「唐澤貴洋エクシア本社立ち入り事件」の版間の差分
>貴洋のホルマリン漬 (→教徒の反応) |
>貴洋のホルマリン漬 |
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== 2度目の[[週刊文春]]記事 == | |||
2023年2月2日、文春オンラインにて児玉博のエクシア追及記事が再び投稿される。 | |||
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{{Archive|https://bunshun.jp/articles/-/60477|https://archive.md/Q8OC7|《返金の訴訟続出》「借金」「改名」「キャバ嬢との別れ」「“偽装”離婚」500億円詐欺疑惑の投資会社「エクシア」は内部崩壊中 その1}}<br> | |||
{{Archive|1=https://bunshun.jp/articles/-/60477?page=2|2=https://archive.md/IjPmX|3=その2}}<br> | |||
{{Archive|1=https://bunshun.jp/articles/-/60477?page=3|2=https://archive.md/jRDLV|3=その3}}<br> | |||
{{Archive|1=https://bunshun.jp/articles/-/60477?page=4|2=https://archive.md/HQQ1S|3=その4}} | |||
<div class="mw-collapsible-content"><poem> | |||
文春オンラインが『[[唐澤貴洋エクシア本社立ち入り事件#週刊文春記事|《500億超の巨額詐欺?》社長は一晩で数千万使い、社員の給料は月額2億! 絶好調に見えた投資会社「エクシア」に裁判所が“踏み込んだ”理由「会社は対応を拒否」]]』という記事を掲載したのが昨年10月27日だった。通常ではあり得ぬような投資効率をうたって莫大な資金を集め急成長してきた投資会社「エクシア」の実態がきわめて胡乱であり、資金繰りに苦慮していることを指摘したその記事は、経営メンバーの放埓な生活ぶりもあって大いに注目を集めたようだ。 | |||
それからおよそひと月後、投資会社エクシアは、「経営体制の変更」を謳い、本社の移転を発表する。引っ越し先は、「墨田区江東橋2丁目」。JR錦糸町駅にほど近い場所だった。かつて港区六本木にそびえ立つ「六本木グランドタワー」15階の1052坪を専有し、毎月5千万円の家賃を支払っていた企業の移転先としてはいささか手狭な場所だった。 | |||
'''きっかけは、ある情報提供者のTへの接触''' | |||
文春オンラインでの報道は、金融庁でもコピーされ然るべき部署で回覧されていたという。それは金融庁に被害者代理人の弁護士が頻繁に訪れるようになったからだ。エクシアに対する訴訟は全国で起こされ、総数は50件にも迫ろうとしている。中には地元警察が事件を受理したとの情報も流れている。 | |||
本社の移転先のあまりの落差にエクシア破綻の噂が駆け巡った昨年12月半ば、やはりエクシアに対し訴訟を起こしている東京・港区のある弁護士を訪ねて来た男がいる。エクシアのNo.2関戸直生人だ。記事の中で“月収”は2億円だと語っていた最高幹部の1人である。 | |||
今まで沈黙を守っていた男が、よりにもよってなぜ敵対する弁護士を訪ねて来たのか。この弁護士を仮にTとしておく。きっかけは、ある情報提供者のTへの接触だった。 | |||
'''息子の通う保育園の情報までが筒抜けに''' | |||
「関戸と連絡がつくかもしれません」 | |||
こう書かれたメールには、関戸のひとり息子の通う保育園の父兄たちの間だけで使われているというメールアドレスが記載されていた。 | |||
情報提供を受けた弁護士Tがそのアドレスにメールを送ると30分もたたずに関戸から返信が来た。「なぜこのメールアドレスを知っているのか」と。関戸が疑心暗鬼になるのも無理はなかった。息子の通う保育園の情報までが筒抜けになっている。包囲網はすぐそこに迫っていた。 | |||
'''“騙し取られた”金を一部でも取り戻そうと裁判を決意''' | |||
関戸の動きは早かった。Tとの間でメールのやりとりをした当日、関戸は自分の弁護士を帯同してTの事務所を訪ねて来た。 | |||
「菊地(翔・エクシア代表)に相談したんですが『お前、お金あるんだから自分で探せよ』って言われちゃって自分で探した先生なんですよ」 | |||
関戸は自分の弁護士をこんな風に紹介した。どことなく菊地との距離感を感じさせる口ぶりだったとT弁護士は言う。 | |||
T弁護士は被害者の代理人として、“騙し取られた”金額の一部でも取り戻そうとしていた。そのために「エクシア」幹部の資産逃れを防ぐために「仮差押」の裁判を起こそうとしていた。 | |||
'''関戸の“財産隠し”にストップをかける''' | |||
「財産の処分をしようとしているのですか? それは酷いですよ、関戸さん」 | |||
Tがこう言うと、関戸は悪びれた風もなく「僕にはもう財産はないですよ」と返した。関戸の説明はこうだ。実は妻とはすでに離婚しており、慰謝料として財産は妻に渡してしまったのでもう自分には財産は残っていない、と。差し押さえの手が届かぬようにするための“偽装離婚”と“財産隠し”ではないのか――Tはそう疑った。 | |||
関戸が処分したと主張する財産とは、渋谷区代官山の高級マンション。キャッシュで買ったという「プラウド代官山」の一室は、中古市場でも2億円を下ることはない。 | |||
「だから僕にはもう財産はありません。税金も滞納しているような状態なんです」 | |||
関戸はこう言うが、T弁護士は関戸と妻がまだ家賃数百万円といわれる別の高級マンションに同居していることも確認していた。T弁護士は、東京地裁での「仮差押」の手続きの中で、関戸が財産の処分を図っていることをすでに知っていた。 | |||
「先を越されたと思って焦った」というT弁護士は、関戸の財産の名義変更手続きを禁止する「処分停止の仮処分」を東京地裁に起こしている。売り抜けた高級マンション以外の“財産隠し”にストップかけることになる。 | |||
'''大阪のキャバ嬢「ひめか」に数億円つぎ込む''' | |||
Tの事務所に現れた関戸は努めて冷静さを保とうとしていたという。 | |||
「最近、菊地とはどうなのか? 今後のことについても話しているのですか?」というT弁護士の質問に対し、関戸は「このところ会ってもない」と実にそっけない返事をするだけだった。 | |||
カネが回らなくなっているエクシアの内部崩壊を予感させるような雰囲気が関戸からは滲んでいたそうだ。 | |||
