マヨケーがポアされたため、現在はロシケーがメインとなっています。

西田弁護士インタビュー

提供:唐澤貴洋Wiki
2022年5月10日 (火) 13:25時点における>チー二ョによる版
ナビゲーションに移動 検索に移動

西田弁護士インタビューとは、第一東京弁護士会に所属する西田章弁護士が自身のnoteに2022年3月22日ひまわりサーチの八雲法律事務所の求人内容に関する投稿を行い、その反響を受け、同4月20日に実際に山岡裕明にインタビューしたものである。本項目は便宜上、1つにまとめて記載する。

概要

西田章弁護士
西田章(魚拓) - note
弁護士(第一東京弁護士会)で、キャリアコンサルティング&ヘッドハンティングをしています。著書「新・弁護士の就職と転職」(商事法務、2020年)。商事法務ポータルに「弁護士の就職と転職Q&A」を連載中 https://www.shojihomu-portal.jp/gyoukai

西田弁護士は、弁護士のキャリアコンサルティングを研究しており、商事ポータルや自身のnoteで弁護士の就職や転職についての記事を投稿している。新興事務所である八雲法律事務所のひまわりサーチでの求人に興味を抱き、noteに記事を投稿、反響があったため山岡にインタビューという形になったようだ。八雲法律事務所の経営者としての山岡の一面が垣間見れる内容となっている。
なお、Twitterで記事を紹介した際に「山岡先生は以前お話お伺いしたとき、専門分野の確立とともに組織開発にも力を入れていたのが印象的だった。[1]」と述べている。西田弁護士が商事ポータルに連載している有料記事[2]での件なのか山岡が商事法務の法律実務のためのデジタル・フォレンジックとサイバーセキュリティ発表時の講演会での件なのか、あるいは教徒未確認の講演会での件なのかは不詳である。

『ひまわり求人』を読む(9)八雲を題材として

Rectangle large type 2 832b3d3f7fadf987eb9559f11e1c48b2.jpg


ひまわり求人ナビは、検索結果の一覧だけしか見ない利用者が多い。そのため、既に評判を確立している事務所や企業であれば、掲載していることだけで意味があるが(「『ひまわり求人ナビ』を読む(5)三井物産を題材として(魚拓)」参照)、新しい法分野においてクライアントからの信頼を獲得し始めている「尖った事務所」が見落とされがちである。
現在のひまわり求人に掲載された情報一覧の中では、八雲法律事務所が、そのような「尖った事務所」の代表格と言える。
前回は、のぞみ総合を取り上げたが、のぞみ総合のパートナーの結城大輔弁護士は、一般社団法人リーガル・リスクマネジメント研究機構の代表理事も務めておられる。その研究機構において、2021年4月に開催して大好評を博していたのが、八雲法律事務所の代表である山岡裕明弁護士による「DX時代に企業が晒されるサイバーリスクの実態」[3]と題するウェビナーである。
山岡弁護士については、まず、その経歴において、米国のカリフォリニア大学バークレー校でMaster of Information & Cybersecurityの修士号を取得しているのが目を引く。インターネット上に掲載されている日本公認不正検査士協会の藤沼亜起理事長との対談記事においては、山岡弁護士が、バークレー校の情報大学院において、米国空軍のエンジニアやマイクロソフト社のエンジニア等のコンピュータサイエンスのプロをクラスメイトとしながら、元FBIの捜査官によるサイバー犯罪の実践的レクチャーや、オバマ政権時代のセキュリティ担当官の講義を受けて学んでいた様子が語られている。

Picture pc 7fbd3f7b7979d5e863782cb11d5fa2bc.jpg


ひまわり求人における「その他取扱事件の特色等」と「事務所アピール・特色」にも、代表弁護士の経歴を活かした専門分野が紹介されている。

Picture pc 22ee4042792fb2ba2543a8364c5ab50a.jpg
Picture pc 9245180eee2b12b7aadc1bcf75cf4a8d.jpg

