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'''炎上弁護人'''(えんじょうべんごにん)とは、2018年冬にNHKで放送された、SNSの炎上とその弁護を題材にした[https://www.nhk.or.jp/dodra/enjoh/ テレビドラマ]である。
'''炎上弁護人'''(えんじょうべんごにん)とは、2018年冬にNHKで放送された、SNSの炎上とその弁護を題材にした[https://www.nhk.or.jp/dodra/enjoh/ テレビドラマ]である。
11月に[[尊師]]初の著書となる[[炎上弁護士]]のAmazonの商品ページの著者紹介において、尊師がNHKに取材協力を行ったことが明らかとなった。
11月に[[尊師]]初の著書となる[[炎上弁護士]]のAmazonの商品ページの著者紹介において、尊師がNHKに取材協力を行ったことが明らかとなった。


12月12日(水)にBS4Kで先行放送(19時 - 20時13分)、12月15日(土)に総合テレビで本放送(21時 - 22時13分)。12月22日(土)の午前0時30分(金曜深夜)から総合テレビで再放送の予定。
12月12日(水)にBS4Kで先行放送(19時 - 20時13分)、12月15日(土)に総合テレビで本放送(21時 - 22時13分)。12月22日(土)の午前0時30分(金曜深夜)から総合テレビで再放送が行われた。


==概要==
==概要==
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== おもな登場人物 ==
== おもな登場人物 ==
=== 渡会美帆 ===
=== [[渡会騒動|渡会]]美帆 ===
主人公。[[親のすねかじり虫|父親の実家を間借り]]する宅弁。設定上では[[小西一郎]]寄りのアウトロー弁護士で[[唐澤貴洋]]とは違い、積極的に顔を出す。
演: 真木よう子
 
主人公。[[親のすねかじり虫|父親の実家を間借り]]する宅弁。設定上では[[小西一郎]]寄りのアウトロー弁護士で、初期の[[唐澤貴洋]]とは違い、積極的に顔を出す。


作中描写ではネットの知識に疎いにも関わらずネット炎上案件を請け負い、向こう見ずな行動で騒動を拡大するお騒がせ弁護士として描かれる。
作中描写ではネットの知識に疎いにも関わらずネット炎上案件を請け負い、向こう見ずな行動で騒動を拡大するお騒がせ弁護士として描かれる。


演じている真木よう子は1年前にリアルでネット炎上被害者となったばかりであり、その甲斐あってかネット民を糾弾するシーンは真に迫った演技力である反面、役を借りて言いたいことを言わせてるだけと揶揄もされている。
依頼人を庇うため、不特定多数のネットユーザーを非難したことで自らが炎上騒動の中心人物になってしまう。


自宅の炎上コラを真に受けて、豪快に乳を揺らしながら全力ダッシュで帰宅するシーンが唯一の見どころと茶化す声もあった。
過去の経験から「[[なんでもアリの無法地帯|ネットは魑魅魍魎]]」という認識に固執していたが、様々な人物と関わっていく内に認識を改めていく。


=== 日下部朋美 ===
=== 日下部朋美 ===
炎上した主婦。「マザー・テレ美」のアカウント名で多くのフォロワーを集めていた。
演: 仲里依紗
 
炎上した主婦。「{{wpl|マザー・テレサ|マザー・テレ美}}」のアカウント名で多くのフォロワーを集めていた。


SNS上で様々な対象に不満をぶつけていた所、その対象に「天罰」という面目の制裁が与えられる流れが発生しており、それが自作自演の放火疑惑に結びつけられた。
SNS上で様々な対象に不満をぶつけていた所、その対象に「天罰」という面目の制裁が与えられる流れが発生しており、それが自作自演の放火疑惑に結びつけられた。
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それまでの「天罰」も含めて関与を否定していたが、1件だけ自作自演の犯行があったことを告白する。
それまでの「天罰」も含めて関与を否定していたが、1件だけ自作自演の犯行があったことを告白する。


チンフェポジションの人物であるが当人にほとんど落ち度がなく、実家への嫌がらせは[[岩間好一]]レベルの過激さで、家庭崩壊から[[甘芋]]化寸前にまで追い詰められていく。
[[チンフェ]]ポジションの人物であるが当人にほとんど落ち度がなく、実家への嫌がらせは[[岩間好一]]レベルの過激さで、家庭崩壊から[[甘芋]]化寸前にまで追い詰められていく。
 