一方、エクシア代表の菊地翔は何をしているのか。大阪のキャバ嬢「ひめか」にとことん入れあげ、尋常ならざるカネをつぎこんでいることは既に報じたとおりだ。記事の出た後、菊地とひめかとの間に距離が出てきたとは聞いていた。ひめかは周囲から菊地と縁を切るよう勧められていたという。 | |||
事態が動いたのは今年に入ってからだった。ひめかは突如としてTwitterで「皆様からのご指摘のある菊地翔」について「今までの気持ちと今の気持ち」を表明する。かいつまんで言うと、尊敬する客として接しているうちに好意を抱いてしまったが、周囲から菊地の仕事のよろしくない評判を指摘され、別れを決心したというものだ。 | |||
菊地はひめかに数億円はつぎ込んだとも言われている。傷心の菊地は、昨今はもっぱら東京・六本木にあるバー「アゲイン」に入り浸りになり夜ごと泥酔しているという。 | |||
'''地元の高校を卒業後、「東京モード学園」に進学''' | |||
エクシアに対する訴訟が増える中、菊地は社内のある幹部と別の投資会社を立ち上げようとしていた。その動きは関戸らほかのエクシア幹部には伝えず秘密裡に計画されたものだったが、資金集めなどが上手くいかずその話は立ち消えになった。 | |||
こうした状況でも菊地は次々と新たな儲け話を考え、カネを集めようとしているのである。そして巨額の資金を集めては放蕩を繰り返す。この特異な男はどんな風に生まれたのか。 | |||
菊地は北海道札幌市で生まれた。父は保険会社に勤めるサラリーマン。母は専業主婦。地元の高校を卒業し、東京の専門学校「東京モード学園」に行く菊地を数人の友人らが千歳空港で見送った。 | |||
「頼平、頑張れよ」 | |||
友人らは口々に励ました。この頃、菊地はまだ「翔」ではない。「頼平」と呼ばれていた。そう、菊地の本名は「菊地頼平」(きくち・よりへい)だった。後に取得する「翔」とは余りに落差を感じる古風な名前だ。 | |||
'''ネイルサロンの経営で失敗 多額の負債から逃れるために改名''' | |||
友人らによれば、「東京モード学園」を卒業した菊地は、借金をしてネイルサロンの経営に手を出していた。当時は、「なにかやってからでないと札幌には帰れない」と語っていたという。一旗上げねば故郷には帰れないという意識が強かった。 | |||
けれども、ネイルサロンの経営は上手く行かず、結果として菊地には借金だけが残った。4500万円。20歳を超えたばかりの若者には大きすぎる負債だった。この負債から逃れるため、菊地は名前を変えることを思いつく。「頼平」改め「翔」。飛翔――何者かになりたいという思いがその名前を選ばせたのか。 | |||
かつて菊地は東京歌舞伎町にある店舗で働くキャバ嬢がお気に入りだった。菊地は彼女のもとに相当通った。席に着き、高い酒を並べては自らのたどってきた道を彼女に聞かせてきた。聞かせてきたというよりも、恐らく聞いてもらいたかったのだろう。それは菊地の承認欲求のようでもあった。 | |||
ネイルサロンの経営で失敗し、多額の負債を負い、それから逃れるために改名までしたこと、歌舞伎町のほかのキャバクラで皿洗いなども経験したと語っていたという。 | |||
'''東京だけでなく地方からの訴えも増加''' | |||
菊地は酔っ払うと、情報商材で相当に儲けたことを自慢げに話すのが好きだった。どうということもない商品に幾重にも言葉の衣をつけて見栄えを良くしては、売り飛ばし儲けてきたことを饒舌に語った。空虚なものをさも実質があるかのように見せる、菊地にはそういう言葉の巧みさがあった。 | |||
菊地の住民票を追いかけた弁護士によれば、若い頃は豊島区池袋に住んでいたことがわかっている。しかし10年ほど前から港区内での転居を繰り返すほど羽振りが良くなっていた。今でも住むのは現金で買った、大手ディベロッパーが手掛けた大規模商業ビルの高級レジデンスである。購入金額は3億円と言われている。 | |||
菊地と関戸という大幹部の仲が微妙な陰りを見せ始めているエクシア。同社に対する訴訟は相次ぎ、東京だけでなく地方からの訴えも増えてきた。2023年1月、警視庁では捜査2課長が代わった。その交代を機にエクシアへの捜査が行われるのではないかという情報が飛び交う。六本木グランドタワー15階から巷を睥睨していた菊地と関戸。彼らの目に映る風景は、一変したに違いない。投資会社エクシアの包囲網はじりじりと狭まっている。 | |||
</poem></div></div> | |||
記事内では'''[[唐澤貴洋|T]]'''と名前がぼかされているが、誰の事なのかは言うまでもない。Tも自身のツイッターでこの記事に言及しており、かなり盛った記事なので間違いがある<ref>{{Archive|https://twitter.com/CallinShow/status/1621114744466964480|https://archive.md/FRTNa|2023年2月2日のツイート1}}</ref>、想像で付け足しされて憤りを感じる<ref>{{Archive|https://twitter.com/CallinShow/status/1621117230896529412|https://archive.md/uKw8e|2023年2月2日のツイート2}}</ref>と酷評している。 | |||
== 註釈 == | == 註釈 == |
2023年2月2日 (木) 22:45時点における版
唐澤貴洋エクシア本社立ち入り事件(からさわたかひろ-ほんしゃたちいりじけん)とは、2022年10月3日、唐澤貴洋が東京地方裁判所の職員とエクシア事実追及者ながの*ていTwitter:@samuinokirai6、ノンフィクション作家児玉博と共に証拠保全のためエクシア本社に突入した事件である。
概要
裁判所は、あらかじめ証拠調べをしておかなければその証拠を使用することが困難となる事情があると認めるときは、申立てにより、証人尋問、当事者尋問、検証、書証の取調べ等をすることができる(民事訴訟法234条)。
訴えの提起前に裁判所に申し立てるのが通常であるが(同法235条2項)、訴えの提起後であっても申立てが可能である(同条1項)。
証拠保全のwikipediaより
唐澤貴洋は2022年8月23日「明日、裁判を起こす[1]」と呟いており、裁判所の決定に基づき証拠保全のために2022年10月3日六本木にあるエクシア合同会社に担当裁判官、書記官らと訪れたと見られる。
しかしエクシア側は証拠保全に非協力的であり、更に受付に詰め寄る唐澤貴洋[2] を盗撮するなど徹底抗戦の構えを見せた。
唐澤貴洋の発言
メンツを潰された唐澤は怒りに任せ、Twitterを大量更新した。
一番上の報告は裁判する前にSteadiness側が当たり証拠保全を求めたので裁判所の職員と一緒に行ったためだと推定される[3]。唐澤貴洋からは厳しい口調で批判されている。お前も盗撮してTwitterに晒してただろ。
