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山梨日日新聞

提供:唐澤貴洋Wiki
2016年12月12日 (月) 06:32時点における*>KonoOneAによる版
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山梨日日新聞(やまなしにちにちしんぶん)とは、山梨県の地方紙である。2016年12月11日付の紙面に唐澤貴洋の写真と発言を掲載した[1][2]

全文

ネット中傷 弁護士が山梨学院大で講義 「炎上」いじめと類似性 「学校でモラル教育を」
 インターネットを活用し、誰もが自由に広く情報を発信できるようになった。一方で、不特定多数の人から集中的に誹謗中傷を受ける行為がまん延し被害を生むなどと、「無法地帯」が生まれている現状もある。山梨学院大での講義のためこのほど来県した、自身もネット空間で中傷などを受け続けながらネット上での権利侵害の間題に取り組む弁護士の唐沢貴洋さん(38)=東京都=にネット社会の課題を聞いた。<坂本一真>

 唐沢さんが中傷行為を受け始めたのは2012年。ネット上での中傷などに悩む人から相談を受け、書き込みの削除を求めたところ、ネットユーザーから反発を買い、掲示板が個人攻撃であふれる「炎上」状態になった。殺害予告が連日書き込まれたほか、親族の墓にいたずら書きをされたり、地方自治体の役所に唐沢さんの名前で爆破予告がされたりするようになった。

鎮静化困難
 ネット上での中傷は、名警やプライバシーなどの権利を侵害する行為に当たる。ただ、ネット空間では現実世界で全く接点がないユーザー同士のコミュニティーがつくられ、繰り返し中傷行為がされる「炎上」という現象であふれているという。
 唐沢さんによると、ネット上でつくられるコミュニティーは一度できると、時間が経過しない限り沈静化は難しい。秩序よりも「ノリ」や「刺激」が重視される空間という。「炎上」は学校のいじめと似た構造をもち、加害者が過激な書き込みをすると一度は称賛されるが、いずれは詮索され、突然被害者に成り代わる危険性がある。唐沢さんは「安易に炎上に加わるべきではない」と指摘する。

技術が先行
 ネット空間も野放しではなく、投稿時にはネット上の住所に相当する「IPアドレス」などがサーバー上に記録される仕組みで、必要に応じて情報開示請求ができる。ただ、発信元を分からなくできる技術も進み、「法による秩序が技術の進歩に追いついていない」とネット社会の現状を語る。 
「社会全体がネット社会に問題意識をもたないと何も変わっていかない。現実社会の中でどう生きていくのかと同じくらい、ネット社会会での立ち居振る舞いも教えていかなければならない」と唐沢さん。法律だけではなく学校教育の中でネットを使う際のモラルを養っていく必要性を訴えている。

出典・註釈

関連項目

外部リンク