまえばネット炎上に対して正しい理解を得られないため、非ワに対する教訓にも活かせなくなってしまう。
Abema Primeにおいてひろゆきが指摘したように、ネット炎上事件で唐澤貴洋ほど長期的かつ広範囲に炎上した例は世界中探しても殆どない[6]。またインターネット問題に取り組む弁護士は数多くおり、中には唐澤貴洋同様、無能としか言いようがないパカ弁も数多く存在しているが、唐澤貴洋だけが長期的かつ大規模に炎上している。そこには何らかの原因があるはずである。そしてその原因は、唐澤貴洋が流す被害者説では絶対に判明しない(単純な事実が間違っているのであるから当然であるが)。
またこうした事実の捏造を含む著しく偏向した自己正当化に基づく被害者説を流すという行為そのものが、炎上の火に油を注ぐ行為であり、更なる炎上の激化を招いている。本来なら謝罪を行うか、嵐が過ぎ去るまで待つかすれば短期間で鎮火・収束するのがネット炎上であるが、「自己正当化を繰り返しても鎮火できる」という極めて危険なメッセージを発信しかねない。
無論、事実追求路線を修めている恒心教徒であれば、その原因と教訓はハセ学として学ぶことができるが、唐澤貴洋が偽史を広めることで、「なぜ炎上したのか?」「なぜこれほどまでに長期大規模化したのか?」という疑問点を解決できず、結果的に炎上してしまう人を増やしてしまうことに繋がり、引いてはインターネット社会の不健全化につながるといえるであろう。そうした意味でも、情報を扱うマスコミが唐澤に協力して嘘を意図的に流す行為は極めて悪質であるという批判を受けても仕方ないであろう。
さらに今日まで依頼人から受任した業務を完全に放置している等、およそ弁護士としても着手金詐欺と受け止められてもおかしくない振る舞いが問題視されている。依頼者の長谷川亮太について民事・刑事ともに中傷問題を解決できているかといえばそうではないことは明らかである。金になりさえすればどのような依頼でも受任し、着手金を受け取れば事件は放置する、依頼人は見捨てられるのでは懲戒請求されてもまったく不思議ではない。
唐澤貴洋は関わってはいけない弁護士であることは調べればすぐに明らかになることであり、実際の依頼に至るような無能は非ワでも極稀である。しかしながら、正しい認識がきちんと共有されていれば、「弁護を頼む上で、唐澤貴洋は絶対に関わってはいけない」という事実は、調べずともすぐに分かるような、あるいは短期間で分かりそうなものである。それをこうしたプロパガンダで塗りつぶそうとしている訳であるから、人々の時間を奪う行為でもあると言えるだろう。
攻略法
唐澤貴洋による偽史の流布は炎上を強引に鎮火させるための「情報の洪水」とも言い表すことができるが、事実追求路線に基づいた次のような批判・反駁によってこれを攻略する(水を油に変える)ことが可能であるといえる。
依頼者・長谷川亮太をめぐって
唐澤貴洋被害者説における最も分かりやすい不自然な点は、やはり依頼者の高校生・長谷川亮太関連である。そもそもの唐澤の炎上の引き金でありながら、長谷川がなぜ炎上したのか、その後の経過はどうなのかという情報の隠蔽は非常に不自然であり、ここを突き崩していくのが最も分かりやすいと思われる。
長谷川亮太はネット上で極めて悪質な書き込みを繰り返しており[7]、特定行為に対しても挑発を繰り返していた。長谷川の炎上は自業自得であるといえる。
また、唐澤貴洋被害者説では、長谷川亮太は最初に登場して終わりであるため、もし彼と直接対峙する機会があった場合、「依頼人の高校生(長谷川亮太)はその後どうなったのか?」としつこく聞いてみるとよいだろう。また、外部のコミュニティで唐澤貴洋被害者説に基づく非ワの的外れな議論に遭遇した際、これを中心にして論戦を戦わせるのが基本となるだろう。
開示請求着手当時の情勢をめぐって
もう一つ、事実の段階で明らかにデマである唐澤貴洋の開示請求において、当初なんJ民達は恐慌状態に陥っており、一時的ながらも優位な状況になったという事実を、すぐに誹謗中傷が始まったと捏造している部分を指摘するのもよい。すなわち、唐澤貴洋被害者説では、あたかもすぐに弁護士への誹謗中傷が始まったかのように書いているが、実はそうではなく、最初は唐澤貴洋が圧倒的に有利な状況であったことを指摘するのが非常に良い。その後は単純な事実追求路線で判明した事実の陳列によって、いかに無能な弁護士であるかを訴え、また数々の失態にも関わらず自己正当化を続けるために、人々(恒心教徒)の怒りを買っていることを指摘していくのが良いのではないかと思われる。
注釈
- ↑ そもそも彼は恒墳の第一発見者ではなく、また汚損事件の犯人の可能性も極めて低い
- ↑ 芸術路線は、逆転人生においてカラコインが紹介された他、早稲田大学人物研究会の企画でパカソンやMMD、一般男性脱糞シリーズなどの紹介をした。事実追究路線はラブレター事件などへの言及と誤字への戒め、恒心年表に触れる程度、布教路線は教徒の動機などを説明するのに不要だからか言及はほとんどない。
- ↑ 現実メディアでも騒がれた時の玉音放送や炎上弁護士などに出てくる程度
- ↑ 唯一逆転人生において自らの非を認めるかのような発言をしたことがある
- ↑ ただし唐澤貴洋の証言のみであるため、演出である可能性が高い。炎上弁護士には、貧困シングルマザー家庭で育ち、僅かな小遣いでインターネットカフェに入り浸ったと書いてあるが4Kの名前の通り、画質の高解像度カメラを所持しているなどの矛盾点がある
- ↑ 強いてあげるならば、米国で起きたゲーマーゲート事件である。こちらも、1人の女性ゲーム作家の些細な疑惑から大きく炎が燃え上がり、最終的には2016年の大統領選挙にも影響をも及ぼしたとされる炎上事件である。しかしこちらも、恒心教よりも新しい炎上事件である
- ↑ 特に東日本大震災の被災者を愚弄した書き込みを行ったこと、それに便乗した嘘の自分語りを行ったことを訴えるのが有効と思われる
関連項目
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