一方、同僚の原田學植は法律事務所Steadinessの歌の一節をツイート[4]し唐澤を鼓舞、唐澤もリツイートするなど事務所の団結力は高まった模様。
エクシアの反撃
更に事件は起こるのだ。エクシアは唐澤貴洋とながの*ていと裁判所の職員がエクシアに来た際の盗撮画像をインスタのストーリーで開示した。加えて今回の立ち入りをエクシアは不法侵入と見なし、唐澤貴洋とながの*ていの立ち入りの様子の証拠を麻布警察署に提出し、刑事並びに民事上の責任を追求することを表明した。なお唐澤貴洋は以下のように猛反論している。
https://twitter.com/CallinShow/status/1576905924950003713(魚拓) |
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正当業務行為だから、証拠保全決定への理解がないんだな。 |
https://twitter.com/CallinShow/status/1576906499170832387(魚拓) |
インスタのストーリーじゃなくて、ちゃんと会社のプレスリリースとして出すんだな。 |
https://twitter.com/CallinShow/status/1576907639182630912(魚拓) |
盗撮画像もストーリーに上げて、まともな企業じゃないな。 |
https://twitter.com/CallinShow/status/1576907880304848896(魚拓) |
盗撮画像をインスタのストーリーに上げるってまともじゃないよな。 |
https://twitter.com/CallinShow/status/1576912714479579138(魚拓) |
https://twitter.com/CallinShow/status/1576914522908282880(魚拓) |
裁判官も撮影してるけど、それは晒さず。 |
教徒の反応
マヨケーではエクシアによる唐澤貴洋の盗撮や麻布警察署への相談し徹底抗戦する姿勢を表明したことを讃える声が上がった[7]。教徒からは
と熱い声援が送られた。また、唐澤貴洋の反論の中で証拠保全手続きへの理解がないとあったのだが、証拠保全手続き自体は拒否可能で法律上の強制力も無いため[10]、エクシア側が立ち入りを拒否したにも関わらず無視して立ち入りを続けていた場合、不法侵入に該当する可能性もあるのではとも指摘された[11]。後にエクシアサイドも今回の立ち入り事案について「制止を無視して正当な理由がないにも関わらず無断で侵入した」として不法侵入に該当すると反論している。
なんGでも【悲報】唐沢弁護士、犯罪者になってしまう(魚拓)というスレが立ち、「いつかやると思ってたわ」「弁護士ごっこで不法侵入したってマジなのですか?」「無能だとは知ってたけどついに犯罪者かぁ」と逮捕を期待させる書き込みや「コイツいっつも面白いことしてんな チンフェはいつになったら風化させて貰えんねん」とチンフェを気の毒がる者まで出た。
週刊文春記事
2022年10月27日、文春オンラインにて児玉博のエクシア追及記事が投稿される。
《500億超の巨額詐欺?》社長は一晩で数千万使い、社員の給料は月額2億! 絶好調に見えた投資会社「エクシア」に裁判所が“踏み込んだ”理由「会社は対応を拒否」 その1(魚拓)
その2(魚拓)
その3(魚拓)
その4(魚拓)
その5(魚拓)
「こちらは東京地方裁判所です。証拠保全の執行に来ました」
ガラス張りの外観に高さ250メートルの威容。東京・六本木の街中でもひときわ目立つ「住友不動産六本木グランドタワー」15階に入居する「エクシア合同会社」(以下、エクシア)の受付に朗々とした声が響いたのは10月3日12時30分のことだった。
声の主は東京地方裁判所民事第8部の裁判官。「証拠保全」とは、原告側の申請に基づき、裁判所の認可を経た上で裁判官が執行官となり、原告弁護士とともに現地に赴いて被告側の手元にある証拠などを写真などに収めて記録することだ。医療訴訟の現場などで、病院側のカルテの改竄を未然に防ぐために、原告となる患者側からなされることが多い。
エクシアは現在、出資金の返還を求める数件の訴えを抱えている。今回の証拠保全の執行は、民事裁判の過程で生じた手続きだ。
事前に実行日時などは通知されているため、その気になれば証拠改竄をすることも、十分な対応策を練る時間もある。つまり「証拠保全」が抜き打ちで行われることはない。ゆえに、証拠を差し押さえられる側もそれなりの準備をしてから実行日を迎えるのが普通だ。当然、裁判官による証拠保全作業はさしたる抵抗もなく、粛々と進むのが通常である。
しかし。
受付の従業員は「対応をしておりますので」と答えるばかり
結論からいえば、エクシアは東京地方裁判所の裁判官による証拠保全手続きを拒否した。裁判官が何度も証拠保全の趣旨を説明し、対応を求めようとしても、受付の従業員は「対応をしておりますので」と答えるばかり。そのうち従業員は無言でカメラを取り出し、受付のデスクの上に置いて証拠保全に立ち会う関係者を動画に収め始めた。
裁判官が幾度となく法律にのっとった執行であることを説明しても、受付は「対応をしていますので」の一点張りだった。業を煮やした裁判官は「東京地裁の✕✕です。事前の通知をしておりますよ。担当者を出しなさい」とやや口調を強め、自らの身分を強調するように自分の名刺をカメラのレンズに近づけた。
「一体どうなっているんだ」裁判官は思わずそうこぼした
「一体どうなっているんだ」裁判官が思わずこぼしたセリフには、異常な対応を繰り返すエクシアへの怒りが滲んでいた。
担当者の現れぬまま、時刻が13時を回った頃だった。仕方ないな、とひとりごちた裁判官は、同行した書記官に時間を記録するように指示し、受付の前を通り過ぎ、オフィスに連なる廊下に赴いた。
「当裁判所(東京地裁)は申立を理由あるものと認め、次の通り決定する」
こう声を張り上げ、裁判所が保全を認めた「証拠」の項目を読み上げていく。それは「会社定款」から始まり、「菊地翔(「エクシア合同会社」代表社員)宛の役員報酬明細書」、「エクシア合同会社名義の銀行預金口座、証券取引口座の取引履歴」など。保全の対象になった項目は20に及んだ。
裁判官の朗読が終わってもなお、エクシアの担当者はあらわれない。異様な状況の中、裁判官は「(証拠保全の執行について)拒絶ということでよろしいですか」と確認し、「それでは、以上の検証目録、物件について提示命令を出します」と宣言した。
裁判官の心証をどれだけ損ねようが、協力する義理はない
そもそも証拠保全の執行に強制力はなく、裁判官立ち合いの元、原告側弁護士の求めに応じ、被告側が求められた証拠を提示する――あくまでそういう“紳士的”な執行作業なのである。紳士的な取り決めにとどまるとはいえ、裁判所が必要と認めた証拠を、裁判官立ち合いのもとで吟味するということの意味は大きい。
