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三田国際学園

提供:唐澤貴洋Wiki
2017年10月22日 (日) 15:23時点における>恒心大松による版
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三田国際学園
基本資料
名称 三田国際学園中学校・高等学校
分類 私立中高一貫校
設立年 1902年
所在地 東京都世田谷区用賀2-16-1
騒動との関連 法律事務所クロスが講演を実施
関係者
  • 山本祥平 - ネットリテラシーについて講演
  • 山岡裕明 - 同
  • 大橋清貫 - 学園長にして尊師の依頼人。高橋嘉之に誹謗中傷されたことがある。

三田国際学園(みたこくさいがくえん)とは、ICTに力を入れている東京都世田谷区の私立中高一貫校である。法律事務所クロス山本祥平山岡裕明がここで一時間弱講演を行った。

法律事務所クロスによる講演

2017年2月5日、山本祥平山岡裕明がここで講演を行ったことがリークされた。

Twitter:@KoushinAirforce
法律事務所クロスのネットリテラシー教育について、情報を頂きました ※情報提供者のプライバシー保護のため一部隠しています
https://pbs.twimg.com/media/C31kS7yVYAAEljY.jpg
https://pbs.twimg.com/media/C31kS7yUEAATToX.jpg
https://pbs.twimg.com/media/C31kS7xUoAEtF8F.jpg
2:13 - 2017年2月5日
Twitter:@KoushinAirforce
2016年7月頃の講演の際の写真も頂きました
山山コンビはいずれもグレーのジャケットを着用、髪が長い方が山本、短い方が山岡とのこと
また、山岡は自分が話す番以外はずっと写真2枚目のように壁にもたれかかっていたとのこと
https://pbs.twimg.com/media/C31mrUeVMAAjbY6.jpg
https://pbs.twimg.com/media/C31mrVJVUAEVTXw.jpg
C31mrUeVMAAjbY6.jpg
C31mrVJVUAEVTXw.jpg
2:24 - 2017年2月5日
Twitter:@KoushinAirforce
ちなみに山山コンビが講演を行った学校は三田国際学園ですを
山梨学院大の尊師の講演は講義の担当教員との繋がりで発生したと判断できますが
今回の三田国際学園の講演はどのルートから発生したんですかね

三田国際学園の教職員にクロスメンバーの知り合いがいるのか
内部の教徒が手引きしたのか
3:18 - 2017年2月5日
Twitter:@KoushinAirforce
MEGAにて講演が開示されました
素晴らしい生徒の方がいると思った一瞬でした。
https://mega.nz/#!n8kGmbbB!HifJ6j3vX-0kdR2rmD_ssWVzTpl9FqH4a_APPRjgLQc …
15:34 - 2017年2月5日

講演中に「えー」がやたらと多い[1]といったことなどが話題になり、従来の山山コンビの有能なイメージが大きく揺らぐこととなった。

書き起こし

見出しは便宜上つけたもの。 音声 書き起こし元データ

はじめに

教師?:
はい、えーみなさんこんにちは。
それじゃ時間1分くらい話をするけどね、えーみなさん、えー、もう、スマートフォンなどを利用してから何年になっていますか?…ですね?
で、えーその中で、えーTwitterや、えーFacebook、えーInstagram、こういったものに、触れてきてると思います。
主なる、主だった連絡手段や、表現手段、そういうところになっている人も、結構少なからずいると思います。
で、今日は、えーそういった、公の場所に、自分の色んな情報を出していく、ね、SNSっていうのはそういう情報発信のシステムですから、えーそういう中で、あなた達がやっ、今現時点でやっていること、について、法律的な観点で見て一体どういう風に捉えられるのか、ということを、えーここにあるように、法律事務所クロスの先生方に来ていただいて、えーまあ主だった例を出していく、いただきながら、考えてもらい、そして知ってもらいたい、っていう風に思っていますので、えー自分が、自分の状況をどうかっていう風に、えーお話、出てきたお話を当てはめながら、えー聞いていただけると、いいかという風に思っています。
それでは、宜しくお願い致します。