[[上級国民]]であることを隠して貧民を装っていたのも炎上が過激化した原因とされている。
 
=== 馬場明 ===
演: 岩田剛典
 
[[弁護士ドットコム|Webニュース]]の[[5353ニュース|記者]]。動画配信者として放火の疑いが持たれたテレ美の自宅に[[けんま|凸]]したり、主人公に頻繁に絡んでは生配信をしている。


上級国民であることを隠して貧民を装っていたのも炎上が過激化した原因とされている。
初期の[[けんま]]路線を彷彿させる行動から、なんJの実況では[[月永皓瑛|月永]]と呼ばれていた。
 
どちらかと言えば主人公に加担する便利屋ポジションであり、ネットに疎い主人公を煽りながらも助言を与えたり、一応の解決策を提案したりする。
 
馬場によるテレ美の謝罪配信(および[[はっきり言って今のなんJは異常だ|主人公からネット民への説教]])シーンは演者自身による撮影であり、NHK的には名シーンであるらしく、このシーンだけが単独で公式配信されている。


=== 北坂史郎 ===
=== 北坂史郎 ===
主人公の元カレの悪徳弁護士。外見は[[小西一郎]]や[[山岡裕明]]寄りで、いかにも有能弁護士な風貌のスーツ姿。
演: 小澤征悦


大手事務所から主人公を叩き出し、悪徳企業をそそのかして慰謝料[[300万騒動|3000万請求]]、そのくせ主人公に未練たらたらという、尊師から見た小西や山岡との関係を美化したような人物。
主人公の元同僚にして元カレの悪徳弁護士。いかにも[[有能]]弁護士といった風貌。


=== 馬場明 ===
過去に[[重光由美|大手企業の炎上案件]]を請け負い、[[いただき不二子|裏取引]]を画策するが企業側の裏切りにより窮地に立たされ、[[アットキャドカラッキング事件#暴露による事務所撤退|情報リーク]]により主人公に責任を負わせて大手事務所から叩き出した。
Webニュースの記者。動画配信者として放火の疑いが持たれたテレ美の自宅に凸したり、主人公に頻繁に絡んでは生配信をしている。
 
今回の炎上騒動では[[サイモントン療法協会|悪徳企業]]に加担して慰謝料[[300万騒動|3000万請求]]を促し、図らずも主人公と対峙する。


初期のけんま路線を彷彿させる行動から、なんJの実況では[[月永皓瑛|月永]]と呼ばれていた。
炎上の矛先が主人公に向けられ、過去の情報がガン掘りされた際には再び情報リークを疑われるが、今回ばかりは何もやっておらず、主人公の行動を自爆と評する。


どちらかと言えば主人公に加担する便利屋ポジションであり、ネットに疎い主人公を煽りながらも助言を与えたり、一応の解決策を提案したりする。
事実を暴かれた後は素直に負けを認め「お前と戦いたくなかったのは本当」と未練を残している様子を見せた。


馬場によるテレ美の謝罪配信(および主人公からネット民への説教)シーンは演者自身による撮影であり、NHK的には名シーンであるらしく、このシーンだけが単独で公式配信されている。
尊師の元同僚である[[小西一郎]]や[[山岡裕明(弁護士)|山岡裕明]]を彷彿させる要素が多い。


=== プア女 ===
=== プア女 ===
演: 片桐はいり
テレ美の大ファン。その一方でテレ美の弁護人となった主人公に大量の誹謗中傷していた人物。読み方はぷあじょ。
テレ美の大ファン。その一方でテレ美の弁護人となった主人公に大量の誹謗中傷していた人物。読み方はぷあじょ。


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=== 近藤昌子 ===
=== 近藤昌子 ===
演: 小柳ルミ子
マンション業者であるアステラエスケートの社長。
マンション業者であるアステラエスケートの社長。


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=== 渡会明彦 ===
=== 渡会明彦 ===
演: 宇崎竜童
主人公の父親。[[唐澤洋]]ポジの人物。雑貨店を営業しており、主人公は2階に弁護事務所を構える。
主人公の父親。[[唐澤洋]]ポジの人物。雑貨店を営業しており、主人公は2階に弁護事務所を構える。