証拠保全の執行は、係争中の裁判について判断する裁判官が担う。つまり訴訟の全関係者が一堂に会するようなもので、その場での落ち度は裁判官の心証に直結し、先々の判決に影響を与えかねない。普通はそう考える。
しかし、訴訟に自信があったり、初めから裁判の結果など思案の外だとしたらどうか。裁判官の心証をどれだけ損ねようが、証拠保全などに協力する義理はない……そういう考えが浮かんでもおかしくはない。東京地裁の担当者を迎えてもなお、異様な“対応”を続けているエクシアという会社は、自信があるのか、はたまたハナから訴訟を投げているのか。
“天才的なトレーダー”として才能を開花させたという伝説
「エクシア合同会社」の設立は2015年にさかのぼる。代表社員(株式会社における代表取締役にあたる)の菊地翔は1977年生まれ。東京モード学園を卒業後、6年半の間にFX取引を独学で学び、“天才的なトレーダー”として才能を開花させたという伝説がある。
同社の“出資者”はおよそ5000人、実に530億円以上の資金を集めている。莫大な出資金を集めた錬金術はさほど複雑ではない。端的にいえば、「貸付」と「投資」の単純なスキームである。以下に説明しよう。
投資の世界ではあり得ないようなパフォーマンス
まず「合同会社」であるエクシア本体が、社員権販売の名目で出資者を募る。次いで集めたカネを、シンガポールにある子会社の「エクシアプライベートリミテッド」に貸し付け、運用させる。そこで生じた運用益と、貸し付けの返済金がエクシア本体に入る。さらに、同じく投資を主な業務とする「エクシア・アセット・マネジメント」と「エクシア・デジタル・アセット」の2法人が存在し、どちらも会計上は子会社になっている。
子会社を通じて資産や株式の売り買いして利益を上げるというのが、エクシアという会社のビジネスモデルである。金融取引業者が出資者を募るのはハードルが高い。しかし、「合同会社」にすれば、金融取引会社などに課せられる”縛り”から解放される。「アセット・マネジメント」と「デジタル・アセット」の2社は当然、金融取引業の免許を取得している。が、実質的にファンドに等しいエクシア本体は合同会社という形態を取り、金融取引業などの免許は取っていない。
金融庁の軛を避けるために「合同会社」の体を取るというのは過去にも例がある。「社員権」を売りさばいては出資を募り、社業の実態などないまま配当金だけが膨らんでいく。資金が回らなくなり、やがて出資者にリターンを払えなくなったとして詐欺事件に発展したケースは少なくない。
かように「合同会社」は怪しげなスキームをとりがちだ。だが、それでもエクシアは500億円以上もの金を集めた。それだけ投資家の支持を得たのだ。なぜエクシアがこれほどの集金力を誇ったのか。詳細は後述するがエクシアの運用益、パフォーマンスは、投資の世界ではあり得ないような数字が並ぶ。
2016年から2019年までの年間運用利回りを列挙する。
2016年 97.36%
2017年 43.84%
2018年 43.99%
2019年 35.33%
驚くべき数字であり、これだけのパフォーマンスを見せられれば、このゼロ金利の時代、少々の怪しさに目をつぶってでも投資したくなるのが人情か。
お気に入りのキャバ嬢と高級シャンパンを開ける様子を連日アップ
エクシアへの投資が急増した背景にはコロナ禍もある。多くの個人、事業者の中には、補助金で“コロナ太り”した者たちも少なくない。降って湧いた“コロナマネー”はもともと行き先を探していた。そこにエクシアの魅力的なパフォーマンスを見せつけられれば、カネの行き着く先はおのずと決まったようなものだった。
エクシアの膨張と比例するように、幹部らの行動も派手さを増して行く。自称“天才的なトレーダー”菊地翔はインスタグラム上では“かけるん”というハンドルネームで活動していた。お気に入りのキャバ嬢と高級シャンパンを開ける様子を連日アップし、一晩で数千万円を使うようなことも珍しくなかった。
2021年に放送された日本テレビ『それって⁉実際どうなの課』において、バブリーな生活を紹介されたのはエクシアの営業ヴァイス・プレジデント北川悠介だ。タレントが訪ねた北川の自宅は家賃125万円と紹介されていた。台所にはルイ・ヴィトンのストローがあり、シューズクローゼットは同じくヴィトンの靴で埋めつくされていた。メルセデス・ベンツのカスタマイズは2台あわせて6200万円。一般企業のサラリーマンでは到底考えられぬ生活ぶりだ。
極めつけは同社シニア・ヴァイス・プレジデントにして菊地に次ぐナンバーツーの関戸直生人だろう。2020年5月3日、《「エクシア合同会社」ナンバー2 関戸直生人による会社説明会と出資勧誘》と題された動画がYouTubeに投稿された。約1時間40分にも及ぶ関戸の独演会は、興味深い話題と要素がちりばめられていた。
動画の冒頭、関戸はいきなり自身の2020年3月の給与明細を公開する。そこには「差し引き支給額」として271037786円という数字が刻印されていた。位をつけよう2億7103万7786円である。年収ではない。月収だ。次いで関戸はこともなげに言う。
「今年だけでも税金は4、5億円は払っていると思うよ」
「来年中には1000億円を越えるかもしれない」
この動画の公開時点で、出資者は累計で4152人。出資総額は170億円と説明している。毎月10億円から20億円のペースで出資は増えており、このままのペースだと「来年中には1000億円を越えるかもしれない」とも語り、この驚異的な実績をこんなふうにたとえた。「簡単にいうと、100万円を出資すると、それが年間35万円から60万円増えるっていうイメージですね」
それだけ自信を持って薦めているし、自らの母や祖母も投資していると笑って見せた。動画の中の関戸は、終始自信に満ちている。申し込みはインターネットで簡単にできると前置きし、エクシアへの投資手続きはすべてシンプルだと主張した。
「解約もすぐできるし、利益出金申請もできるんで」
シンガポール法人は債務超過に陥っていた
月給2億7000万円の男の言うことはどこまでもいいこと尽くめだった。しかし、エクシアの莫大な利益の稼ぎ頭であるシンガポールの現地法人の決算書を見ると、エクシアの謳う驚異的なパフォーマンスや関戸の甘言がにわかに信じられなくなる。
シンガポールの現地法人「エクシアプライベートリミテッド」の2017年から2018年の決算書の「TOTAL ASSET」(資産)の項目には「4236シンガポールドル」と記載されている。当時の為替相場で1シンガポールドルはおよそ81円。つまり、同社の資産はわずか「34万円」に過ぎない。またその決算書の「TOTAL LIABILITIES」(負債)の項目には「115821」とあり、円換算でおよそ938万円の負債があることもわかった。
つまり、この時点でシンガポール法人は債務超過に陥っていたのである。そんな状態の法人を抱えるエクシアは、2017年と18年でそれぞれ43.84%、43.99%の利回りを叩き出している。
究極の自転車操業詐欺“ポンジ・スキーム”にあたるのではないか?
