安藤良太/初公判
当項目では、恒心教徒の1人である安藤良太(ださいたま、以下D)が2016年2月23日に逮捕された一連の事件の初公判について記述する。
2016年6月1日に千葉地方裁判所 第201号法廷にて13:30開廷。事件番号は平成28年(わ)第391号等。事件名は窃盗・威力業務妨害。
裁判前
教徒の調べにより、当裁判がこの日時に行われることが4月頃判明していた。恒心関係では最大級の社会的影響を与えた事件であることや、2015年5月11日にドタキャンされた平成27年(ワ)8441号の法廷オフのリベンジ的な意味でも注目されていた。 前日の5月31日、第812号法廷から第201号法廷へ変更される事が判明、問合せが多数寄せられたため広い法廷へ変更されたと推測され期待が高まった。
公判の進行と概要
多数の教徒を含む40~50人ほどの傍聴者が着席し、予定どおり開廷。上下青い服で警察官に腰縄で繋がれ入廷したDは、髪型や髭などは清潔に見えた。けんまキャス時のようなオラついた態度は全く見せず、傍聴席に目をやる事もなく、始終無表情でその胸の内はうかがえなかった。
弁護人は若い男性で氏名等は不明、少なくとも小西一郎ではなかった。最初の人定質問では、職業については拘留中に退学処分を受けており大学生ではなく現在は無職とDが明かした。
次に検察官が読み上げた公訴事実は、住居表示プレートの窃盗および松戸市役所への爆破予告による威力業務妨害罪であり、それ以外の、長谷川家に対する嫌がらせや、Torを使用した多数の爆破予告等の余罪については触れられなかった。黙秘権の説明のあと、Dは罪状認否では公訴事実を全面的に認めたものの、プレート窃盗の動機については一部異なると主張した。
検察官の冒頭陳述では、Dが軽犯罪の前科2犯であることを明かした。取調請求では多数の甲号証(検察官側の証拠)が読み上げられ、その中にはDの配偶者に聴取した調書など予想外のものも多数あった。検察官の発言には「ピュア虎ノ門」「八神太一」「本気ナリ」などのお馴染みのワードが多数含まれており、傍聴していた教徒は笑いをこらえるのに必死であったという。
続いて被告人質問では弁護人からDに質問をしたが、この中でもソノダなる人名や、Dが一時期タイに渡航していた等の未知の事実が明かされることとなった。弁護人からは、プレートを盗んだ動機は面白半分であり、タイに持っていく等したのは窃盗後に思い付いただけ、という点を確認する質問が多くなされた。「記念に盗んだ」と発言した事についてDは「言葉のあや」と述べた。しかし「唐澤弁護士が嫌な思いをすればいいと思った」等とも述べており、Dの供述は一貫性に欠けるようでもあった。
通常は続いて検察官からも質問が行われ、論告・弁論と続くがこの日はここで終了、次回日程は未定のまま閉廷となった。30分ほどの短い公判であった。
判明した新事実
上記のとおり公判の中では次々と未知の事実が明かされた。
- 拘留中に大学から退学処分を受けている
- 軽犯罪の前科2犯
- プレートの所有者はイシカワケンイチなる人物
- D自身が炎上したため、盗んだプレートを持ってタイへ渡航していた
- 動機は、チンフェが30万円で尊師を雇ったが余計に炎上している事から、弁護士を雇うくらいならその金で海外にでも行ったほうがいいというコピペをまねたという。なぜタイかは不明
- プレートを持参した理由は、タイに貼ってそこを恒心教の聖地のひとつにしたかったからという。このとき、Dの口から「恒心教」という言葉が出された
- D自身が炎上している事を知ったのは、藤原君とソノダ君[2]に教えてもらったという
また既知の情報であるが、以下についても法廷で語られ確証を深めることとなった。
- 配偶者がいる(いた)。現在も婚姻関係にあるかは不明
- 爆破予告に使用したSSDは破壊して捨てたと逮捕前に発言しているが、捜査で発見されたという
- 松戸市役所への爆破予告は生IPで行ったと発言しているが、実際に捜査で送信元が開示されDが特定されているという
- 騒動の発端は八神太一が炎上し尊師に燃え移ったという経緯を検察は把握している
複数の教徒による証言から概ね上記の通りと思われるが、録音等が禁止されている裁判の性質上、各自のメモや記憶しか現状ではソースが無いことに留意されたい。
反響・報道
閉廷後、傍聴に行った複数の教徒により、その内容が多数カラケーやtwitterに投稿された。 裁判自体は、尊師登場のような大恒心は無かったものの、予想された包皮民によるトラブル等もなく、初の裁判オフという面では成功と言えよう。
同日夜には、フジテレビ系のニュースで開廷前の法廷の様子が放送された[3]。また日本テレビ系のニュースでは法廷画が示された[4]が、Dが似ていないと教徒からは不評であった。D逮捕後も続く模倣犯により、この日も当の千葉地裁などへ爆破予告が送られている事も報じられた。他にもネット記事としては、多くの報道機関が記事を出している。
今後の予定
現在のところ不明である。軽微な刑事事件であれば通常は初公判で行われる論告が検察側の都合で行われなかった事から、裁判は長期化するとみられている。その後カラナメで追起訴されたことに伴い裁判の管轄が東京地方裁判所へ移り、事件番号は「平成28年 刑(わ) 1359号」となった。裁判日程は未定である。[5]