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ネットそのものを立ち向かう敵と捉える主人公に対して「ネット利用者も同じ人間」という至極真っ当な助言を与える。
ネットそのものを立ち向かう敵と捉える主人公に対して「ネット利用者も同じ人間」という至極真っ当な助言を与える。


=== 小宮 ===
=== 小宮肇 ===
アステラ物件の火災発見第一人者であり、大怪我を負って入院していた。
演: 中村靖日
 
アステラ物件の[[どういうこと?|火災]]発見第一人者であり、大怪我を負って入院していた。


アステラの職員であり、ブラック企業であることに[[高橋嘉之|辟易]]して火を放った真犯人。
アステラの職員であり、ブラック企業であることに[[高橋嘉之|辟易]]して火を放った真犯人。
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監視カメラの映像から当たりを付けていた主人公に説得され、犯行を自白した。
監視カメラの映像から当たりを付けていた主人公に説得され、犯行を自白した。


なんJの実況ではその容姿から岡くんと言われていた。
なんJの実況ではその容姿から[https://dic.nicovideo.jp/t/a/色盲絵師 岡くん]と言われていた。


== 備考 ==
== 備考 ==
*スタッフロールに取材協力として[[唐澤貴洋]]の名前が確認された。本来弁護士が行うべき法律考証は弁護士法人早稲田大学リーガル・クリニックの神田安積が行っており、NHK側としても尊師は法律考証を委ねるに値しない弁護士だったらしい。
*スタッフロールに取材協力として[[唐澤貴洋]]の名前が確認された。本来弁護士が行うべき法律考証は弁護士法人早稲田大学リーガル・クリニックの神田安積が行っており、NHK側としても尊師は法律考証を委ねるに値しない弁護士だったらしい。
*公式サイトのFAQでは「ドラマの原作について教えてください。」という質問に対して「このドラマは井上由美子さんのオリジナル脚本です。特定の人物や出来事をモデルにしているということは一切ありません。」と返答している。
*公式サイトのFAQでは「ドラマの原作について教えてください。」という質問に対して「このドラマは井上由美子さんのオリジナル脚本です。特定の人物や出来事をモデルにしているということは一切ありません。」と返答している。
*冒頭で「英語に抱かれた女」というアカウントがSNSでリベンジポルノらしき行動を起こしているシーンがあり、アイコンが手鞠を持った着物姿の美少女キャラであったため、[[坂根輝美|鞠遊事件]]をNHKが把握していると推察する視聴者もいた。
*主役を演じている真木よう子は1年前にリアルでネット炎上被害者となったばかりであり、その甲斐あってかネット民を糾弾するシーンは真に迫った演技力である反面、'''役を借りて言いたいことを言わせてるだけ'''と揶揄されたり、豪快に乳を揺らしながら全力ダッシュで帰宅するシーンが唯一の見どころと茶化す声もあった。
*元農水官僚の作家、[[林雄介]]はツイッターで「実質ドラマ化」のハッシュタグをつけて久々に恒心教徒を煽っていた。


== NHケー ==
== NHケー ==
放送前に[https://www.nhk.or.jp/dodra/enjoh/html_enjoh_bbs.html 感想掲示板]が開設された(通称'''NHケー''')。投稿の殆どが恒心教徒であり事実上の国営[[カラケー]]となっている。<ref>[https://megalodon.jp/2018-1211-1012-40/https://www.nhk.or.jp:443/dodra/enjoh/newbbs_172_enjoh.xml 掲示板の魚拓] カラケーで一般的に利用されている[[ウェブアーカイブ]]サービスのarchive.isでは投稿が表示されない。</ref>
放送前に[https://www.nhk.or.jp/dodra/enjoh/html_enjoh_bbs.html 感想掲示板]が開設された(通称'''NHケー''')。投稿の殆どが恒心教徒だったが<ref>[https://megalodon.jp/2018-1211-1012-40/https://www.nhk.or.jp:443/dodra/enjoh/newbbs_172_enjoh.xml 掲示板の魚拓] カラケーで一般的に利用されている[[ウェブアーカイブ]]サービスのarchive.isでは投稿が表示されない。</ref>、2018年12月12日に管理者により[[尊師語録]]を含んだ投稿、恒心を連想させる名前や[[ハセカラファミリー]]の名前を使用したペンネームの投稿は殆ど[[ポア]]された。<!-- 12月19日現在では教徒が送信したであろう投稿は数件しか公開されていない。なお現在は投稿の受付は終了している。 -->
 