M&Aやファイナンスに関する企業法務のマーケットは、50期代までの弁護士によって、既に、高い参入障壁が構築されているため、60期代以降の若手にとっては、新規参入がきわめて難しくなっている。そのため、これら法分野の専門家になりたいならば、「実績がある事務所に弟子入りして、スキルを磨く」「引退するパートナーからクライアントを相続する」しか道がないようにも思われていた。
しかし、サイバーセキュリティのような新しい業務分野については、60期代の弁護士にもまだ第一人者になる余地が残されている、ということを生きた実例として示してくれたのが八雲である。
それでは、なぜ、八雲は、新規分野でクライアントの信頼を勝ち取ることができたのであろうか。事務所のウェブサイト[4]を眺めてみると、「内閣府」「サイバーセキュリティ戦略本部」「タスクフォース」といった文言が目に入る。

Picture pc 6dc7ab1b80f0ea420e26ed298f29fc08.jpg

従来型の企業法務弁護士のように、民間企業の間の利害調整を担う純粋なビジネス活動を行っているのとは異なり、サイバーセキュリティは、国際的な犯罪から日本企業を守る公益性もある活動であり、政府も、動きの速い分野において、積極的に弁護士のノウハウを活用して自らの政策立案に活かそうとしている姿を想像することができる。

このような最先端の事務所は、どのようなスペックの人材を求めているのだろうか。ひまわり求人の記載を見る限り、特に、エンジニアとしてのバックグラウンド等の特別な知見を求めているようには思われない。

Picture pc 27b045388fe83928ea0a27ae7a2e85dd.jpg

成長途上にある事務所においては、エンジニアの素養があれば、それを活かせることは確実だろうが、それだけでなく、語学力があれば、それを活かした活躍ができるだろうし、そのような特殊技能がなくとも、地頭がよい若手弁護士であれば、事件を通じてOJTで成長していくことが期待されるのだろう。

Picture pc 4757fb0d76dba6126df578c7c9b0d4cf.jpg

なお、八雲においては、給与水準が十分な水準で明示されているだけでなく、個人事件の受任も許容されているとのことである。

Picture pc 292c3d9a57da1c98e1fa85421a9bf4b7.jpg
Picture pc c0be9d850de713b72d56f68307511511.jpg

企業法務の道を究めるに知的好奇心を抱きながらも、「困っている人の力になれる職業」としての弁護士像への憧れを心のどこかに保持している者にとってみれば、親族や友人などを経由してきた相談を、採算度外視で受けるためにも、個人事件の受任の許容はありがたいところである。

Picture pc c7f2516eaf11597fd71e9556f2a0eb01.jpg

ひまわり求人記載のとおり、インハウスや任期付公務員から法律事務所への転向を検討している若手も含めて、足許での十分な経済条件を確保しながら、インターネットに関連する新規分野を開拓してスペシャリストとなることを目指すための魅力的なキャリアパスが存在するのは、このような「尖った事務所」にあるのかもしれない。そう思わされる求人広告だ。

『ひまわり求人』掲載先へのカジュアル面談:八雲法律事務所

今回明らかになった事実

脚注

リンク

山岡裕明
一覧 法律事務所クロス - 八雲法律事務所 - 経歴(八雲法律事務所設立後) - 記事・著作
関連する人物 唐澤貴洋 - 山本祥平 - 渡邊恵美 - 小田原潔- 山口貴士 - 中島博之 - 杉本賢太 - 千葉哲也 - 阿部通子 - 町田力 - 柏原陽平 - 畔柳泰成- 田村祥一 - 長野英樹 - 菊地康太 - 小林尚通 - 笠置泰平 - 星野悠樹 - 上野浩理 - 大友雅則 - 村田和希 -井上拓 - 髙間裕貴 - 片岡弘
関連する団体 三田国際学園 - ネットリテラシー検定機構 - デジタルフォレンジック研究会- ゲーミング法制協議会 -情報ネットワーク法学会
依頼人 フジテックス - サイモントン療法協会 - 大橋清貫 - 中野江古田病院 - 伝創社 - 日本ハッカー協会 - Amazon規約違反者 -ドラゴンコンサルティング - 木下喬弘(手を洗う救急医Taka )
記事 銀行実務 - 日本経済新聞 - 著作権、無自覚の侵害が問題(日経) - 漫画サバイバル(日経) - 法とコンピュータ