ネットリテラシーについて

山本:
皆さんこんにちは。
えーと私は、あのー、法律事務所クロスという事務所で弁護士をしております山本、といいます。
今日はあのー1時間ほど、みんなの貴重な時間を、あのーいただいて、こうして「インターネットの安全な利用について考える」という題目で、えーっと、少し、えーまあ夏休み前に、インターネットでトラブルに遭わないように、トラブルに加担しないように、ということで、お話をさせていただきたいと思います。
今日はよろしくお願いします。
えーっとまず、まず弁護士がなんでインターネットのことをし、あのー今回講義をしに来たのかということで、あの、私たちが、普段どういうような仕事をやっているのかということをご紹介したいと思います。
えース、えー前を見て頂ければと思うんですけれども、えーっと私たちの事務所は、まあ皆さんがイメージする普通の弁護士としての活動もしておりますけれども、まあ、主としてインターネット上の権利侵害、に対応する、えー法律事務所ということで、まあそ、そのあたりに長けた三名の弁護士で、えー今、色んな活動をしています。
具体的にどういうことをやっているかというと、えーっと、○、え2の①のところ、削除というのはですね、インターネットに書かれて、い、えー嫌なことを書かれて困っているとか、あとはあのーまあ自分が思ってもみなかったことが自分の事として書かれているっていうことで、これ、消してくださいと、いうような依頼を受けて、それを消すということをやっています。
それから②が、えーっと、まあ消して、えーじゃあ誰がこんなこと書いたのか、誰がこんなこと書いたんですかということを、えー特定するっていうような仕事もしています。
それからまあ③、じゃあ誰が書いたかっていうことが分かったら、まあその人に、まあそれなり、それなりというかですね、まあ、あのーしっかりと、損害が出るんであれば損害をちゃんと賠償してもらおう、お金を払ってもらおうとか、あとは警察に届け出て、えー罰してもらおうと、そういうような仕事をしています。
で、まあこれから、普段、私たちがそういうことをしながら、えー感じていること、特にまあ学生の皆さんに注意していただきたいなと、思うことを、えーお話しさせていただきます。
今日は、えーと1時間、ということで最初の大体30分くらいは、えーと自分以外の、第三者に対、関する情報の発信について、まあつまり、えー、まあ、自分以外の誰かの事をインターネット上に書き込んでしまった、まあそういうような例、そういうようなときに、どういうことになってしまうんだろうとか、なんでそれが、なんか問題になるんだろう、そういうような話をいたします。
で後半については、自分に関する情報の発信について、まあこれは特に、まあこれから、あのー夏休みなんかに入ると、学生さんが、よく、えー自分に関する情報を、えー発信、まあ過度に発信してしまって、えトラブルに巻き込まれる、というような事もありますので、その点の注意も含めて、えーお話をしたいと思います。
じゃあまず、あのー前半の、自分以外の第三者に関する情報の発信についてなんですけれども、えーインターネットで、まあ普段から皆さんあのー、お友達と、友達の話するとか、まあ自分の、言いたいことを言うってことは、インターネット以外でもやってるとは思うんですが、インターネット上での、えー書き込み、これの一番の特徴って、なん、なんでしょうか?ちょっと考えて見て欲しいんですけども、これは、えーっと、どういうことが特徴かというと、インターネットど、独特なものとしては、一見して、誰が書き込んだのか、わからない、えーまあこれはあのー、ちょっと難しい言葉で言うと匿名表現っていうんですが、誰が書いたかわからない、そこが一番の、インターネット上で表現することの特徴だと思います。
えーっと、まあこのー、いまちょっと手挙げてほしいんですけどもインターネットで、まあLINEなんかは除い、メール、LINEは除いて、えー掲示板、Twitterなんかで書き込みをしたことがある人はちょっと手挙げてもらっていいですか?
ん?もっといるんじゃないかな?
周りの、周り見ながらでなくてもいいんで正、正直に手挙げてもらってもいいですか?
LINEでそういう風に、あのー全然恥ずかしいことじゃないんでね、わかりました、はい。
大体じゃあ3人に、2/3ぐらいは書いたことあるんですかね。
ありがとうございます手、手を降ろしてください。
で、あのー、まあそれを、じゃあ、実名でやって、実名で書いてる、自分の実際の名前書いて出し、あの、書いてるっていう人、手挙げてください。
自分の名前で書いてるって人?
はいわかりましたありがとう。
そしたら匿名、あのー自分の名前出さずに、まあなんでもいい、ユーザーネームだとか、IDだとか、そういう、自分の名前出さずに書いたことある人?
あーやっぱ結構いますね。
わかりましたありがとうございまーす。
で、あのー、まあ匿名で書き込めるサービスっていうのは、まあ皆さんご存知の通り沢山あって、まあ具体的には掲示板、まあ、あのー有名な所で2ちゃんねるだとか、まああとは学校、学校で言うとあ、あのー爆サイだとか知ってるかな?
そういう掲示板があります。
それからブログ、えーTwitter、まあLINEはまあ、LINEは実名でやるような人もいますけれども、Twitter、LINE、それから、食べログだとかAmazonなんかの、まあおいしかったとかまずかったとか、そういうことを評価するサイト、そういうものが、匿名サービスとしてはあります。
じゃあ、これもちょっと考えてほしいんだけども、どういう場合に、名前を隠してメッセージを伝えたいだろうか?
さっき結構あのー名前出さずに書き込んだことがあるっていう人がいたけども、それで、どういう場合、まあ実名はやだなーと思う場合はどういう場合かっていうのを、少し考えて見て欲しいです。
