川上量生
2012年4月28日、「ニコニコ超会議」にて | |
基本資料 | |
本名 | 川上量生 |
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別名・渾名 | カワンゴ |
生年月日・年齢 | 56歳、1968年9月6日生まれ |
性別 | 男性 |
出生地 | 愛媛県(wp) |
才能 | 無能 |
騒動との関連 | 尊師の依頼人 |
職業 | 実業家、プロデューサー見習い |
所属 | 株式会社カドカワ、株式会社ドワンゴ、株式会社スタジオジブリ |
出身高校 | 帝塚山学院泉ヶ丘高等学校 |
最終学歴 | 京都大学工学部 |
趣味 | 数学 |
関係者 | |
川上量生(かわかみ のぶお、Kawakami Nobuo、1968年9月6日 - )とは、日本の実業家・映画プロデューサー・元システムエンジニアである。
概要
株式会社ドワンゴの創設者にして創業社長。同社をKADOKAWAグループの子会社として買収させるまで成長させ、自身も同株式会社の代表取締役社長まで出世を果たした。ドワンゴの株を出資して株式会社ニワンゴを立ち上げ、ニコニコ動画の設立にも深く関わっている。
上記実績を持つのにも関わらず、一般的には無能と評される事が多い人物であり、最も有名な例として「NHKの特集内で自身で立ち上げた研究所が開発した不気味なCGを宮崎駿監督に見せ協力を求めたところ宮崎に一喝されるシーン」が挙げられる。各種メディアで広く拡散されている為、この場面でカワンゴを知った人は多いだろう。
他にもけものフレンズの監督解任騒動について余計な事をしゃべる、後でアニメファンに対し騒動について「書くわけねーだろ」とマストドンに投稿し炎上する[1]などプレゼン能力が無いことや社長としての姿勢を弁えていない様を、人前でさらけ出していたりしている点も非教徒を含めて問題視されている。
2016年にニコニコ動画のプレミアム会員数は減少に転じ、Youtube他の動画投稿サイトに差を付けられた際に有効な対策・テコ入れを出来ず、2017年にその責任を取らされる形で責任者の座を退いた[2]。さらに2019年2月13日、カドカワ社長・ドワンゴ取締役も辞任し、何も決定権のない顧問への降格が発表された。
なお、漫画村等の海賊版違法サイトへの対抗策として、いわゆる「ブロッキング」に賛成の立場を取っており、これが後述する山本一郎との対立の大きな要因となっている。これは2013年に結婚した川上の妻が経済産業省のキャリア官僚であり、その影響があるのではないかと推測されている。
恒心との関係
かねてよりネット上で「切込隊長」の名で知られる山本一郎と争っていた。二人の対決はネット上のくだらない誹謗中傷のやりあいの域を出ないものであったが、2018年11月15日に山本が川上に対して訴訟を起こす。
これを受ける形で川上は2018年12月10日に答弁書を送付したとブロマガにて発表。その裁判の弁護人を唐澤貴洋に依頼したと報告し、この件を知った恒心教徒やニコニコ動画視聴者らは騒然となった。
11月15日付けで提起された山本一郎氏からの訴訟について、本日、答弁書を送付いたしました。 また、今後の山本一郎氏との一連の裁判については、唐澤貴洋弁護士に依頼することにしました。ご存知のかたも多いと思いますが、唐澤貴洋先生は、自身がネットでの誹謗中傷により甚大な被害を被った経験があり、今回の表面的には馬鹿馬鹿しいだけの訴訟の意義をもっとも理解している弁護士ということになるでしょう。 ある意味、自然発生的なネットユーザーの感情の発露として始まったネットでの誹謗中傷は、ネット空間の巨大化と一般化に伴って、いまでは、より組織的かつ計画的なものとして変質しつつあります。 山本一郎氏を相手とする訴訟という、だれも引き受けたがらない不毛な争いごとを受けていただいた唐澤先生に感謝するとともに、今回の訴訟が、増大する一方のネットでの誹謗中傷とそれを利用しようとする動きに一石を投じられたらと願っています。 以下、答弁書の内容を添付します。
依頼した経緯について川上は唐澤貴洋にニコニコ超会議への出演を依頼したついでに頼んだと話している[3]。
さらに相手の山本一郎側の弁護人は、元祖パカ弁・神田知宏とかつて情報ネットワーク法学会で尊師を弄り倒した壇俊光である事も開示[4]。
kawango2525@nkawa2525 ちなみに私に訴訟をしかけてきた山本一郎氏側の代理人は、壇 俊光弁護士と神田知宏弁護士の両名です。 どちらもネット上でも高名なかたですね。唐澤貴洋弁護士にとって相手に不足はありません。
これを受け、山本一郎も12月13日にブログを更新。12月17日に法廷オフが行われる事が明らかになった。
