偽造文書事件

2016年11月23日 (水) 12:44時点における*>KonoOneAによる版 (画像追加)

偽造文書事件(ぎぞうぶんしょじけん)とは、2015年11月頃に起きた、警察庁生活安全局長を騙り、「弁護士のカラサワです」と名乗る詐欺への注意を呼びかける偽造文書が12道府県の知事部局や教育委員会に送られた事件である[1][2]

概要

文書は「新型の特殊詐欺に関する注意喚起について」というタイトルで、A4用紙2枚。弁護士を名乗る「カラサワ」という男が個人情報の削除費用として現金を要求する詐欺について紹介し、注意を呼びかける内容だった。担当係として実在の部署名が記載してあり、警察庁代表の電話番号も記してあった。いずれも2015年11月20日以降に国内で投函されており、警察庁が把握しただけで数十通に上る[1]

TBSは「この文書に、グーグルマップが書き換えられた事件で被害にあった事務所の弁護士の名前が書かれていることが新たにわかりました。」「警察庁は、公文書偽造の疑いもあるとして警視庁に相談しています。」などとも報じた[2]

日本PTA全国協議会は12月3日、警察庁からの情報としてこの詐欺について、ホームページ上で注意を呼びかけた[3]

偽造文書は実際に学校で配布され、Twitter上で多くの報告が確認された[4]

動画

出典・註釈