まあ例えばあのー、今、今から話すことは結構あのー、あんまり、こういうことを言われるんだったら、インターネット上書き込まなく、書き込まない方がいいじゃないかとか、そういう風に思う人も沢山いると思うんですけども、この匿名表現っていうのは実はすごく価値があるというか、大事なもので、まあ凄く最近の、まあ具体的な例を挙げると例えばですけど、昨日あった選挙、まあ多、皆さんまだ選挙なんか行ってないと思うんです、選挙行ける年齢じゃないと思うんですが、選挙で、例えば、あのー自分の名前を出さないといけなかったら、皆さん凄く、まあ、ビ、ビビっちゃうというか、自分の名前で、ど、ど、誰に投票したか分かっちゃうと、凄く、怖い、怖い。
だから、そういう表現はしないでおこうと、そういう風に考えてしまうんじゃないかと思うんですよ。
だからそれを、全部匿名に出来るっていうことは、まあ、全然、そう、こう、まあビビるというか、あんまり萎縮せずに自分の言いたいことを言えるという、そういう意味でインターネットっていうのは凄く、あのー意味のある、手段だと思います。
じゃあ、匿名表現だと、具体的にはどういう、まあ、今のいいポイントがあるとして、でも匿名でなんでもやっていいわけじゃないよねと、諸刃の剣だよねっていうところがあります。
これから、そのー諸刃の剣の、悪い部分、っていうのを少しお話させていただきます。
匿名性の問題点っていうのは、匿名だと、まあ自分が書き込んだことが、バレない、で、バレないと思っているので、面と向かっては言えないことも、ついつい書き込んでしまう。
さっきあのー選挙の話なんかしましたけども、アレは結構いい例で、匿名だからこそ、面と向かっては言えないことでも、自分の言いたいことをどんどん主張できる。
逆に、だけど匿名で、「あっこれ自分でばれなかったら、こんなこと、これぐらい書き込んだって、平気だろう」と、いうことで、悪い方向に、使う人がやっぱり沢山いるんですね。
で、どっちかって言うと悪い方向に使う人の方が多くて、匿名だと、他人を傷つけてしまう書き込み、が多い。
で、まあ、本当に匿名だったら本当にバレなくて、それで終わっちゃうということもあるんだけども、えーっと、今からちょっと、本当にインターネットっていうのは匿名、完全に自分の素性がバレ、バレずに、何でも勝手に書き込んでいいものなのだろうかということで、お話をしたいと思います。
まずちょっと、少し過激な例なんですけども、匿名表現、実際にあった匿名表現ということで、あのー、私たちの事務所の弁護士が、受けた、こういう表現、が、あるんで少し紹介させていただきます。
えーとこれは、えー去年の2月ぐらい、に、えーちょっと見にくいですがね、一番上のところで、えー「明後日東京都港区(…云々かんぬん…)の(えー)法律事務所クロスに行って所属の弁護士の(えー)唐澤貴洋と山岡裕明(…まあ今日唐澤という人は来てないですけども…)をナイフでメッタ刺しにしてやる」と、こういうような表現が、書き込まれました。
で、まあこれは、あのーみなさん見て、こんなことを書いたらいけないっていうのは、分かるとは思うんですけども、だけどインターネットっていうのは、こういうことまで書かれてしまう。
で、実際にこれはあのー、まあ、実際には全く、こういうことはなかったし、あのーこういうことをしようとしている様な人も、この時現れなかったですけども、まあこういう酷い表現が、匿名だと、まあパソコンの前に座って、カタカタと、キーボードを打つだけで、できてしまう、っていう恐ろしさが、あるんだっていうことは、理解してほしいと思います。
で、じゃあ、あのー、まあこういう、ね、殺害予告だとか、そういうものは当然、あの、まあ皆さんの、今までの人生経験の中でも悪いことだって分かると思うんですけども、ちょっと考えてほしいのが、じゃあ匿名でどこまでの表現をしていいんだろうか、ということで、えーっとスライ、この、前を見て頂きたいんですが、えーちょっと、まあ、なかなか、あのー、実際の例としてはあるかどうか分かんないんですけども、ちょっと考えてほしいなーって思って用意しました。
えー、いじめを、目撃したと、した場合に、いじめていた少年Xの、えー次の情報を、匿名でインターネットに、インターネットないしまあメールで、伝えるということが、大丈夫なのかどうか、全く問題ない行為なのかということで、考えてほしいんですが、まあ①、Xくんが、えー、まあだれこれ、誰彼をいじめていたよと、いう風に先生に、まあ先生の持っているメールア、メールアドレスに、直接伝える。
で、②が、Xくんがいじめていたよと、いうことを、Twitterに書き込む。
で③、えーXくんが、いじめていた、えー、彼のクラスと住所は、XXだ、っていう風に先生にメールで伝える。
Xくんが、いじめていた、彼のクラスと住所は、XXだ、という風に、えーTwitterで書いちゃう。
これどこから、ど、どれが許されて、どれが許されないんだろうか、っていうことを少し、あのー、少し考えてみてください。
特に当てないので少しだけ考えてみてください。
あのーちょっと考えてもらったらと思うんですけども、これは具体的にどういうことが問題になっているのかっていうと、まあ皆さんにはそれぞれ、な、言いたいことを言う、自分の、自分の思っていること考えていること主張したいことを、口に出す、メールに、メールで伝える、インターネットで書き込むという自由、表現の自由っていうのは認められてます。
だけど、反対にまあそれっていうのは、あのー限界があって、表現の自由って言っても、他人を傷つけ、他人を傷つけたり、まあ、他の人の権利を侵害してまで、えー侵、あ、表現の自由は、許されるものではないんです。
で、①については、まあ完全に、表現の自由の範囲内ということで、問題はありません。
で、まあこれは、実際他の人には知れ渡ってないですし、先生と自分だけの情報、っていうことで全く問題ありません。