2018年12月12日、BS4Kでの放送に合わせて言論弾圧が行われ投稿が大量削除された。


==評価==
==評価==
「[[ハセカラ騒動]]のドラマ化」という教徒の期待とは裏腹にハセカラ騒動そのものはベースではなく、後述の「くまぇり事件」を始めとした様々な炎上案件をごった煮したような内容であった。
「[[ハセカラ騒動]]のドラマ化」という教徒の期待とは裏腹にハセカラ騒動そのものはベースではなく、後述の「くまぇり事件」を始めとした様々な炎上案件をごった煮したような内容であった。


主人公の無能弁護士っぷりや炎上していく過程はそれなりに生々しくはあるものの、実在していたら自身が炎上しかねない行動力のありすぎるネット記者、証拠もなく手あたり次第に放火犯を決めつける主人公、第一発見者が真犯人であることを突き止められなかった[[国営セコム]]など、全体的に描写が雑であり、一般視聴者からも「まともな人がいなかった」という声が挙がっている。
ネットそのものを害悪と断じる勧善懲悪モノではなく、無策で行動する無能弁護士が自らの認識を改めていく成長物語が主軸になっている。
 
弁護士が主人公なのに[[法廷オフ|法廷での裁判]]シーンがない異色のドラマであり、ハセカラ騒動を知らない一般視聴者からは評価する声もあった。
 
一方で炎上していく過程はそれなりに生々しくはあるものの、実在していたら自身が炎上しかねない思慮に欠けるネット記者、証拠もなく手あたり次第に放火犯を決めつける主人公、第一発見者が真犯人であることを突き止められなかった無能な[[国営セコム]]など描写が雑な側面もあり、一般視聴者からも「まともな人がいなかった」という声が挙がっている。


15日放送当時の[[エビケー]]の雑談スレでもイマイチと感じた教徒が多く、なんJでは過剰にハセカラ騒動を引き合いに出す教徒に対して冗談交じりに「原作厨うぜえ」という声も挙がっていた。
15日放送当時の[[エビケー]]の雑談スレでもイマイチと感じた教徒が多く、なんJでは過剰にハセカラ騒動を引き合いに出す教徒に対して冗談交じりに「原作厨うぜえ」という声も挙がっていた。
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==関連項目==
==関連項目==
*{{Archive|https://www.nhk.or.jp/dodra/enjoh/index.html|https://archive.vn/9yudM|土曜ドラマスペシャル「炎上弁護人」}} - 公式サイト
*[[炎上弁護士]]-尊師の自伝本。
*[[炎上弁護士]]-尊師の自伝本。
*{{wpl|諏訪地方連続放火事件}}(くまぇり事件) - ネットで有名になりたかった悪いものが放火を繰り返した事件
*{{wpl|諏訪地方連続放火事件}}(くまぇり事件) - ネットで有名になりたかった悪いものが放火を繰り返した事件
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[[カテゴリ:唐澤貴洋]]
[[カテゴリ:唐澤貴洋]]
[[カテゴリ:事件]]
[[カテゴリ:事件]]
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番組紹介

炎上弁護人(えんじょうべんごにん)とは、2018年冬にNHKで放送された、SNSの炎上とその弁護を題材にしたテレビドラマである。 11月に尊師初の著書となる炎上弁護士のAmazonの商品ページの著者紹介において、尊師がNHKに取材協力を行ったことが明らかとなった。

12月12日(水)にBS4Kで先行放送(19時 - 20時13分)、12月15日(土)に総合テレビで本放送(21時 - 22時13分)。12月22日(土)の午前0時30分(金曜深夜)から総合テレビで再放送が行われた。

概要

2018年11月6日に尊師が「炎上弁護士〜なぜ僕が100万回殺害予告を受けることになったのか 」の出版を予定していることがAmazonにて判明し、15日には目次と著者紹介が開示された。その著者紹介の中で2018年、NHKドラマ「炎上弁護人」の取材協力を務めるとあり、教徒の身を震わせた。

お気持ち表明所さん!大変ですよクローズアップ現代+玉音放送三部作(と不朽の名作NHKスペシャル 未解決事件 File.02 オウム真理教)で知られるNHKが、開始してすぐのBS4Kで放送するほどなので、それなりに力を入れて制作した作品であろうと思われる。