【唐澤貴洋先生参戦決定】歳末カドカワ川上量生さんとの裁判祭り RT @nkawa2525
年末も押し迫ってまいりましたが、先般、カドカワ株式会社代表取締役名の川上量生さんからお送りいただいた謝罪・削除請求に対して、私が債務不存在確認を求めて提訴した訴訟の期日が迫ってきました。川上量生さん、カドカワ株式会社双方別々の代理人が立たれ、先ほど両者からも答弁書が届きましたので、お知らせします。 「ぐるぐるロボコンパンチ」を個人攻撃と主張する、川上氏及び株式会社カドカワに対して、全国のロボコンファンのためにも正当な判断がなされることを目指して、デンガラガッタに訴訟活動を行っていく所存です。 以下に概要をお伝えいたします。 ■会場 東京地方裁判所 705号法廷 12月17日 13時15分 より ■ 川上量生さん、唐澤貴洋先生を代理人に起用される 本件裁判は、カドカワ株式会社の法人とその代表取締役・川上量生さん個人とを被告にして行われるわけですが、川上量生さん個人の代理人としてネットで著名な弁護士・唐澤貴洋先生が就かれたことが判明しました。 インターネット上の誹謗中傷問題似ついて、高名な唐澤先生に御対峙いただけるとあり、恐縮至極に存じます。 一方、カドカワ株式会社は落ち着いた感じの人選でした…。 ■ 『川上量生さんとの訴訟を生暖かく見守る会』ご寄付のお願い すでに幾名かからご寄付のご相談は頂戴しているところですが、このたび正式に『川上量生さんとの訴訟を生暖かく見守る会』として、本件訴訟や追随する法的手続き等に対するご支援、ご寄付を賜りたく、新規に寄付口座(一口500円以上、上限無し)を開設いたしました。 本件口座については適切に管理し、ご寄付いただいた方専用のFacebook秘密グループを用意して、会計状況の開示や皆さま用の情報交換をさせていただきます。原則として、全額本件訴訟に携わった代理人の皆様の報酬としてお支払いする予定です。 安全なインターネットを脅かしかねない政府内での微妙な主張やロボコンパンチ否定にイラついた貴方。私たちと共にこの状況を楽しんでみませんか。 Facebookグループにご加入ご希望の方は、お手数ですがお振り込み時のご名義、Facebookアカウント名を明記の上、『川上量生さんとの訴訟を生暖かく見守る会 事務局』(kawango.roboconpunch@gmail.com)までご一報くださいませ。 『川上量生さんとの訴訟を生暖かく見守る会』 【金融機関】ゆうちょ銀行 【口座名】 山本一郎 【店名】〇一八 【店番】018 【口座番号】普通 - 9867439 皆様のご注目、ご協力を賜れますよう、よろしくお願い申し上げます。
12月18日、川上は山本に反訴を起こし名誉毀損による賠償として金一円を求め提訴した。また、その裁判についても唐澤貴洋が代理人を依頼された[5]。
しかし相手側の山本には未だ訴状が届いておらず、裁判所に訴状を提出したものの何らかの不備が見つかり補正命令が出ている状態と推測される[6][7]。
2020年3月13日に東京地裁にて、川上が山本に起こした反訴平成30年(ワ)第38265号の判決が言い渡され、原告側の請求が全て棄却され敗訴した[8]。その後山本は自身のブログに判決文を開示[9]。
裁判所の判断によると、川上は山本より先に『「日本のネットのガン」「発狂しているな」』などと山本を批判しており、対象となった山本の発言は先に侮辱的な批判をしてきた川上に誘発されて対抗するものだったとし、社会通念上許される限度を超える侮辱行為であるとは認められなかったという。
2020年11月25日東京高裁にて、請求を棄却した1審判決を支持し川上の控訴を棄却する判決が言い渡された。川上は上告せず、これにて川上そして唐澤貴洋の敗訴が決定した[10]。
2021年2月10日東京地裁にて、今度は山本が川上を訴えた裁判の1審判決が言い渡された[11]。この裁判は、川上が山本に自身を攻撃する記事・ツイートの削除要求をしたのに対して山本が削除義務がないことの確認などをもとめた訴訟である。判決は山本の訴えを却下するものであり、川上と唐澤は勝訴を大いに喜んだ[12]。
しかし、争点であった川上から山本への削除要求は裁判中に取り下げられており、「勝訴」としているのは「山本が追加で請求した名誉毀損の賠償が認められなかった(第一の裁判と同様の判断)」という部分である。本来の訴えを自分から取り下げた裁判を「勝訴」とすることには大きな疑問が残る。判決文全文は山本がブログにて公開している[13]。
ポケモンバトル
一連の裁判をまるで見世物のように扱う川上の態度は「弁護士をポケモンにして遊んでいる」と騒がれた。