こんなことが通常の投資ファンド経営で可能なのだろうか。
先の動画の中でエクシアのナンバーツーである関戸は、解約希望には簡単に応じること、利益出金申請にもすぐに応じると明言していた。ところが、2022年の5月頃から出金の申請対応を渋り始めている。
高利回り高配当、随時解約、即座に出金――魅力的な宣伝文句を謳ってきた会社が、今年になってカネを出さなくなった。これは一体どういうことか。出資者たちも不審の念を抱き始めた。冒頭でも記した通り、返金や利益出金を求める訴訟が同社に対して増え続けている。
エクシアの事業は“ポンジ・スキーム”にあたるのではないかとかねてから囁かれてきた。希代の詐欺師チャールズ・ポンジに由来するこの詐欺は、最初に出資した者たちに、後から出資された出資金をあたかも運用益のように騙って払い続ける究極の自転車操業詐欺である。
エクシアは投資の世界では異常ともいえる高パフォーマンスを騙り、次々に出資者を募ってきた。引きも切らない新規の出資金は、既存の出資者に運用利回りの成果として配当されていたのかもしれない。
2022年5月20日。出金の制限が続くエクシアで、あるレセプションがあった。YouTubeで柔軟な出金対応をしていると胸を張っていた関戸の発言に注目が集まらないはずはなかった。
「昨秋からエクシアはひどい風評被害にあっている」「エクシアは事業会社であり、詐欺会社ではない」
関戸はそう繰り返した。しかし出資者から、「解約にも応じる、出金申請にも応じると言っていたじゃないか」と質問が飛ぶと、「ご迷惑をおかけしている」と言うばかり。なぜカネを出し渋るのかの理由については語ることはなかった。
東京の一等地に立つ一流ビルから撤退か?
筆者がここまで書いたところで、ある大手不動産会社の関係者から連絡があった。
「六本木グランドタワー15階、1020坪の募集がかかっています。契約開始は来年の5月となっています」
住友不動産六本木グランドタワー15階は、エクシアとその関係会社で占められている。その契約が来年5月で切れるという。東京の一等地に立つ一流ビルへの入居は、エクシアという会社にとっては成功の証であり、信用そのものだったはずだ。その場所を去るということは何を意味するのだろうか。
なぜ証拠保全の執行を拒んだのか、出資者たちの訴えをどう捉えているか、エクシアに取材を依頼したが、今に至るも対応はない。
児玉博は堤清二の記事で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞するなど、企業問題を中心とした記事を得意とするノンフィクションライターである[12]。唐澤との関係は不明ながらエクシア問題を追及していく過程で知り合い、証拠保全の場に同行したと見られる。専属のカメラマンによる複数の写真が記事に掲載されている。
児玉の記事により、唐澤の裁判は東京地方裁判所民事第8部(商事部)[13]が担当していることが明らかとなった。2022年10月より東京地方裁判所民事第8部は東京地方裁判所中目黒庁舎(ビジネスコート)に移転しており、今後唐澤とエクシアの裁判は中目黒で開廷すると見られる。
また記事中には「原告代理人たち」と弁護士が複数いることが記載されているが、エクシアが公開したのは唐澤とながのだけであり、原田など他にも弁護士がいたかは不明。
児玉はエクシアを「異様な対応」としながらも「訴訟に自信があったり、初めから裁判の結果など思案の外だとしたらどうか。裁判官の心証をどれだけ損ねようが証拠保全などに協力する義理はない……そういう考えが浮かんでもおかしくはない。」とエクシア側が裁判結果に興味が無いため、証拠保全に応じなかったのではないかと推測している。
唐澤は記事を1ページづつ紹介しようとツイートしたようだが、実際はすべて同じアドレスの記事を7連発でツイートし[14][15]、児玉の記事を絶賛した。
マヨケーでは「週刊誌なんていつ尊師の過去の失態ほじくり返したり触れられたくない自分語りしてない過去のエピソード聞き出してきたりしてきてもおかしくない相手なのによく同行させたな[16]」となりふり構わない尊師の態度に疑問を呈する声や昨日のキャバけんまは児島も同行したのではないかとの推測がなされた。
【唐澤貴洋殺す】雑談★41【ストーカー弁護士】【tk0104@i.softbank.jp】>>656-658(魚拓) - マヨケー 656 :一般カタルーニャ人:2022/10/27(木) 20:06:23.17 ID:wD3ymaJd0 鬼の首を取ったようとはまさに尊師のこと お前が取るべきなんは依頼人の出資金やで 657 :一般カタルーニャ人:2022/10/27(木) 20:45:59.52 ID:A24nQ/6m0 ガーミーに憧れて追及者ごっこやっているけどお前がやるべきことは依頼者の出資金を回収することなんやで 658 :[´・ω・`] tor-exit1-terrahost03.tuxli.org:2022/10/27(木) 20:55:54.75 ID:t3Ly3SGX0 ゲスな週刊誌味方につけて喜んでる弁護士ってもうその時点で人として終わっとるな 文春砲とかいってはしゃいでる層はデブみたいなおつむの足りない連中なんだと改めて実感したわ
翌日の28日、エクシアのHPには以下の反論が掲載された。全文は該当レス(魚拓)を引用している。
文春オンラインにおける報道記事について(魚拓) - 2022.10.28
エクシア合同会社(本社所在地:東京都港区六本木、代表社員:菊地翔、貸金業 東京都知事(1)第31796号、以下「当社」)は、10月27日、株式会社文藝春秋が運営する文春オンラインにおいて配信された当社に関する記事(以下「本件記事」)につきまして、以下のとおり、お知らせいたします。
まず、本件記事中、当社が証拠保全手続を拒否したことが「異常」との記載がありますが、証拠保全決定書記載の文書は、当社事業上の秘密情報(法律上は「技術又は職業の秘密に関する事項」)であり、開示すると、当社事業に経済上重大な打撃を与え、事業遂行が不可能又は著しく不可能になるために、開示を拒否したものであって、開示を拒否する正当な理由に基づくものです。