あらすじ

公式サイトより

【番組について】
渡会美帆(35)は大手の事務所で企業のリスクマネジメントを担当するやり手の弁護士だったが、大手企業の炎上案件をめぐり事務所を追われ、今は自宅兼事務所でネットをめぐる案件を主に担当している。彼女に降ってくるのは、世間やマスコミにバッシングされ“社会の敵”となった人々の案件。そんな彼女の前に、ネットで炎上し“加害者扱い”された主婦・朋美が現れる―。
アウトローな弁護士・美帆と、彼女に助けられながらやがてタフに変わってゆく依頼人の“炎上主婦”朋美。依頼人と弁護士という立場を越えて、二人の女が固い絆で結ばれていくヒューマンドラマ。
【あらすじ】
実家の2階で宅弁を営む弁護士・渡会美帆(真木よう子)のもとに、依頼人の主婦・朋美(仲里依紗)が現れる。彼女のSNSはタレント並みのフォロワー数を誇っていたが、自分に冷淡だったマンション業者のモデル・ルームが火災にあった映像をSNS発信したことで、「拡散を狙った自作自演の放火では?」と疑われ、一気に炎上したのだ。SNSの炎上案件という勝ち目の薄い状況に迷う美帆だが、朋美に対する攻撃のひどさにあえて依頼を引き受ける。だが朋美の自宅がネット民に割り出されて襲撃にあい、さらにマンション業者には信用棄損で訴えられ、高額の損害賠償を要求される。業者側の弁護士・北坂(小澤征悦)は、かつて大手事務所で公私に渡るパートナーだったが、とある案件で美帆を裏切り、事務所を辞める原因となった因縁の相手だった。追い詰められた朋美を守るため、美帆はネット記者の馬場(岩田剛典)と組んで、ネット中継で朋美自ら無実を訴えさせる決断をするが…。

おもな登場人物

渡会美帆

演: 真木よう子

主人公。父親の実家を間借りする宅弁。設定上では小西一郎寄りのアウトロー弁護士で、初期の唐澤貴洋とは違い、積極的に顔を出す。

作中描写ではネットの知識に疎いにも関わらずネット炎上案件を請け負い、向こう見ずな行動で騒動を拡大するお騒がせ弁護士として描かれる。

依頼人を庇うため、不特定多数のネットユーザーを非難したことで自らが炎上騒動の中心人物になってしまう。

過去の経験から「ネットは魑魅魍魎」という認識に固執していたが、様々な人物と関わっていく内に認識を改めていく。

日下部朋美

演: 仲里依紗

炎上した主婦。「マザー・テレ美」のアカウント名で多くのフォロワーを集めていた。

SNS上で様々な対象に不満をぶつけていた所、その対象に「天罰」という面目の制裁が与えられる流れが発生しており、それが自作自演の放火疑惑に結びつけられた。

それまでの「天罰」も含めて関与を否定していたが、1件だけ自作自演の犯行があったことを告白する。

チンフェポジションの人物であるが当人にほとんど落ち度がなく、実家への嫌がらせは岩間好一レベルの過激さで、家庭崩壊から甘芋化寸前にまで追い詰められていく。

上級国民であることを隠して貧民を装っていたのも炎上が過激化した原因とされている。

馬場明

演: 岩田剛典

Webニュース記者。動画配信者として放火の疑いが持たれたテレ美の自宅にしたり、主人公に頻繁に絡んでは生配信をしている。

初期のけんま路線を彷彿させる行動から、なんJの実況では月永と呼ばれていた。

どちらかと言えば主人公に加担する便利屋ポジションであり、ネットに疎い主人公を煽りながらも助言を与えたり、一応の解決策を提案したりする。

馬場によるテレ美の謝罪配信(および主人公からネット民への説教)シーンは演者自身による撮影であり、NHK的には名シーンであるらしく、このシーンだけが単独で公式配信されている。