②については、結局虐めていたということが、まあ、間違いのない、本当にそれがいじめだったのかとか、そういうような状況が間違いない、かどうかも確かめずに、X君がいじめていたという風にTwitterで書き込むと、いうことをやると、Twitterはメールとは違って、どんどんどんどん、あの全く知らない第三者まで、知られてしまう可能性もあり、まあ、完全に公開に、の設定をしていれば、書き込んだ瞬間に、全世界の人が、まあ、見れる、というような状況になりますから、これは、あーX君の名誉だとか、X君のプライバシーっていう物を侵害する可能性があると、いうことで、これは、ちょっとまずいことです。
で、③については、中々微妙なところで、ただまあ先生にメールで伝えているだけなので、先生から他の人にバレるということはありませんから、そういう意味では法律的には問題はありません。
④についてはもう、あのーX君の住所まで書き込んでますから、X君の名誉、それから、プライバシーを完全に侵害すると、いうことで、アウトと、いうことになります。
で、具体的にじゃあ匿名性、あのーこういうのを書き込んでしまった場合に、あのー、自分が書き込んだかどうかでもわかんないから、匿名表現やってもいいじゃないと、思う人もいるかも知れないんですが、えーっと匿名性が否定されるケースと、いうことで、法律があります。
プロバイダ責任制限法という法律が、まあインターネットが出てきた2000年辺りに、えーっと国が作りまして、えー侵害情報、まあ、その、まあ書き込みによって、ほかの第三者の権利が侵害されたことが明らかであるという場合には、えーその匿名性を奪ってしまおう、つまり、あのー名前を出さずに書いていたけども、その人の名前まで、全部、えー暴いてしまおうという、法律が出来ています。
で、こういう法律があるので、まあ、僕達が先ほど言ったように、普段からやってることが、えー、こういうことを書いた人の、特定だったりするので、えーまあこの法律を使って、えー犯人、犯人というか誰が書いたんですかということを、えプロバイダ、インターネットプロバイダ、まあNTTだとか、ああいうところに問い合わせをして、で、教えてもらうということが出来るようになっています。
もう少しあのー、実際に、仕事で扱った、僕たちが事務所の仕事で扱ったケースとして、こういうことを書いたら、犯人、まあ自分が、誰か、書いた人が誰かを特定されちゃったと、特定というか、書いた人は誰かを、暴かれちゃったというケースを、少し紹介します。
えーと前のスライドで、まあ例えば「ハゲ」とか、えーこれ実際にあったケースです。
で「嘘吐き」。
えー「Aさんは(友達の、)よく友達の悪口を言う」。
えー「Bくんは友達から嫌われている」。
えー「C先生は変態である」。
まあ、こういうようなケース、あのー、笑ってる学生さんもいらっしゃいますけども、まあ軽い気持ちで書いてるんだと思うんですよ、こういうことって。
すごく軽い気持ちで、まあこの、他の人も書いてるからいいだろうと思ってどんどんどんどん書き込みをすると、まあ、逆に書かれた人はやっぱり凄く傷がつ、傷つくので、誰が書いたか早く特定してくださいと、いうことで私たちのもとに依頼に来ます。
で私たちが裁判なんかを通じて、えー誰が書いたんだということで、それを特定して、で、特定した人にですね、実際どういう気持ちで、あのーこういうことを書いたんですかっていうことを聞くとですね、やっぱり皆さん、あのーただの悪ふざけ、実際にそのー、酷いことをするつもりなんか全然なかったっていう人がほとんどです。
ですから、みなさんも、あのーこういうことを書いて、まあ、大したことないだろうと、思うかもしれないんですが、まあその奥には、あのー、まあ普段の学校生活でもそうですけど、えー悪口を言われたら傷がつく人がいると、いうことを覚えておいてください
次に、あのーもう一個ちょっと、実際にあった例で、言葉じゃないけども、あのー、実際書き込んだ人が、書き込んだというか投稿した人が誰かを特定されるような例を出します。
この写真はですね、あのー、私たちの事務所の、法律事務所クロスに所属している、あのー私以外のですね、山岡という弁護士と唐澤という弁護士が、えー路上で盗撮されまして、で、その盗撮した、えー写真をインターネットに上げられたと。
こういうものはですね、皆さん、あのーご存じかもしれないですけども、プライバシー、まあ公道だからプライバシー権は、まあ、必ずしもないんですよね、まあ別に誰でも見ようと思えば見れるような状況で、撮られていると。
だけど人間にはあのー、人権で肖像権っていう物があるんで、えー、写真を、まあ自分の、えーと思わない、自分の、顔を、勝手に、あのー公表されない権利というのがあります。
だからその点で、この、この写真を撮ってインターネットに上げるっていうことは、肖像権侵害になってしまう。
で、まあじゃあこういう写真とか、さっき、さっきもちょっとお話ししましたけど、こういう写真とか、あのーまあ嘘つきだとか、そういう誹謗、まあ悪口なんかを書いて、なんで自分が特定されちゃうのかっていうことを、ちょっと説明しますと、まあ皆さんご存知だと思うんだす、ですけど、インターネットをやっていると、必ずそのー、発信したりだとか、まあ、あのーいろんなウェブサイト、まあYahoo!Japanだとかそういうところを見るごとに、自分の「IPアドレス」というものが、その見たところに、送信されてます。
えーYahoo!のホームページ見るときには、ヤフー、ヤフー株式会社には、えー見た人のIPアドレス全部が、とりあえず一時的には、必ず残ります。
これはまあ電話番号みたいなものなので、えー隠そうと思っても隠すことはできない、インターネット回線を利用する際に割り振れ、割り振られる番号です。
で、まあ、例えばだからまあ2ちゃんねるに書き込みをするっていうことになると、2ちゃんねる上に、えーその書き込んだ人のIPアドレスが残ってしまいます。
Twitterで書き込みをすると、Twitterの会社のサーバーの中に、書いた人のIPアドレスが残ってしまう。
まあ具体的にあんまりイメージできないかもしれないので、えーっと、今度、今度というか、まあこの授業が終わった後にやれる人はやってもらいたいんですけども、えー「確認くん」というサイト[2]があります。