また、本件記事中、当社が「高利回り」「高配当」「随時解約」等の宣伝文句を謳った旨の記載がありますが、当社はこれまでこのような宣伝をしたことはありません。当社は、出資の払戻しに関する指標を公表してきたことはありますが、「高利回り」等の利益に関する指標を公表してきたことはありません。また、当社は、出資や持分の払戻しを実施してきたことはありますが、これまでに利益の配当を実施したことはありませんので、当然「高配当」もしたことはありません。さらに、払戻しは、当然のことながら、従前から契約上の制限があり、決して「随時解約」できるものではありません。
以上のように、本件記事は、「高利回り」「高配当」「随時解約」という事実と異なる虚偽の事実を前提に、当社をポンジスキーム(本件記事によれば「出資金をあたかも運用益のように騙って払い続ける」スキーム)であるとして当社の名誉を毀損する記事であり、断じて許すことはできないものです。
なお、本件記事中、「エクシアに取材を依頼したが、今に至るも対応はない」との記載がありますが、当社は文藝春秋社の取材依頼を拒否したことはなく、同社は、当社に対して取材により真偽を確認することもないまま、以上の虚偽の事実に基づく名誉毀損行為をしたものであり、極めて悪質なものです。
当社は、本件記事について文藝春秋社へ抗議するとともに、必要に応じて法的措置をとってまいります。
エクシアによる2度目の声明公表
2022年11月11日、唐澤貴洋らによるエクシア立ち入り事件に関するプレスリリースが更新された。Instagramのストーリーでの声明文は以前公表されていたが、今回の声名文はHP上に掲載された。全文は該当レス(魚拓)を引用している。
裁判官による違法な証拠保全手続の強行について(魚拓) - 2022.11.11
エクシア合同会社(本社所在地:東京都港区六本木、代表社員:菊地翔、貸金業東京都知事( 1 )第31796号、以下「当社」)は、2022年10月3日、東京地方裁判所の裁判官(以下「本件裁判官」)が、証拠保全手続名目で、複数の氏名不詳者を連れ立って当社オフィス内に無断で侵入した上、当社業務を妨害した件(以下「本件証拠保全手続」)につきまして、その内容及び対抗措置について、以下の通りお知らせします。
1 証拠保全手続には法律上何らの強制力はなく、裁判官の無断侵入行為は憲法35条1項に反する重大な人権侵害です
民事訴訟法上、証拠保全手続には強制的にオフィス内に立ち入ることができる権限は何ら認められておりません。そのため、裁判官が同手続目的のために当社オフィス内へ強制的に侵入したことは、国民の住居の不可侵を定めた憲法35条1項に違反する重大な人権侵害というほかないものであり、裁判官として到底許されるものではありません。
2 本件裁判官らの暴挙の詳細
当社は、過日お伝えした通り、当社事業上の秘密情報(法律上は「技術又は職業の秘密に関する事項」)を保護する観点から、当社オフィスの所在するビル管理会社及び当社従業員を通じ、本件裁判官に対し、当社の入居するオフィスビル及び当社オフィス内への立入等を拒否する旨を繰り返し明確に告げておりました。
しかしながら、本件裁判官は、
・ 合計8名という大多数で当社オフィスの所在する建物に臨場し、少なくともうち3名は本件証拠保全手続とは無関係の第三者であり、単に当社を誹謗中傷する目的であったものを連れ立ってきたこと(ツイッター「ながのてい」、文春記者・児玉博、文春カメラマン・上田康太郎)
・ オフィスビルへの立入りを明確に拒否されたにもかかわらず、上記8名において、エントランスに滞留したために、同管理会社はおろか、同建物の他の利用者にも混乱が生じる事態を生じさせたこと
・ ビル管理会社に対し、本件証拠保全手続が強制的な手続であると捉えざるを得ない虚偽の説明をし、エントランスを突破したこと
・ さらに、当社オフィス内受付まで無断で侵入し、当社オフィス内にある受付カウンターを合計8名で取り囲んだ上、本件裁判官を中心に仁王立ち等して受付カウンター内の女性従業員を威圧するとともに、当社からの退去要請に一切応じなかったこと
・ 本件裁判官が連れ立った者達に対し、当社オフィス内の来客用ソファを無断で使用させ、当社の来客者による使用を妨害したこと
・ 当社オフィス内の執務スペースへの通用口であるゲート(セキュリティカードが無ければ開かない仕様)に対し、持参した鞄を挟み込むことにより、強引に同ゲートをこじ開け続け、同ゲートを長時間使用不能(従業員等による同ゲートの通行も不可能)にしたこと
・ 約4分間、オフィス内全体に響き渡るような大声量を発し続け、当社従業員や来客者を畏怖・動揺させ、当社業務を妨害したこと
等の暴挙に及びました。
3 今後の措置
当社は、本件裁判官の上記言動は違法行為を超えた憲法違反であると判断しており、既に裁判官としての資質に欠けるものとして忌避を申し立てております。また、最高裁判所に対して上記暴挙に及んだ裁判官の言動に対して厳重に抗議するとともに、国会が設置する裁判官訴追委員会に対し本件裁判官の罷免の訴追請求を行う予定です。
教徒からは文章を基に光景を想像しながら読んだらおもろすぎる[17]、唐澤貴洋とは一言も書かれてない[18]と指摘されたり、また裁判延期になるやんけと嘆く声が見られた[19]。
声明文の中に唐澤貴洋と一言も書かれてないことは唐澤貴洋も言及しており、11日の夜、唐澤貴洋はツイッターで以下のような負け惜しみ猛反論した。翌日以降も反論やエクシアに対する誹謗中傷は続いている。
2度目の週刊文春記事
2023年2月2日、文春オンラインにて児玉博のエクシア追及記事が再び投稿される。
《返金の訴訟続出》「借金」「改名」「キャバ嬢との別れ」「“偽装”離婚」500億円詐欺疑惑の投資会社「エクシア」は内部崩壊中 その1(魚拓)