北坂史郎

演: 小澤征悦

主人公の元同僚にして元カレの悪徳弁護士。いかにも有能弁護士といった風貌。

過去に大手企業の炎上案件を請け負い、裏取引を画策するが企業側の裏切りにより窮地に立たされ、情報リークにより主人公に責任を負わせて大手事務所から叩き出した。

今回の炎上騒動では悪徳企業に加担して慰謝料3000万請求を促し、図らずも主人公と対峙する。

炎上の矛先が主人公に向けられ、過去の情報がガン掘りされた際には再び情報リークを疑われるが、今回ばかりは何もやっておらず、主人公の行動を自爆と評する。

事実を暴かれた後は素直に負けを認め「お前と戦いたくなかったのは本当」と未練を残している様子を見せた。

尊師の元同僚である小西一郎山岡裕明を彷彿させる要素が多い。

プア女

演: 片桐はいり

テレ美の大ファン。その一方でテレ美の弁護人となった主人公に大量の誹謗中傷していた人物。読み方はぷあじょ。

正体は天涯孤独の中年女性「内海ひろ子」であり、テレ美の代わりに放火犯として出頭しようとしていた。

ネット依存症であり「ネットは現実」と言い放ったことは「ネットは非現実」と捉えていた主人公の心境に変化をもたらした。

なんJ実況では岩間邸に凸した岩間のファンにちなんで辻ちゃんと言われていた。長谷川亮太にもワタナベリョウスケという似たようなファンがいた。

近藤昌子

演: 小柳ルミ子

マンション業者であるアステラエスケートの社長。

北坂と共謀してテレ美に高額の損害賠償を要求。会見で嘘泣きを披露して信用棄損の被害者であることをアピールした。

実際の所はブラック企業であることを隠すためのスケープゴートであり、事実を暴かれた後は自らが炎上の矢面に立たされた。

渡会明彦

演: 宇崎竜童

主人公の父親。唐澤洋ポジの人物。雑貨店を営業しており、主人公は2階に弁護事務所を構える。

主人公がネット民に喧嘩を売ったせいで1階の雑貨店が標的にされてしまった。

ネットそのものを立ち向かう敵と捉える主人公に対して「ネット利用者も同じ人間」という至極真っ当な助言を与える。

小宮肇

演: 中村靖日

アステラ物件の火災発見第一人者であり、大怪我を負って入院していた。

アステラの職員であり、ブラック企業であることに辟易して火を放った真犯人。

炎上騒動自体が隠れ蓑にされてしまい途方に暮れていたところ、アステラの悪行を暴く協力者を募る書き込みに釣られて主人公に接触。

監視カメラの映像から当たりを付けていた主人公に説得され、犯行を自白した。

なんJの実況ではその容姿から岡くんと言われていた。

備考

  • スタッフロールに取材協力として唐澤貴洋の名前が確認された。本来弁護士が行うべき法律考証は弁護士法人早稲田大学リーガル・クリニックの神田安積が行っており、NHK側としても尊師は法律考証を委ねるに値しない弁護士だったらしい。
  • 公式サイトのFAQでは「ドラマの原作について教えてください。」という質問に対して「このドラマは井上由美子さんのオリジナル脚本です。特定の人物や出来事をモデルにしているということは一切ありません。」と返答している。
  • 冒頭で「英語に抱かれた女」というアカウントがSNSでリベンジポルノらしき行動を起こしているシーンがあり、アイコンが手鞠を持った着物姿の美少女キャラであったため、鞠遊事件をNHKが把握していると推察する視聴者もいた。
  • 主役を演じている真木よう子は1年前にリアルでネット炎上被害者となったばかりであり、その甲斐あってかネット民を糾弾するシーンは真に迫った演技力である反面、役を借りて言いたいことを言わせてるだけと揶揄されたり、豪快に乳を揺らしながら全力ダッシュで帰宅するシーンが唯一の見どころと茶化す声もあった。
  • 元農水官僚の作家、林雄介はツイッターで「実質ドラマ化」のハッシュタグをつけて久々に恒心教徒を煽っていた。

NHケー

放送前に感想掲示板が開設された(通称NHケー)。投稿の殆どが恒心教徒だったが[1]、2018年12月12日に管理者により尊師語録を含んだ投稿、恒心を連想させる名前やハセカラファミリーの名前を使用したペンネームの投稿は殆どポアされた。

評価

ハセカラ騒動のドラマ化」という教徒の期待とは裏腹にハセカラ騒動そのものはベースではなく、後述の「くまぇり事件」を始めとした様々な炎上案件をごった煮したような内容であった。