ちょっと変わったサイトで、「確認くん」というのをGoogleかYahoo!なんかで検索してもらえるとすぐ出てくると思いますけども、「確認くん」というサイトを、に、自分の例えばあのーiPadとかパソコンだったり、から、えー、行くと、こういう画面が表示されます。
でその中には、えー自分のIPアドレスが、これ上の緑色の○がIPアドレスですね、だとか、そのー、下の、えーどういうブラウザで見てるか、っていうような情報が全部出てきます。
まあ具体的に、だから、自分の情報っていうのは全、色んなサイトで、えー、に、残っちゃってるんだっていうことを、これで認識してもらえると、えー、今後、書き込むときに、の意識もちょっと変わってくるんじゃないかなと思います。
じゃあ、えー書いた、書いてしまった時に、どういう責任が生じちゃうんだろうか、っていうことで、まあ特定までされてしまったあとのことを考えてみたいと思います。
えーとケース①とケース②二つ用意したので、まあ特に当てることはしないので、これから少しまた、考えてほしいんですが、えケース①はですね、まあ「Y君は、空気が読めないし、マジキモい」、ね、「LINEのグループから外そうよ」っていうようなことを書き込んだ場合には、どういう責任が発生するか。
でケースの②は、えー「三田国際学園は大学の合格者数を(えー、)偽っている」っていうようなことをインターネット上に、まあ学校への恨みなんかで、えー書いてしまった場合、どういう責任が発生するか。
これちょっと、2、30秒でちょっと考えて貰えますか?
はい、じゃあちょっと、えーっとケースワンの方、ケース①の方から、少し考えてみたいと思います。
ケース①の場合、えーっと、まずは、学校からの処分、えーっと、この学校でも、えー先生方から、実際に、あのー処分のケースが、Twitterなんかのトラブルで、過去処分例が、まあ複数件あったという事は聞いてます。
えー学校から、まあ一番酷い事例だとまあ、退学なんかの処分が下ると、まあ、他でも、まあ一番軽くても、まあ厳重注意ぐらいにはなるんでしょう。
で、それから、えー、これ実際にY君が、えー、まあ損、精神的に、例えばまあ病んじゃうというか、鬱病になったりした場合には、まあ損害賠償請求が、考えられます。
あとはまあ、本当にこれでY君が、あの、例えば自殺なんかしちゃった場合には、えー刑事責任、まあ皆さんの場合だと家庭裁判所に行ったりと、いうことまで考えられます。
で、「三田国際学園は大学合格者数を偽っている」っていう風に書き込んだ場合には、どう、どうなっちゃうんだろう?
これは、これは恐らく学校からの処分は、まあ、間違いないっていうことでしょう。
で、まあ学校から、えー例えばこれで次の年のえー受験者数が激減しただとか、まあ他にも色々な面で学校に損害が出ちゃった、ということになると、まあ例えば、えー、その減ら、減ってしまった受験者数×1万円なんかの、まあ受験料分の、損害賠償請求、本当にこれは、まあ僕たちが依頼を受けたとしたら、現実に、えーじゃあこういう請求をしましょうかと、いうような提案をするような、えー数字です。
全然あのー、大袈裟に言ってるわけじゃなくて、こういう責任が発生する場合もあります。
まあ、それから、まあ学校に、が、業務、学校、が、うまく運営するのを妨げたということで、えー警察のお世話になるかもしれないです。
というような、あのー、罰がある、ということは、十分に認識して、えー第三者に関する情報については、えー投稿するときは注意してほしいと思います。
えーっとちょうど、え、30分くらい経って、今、次が、後半の部分で、自分に関する情報、えーっと、ここから後半の、前半はなんかあんまり関係ないなと思ってた方もですね、後半については特に、夏休みに入る前ですので、注意してほしいと思います。
自分に関する情報の発信について、えーっと、まあ第三者に関する情報についてはですね、みなさんもあのー、小さいころから口酸っぱく、あのー他人の悪口言っちゃいけないだとか、他人の、まあ、このー傷つくようなこと言っちゃいけないよっていうことで、えー育ってきてると思うんですけど、じゃあ自分に関する情報なんで発信するときに注意しないといけないんだろうかと、いうことを、考えたいと思います。
えーっと、なぜ自分に関する情報などに注意しないといけないのかと、えーっと、まあ皆さんも、自分に関、自分の、えー住所がどこだとか、自分の家族が誰だとか、えー自分の学校がどこだとか、そういう情報は、あの、周りの友達は当然知ってると思うんです、周りの友達以外にも、まあちょっ、ちょっとした知り合いぐらいでも、自分の情報を知ってる人は沢山います。
だけど、ここはまあ、あのリアルな生活、普段の生活とインターネット上とで一番違うところで、なんでネット上だとそこを一番注意しないといけないかというと、えーネットでは、まあ永久に、えー全世界に、その情報が発信されるから、っていうところが、ネットの最大の特徴です。
えーっと、で、まあ自分の情報を知られても、いいよと、言うような人も中にはいるかも知れないですけども、さっき言ったように「永久に」っていうところで、今だったらいいかもしれない、今だったら別に、あの、自分の情報なんて他の人が知っても、大したことはないかもしれないっていう風に思うかもしれないけども、それは、あなた、あのーみなさんが、まあ、亡くなっ、死ぬまで、まあ、極端なこと言えば死んだ後も、残り続けるっていうことになります。
なので、自分に関する情報を出す時は、まあ、あのー凄く注意を、しながら、やってほしいと、いうことですね。
でも自分の情報ったって、名前と、あのー、そう名前と住所ぐらいは、伏せておけば、まあ特別問題ないんじゃないかと、思うような人もいるかと思いますので、少しあのー実際に、私たちの事務所で、えー、弁護士として、扱った話で、こんなことで、自分の住、あのー個人情報がバレちゃったぞと、いう内容についてですね、少しお話したいと思います。
これ実際に扱ったケースをですね、あのーもう一人の弁護士の、山岡という者に、話してもらいます。
はい1番…

