あなたの名誉を守り隊
あなたの名誉を守り隊(あなたのめいよをまもりたい)とは、法律事務所Steadinessが運営するサイトである。
概要
2019年4月4日に取得したドメイン「名誉毀損.jp」に開設されたサイトである。約5年前の2014年11月に「名誉棄損.jp」というドメインを取得し、このサイトの設置以降も保有を続けているのになぜかこちらが利用されることはなかった。
サイトの内容は法律事務所Steadinessの宣伝であるのだが、わざわざ新しいサイトを開設したのは、汚染されてしまったSteadinessのサイトにはもはや顧客となりうる者からのアクセスが期待されないことへの対策のためとも考えられる。
イラストはphoto.jpgともそのツイート炎上します!のイラストともまた違ったイラストを使っているが変更した理由は不明。
キャッチーな印象を与えるためかこのイラストはサイト中に多用されているが、サイゾーのインタビューにあったような顔出しへの恐怖心はもはやなくなっているようで実際の顔写真も掲載されている。
このサイトの文章の多くは唐澤貴洋が自身で作成したものと思われ、尊文要素の濃い文法の間違いなどが多く発見されている。案の定、「依頼人の名誉も守れないくせになに言ってんだコイツ」などと教徒からツッコミが入れられた。
日弁連の指針違反?
2019年8月22日、悪徳商法の情報交換サイト「悪徳商法?マニアックス」のブログにおいて「あなたの名誉を守り隊」を問題視した記事が投稿されていることが発見された。この中でブログ投稿者はこのページが日弁連の「弁護士の業務広告に関する規程」(リンク先PDF。以下、同規程という)の解釈・運用を示した「業務広告の指針」(リンク先PDF)に抵触している可能性を指摘している。
スバケー 【唐澤貴洋殺す】雑談★12【虚言癖弁護士】(魚拓) 901 :一般ノルウェー市民:2019/08/22(木) 04:38:34.79 ID:A/Lzg2Gu0 唐澤貴洋弁護士の「あなたの名誉を守り隊」は、消費者を惑わす不誠実な広告サイト http://beyond.cocolog-nifty.com/akutoku/2019/08/post-28cad5.html ※編集者注 記事の魚拓
ブログ内容の要約
各ページの概説
ホーム
まず目に飛び込んでくるのは優しげな目をした尊師のイラスト。自身が誹謗中傷の被害を受けていることから、被害者のために寄り添い戦えるとアピールしている。
2ch/5ch、Twitter、Yahoo知恵袋、転職会議、ホストラブ、爆サイなど具体的な誹謗中傷の発生源を挙げ、サイト判定フォームなるものも設けられている。
他にも弁護士費用や法律事務所Steadinessのウリ、Q&Aなど他のページの紹介などが載せられている。
2020年2月22日、サイト判定フォームに対応するサイトが上記の7種類しかないことが判明した。
【唐澤貴洋殺す】雑談★30【森友学園】 >>230(魚拓) 230 :一般ノルウェー市民:2020/02/22(土) 22:40:44.58 ID:b0rszukS0 https://名誉毀損.jp/ にサイト判定っていうフォームがあるナリ どれだけ多くのサイトに対応してるか気になったから調べてみたナリ 調べてみたところサイトチェックのロジックが https://名誉毀損.jp/wp-content/themes/steadiness/js/siteCheck.js?ver=5.1.1 ※魚拓 このファイルにかかれていることが判明しましたを 難読化されてて分かりづらいナリけど、コードを読むとSettingJsonってオブジェクトをループしているから、多分ここに判定するためのデータがあるってことが分かるナリ settingJsonってオブジェクトの詳細はこのURLから見つかるナリ https://名誉毀損.jp/wp-content/themes/steadiness/js/setting.js?ver=5.1.1 ※魚拓 下がSettingJsonに書いてあったサイトの名前ナリ [荅峨�����] 2ch.sc 5ch.net chiebukuro.yahoo.co.jp twitter.com jobtalk.jp hostlove.com bakusai.com 一番うえのやつは、当職の環境だと文字化けしてて分からないナリ httpから入力しているとかほざくくせして、urlToDomainっていう関数をつかってhttpを消して ドメイン名だけでマッチするようにしてて意味不明ナリ