サイバーセキュリティと企業法務(1)(2)(3)(4) - 経営者の喫緊の課題 新たなサイバーリスクへの向き合い方(ビジネス法務/中央経済社) - 中央ロー・ジャーナル - 米国におけるサイバーセキュリティ法制と訴訟リスクの検討(上) (下) (ビジネス法務/中央経済社) - サイバーインシデント発生時の初動対応・再発防止策(ビジネス法務/中央経済社) - サイバーインシデント対応における再発防止策の構築(ビジネス法務/中央経済社) - ECサイトからのクレジットカード情報漏えい事案における法的留意点(上) (下)(ビジネス法務/中央経済社)
IT関連の最新動向と法務リスク(会社法務A2Z) - 脅迫型サイバー攻撃の現状と企業対応の実務(会社法務A2Z) - ランサムウェアによる脅迫型サイバー攻撃に対する実務最前線(会社法務A2Z)
インターネットを利用した業務妨害(ICHIBEN Bulletin) - 「IT嫌い」「IT初心者」(!?)のための サイバーセキュリティ入門 ~14のQ&A~ (ICHIBEN Bulletin)
サイバーセキュリティリスクに備える契約上の留意点~秘密情報の開示・漏えいの取り扱い~(旬間経理情報) - サイバー保険の概要と加入に際しての検討事項(旬間経理情報)
インターネット業務妨害に対する米国の証拠開示制度の活用(自由と正義)- 経営判断を迫るサイバー攻撃・ランサムウェアの最新動向について(国際商事法務) - サイバー不正の世界的脅威と日本企業の現状 〜ランサムウエアなど不正対策の最前線を聞く(ACFE JAPAN) - 西田弁護士インタビュー - マルウェア感染により信用組合が負う法的リスク(しんくみ) - 新規分野で企業から信頼されている司法修習60期代のリーガルアドバイザーは誰か? - 競争法における「サイバーセキュリティの確保」の要請(ぎょうせい) - 金融機関とサイバーセキュリティ 第1回 内部不正による個人情報漏えい(しんくみ)

著作 デジタル法務の実務Q&A(日本加除出版) - 情報セキュリティQ&A45(日本経済新聞出版社) - インターネット権利侵害者の調査マニュアル(ビジネス法務/中央経済社) - 業種別にわかるデータ保護・活用の法務Q&A(ビジネス法務/中央経済社) - 法律実務のためのデジタル・フォレンジックとサイバーセキュリティ(株式会社商事法務) - 金融デジタライゼーション時代の サイバーセキュリティ早わかり講座(銀行研修社)
事件・騒動 唐澤貴洋と山岡裕明のご尊容開示事件 - 巨人山口顧問弁護士なりすまし事件 - 投票所襲撃メール - 石崎敦子
裁判 平成27年(ワ)8441号安藤良太) -平成27年(ワ)第33589号(サイモントン療法協会) -東京地方裁判所 平成28年(ワ)第38586号アマギフ裁判) -平成31年(ワ)第2422号(ドラゴンコンサルティング) - 令和元年(ワ)第33533号LGBT: ~言論を破壊するものたち~) - 令和2年(ワ)第1667号(アドエイト) - 令和2年(ワ)第22414号令和3年(ワ)第9794号(中野江古田病院) - 令和3年(ワ)第6410号(NTTコミュニケーションズ)令和3年第(ワ)12332号(NTTドコモ)(尻穴まで洗う救急医Baka)
二次設定・創作 メスイキ(18禁)