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2019年9月6日 (金) 22:51時点における最新版
論座(ろんざ)とは、朝日新聞出版が発刊していた月刊雑誌である。浪人生時代の唐澤貴洋が投稿した文章が、1998年6月号に掲載された。
概要
2019年2月5日にエビケーにて、『論座』1998年6月号の「読者の広場」の中に(東京都大田区、浪人生、唐澤貴洋)による投稿が掲載されていることがGoogle ブックス経由で発覚。
以前より唐澤貴洋は著書の『炎上弁護士』内で「中学生になった私は『中央公論』『論座』『世界』などの月刊誌を買って、読み漁っていました」と語っており、また年齢や住所も一致することから本人による投稿だと確定した。
書き起こし
以下の文章は現在判明している投稿の書き起こしである。
●投票率低下はメディアにも責任 新井将敬氏の自殺に伴う東京四区の衆院補欠選挙で、元タレントで自民党の森田健作氏が当選した。しかし投票率は非常に低く、三七・六五%だった。 五月号の「米国ジャーナリズムの再生にかける改革者たち」を読み、現在のジャーナリズムのあり方が、投票率の低下に少なからず関係があるように思われた。 国民が政治や選挙に無関心なのは、それについての情報が少なく、自分自身との関係が見いだせないからだろう。選挙の判断材料となり、インセンティブともなるような情報が得られない。立候補者がこれまで何を国民のためにしてきたのか、現職者なら公約違反はなかったどうか、なかなかわからないのだ。 テレビは娯楽番組が隆盛を極め、新聞の政治面はマクロ的記事や権力闘争を追いかけるばかりで、議員一人ひとりの行動に注目しているところが少ない。今回の選挙でも、地元の東京版の新聞記事でさえ十分な情報を提供してくれなかった。 よく知りもしない候補者に投票する有権者はいないだろうし、自分に関係がないなら投票に足を運ばないのも当然である。それでも誰かに投票する人もいるだろうが、情報が少ないから正確な判断を下すのは難しい。そもそも選挙がこういう状況だから、日本の政治はよくならない。ジャーナリズムは政治家をきちんと監視し、その行動を報告する機能を果たしてほしい。 (東京都大田区、浪人生、唐澤貴洋・20歳)
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脚注