ネットストーカーについて

山岡:
えーっと私弁護士の山岡と申します。
これ、この2年くらいで、当事務所扱ったケースですね、を、簡単にご紹介したいと思います。
これ特にあの、女性、えー女子の方、ですね、あのー「ネットストーカー」っていうのが実際今、流行ってまして、皆さんが、軽はずみに上げた情報によって、まあ、ストーカーに遭いかねないと、いうことが現実にありますので、非常にあのー、まあ気を付けて、頂きたいなと思います。
まずですね、これはあのー、ある女性の方がですね、ブログに部屋の写真を掲載しました。
これどういったまあ、えー、話だったかと申しますと、まあ、ある、あのー、化粧品、その化粧品凄い良かったから、この化粧品お勧めですよっていうのを、自分のブログに掲載しました。
そうしましたら、その2日後には、その女性の住所はここだ、ってインターネット上に晒されまして、そこからその女性の部屋に、えー不審者が毎日来るという風になりました。
これ、えー何故バレたかと申しますと、ブログにですね、あのー化粧品を乗っけたときに、後ろの壁のタイルが載ってたんですね。
そんなに特徴的でもないんですけども、若干珍しい、いわゆるデザイナーズマンションのような部屋でした。
で、皆さんあのー今後、ご引っ越しされる時に、不動産屋のサイトを見て頂くとわかるんですけども、最近の不動産屋はですね、この物件、このお部屋はこんな写、え、部屋ですよって写真がたくさん載ってます。
それを、一枚一枚、そういう不動産会社の東京都内のお部屋の写真を全部見た上で、あっここの部屋、ここのマンションだ、っていうことで、特定しました。
じゃあ、次のケースです。
次のケース、これもあのーまた女性のケースなんですけども、犬の散歩中に、近所の公園で犬の写真を撮影して、インスタに投稿したら、住所がバレた。
これも、あのー「ネットストーカー」のご相談でして、これ、何故バレたかと申しますと、ただの近所の公園がですね、まあ滑り台とか、何ら装飾の無い公園だったんですけども、まああのストリートビュー、Googleのですね、あのー日本中の、世界中の地図を写真で見れるというもの、それを、張り付いて、あらゆる、あの、東京都内の公園を調べた結果、あ、この公園だ、ということが分かりました。
で、その公園の近辺を2、3日ずーっと、えー歩き回って探したところ、その近所に、この写ってた犬と同じ犬が、写ってるということで、あ、この女性はここに住んでるんだ、ということが、分かったというケースです。
あとこれはちょっと、あのー若干情報が、えー(不明)ですけども、父親が、私のお父さんは、えー何々会社の社長ですと、ツイートしている、これ、女子大学生でした。
もう皆さん割と年がその世代になってくると思うんですけども、まあ軽はずみで、お父さんの事を書いたわけです。
そうしたら、これで、また、住所がバレた、ということになります。
これあのー種明かしを申しますと、あのー会社っていうのではですね、登記、会社の情報を、日本の、えー法務局というところに登録しなきゃいけないんですね。
で、会社の社長さんは、自分の、えー立場、自分が責任を負う立場になりますので、住所を登録しなければいけません。
この情報っていうのは、法務局に行けば、もっといえば、インターネット上で、誰でも入手できます。
そうしますと、その会社の、えーどこの会社の社長さんか、っていうことが分かれば、まあほんと、ものの3分くらいでですね、その方の住所っていうのは、特定できます。
では次、えーっとこれTwitterでツイートしたら自分のいる場所がバレた、これあのー、まあ典型的なものなんですけども、Facebook、Twitter、えー共通してまして、位置情報っていうのがそもそも、アプリにえー載るようになっています。
これを、えーオフにしない限りは、自分がどこで発信したか、っていうのが、実はアイコン一つ弄るだけで、出てきます。
これはあのー、まあ、まあ大きな事件というよりは、頻繁に相談を受けることですので、皆さんあのー、iPhoneとかご利用の際はですね、必ずあのー、設定をオフにしてから、まあ情報を発信して頂ければ、と思います。
でちょっとこれ簡単にまとめなんですけれども、これほんとに、あのー特に、女子の方も、男子の方もほんとに「ネットストーカー」っていう、ものすっごい時間を持て余して、物凄い気味の悪い人がいます。
一日中インターネットに張り付いて、皆さんの情報を探してます。
ですので、他人事と思わずに、これ、気を付けて頂ければと思います。

