DIOジャパン
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基本資料 | |
名称 | DIOジャパン |
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分類 | サービス業 |
代表者 | 本門のり子[1] |
設立年 | 2000年5月10日 |
所在地 | 東京都中央区銀座6-2-1daiwa銀座ビル8階[1] |
騒動との関連 | 唐澤貴洋、山本祥平らが事後処理を担当 |
公式サイト | http://www.diojapan.jp (魚拓) |
関係者 | |
DIOジャパン(でぃおじゃぱん)とは、かつて存在したコールセンターの受託運営・設置・人材育成を行う中堅のテレマーケティング会社である。2015年に倒産。唐澤貴洋、山本祥平が倒産後の事後処理を担当した[2]。"DIO"は「どこでも・いつでも・お電話ください」のローマ字の頭文字に由来する。
概要
Wikipedia『DIOジャパン』の項目も参照。
東京都中央区銀座の本社のほか、松山、志摩に加え、東北をはじめ全国にコールセンターを設立・運営していた。
東日本大震災や、大企業のリストラに伴う国の雇用創出事業を活用して、被災地を中心にコールセンターを開設していたが、その後見通しの甘さから経営悪化に陥り、コールセンターを相次いで閉鎖したほか、従業員の雇い止めや、さらには給料の未払いが発覚した。2014年7月31日には、本社機能のある東京や、登記上の本社のある松山の事務所を閉鎖した。事後処理を弁護士に一任し、法的整理を含め検討を始めるとしていた。同年11月12日には、自主再建を断念。東京地裁に民事再生法の適用を申請し受理されたと発表した。グループ全体の負債総額は10億円程度となる見通しである。
しかし同年12月19日、東京地裁は民事再生法の適用申請を棄却。財産の保全管理命令を出したことが明らかとなった。今後は2015年明けを目処に、職権による破産手続き開始決定へ移行する公算が大きいと報じられ、2015年1月5日、同地裁は破産手続きの開始を決定した。厚生労働省は、雇用確保のための国の基金から4億円を不正に使っていたとの調査結果を発表した。破産したため返還の見通しが立たないとのこと[4]。
唐澤貴洋との関係
2014年7月31日に東日本大震災の被災地などでコールセンターを運営する株式会社DIOジャパンが突然業務を休止していることが各メディアで報じられた。
同社は東日本大震災等の雇用創出事業を活用して被災地を中心にコールセンターを開設しており、国や自治体の支援を受けたにも関わらず給与未払いや施設閉鎖が相次ぎ、また次々と設立した子会社を利用して助成金を不当に受け取っている疑惑が取り沙汰され、事態を重く見た厚生労働省が各自治体に依頼した調査結果が公表された最中のことであった。その報告によると同社が受けた助成金の総額は42億8600万円にのぼっており(もちろん全て国民の税金である)、かたや給料未払い総額は7320万円に達していた[5]。
8月7日に業務を停止した同社は、同日にその事後処理を弁護士に一任したことを発表したのだが、なんとその三人の弁護士の中に唐澤貴洋の名前があった[6]。
8月13日、DIO社は従業員に対し、<退職後は原則として1年間は、就業していた事業所の所在する県内において、同業他社への就職、役員の就任、ならびに同業の自営をしてはならない>との誓約書の提出を求めた。8月22日付の日刊ゲンダイ[7]は、こうした競業禁止規定は特殊な技術職などに設けられるもので、雇用創出事業であることを考えれば違和感を覚えるという、企業法務に詳しい弁護士のコメントを伝えているが、DIO社の代理人弁護士は「コールセンターでも研修を行っていて、特殊な技術職といえます。法的な問題はない」と説明している。
三弁護士がいる中で、ネットに強い唐澤弁護士が何の仕事をしていたのかは不明。一弁の副会長も務めた池田和郎弁護士と、後に別件で破産管財人も務めている山本祥平[8]がメインの業務と言える民事再生法適用申請と債務整理を行っていたと推測すると、唐澤が元従業員やマスコミ、債権者への対応と追い返しをしていたこと、上述の横暴な対応に何らかの関与をしていたとも考えられる。
