恒心文庫:雨乞い
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2022年6月、史上最速の梅雨明け・・・
6月から炎天下が続き、水不足が懸念された。
そんな中立ち上がったのは、5月に不惑を迎え、IT法務に磨きがかかっているYである。
しかし、Yには別の顔があるのをご存じだろうか。
Yは出雲出身、国津神の末裔である。
人間ではあるが、神の末裔でもあるYは、出雲に由来する和歌から名を取り、自ら代表を務めるY法律事務所創設以来初めて、
水不足を懸念し、雨乞いの儀式を行うことにした。
雨乞いといってもよく伝わるのは生贄を神に捧げるものである。
江戸時代、下総国の馬を大規模に飼育していた地域では、台地ということもあって水不足に苦しみ、
わずかにあった農地とそこに暮らす住民は苦しんだ末、何人もの生贄を捧げたという記録が残っている。
(参照 https://ensaimada.xyz/test/read.cgi/rid/1440333372/(魚拓) )
しかし、命を捧げなくても、神は聞いてくれるのではないか。
東西の違いはあれど、聖書にも「求めよ さらば与えられん」(マタイによる福音書 第7章7節)という言葉があるではないか。
その疑問を出発点に、有職故実や民俗伝承に強いY法律事務所では、雨乞いの具体的方法を探ってきた。
それが完成していたこともあり、天下万民のためにも、そしてY法律事務所で儀式を紡いでいくためにも、今般実行することになったのである。
他の儀式(参照 https://ensaimada.xyz/test/read.cgi/rid/1625867420/(魚拓)
および https://ensaimada.xyz/test/read.cgi/rid/1494321666/792(魚拓) )
との兼ね合いもあって、潔斎は簡略的になってしまったが、それでもYは半日の絶食と浣腸を済ませた。
全裸のYの左の乳首をひねり、神を下ろしてYの肉体と一体化させた後、Yを緊縛する。これは、神といえども人間の求めることを行わないと制裁を受けるという、神と人間との厳しい関係を象徴するものである。
その後、1名の女性弁護士、男性弁護士だがスケッチによる記録担当者の合計2名を除いた9名の全裸の男性弁護士が、
男根を力強く勃起させ、Y代表の上下の口に挿入する。
ただ、挿入自体は目的ではない。
挿入し、液体である男の精をYの体内に注ぎ、さらに勃起が解けてきたときに尿をY代表の上下の口に注ぎ込むことが目的である。
これは、生贄を捧げる代わりに、人間が体内に持っている水分を神に捧げ、その代わりに水分、すなわち雨を対価として求めるというものである。
9人分の液体がYに注がれたら、Yの右乳首をひねり、儀式の終了となる。
この儀式に効果はあるのか?といえば、7月に入り梅雨の戻りともいえる空が東京に戻ってきたのである。
神の後裔であるYと、同僚弁護士たちの努力の賜物であろう。
そしてこの儀式は、絵心のある記録担当弁護士により詳細なスケッチが残されたので、今後はもっとスムーズに行えるようになる。
雨不足の地域の方は、ぜひY法律事務所にご一報願いたい。
ただし、地域の方が巨根であればあるほど願いはかないやすいという点には留意されたい。
ところで、急遽儀式を行ったため、自宅で仕事をしていたY法律事務所唯一の女性弁護士は、水不足が懸念されるからということでミネラルウォーターを買った。
海外の有名ブランドを揃えたのだが、酒の割り材や普段の飲用ですぐに使い切ってしまって頭を抱えているという。
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