恒心文庫:スイカ割り
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本文
今日は念願のスイカ割りだ。
仕事で多忙な日々が続いていたが、有給休暇を取って正解だった。
俺は今日一個買ってきたスイカを用意し、目隠しをした状態で棒を構えた。
息子と妻が期待した目で見ている。
俺は棒を思いっきり振った。
「パカァァァン」
どうやら粉々に砕けたようだ。
息子に男らしい姿を見せたのは何年ぶりだろう。
俺は棒を振りかぶり、思いっきり振った。
「パカァァァン」
今度もスイカは粉々に砕けたようだ。
俺が楽しんでいる間に息子が眠ってしまったようだ。
今日は本当に楽しい一日だった。
俺は散らばったスイカを片付けた後に棒を振りかぶった。
タイトルについて
この作品は公開された際タイトルがありませんでした。このタイトルは便宜上付けたものです。
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