なんJ民の間では「人が人に優しい社会をつくりたいと言いつつ、最初から助成金の不正取得を目的とした詐欺行為、悪徳企業の片棒を担ぐような真似をしてやっていることが正反対だ」などと弁護士としてのモラルを問う批判が噴出した一方で、「単に倒産後の債権整理等の事後処理に携わっただけに過ぎず、同企業の詐欺行為に加担した訳ではない」とする見方もある[2]。
DIO尊師
DIOジャパン社長の本門のり子の隣に立っている顔にモザイクをかけられた男の写真が報道され、唐澤貴洋と同じ小太りであるため唐澤本人ではないかと言われているが、真相は不明である。別の本門社長が撮影された報道写真[9]と見比べると、公称身長172cmの水谷隼選手[10]と同程度の身長であり、160cm前後と判明している尊師とは別人の可能性が高そうである。
山本祥平のクロス入所
2016年3月11日、唐澤貴洋とともにDIO社の事後処理を担当した山本祥平が、唐澤貴洋と山岡裕明が共同で設立した法律事務所クロスに入所することが明らかになった。なお、山本祥平は弁護士法人ニューポート法律事務所移籍後の2019年に、刑事裁判(令和元年(う)第1251号)の被告弁護人を池田和郎と共に務めており、その後も関係が続いているようである。
破産管財人の澤野弁護士
DIO社の破産管財人である[11]澤野正明弁護士は第一東京弁護士会の副会長などを歴任[12]し、2016年には会長選挙に出馬して758票を得たものの、1425票を得た小田修司に敗れている[13]。
本門のり子社長
社長の本門のり子(旧姓・小島)は、元卓球全日本社会人チャンピオン(昭和60年)。その後も愛媛県卓球協会の役員を務めていたが、流石に現在は放逐されているようである。なお、破産決定以降は消息不明となっている[5]。
余談
ネット上において、DIOジャパンはその名称と悪徳さから、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の悪役・DIOと絡めてネタにされることが多い。
恒心界隈でも、尊師とDIOを絡めたネタAAが作られたり[14] 、ジョジョをパロディした尊師MMDの動画に「DIOジャパン」とタグ付け・コメントされる[15]程度に浸透している。
2024年現在、https://www.diojapan.jp/は宿泊予約サイトのURLとなっており、DIOジャパンのドメインは他の企業に渡った模様。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 株式会社DIOジャパン(魚拓) - TOKYOカオスエリアコレクション(TCC2)
- ↑ 2.0 2.1 時折勘違いされているが、尊師らは業務停止後の事後処理のため当時の経営陣に依頼された弁護士であり、後に破産法に基づき選任された破産管財人(澤野正明弁護士が担当)ではない。(株)DIOジャパン 破産開始決定を受けた関連会社15社が判明(魚拓) - 東京商工リサーチ、2014年11月13日 13時50分
- ↑ 唐澤貴洋弁護士、悪徳企業「DIOジャパン」の顧問弁護士だったことが判明 - ログ速
- ↑ DIOジャパン、国の基金4億円不正使用 厚労省が調査(魚拓) - 朝日新聞デジタル、2015年11月7日01時15分
- ↑ 5.0 5.1 「DIOジャパン」事業停止 消えた女社長と助成金42億円(魚拓) - 日刊ゲンダイ、2014年8月5日
- ↑ 関係者様へのご報告 - DIOジャパン(魚拓)
- ↑ 「DIO」美人社長が従業員に要求した“誓約書”の呆れた中身
- ↑ 有限会社ウィーズ・マインド - 破産法人公告資料
- ↑ 新婚の水谷にスポンサー DIOジャパンと所属契約 2013年11月26日 05:30(魚拓)
- ↑ 木下グループ スポーツクラブ 卓球(魚拓)
- ↑ 大型倒産速報 帝国データバンク(魚拓)
- ↑ 弁護士等紹介 > 澤野 正明
- ↑ 第一東京弁護士会会長選挙結果
- ↑ ニュー速(嫌儲)-【速報】唐澤貴洋弁護士、賃金未払いDIOジャパンの顧問弁護士だった>>113(魚拓)、>>122(魚拓)
- ↑ 【第18回MMD杯本選】SONSHI~その血の穢~【替え歌PV】 - ニコニコ動画
関連項目
外部リンク
- DIOジャパン - Wikipedia