「そのツイート炎上します!」の版間の差分
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*「100万回の殺害予告を受けた」と題するが、殺害予告回数に(少なくとも教徒が発見・収集している範囲では)信頼できる根拠はない。 | |||
*自分が炎上した経緯を語るが、自分の対応が誤っていたことに全く目を向けない。 | *自分が炎上した経緯を語るが、自分の対応が誤っていたことに全く目を向けない。 | ||
*「炎上」を「インターネットユーザーが行った投稿が集まった様子」と定義。「大勢から批判を受ける」という本質が抜け落ちている。 | *「炎上」を「インターネットユーザーが行った投稿が集まった様子」と定義。「大勢から批判を受ける」という本質が抜け落ちている。 | ||
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**唐澤も読んでいるはずの『ネット炎上の研究』では、2章で「Ⅰ型:問題行為の発覚」「Ⅱ型:何かを批判する」など5つに分類を行っている。 | **唐澤も読んでいるはずの『ネット炎上の研究』では、2章で「Ⅰ型:問題行為の発覚」「Ⅱ型:何かを批判する」など5つに分類を行っている。 | ||
*コラム「炎上による経済的損失・心理的負担」には、「多大な精神的・経済的負担を強いられます。」とあるだけで具体的な経済的損失や心理的負担については全く触れられない。 | *コラム「炎上による経済的損失・心理的負担」には、「多大な精神的・経済的負担を強いられます。」とあるだけで具体的な経済的損失や心理的負担については全く触れられない。 | ||
*「怒りや間違った正義感から炎上が起こる」と述べた直後に自身の炎上について「対象は誰でもよかった」と矛盾した発言をしている。自身の落ち度について触れたくないためと考えられる。 | *「怒りや間違った正義感から炎上が起こる」と述べた直後に自身の炎上について「対象は誰でもよかった」と矛盾した発言をしている。自身の落ち度について触れたくないためと考えられる。 | ||
*殺害予告を受けた日付を「開示請求を行ってから3か月後」と間違っている(実際は4か月後)。 | *殺害予告を受けた日付を「開示請求を行ってから3か月後」と間違っている(実際は4か月後)。 |
2019年12月4日 (水) 14:37時点における版
そのツイート炎上します! 100万回の殺害予告を受けた弁護士が教える危機管理とは、2019年5月17日にカンゼンより発行された唐澤貴洋の著書である。
炎上弁護士に次ぐ彼の二冊目の自著として発売された。本文はこちら(現在書き起こし中)。
概要
発売までの沿革
2018年末に唐澤貴洋初の自著にして自伝炎上弁護士が発売され、尊師本人の口から様々な恒心がなされたことで大きな話題となった。
その話題が冷めぬ翌2019年2月27日、版元ドットコムにて、早くも彼の第2の自著である当書籍が発売予定であることが判明した[1]。
その後、数回のタイトル及び発行予定日の変更を経て、同年5月17日に発売された。
内容
当書はタイトル通り、インターネット及びSNSでの危機管理について扱った実用書である。
また、ネットに強いジャーナリストの渋井哲也、ブロガーのはあちゅう、そしてネット炎上経験者であるスマイリーキクチと尊師の対談も収録されている。
実用書というジャンルの都合上、炎上弁護士とは違い本人に関する恒心は少ない。
しばき隊との関係や、原田學植のSteadiness参画などより仄めかされていた尊師の政治思想が明確に文章という形で示されている。
しかしこれがパー券売りの悪芋の片棒を担いでいた唐澤厚史よろしく評判が芳しくない人物らとつるんで政治発言を繰り出す姿への呆れという形で教徒に取り沙汰されるのは、荒れやすい政治界隈と関わることへの抵抗や本書の話題性のなさもあって後のCALL IN SHOWを待たなければならなかった。
発売後の反響・評価
Amazonカスタマーレビューの平均は2019年7月18日時点で、5点中1.9点とかなり悪い。レビューの内容としては、内容の薄さや構成の悪さを指摘する声があった他、「自身が炎上して100万回の殺害予告を受けたような輩がネットリテラシーを諭しても信憑性がないだろ」という旨の突っ込みも多かった[2]。
恒心教内でも、尊師の面白い恒心が非常に少なかった事で前評判に比べあまり話題にならず、玉音放送としてかつて無い規模で放送され大きな話題を呼んだ逆転人生に話題が取って替わられる形で、早くも当書に関する話題は消えていってしまった。
問題点
- 「100万回の殺害予告を受けた」と題するが、殺害予告回数に(少なくとも教徒が発見・収集している範囲では)信頼できる根拠はない。
- 自分が炎上した経緯を語るが、自分の対応が誤っていたことに全く目を向けない。
- 「炎上」を「インターネットユーザーが行った投稿が集まった様子」と定義。「大勢から批判を受ける」という本質が抜け落ちている。
- 田中辰雄と山口真一の共著である書籍『ネット炎上の研究』を挙げるが、著者名として山口しか記載しない。
- 「炎上百景」と題して数々の炎上事件を列挙するが、ただ列挙するだけで、類型に分けたり分析したりといったアプローチが無い。
- 唐澤も読んでいるはずの『ネット炎上の研究』では、2章で「Ⅰ型:問題行為の発覚」「Ⅱ型:何かを批判する」など5つに分類を行っている。
- コラム「炎上による経済的損失・心理的負担」には、「多大な精神的・経済的負担を強いられます。」とあるだけで具体的な経済的損失や心理的負担については全く触れられない。
- 「怒りや間違った正義感から炎上が起こる」と述べた直後に自身の炎上について「対象は誰でもよかった」と矛盾した発言をしている。自身の落ち度について触れたくないためと考えられる。
- 殺害予告を受けた日付を「開示請求を行ってから3か月後」と間違っている(実際は4か月後)。
- 悪文のため「その」がどこに係っているのか正確には分からないが、ここでは最も自然な解釈を採った。
- なお、本書刊行までに唐澤はあらゆるメディアでまちまちの時期を述べており、しかも正解は一つもない。
その他
- Amazon Kindle路線の際に、恒心教を絡めながらネットリテラシーについて解説する電子書籍「ハセ学」が発行され[3]、2019年9月現在も購入可能である。『そのツイート炎上します!』よりカスタマーレビューの数は少ないものの、平均評価は5点中4.5点(2019月9月時点)とかなり高い。
- はあちゅうと尊師の対談では、二人が「自分達は慶應義塾大卒だから嫉妬で批判されている」という共通見解を持っていることが露呈していることで一部の教徒から批判が起こった。
- 校正を経ているためか、あからさまな誤字等は比較的少ないが、それでも日本語が怪しい表現や何が言いたいのかわからない文章が多く見つかっている。
- 表現の引き出しが少ないようで、「相次ぐ」を活用した語がたびたび使用されている。
- なぜか「物事の程度が激しくなる様子」を指す言葉としてより適切な「過熱」という言葉を使わず、同音の「加熱」ばかり使っている。
- 1ページ40字*16行と前作に比べればボリュームが増したものの、図版が多く使われていることもありやはり書籍としては薄い。
- 特に117ページには「られるのです。」の僅か7字しか書かれておらず、なんJやカラケーで失笑を買った[4]。
ギャラリー
脚注
- ↑ 書籍情報(版元ドットコム)魚拓
- ↑ Amazonカスタマーレビュー魚拓(2019/7/18現在)
- ↑ 当該ページ(魚拓)
- ↑ 普通であれば編集者から調整を求められるはずなので、これに関しては出版側の力量の問題でもある。
関連項目