ネットそのものを害悪と断じる勧善懲悪モノではなく、無策で行動する無能弁護士が自らの認識を改めていく成長物語が主軸になっている。

弁護士が主人公なのに法廷での裁判シーンがない異色のドラマであり、ハセカラ騒動を知らない一般視聴者からは評価する声もあった。

一方で炎上していく過程はそれなりに生々しくはあるものの、実在していたら自身が炎上しかねない思慮に欠けるネット記者、証拠もなく手あたり次第に放火犯を決めつける主人公、第一発見者が真犯人であることを突き止められなかった無能な国営セコムなど描写が雑な側面もあり、一般視聴者からも「まともな人がいなかった」という声が挙がっている。

15日放送当時のエビケーの雑談スレでもイマイチと感じた教徒が多く、なんJでは過剰にハセカラ騒動を引き合いに出す教徒に対して冗談交じりに「原作厨うぜえ」という声も挙がっていた。

【唐澤貴洋殺す】雑談★149【挫折経験のない、意識高い系の幸せそうな人たち(40)】
601 :無名弁護士:2018/12/15(土) 21:23:44.89 ID:txm3cFRp0
つまんね 
リアリティのかけらもない 

693 :無名弁護士:2018/12/15(土) 21:59:51.87 ID:8U2XvNGb0
つまらなすぎる 

695 :無名弁護士:2018/12/15(土) 22:01:33.19 ID:awc77omv0
はっきり言って唐澤貴洋が取材協力した以外の価値ないよね、このドラマ 
NHKはしっかり罪を認識しなさい。 

771 :無名弁護士:2018/12/15(土) 22:50:36.59 ID:9odALKCa0
真木が神格化されて教祖になってたら最高だったのに 
ハセカラ騒動そのままやるだけの方がぜってえ視聴率稼げるわ 

785 :無名弁護士:2018/12/15(土) 23:06:24.98 ID:c8khCcby0
BKBの存在が事実は小説より奇ナリやから 
 
793 :無名弁護士:2018/12/15(土) 23:43:15.90 ID:VcStL87y0
結局リアルの尊師が一番面白いんやね 
事実は小説より奇ナリ 

795 :無名弁護士:2018/12/15(土) 23:54:09.69 ID:awc77omv0
そら尊師が協力するドラマに期待する方がおかしいやろ 
お前ら真木よう子が無差別開示してMMDモデル作られて脱糞ダンスさせられると思っとったんか 

関連項目

出典・註釈

  1. 掲示板の魚拓 カラケーで一般的に利用されているウェブアーカイブサービスのarchive.isでは投稿が表示されない。


唐澤貴洋
一覧 悪行 - 渾名 - 依頼人 - 開示請求 - 裁判 - ドメイン - Twitterフォロー(@KoushinLawfirm) - 発言 - メディア - 新聞記事 - Twitterフォロー(@CallinShow) - GC2フォロー(@takahirobinson) - noteフォロー
法律事務所関連 坂本総合法律事務所(小西一郎 - 坂本雄三 - 立石邦男) - 恒心綜合法律事務所(阿部通子 - 渡邊恵美) - 法律事務所クロス(山岡裕明 - 山本祥平) - 法律事務所Steadiness(原田學植)
親族 唐澤吉信(祖父) - 唐澤洋(父) - 唐澤厚子(母) - 唐澤厚史(弟) - 河野唯一(曽祖伯父) - 河野光次(曽祖伯父) - 河野多満(曽祖伯母) - 河野一三(曽祖父) - 河野一英(祖父) - 河野典男(大叔父) - 河野喜代(祖母) - 河野一郎(伯父) - 河野厚子(母) - 村井啓助 - 山田カズコ
依頼人 銀座ジュエリーマキ - 東京藝術大学 - 国立音楽院 - 長谷川亮太 - ジオネクスト - WILLER - アーティスクリニック - うしじまいい肉 - 西村博嗣 - 高橋嘉之 - 藤崎空 - ヤマレコのマツ - 重光由美 - DIOジャパン - ステロイド患者 - サイモントン療法協会 - 伝創社 - フジテックス - ロイヤルネットワーク - Amazon規約違反者 - 20代女性 - 米川伸生 - 川上量生 - 立花孝志 - 藤吉修崇 - 籠池泰典 - 石塚由有 - Z李 - いただき不二子 - テスタ
関連する弁護士 岡正晶 - 清水陽平 - 神田知宏 - 中澤佑一 - 川﨑美奈 - 宇都宮健児 - 奥村徹 - 小倉秀夫 - 壇俊光 - 樋口收 - 九州の同期 - 北周士 - 福永活也
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