その2(魚拓)
その3(魚拓)
その4(魚拓)
文春オンラインが『《500億超の巨額詐欺?》社長は一晩で数千万使い、社員の給料は月額2億! 絶好調に見えた投資会社「エクシア」に裁判所が“踏み込んだ”理由「会社は対応を拒否」』という記事を掲載したのが昨年10月27日だった。通常ではあり得ぬような投資効率をうたって莫大な資金を集め急成長してきた投資会社「エクシア」の実態がきわめて胡乱であり、資金繰りに苦慮していることを指摘したその記事は、経営メンバーの放埓な生活ぶりもあって大いに注目を集めたようだ。
それからおよそひと月後、投資会社エクシアは、「経営体制の変更」を謳い、本社の移転を発表する。引っ越し先は、「墨田区江東橋2丁目」。JR錦糸町駅にほど近い場所だった。かつて港区六本木にそびえ立つ「六本木グランドタワー」15階の1052坪を専有し、毎月5千万円の家賃を支払っていた企業の移転先としてはいささか手狭な場所だった。
きっかけは、ある情報提供者のTへの接触
文春オンラインでの報道は、金融庁でもコピーされ然るべき部署で回覧されていたという。それは金融庁に被害者代理人の弁護士が頻繁に訪れるようになったからだ。エクシアに対する訴訟は全国で起こされ、総数は50件にも迫ろうとしている。中には地元警察が事件を受理したとの情報も流れている。
本社の移転先のあまりの落差にエクシア破綻の噂が駆け巡った昨年12月半ば、やはりエクシアに対し訴訟を起こしている東京・港区のある弁護士を訪ねて来た男がいる。エクシアのNo.2関戸直生人だ。記事の中で“月収”は2億円だと語っていた最高幹部の1人である。
今まで沈黙を守っていた男が、よりにもよってなぜ敵対する弁護士を訪ねて来たのか。この弁護士を仮にTとしておく。きっかけは、ある情報提供者のTへの接触だった。
息子の通う保育園の情報までが筒抜けに
「関戸と連絡がつくかもしれません」
こう書かれたメールには、関戸のひとり息子の通う保育園の父兄たちの間だけで使われているというメールアドレスが記載されていた。
情報提供を受けた弁護士Tがそのアドレスにメールを送ると30分もたたずに関戸から返信が来た。「なぜこのメールアドレスを知っているのか」と。関戸が疑心暗鬼になるのも無理はなかった。息子の通う保育園の情報までが筒抜けになっている。包囲網はすぐそこに迫っていた。
“騙し取られた”金を一部でも取り戻そうと裁判を決意
関戸の動きは早かった。Tとの間でメールのやりとりをした当日、関戸は自分の弁護士を帯同してTの事務所を訪ねて来た。
「菊地(翔・エクシア代表)に相談したんですが『お前、お金あるんだから自分で探せよ』って言われちゃって自分で探した先生なんですよ」
関戸は自分の弁護士をこんな風に紹介した。どことなく菊地との距離感を感じさせる口ぶりだったとT弁護士は言う。
T弁護士は被害者の代理人として、“騙し取られた”金額の一部でも取り戻そうとしていた。そのために「エクシア」幹部の資産逃れを防ぐために「仮差押」の裁判を起こそうとしていた。
関戸の“財産隠し”にストップをかける
「財産の処分をしようとしているのですか? それは酷いですよ、関戸さん」
Tがこう言うと、関戸は悪びれた風もなく「僕にはもう財産はないですよ」と返した。関戸の説明はこうだ。実は妻とはすでに離婚しており、慰謝料として財産は妻に渡してしまったのでもう自分には財産は残っていない、と。差し押さえの手が届かぬようにするための“偽装離婚”と“財産隠し”ではないのか――Tはそう疑った。
関戸が処分したと主張する財産とは、渋谷区代官山の高級マンション。キャッシュで買ったという「プラウド代官山」の一室は、中古市場でも2億円を下ることはない。
「だから僕にはもう財産はありません。税金も滞納しているような状態なんです」
関戸はこう言うが、T弁護士は関戸と妻がまだ家賃数百万円といわれる別の高級マンションに同居していることも確認していた。T弁護士は、東京地裁での「仮差押」の手続きの中で、関戸が財産の処分を図っていることをすでに知っていた。
「先を越されたと思って焦った」というT弁護士は、関戸の財産の名義変更手続きを禁止する「処分停止の仮処分」を東京地裁に起こしている。売り抜けた高級マンション以外の“財産隠し”にストップかけることになる。
大阪のキャバ嬢「ひめか」に数億円つぎ込む
Tの事務所に現れた関戸は努めて冷静さを保とうとしていたという。
「最近、菊地とはどうなのか? 今後のことについても話しているのですか?」というT弁護士の質問に対し、関戸は「このところ会ってもない」と実にそっけない返事をするだけだった。
カネが回らなくなっているエクシアの内部崩壊を予感させるような雰囲気が関戸からは滲んでいたそうだ。
一方、エクシア代表の菊地翔は何をしているのか。大阪のキャバ嬢「ひめか」にとことん入れあげ、尋常ならざるカネをつぎこんでいることは既に報じたとおりだ。記事の出た後、菊地とひめかとの間に距離が出てきたとは聞いていた。ひめかは周囲から菊地と縁を切るよう勧められていたという。
事態が動いたのは今年に入ってからだった。ひめかは突如としてTwitterで「皆様からのご指摘のある菊地翔」について「今までの気持ちと今の気持ち」を表明する。かいつまんで言うと、尊敬する客として接しているうちに好意を抱いてしまったが、周囲から菊地の仕事のよろしくない評判を指摘され、別れを決心したというものだ。
菊地はひめかに数億円はつぎ込んだとも言われている。傷心の菊地は、昨今はもっぱら東京・六本木にあるバー「アゲイン」に入り浸りになり夜ごと泥酔しているという。
地元の高校を卒業後、「東京モード学園」に進学
エクシアに対する訴訟が増える中、菊地は社内のある幹部と別の投資会社を立ち上げようとしていた。その動きは関戸らほかのエクシア幹部には伝えず秘密裡に計画されたものだったが、資金集めなどが上手くいかずその話は立ち消えになった。