実績
2ch、5ch、爆サイ、ホストラブ、Twitterの解決実績が挙げられているが各々1件ずつしか紹介されていない上、内容が非常に薄い。
2chの記事削除、発信者情報の開示及び刑事対応(魚拓) 誹謗中傷問題で悩んでいた個人又は企業の案件で、問題の記事を削除に成功するとともに、犯人を特定し、損害賠償金を獲得し、刑事対応を行い、現在では誹謗中傷が止んでいる。
弁護士の業務広告に関する規程(PDF)の第四条の四より、依頼者の広告掲載についての同意が取り付けられていない時、依頼者や事件が特定される広告の仕方は禁止されているのでやむを得ない面もあるとはいえ、これでは事件の具体的な中身もわからない。さらに日本語も変である。
また、唐澤が代理人を務める裁判のほとんどが開示請求であり、特にネット書き込み主に対して賠償金を求める裁判はまれ。すべての判決がデータベースに載っているわけではないとはいえ、「犯人を特定し、損害賠償金を獲得し、刑事対応を行い、現在では誹謗中傷が止んでいる」案件が本当に存在するのかは疑問である。
誹謗中傷対策コラム
IT法務コラムと全く同じである。
こちらにコラムを掲載するに当たってSteadinessのサイトからはIT法務コラムが撤去され、リダイレクトされるようになった。
その後2019年7月5日、約2年ぶりに新たな記事が追加された。
弁護士費用
弁護士費用は相談料初回0円、着手金2万円~、成果報酬2万円~。リーズナブルな弁護士費用という表記が日弁連の業務広告の指針に違反している恐れがあるものの、実際に最低額の4万円で対応が受けられるのだとすれば長谷川亮太の依頼費用として言われている30万円の7分の1以下と破格であり、一般の弁護士事務所と比較しても圧倒的に低額である。そこまで安売りしないと今までの悪評のせいで客が来ないのかもしれない。2万円~となっているが実際はその何倍もぼったくる可能性もある。
事務所紹介
事務所紹介となっているが、どちらかというと唐澤貴洋自身の紹介が多い。
トップに唐澤の写真が誹謗中傷被害を受けている人へのメッセージとともに掲げられているのだが、やはり日本語が怪しい。「誹謗中傷の痛みをわかるからこそ」という表現は不自然である。「わかる」は自動詞なので「誹謗中傷の痛みがわかるからこそ」が自然に感じられる。
またSteadinessの紹介欄で24時間対応を謳っており、「現在、早朝・夜間は留守番電話対応となっております。」と注意書きされているのだが、これは将来的に留守番電話ではなく直に電話を取るのかと思わせる意味深な記述である。
炎上弁護士やそのツイート炎上します!などの著書や、逆転人生といった玉音放送も紹介されている。
よくある質問
事務所に関する質問とネット誹謗中傷に関する質問に分けられて掲載されている。
質問の内容はまさによくある質問というべきものである。
プライバシーポリシー
法律事務所Steadinessの個人情報保護方針が記されている。
お問い合わせ
電話での問い合わせのための電話番号が張り出され、お問い合わせフォームが設置されている。
フォームからの問い合わせでは名前、ふりがな、電話番号、メールアドレス、郵便番号、住所、相談内容を入力する必要がある。
残念ながらお問い合わせ路線には使えない模様。
関連項目
外部リンク
出典・註釈
- ↑ 法律事務所等の名称等に関する規程(PDF)の第六条
- ↑ 弁護士等の業務広告に関する規程(PDF)の第3条第4号
- ↑ 同規程の第3条第2号