個人情報保護について

山本:
ということで、まあ住所、とかどこにいたかがバレた、で名前がバレた、っていうことに関してはですね、まあインターネットっていうのはやっぱり常に、えー世界中の人が、まあ見ている、まあ常に世界中の人に見られていると言うとちょっと言い過ぎですけども、まあ見られる可能性があると、いうものです。
だから、えー例えばなんかの機会にその人に目がつけられた時、まあ後でちょっとお話ししますけれども、「炎上」、いわゆる炎上っていうことがあったときには、あっここ見覚えある、って言う人が、必ず現れています。
えーと、これはまああのーたくさんのグループで作ってるLINEなんかでも同じです。
LINEでも、あのー、自分の知らない人がグループに入ってるようなLINEも中には存在しますから、その中で、えー自分の写真を、自分に関係する写真を上げて、自分の事を特定して、されてしまったと、いうケースはあのー実際存在します。
そこは、えー、まあ、しっかり理解をしながら安全に使ってほしいと思ってます。
ほかに、あのー実際のケースとしてこれはじ、私たちの事務所であったわけではないですけども、えー世の中を騒がしたケースなんかを少し、紹介したいと思います。
これはご存じの方もいるかもしれないですけども、えーと男子学生が、えーまあちょっと粗い画像になってますけども、売り場のアイスクリーム用の冷蔵庫に入りました、コンビニです。
でその様子をはい、撮影して、Twitterに投稿しました。
まああのー世間ではよく「バカッター」なんかって言われて、あのー、まあこういうことをやっちゃいけないよっていうのはまあ最近かなり定着してきたことではあるんですけども、じゃあ具体的にこのケースで、あのーどういうことが、その後起こったか、まあこの写真自体はこと、あー、とか、写真だとかこういうことがあったっていうことは御存じの方がみなさんにもいると思うんですけども、実際にあった事っていうのは、これはですね、まああのー、まあものの数時間で、彼の、えー住所、氏名、学校なんかは特定されました。
なんでこういうこ、あのーすぐに特定されるかというと、まあ正直Twitterパッと投稿しただけだとそんなには、すぐには、炎上はしないんですけども、Twitterに投稿されたものをですね、まあ物好きな人が、2ちゃんねるっていうまああのー巨大な掲示板に貼り付けたりするんですよ、そうすると、まあ沢山の人がそこを見てますから、どんどんどんどん話が盛り上がってくる。
で、まあ、あのー多分これインターネットがなければ、まあ、この店主に叱られて、で、近所に謝って、それで終わりだったんだと思うんですけども、えーと、この二日後にはもうこの、この件は新聞に載りました、全国の新聞に載りました。
で、えー、その後、えーコンビニっていうのはまあチェーンでやってますから、コンビニの上の本部が、っていうのはまあ、まあ情も何もないので、こういうことが評判になっちゃうと、この店には人が入らなくなるし、まああのー、そのコンビニ自体も、凄く世の中から悪、変な目で見られちゃうと、いうことで、このお店、店長は、えー9年間やってましたけども、即座に閉店しました。
えー、まあ当然この、あのー、入っちゃったが、学生も、学校からも処分を受けました。
え、まあ学生が処分を受ける分にはまあ自業自得かもしれませんけども、えー9年間やった、まあ地道に地道に頑張ってきたお店を、これ一枚で潰しました。
それぐらい、あのーこういう行為っていうのは、えー今やもう、世間を騒がせてしまうと、いう事をしっかり認識してほしいと思います。
えー実際にですね、この炎上のケースっていうのは、何人ぐらいの人が、あのー炎上、一番こう盛り上がってる時に、そのい、その情報を見てるかっていうと、大体100万人ぐらいって言われてます、一番盛り上がってるときで。
で、100万人の人がいれば、まあ当然、あっこの、あの、アイスクリームのケースはあそこだとか、あっこの学生の後ろ姿どっかで見たことあるだとか、というようなことはどんどんどんどん出てくる、っていうことで、あっという間に特定されてしまう、っていうことを、えー、肝に銘じておいてください。
まあ他にも、いくつか少し、あのー抽象的ですが紹介しますと、えーまあ女子高生が、えー彼氏に頼まれて、まあ自分の写真をLINEで、送信したと。
まあ、今、よくなんか「リベンジポルノ」なんていう風に言われてますけども、例えばそれが、あのーまあ人に見られたくないような、写真だったりして、で、後で、えー恋愛関係がもつれたときに、えーそれを、まあ拡散されてしまうだとか、そういうこともあります。
だからあのー、もちろん、彼氏で、あのー恋愛関係にあるときは、まあ問題ないだろうと思うかもしれないですけども、で、実際送ること自体は止めることはできないんですけども、まあこういうことまで有り得る、こういうことまであることは、十分に、あのー、まあ覚悟しながら、こういう写真を送るときは、送ってほしいと思います。
まあ他にもですね、これはあのーまあ女子学、女子高生が自分が可愛く写った写真をTwitterや掲示板に投稿すると、まあそれから、そのTwitter、えー掲示板から、の写真の情報から、えー誰かが特定されてしまうと、っていうような。
で、特定されて、まあ、先ほど言いましたけどもネットストーカーの様な人に、付き纏われる、っていうようなケースもあります。
えーちょっとまとめますと、先ほどの、あのーアイスクリームの、アイスのケースに入っちゃったケースだと、えー学校をやめて、まあ当然弁償の話もありますし、何より、まあ、お店も閉じてしまう、新聞を賑わせる。
で、ケース2、あ、えー女子学生が、女子高生が彼氏に頼まれて、えー自分の、まあ見られたくないような写真を送信しちゃった場合には、まあ、後で脅迫を受けたり、で最終的には、公開されて、まあ、あのー、ま、取り返しのつかないようなことになると。
で、女子高生が、まあ、自分が可愛く写った写真をTwitterや掲示板に投稿するとですね、まあ見知らぬ人から、リツイートが毎日続いたりして、まあストーカーにも遭うと。
で、まあこれらのケースに言えるのは、えーっと、自分の行為によって、えー、まあ自分が発信してしまったことによって、えー、出る不利益っていうのは、えー、まあこの講義の一番最初も言いましたけれども、永久的に、世界中の人に、閲覧されてしまう、今は、あのー、まあ言葉はアレかもしれないですけれど皆さんは背負う物がまだ何も、そんなにないような状態ですからいいかもしれないですけども、これから、えー、大学生になって、社会人になって、っていうことになると色々な、まあしがらみのなかで、生きていく中で、えーこういう情報は、後々に、えー凄く、ダメージになったりします。
じゃあ、まあこっからは軽く、あのーまあ実施面(?)、じゃあ名前が出ちゃうとどういう不利益があるんだろうかと、いうことも少し考えてほしいんですけども、名前が出てしまうと、具体的には、「成り済まし」っていうのをされる危険性があるんです。
えーっと、まあ他の、あのー、この、こちらの学校の、他のところの講義だといらっしゃったんですけども、成り済ましということをされた、という方いらっしゃいますか?
さすがに中々いないとは思うんですけども、まあ成り済ましっていうのは、最近はよく流行っ、あのー流行、流行りというか、成り済ましのケースっていうのはよくあって、結局成り済ましをされると、どういう嫌なことがあるだろう、まああまり想像がつかないかもしれないですけどちょっと考えて見て欲しいんです。
成り済まし、自分、自分じゃないのに、自分のようなふりをして発言、投稿、書き込みをされると、どういうことがあるだろう?
具体的な成り済ましの不利益っていうのは、えー、例えば、まあ友達の悪口を、言ってないのに、まあ言ったことになってる。
えー成り済ましをする人っていうのはまあ当然その人を嫌が、に対してその人が嫌な、嫌な思いをしよう、しようとしてやるわけですから、まあすごく、あのー悪質、悪い事を書きます、すごく酷いことをインターネットに書きます。
で、そうすると、まあ色んな方面から誤解を受けちゃう、友達の悪口を言うと、友達に、まあ、全く自分には記憶がないことで、いつのまにかなんか、よそよそしい態度をとられているとか、まああとは犯、その自分の名前使って犯罪予告とか犯罪をされると、そうするとまあ、あのー、まあ、酷いケースだと、退学だとか逮捕されてしまうかもしれない。
で、まあこれはあのー、外国であったケース、が、外国であった、あのー、話ですけども、自分がまあ、襲われることを希望していると、いうようなことを書きこんだら、まあ、よ、その翌日に、あのー、まあ、お、襲いたい人が殺到しちゃう、そういうようなケースもあります。
あのー、もちろん、あのー傍から見てると、なん、そんなことあるのかと思うかもしれないですけども、成り済ましをするような人っていうのは、あのー、まあ本人が、出来る限り嫌な思いをすればいいという風に思ってやってますから、こういうようなこともあると。
で、まあ一番最、これで最後なんですけども、えーっと、インターネット上に、まあ今までいろんな話をしてきましたけども、あのー自分が、自分の情報、インターネット上に自分が書いた情報っていうのは、えー、まあ世界中の人に、ずーっと永久に閲覧されると、いう風に、あのー考えてください。
で、まあこのことから、生ずる不利益っていうのは、特にだんだんだんだん世の中っていうのは、本当にインターネットに依存する社会になってますから、えーこれから先、例えばまああのー大学、大学生になって、友達が出来た、えー、好きな人が出来た、っていうときに、まあ自分の情報が、凄い、例えばまあ炎上した情報が載ってるだとか、そういうようなときは凄く、不利益になります。
で、就職の時、会社の担当者に、あのー、過去の、過去自分が、まあ変なことをやって、炎上した例を見られてしまうと、まあ物凄くその次、あのー、採用にも響きます。
えー他の、他、まあ学校に、大学に進むときも、そこで推薦なんかを取るにあたっては、そういう情報なんかも考慮されます
そういうような不利益っていうのは、ずーっとこれからついて回ります。
今皆さん、あのー、まだまだ、まったく、そういう、炎上の経験なんかないとは思うですし、これから絶対そういう目には遭ってほしくないので伝えておきますと、まあ炎上っていうのは一回遭ってしまうと、そういう不利益をこれから長ーい間、えー、被ることになります
そこを十分に認識して、あのー、これから先、まあ特にこれから夏休みに入りますから、色んな、あのー、写真を投稿したくなるとか、そういうようなケースが増えると思います。
安全に使って、使う分には物凄く便利ですし、あー皆で盛り上がれる、インターネットですけども、そういう悪い情、悪いことを、えー、まあ炎上なんかにひっかかってしまうと、大変なことになると、いうことを肝に銘じて、えー、これから、えーインターネットと、えー安全に、付き合っていってほしいと思います。
えーっと、後でちょっと質問があれば、受けますけども、今日の、えー、私たちの講義は、えーこれで終わりにしたいと思います。
ありがとうございました。