また、関連会社の動画サイトに唐澤がふんどしで踊る動画などを放置し、管理責任を問われる立場でありながら金と権力を盾に唐澤をさらに晒し者にしようとするその仕打ちを「これが本当の意味でひとをおもちゃにする行為」だと心ある方々にさえ言われる始末であった。
233 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ 816e-u+MK) 2018/12/10(月) 23:54:35.39 ID:KWVX9DxQ0 たしかにネット民は某弁護士にネット・現実両方で嫌がらせをし その様子をおもちゃにしていると表現することもあった でもそれに対し某弁護士はプライドを失わず彼なりの抗戦をした 今回はそれとは違う 立場ある人間が炎上野郎のふざけた裁判にはネタ弁護士で十分、と言ったも同然のことをした ネット民はあくまで立場のない人間として弁護士の能力を揶揄したりもしたが 今回は大企業の重役が、この程度の人間と烙印を押し 顧問弁護士を使うことも顧問弁護士として雇うこともなく裁判にあてがった 関連会社の動画サイトではその弁護士を嘲笑する動画が残ったまま 金と弁護士という職責を盾に雇ってしまった これが本当に一人の人間をおもちゃにするという行為だと思う
2020年11月25日、川上から山本への訴訟の敗訴が決定すると唐澤はYouTubeに動画を投稿し、これが川上と唐澤がピコピコハンマーで殴り合うふざけた内容であった[14]。これにより川上だけでなく唐澤も遊び半分で裁判している様子がうかがえた。
ブロッキング論争
川上は日本有数の出版社であるKADOKAWAの代表であり、山本の側に壇を中心としたパカ弁が味方したことから、互いがTwitter上で醜く争い合うその様子こそレスバトルとしか言えないようなものであったが、日本におけるインターネット上の法規制に少なからず影響を与えた戦いといえる。
突き詰めれば海賊版サイトを川上「開示できない」山本「開示できる」という争いであったが、山口貴士が漫画村の開示に成功[15]、政府による海賊版対策に関する検討会議も無期限延期になったことで[16]山本側の勝利に終わったともいえる。
しかし、問題の規模を考えれば両者の勝ち負けなどは些細なことでしかなく、ブロッキングが極端な手段であるにしても現行法での対策が難しく改正が必要なこともまた事実であり、両者とも唐澤貴洋で遊んでいるのではなく責任ある立場にふさわしい議論を真面目に進めて欲しいものである。
註釈
- ↑ 後日「あれはSNSサービス・マストドンの書き込みテストのつもりだった」と本人が釈明している。
- ↑ ドワンゴ、川上量生氏が会長を退任、取締役CTOへ
- ↑ 魚拓
- ↑ 魚拓
- ↑ 川上量生氏、山本一郎氏に対し反訴 ブロッキング議論巡り 「まずは金一円を請求」魚拓
- ↑ ツイート
- ↑ 川上量生さん「訴えました」→訴状は受理されたものの補正を求められる?
- ↑ 山本一郎氏、川上量生氏に勝訴 「侮辱的な表現に誘発された」「限度を超えていない」(魚拓) - 弁護士ドットコムニュース
- ↑ 川上量生さん、盛大に批評されてムカついても裁判起こしても1円の名誉毀損も勝ち取れず(魚拓) - やまもといちろう 公式ブログ
- ↑ 川上量生氏の控訴棄却「上告しません」 山本一郎氏に対する「損害賠償1円」訴訟…東京高裁」(魚拓) - 弁護士ドットコムニュース
- ↑ 山本一郎氏の訴え却下、川上量生氏「唐澤先生が予想されたとおりの結末」…東京地裁(魚拓) - 弁護士ドットコムニュース
- ↑ ツイート(魚拓)
- ↑ カドカワ代表取締役を降ろされていた川上量生さん、裁判中に謝罪要求を取り下げて吐いた唾を飲む(魚拓) - やまもといちろう公式ブログ
- ↑ 【川上量生✕唐澤貴洋】山本一郎氏との裁判の判決について
- ↑ 海賊版サイト「漫画村」の運営者を特定か 法的措置へ - BuzzFeed
- ↑ 海賊版サイト対策、まとまらず 検討会議は無期限延期に:朝日新聞デジタル
関連項目
外部リンク
- kawango2525のツイッターアカウント
- 川上量生のニコニコ大百科記事
- 川上量生 公式ブログ
- 川上量生さんとの訴訟を生暖かく見守る会 - 山本一郎
- 山本一郎氏、カドカワ川上社長を提訴…ブロッキング記事の削除めぐり応酬|弁護士ドットコムニュース
- やまもといちろう 公式ブログ - 川上量生さんのブロッキング問題の経緯の概略について
- 川上量生「クラウドフレアは情報開示請求に応じないだろう」山本一郎「裁判所から情報開示命令が出た!」-Togetter
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