こうした状況でも菊地は次々と新たな儲け話を考え、カネを集めようとしているのである。そして巨額の資金を集めては放蕩を繰り返す。この特異な男はどんな風に生まれたのか。
菊地は北海道札幌市で生まれた。父は保険会社に勤めるサラリーマン。母は専業主婦。地元の高校を卒業し、東京の専門学校「東京モード学園」に行く菊地を数人の友人らが千歳空港で見送った。
「頼平、頑張れよ」
友人らは口々に励ました。この頃、菊地はまだ「翔」ではない。「頼平」と呼ばれていた。そう、菊地の本名は「菊地頼平」(きくち・よりへい)だった。後に取得する「翔」とは余りに落差を感じる古風な名前だ。
ネイルサロンの経営で失敗 多額の負債から逃れるために改名
友人らによれば、「東京モード学園」を卒業した菊地は、借金をしてネイルサロンの経営に手を出していた。当時は、「なにかやってからでないと札幌には帰れない」と語っていたという。一旗上げねば故郷には帰れないという意識が強かった。
けれども、ネイルサロンの経営は上手く行かず、結果として菊地には借金だけが残った。4500万円。20歳を超えたばかりの若者には大きすぎる負債だった。この負債から逃れるため、菊地は名前を変えることを思いつく。「頼平」改め「翔」。飛翔――何者かになりたいという思いがその名前を選ばせたのか。
かつて菊地は東京歌舞伎町にある店舗で働くキャバ嬢がお気に入りだった。菊地は彼女のもとに相当通った。席に着き、高い酒を並べては自らのたどってきた道を彼女に聞かせてきた。聞かせてきたというよりも、恐らく聞いてもらいたかったのだろう。それは菊地の承認欲求のようでもあった。
ネイルサロンの経営で失敗し、多額の負債を負い、それから逃れるために改名までしたこと、歌舞伎町のほかのキャバクラで皿洗いなども経験したと語っていたという。
東京だけでなく地方からの訴えも増加
菊地は酔っ払うと、情報商材で相当に儲けたことを自慢げに話すのが好きだった。どうということもない商品に幾重にも言葉の衣をつけて見栄えを良くしては、売り飛ばし儲けてきたことを饒舌に語った。空虚なものをさも実質があるかのように見せる、菊地にはそういう言葉の巧みさがあった。
菊地の住民票を追いかけた弁護士によれば、若い頃は豊島区池袋に住んでいたことがわかっている。しかし10年ほど前から港区内での転居を繰り返すほど羽振りが良くなっていた。今でも住むのは現金で買った、大手ディベロッパーが手掛けた大規模商業ビルの高級レジデンスである。購入金額は3億円と言われている。
菊地と関戸という大幹部の仲が微妙な陰りを見せ始めているエクシア。同社に対する訴訟は相次ぎ、東京だけでなく地方からの訴えも増えてきた。2023年1月、警視庁では捜査2課長が代わった。その交代を機にエクシアへの捜査が行われるのではないかという情報が飛び交う。六本木グランドタワー15階から巷を睥睨していた菊地と関戸。彼らの目に映る風景は、一変したに違いない。投資会社エクシアの包囲網はじりじりと狭まっている。
記事内ではTと名前がぼかされているが、誰の事なのかは言うまでもない。Tも自身のツイッターでこの記事に言及しており、かなり盛った記事なので間違いがある[20]、想像で付け足しされて憤りを感じる[21]と酷評している。
註釈
- ↑ https://twitter.com/CallinShow/status/1562076804823003136(魚拓)
- ↑ 尊師によると「ちなみにこの上着はオレの一張羅(魚拓)」らしい
- ↑ 【唐澤貴洋殺す】雑談★39【太紙不二雄】【中傷ライブ】【エクシア放置】>>862(魚拓) - マヨケー
- ↑ 原田のツイート(魚拓)
- ↑ カケルforeverのツイート(魚拓)
- ↑ 内容がめちゃくちゃって裁判所を馬鹿にしてるのか。(魚拓)
- ↑ 【唐澤貴洋殺す】雑談★39【太紙不二雄】【中傷ライブ】【エクシア放置】>>910(魚拓) - マヨケー
- ↑ 【唐澤貴洋殺す】雑談★39【太紙不二雄】【中傷ライブ】【エクシア放置】>>905-908(魚拓) - マヨケー
- ↑ 【唐澤貴洋殺す】雑談★39【太紙不二雄】【中傷ライブ】【エクシア放置】>>921(魚拓) - マヨケー
- ↑ 証拠保全とは|証拠が集まらない時の証拠保全の進め方(魚拓)
- ↑ 【唐澤貴洋殺す】雑談★39【太紙不二雄】【中傷ライブ】【エクシア放置】>>976(魚拓) - マヨケー
- ↑ 児玉 博(魚拓) - 文春オンライン
- ↑ 民事第8部(商事部)(魚拓) - 裁判所
- ↑ この後にもう1回同じURLを貼ったツイートをしたため、27日は8回も同一URLを貼ったことになる。
- ↑ 【唐澤貴洋殺す】雑談★41【ストーカー弁護士】【tk0104@i.softbank.jp】>>651(魚拓) - マヨケー
- ↑ 【唐澤貴洋殺す】雑談★41【ストーカー弁護士】【tk0104@i.softbank.jp】>>642-643(魚拓) - マヨケー
- ↑ 【唐澤貴洋殺す】雑談★42【盗撮魔】【キャバけんま】【宏洋再コラボ】>>461(魚拓) - マヨケー
- ↑ 【唐澤貴洋殺す】雑談★42【盗撮魔】【キャバけんま】【宏洋再コラボ】>>462(魚拓) - マヨケー
- ↑ 【唐澤貴洋殺す】雑談★42【盗撮魔】【キャバけんま】【宏洋再コラボ】>>467(魚拓) - マヨケー
- ↑ 2023年2月2日のツイート1(魚拓)
- ↑ 2023年2月2日のツイート2(魚拓)
外部リンク
- エクシア合同会社(本社) - 公式サイト
- エクシア合同会社(子会社) - 同上
- Twitter:@exia__official
- Instagram:@exiallc_official
- YouTube:エクシア合同会社 公式チャンネル
- 金融資産2億円でセミリタイアしてみた - エクシアについて書かれたブログ。弁護士相談関連の項目に唐澤貴洋の所属する法律事務所Steadinessの名前も掲載されていた
- エクシア被害弁護団 - リンク総合法律事務所に所属する弁護士5名から構成される弁護士団