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恒心文庫:白馬節会

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

八雲法律事務所では日本の伝統を大事にしている。今日は白馬節会がここで行われていた。法律事務所のような狭いところに実際に馬を並べるわけにはいかない、故に八雲法律事務所に所属している男の弁護士が馬に扮し山岡裕明の前に現れるのだ。
男の逸物は陽物、馬は中国で陽獣なので
逸物をそそり立たせた馬は大変縁起がよく
おめでたいものなのである。
まさに新春を祝う行事にうってつけといえよう。この儀式は馬を見るだけではもちろん終わらない、馬に扮した弁護士たちの逸物でかわるがわる裕明は掘られ、口に逸物を咥えさせられる。
精は即ち生に通じ、それを下からも上からも取り込むことによって長生きするという意味がこれには込められているのだ。
精液まみれになった裕明が痙攣し倒れ込もうと、馬たちに裕明は掘られ続ける、例え穴がガバガバになろうとも、血が出ようと薔薇が咲こうとだ。この儀式が完了するときは、馬たちがすっからかんになり疲労困憊になった時である。
一日中裕明を掘り続けて馬たちが疲れ果てた所で儀式はやっと終了である。
体を酷使する極めてハードな儀式であるが不思議と裕明も馬役の弁護士もこの儀式を終えるとスッキリし、春を迎えたという気分になるのだという。
一方で、厳粛かつ荘厳な儀式が男たちだけで行われている最中、阿部通子弁護士は羽子板に雑煮、新春の格付け番組など普通の正月を満喫していたそうだ。

タイトルについて

この作品は公開された際タイトルがありませんでした。このタイトルは便宜上付けたものです。

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