質疑応答

生徒A:
えーっと、あのー、前半の…(詳細不明)…あの人は結構(不明)で、(不明)に違いないみたいな感じだったんだけど、えーと、かも知れないとか、そういう疑いがあるとか、噂とか、そういうの(不明)たら、同じ責任が問われるんですか?

山本:
あ、すごくいい質問で、あのー、ま、あのー実際にそういう例で、う、噂があるだとか、まあ根も葉もない、まあ実際の噂を聞いた人が、「噂がある」と、いうようなことを書いても、まあ大丈夫なケースもあるんですけれども、あのー、根も葉もないことを、まあそういう風にぼかしたからといって、責任が、あのー、無くなるという、ことはないですね。

生徒A:
ありがとうございます

生徒B(録音者):
…問なんですけど、あのー、先ほど、そのー爆破予告を受けたりとか、その、盗撮されたりとか、唐澤弁護士と山岡弁護士が、そのー爆破予告を受けたりとか、そのー、盗撮される被害があったと思うんですけど、それがされるきっかけって何だったんですか?

山本:
まああのー、ちょっと、話すと少し長くなるんですけども、唐澤弁護士という弁護士が、まあ、あのー、いわゆる、あのー、炎上された、炎上状態になってしまった方の、えー、依頼を受けたんです。
で、そこで、えー依頼を受けて、色んな、あのー、事を法律的に処理するうちに、まあ、そのー法律的な処理の中で、えー、まあ、インターネットに、まあ凄く慣れた人たちから、この処理はおかしいんじゃないの、とか、そのようなことを指摘されて、で、まあ、物凄くこう、あのー、まあ世の、まあこれ、この世の中を騒がせるような事態になってしまったんです。
で、その中で、あのー、まあ、まあある意味でインターネット上のおもちゃのような形にされて、ああいう予告がされたと、いうことになります。

生徒B:
ありがとうございました。

山岡:
ちょっと補足で申し上げますと先ほど爆破予告とか盗撮した人はですね、あのー、私ども警察と協力して、犯人はもう捕まえました。
で、えーここに、い、二十、えー殺害予告の方が二十歳、で、えー盗撮が、まあ21歳、の男性でした。

出典・註釈

  1. 「えーと」「えーっと」も含め54分中197回
  2. ちなみにこのugtop.comはかつてアングラ系サイトであり、恒心教の遠い先祖ともいえなくもない。法規制に伴いIP確認ページのみが残されたのが現在の確認くんである。(参考:『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』)

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唐澤貴洋
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