「唐澤貴洋の発言一覧/テラスハウス問題」の版間の差分
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記載内容を一部修正・追加するとともに、尊師が主張する刑法改正案の問題点を補足として追加。全ての編集者との出会いに感謝。
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>黒水力 (記載内容を一部修正・追加するとともに、尊師が主張する刑法改正案の問題点を補足として追加。全ての編集者との出会いに感謝。) |
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弟のことがあって、僕は理不尽と立ち向かう必要があるからと強く生きていけたんです。そういう特殊な経験でもなければ、もし木村さんと同じ目に遭っていたら死を選んでしまっていたかもしれません。 | 弟のことがあって、僕は理不尽と立ち向かう必要があるからと強く生きていけたんです。そういう特殊な経験でもなければ、もし木村さんと同じ目に遭っていたら死を選んでしまっていたかもしれません。 | ||
ここで再び[[唐澤厚史|弟・厚史]]の死に言及しているが、財務省職員、木村花と他人の自殺に便乗した発言がこれだけ続くと、'''厚史の実名や自殺の経緯をあえてセルフ開示したのも、弁護士としての自らを売り込む目的のプロモーション戦略だったのではないかと疑わざるを得ない''' | ここで再び[[唐澤厚史|弟・厚史]]の死に言及しているが、財務省職員、木村花と他人の自殺に便乗した発言がこれだけ続くと、'''厚史の実名や自殺の経緯をあえてセルフ開示したのも、弁護士としての自らを売り込む目的のプロモーション戦略だったのではないかと疑わざるを得ない'''。尊師がセルフ開示しなければ、「ダチョウのATSUSHI」といったネタや、悪いものたちとつるんでパー券を売っていた厚史の自己責任論などは生まれなかったであろう。尊師こそ、亡くなった実弟の厚史を冒涜している張本人であるとしか考えられないのである。 | ||
(中略) | (中略) | ||
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そもそも、'''ネットの誹謗中傷を含む法的問題を簡単かつ無料で弁護士に相談できる「法テラス」に[[長谷川亮太|ハッセ]]が相談に行ったことが、自らの炎上問題を招いたきっかけになっていることを、尊師は完全に忘却しているようである'''。仮に尊師が提言するような機関を作ったとしても、'''該当の事件を担当する弁護士や担当者が無能な場合、第二・第三の尊師が出現するだけである'''。 | そもそも、'''ネットの誹謗中傷を含む法的問題を簡単かつ無料で弁護士に相談できる「法テラス」に[[長谷川亮太|ハッセ]]が相談に行ったことが、自らの炎上問題を招いたきっかけになっていることを、尊師は完全に忘却しているようである'''。仮に尊師が提言するような機関を作ったとしても、'''該当の事件を担当する弁護士や担当者が無能な場合、第二・第三の尊師が出現するだけである'''。 | ||
一方、尊師と全く逆の例として、一連の{{wpl|久本雅美|エア本}}動画に対する{{wpl|創価学会|某宗教団体}}の対応がある。同団体はきわめて有能な弁護士と連携し、動画の著作権侵害を理由として[[niconico|ニコニコ動画]]<ref>かつての[[2ちゃんねる]]同様、デタラメな運営で有名な動画サイト。しかし、尊師は自らに対する名誉毀損に該当するはずの多数の[[パカソン]]やMMDを削除せずに放置しているニコニコ動画運営に対しては不思議なことになぜか怒りを一切示していない。挙句の果てには、ニコニコ動画トップだった[[川上量生]]の弁護まで行った。尊師には一貫した思想というものは存在しないようである。</ref>に投稿者のIPを強制開示させた上で各プロバイダに訴訟を起こし、エア本動画の投稿者の個人情報を開示させた。その結果、開示を恐れた投稿者が動画を自主削除するなどしてエア本動画は急速な勢いで衰退した<ref> | 一方、尊師と全く逆の例として、一連の{{wpl|久本雅美|エア本}}動画に対する{{wpl|創価学会|某宗教団体}}の対応がある。同団体はきわめて有能な弁護士と連携し、動画の著作権侵害を理由として[[niconico|ニコニコ動画]]<ref>かつての[[2ちゃんねる]]同様、デタラメな運営で有名な動画サイト。しかし、尊師は自らに対する名誉毀損に該当するはずの多数の[[パカソン]]やMMDを削除せずに放置しているニコニコ動画運営に対しては不思議なことになぜか怒りを一切示していない。挙句の果てには、ニコニコ動画トップだった[[川上量生]]の弁護まで行った。尊師には一貫した思想というものは存在しないようである。</ref>に投稿者のIPを強制開示させた上で各プロバイダに訴訟を起こし、エア本動画の投稿者の個人情報を開示させた。その結果、開示を恐れた投稿者が動画を自主削除するなどしてエア本動画は急速な勢いで衰退した<ref>著作権法の専門書や雑誌に掲載される判例に「チキ本さん~呪われしモザイク事件」などいったエア本動画のタイトルが残ることとなったことは、司法界における某宗教団体の偉大な功績である。尊師は法曹関係者であるが、司法界に対してそのような貢献を過去に一度でも行ったことがあるのだろうか。</ref>。 | ||
わざわざプロバイダ責任制限法の改正等を行わなくても、制約の多い現行の制度のもとで違法な発言者を開示している有能な弁護士の実例は多数存在するのである。一方、尊師のような無能な弁護士は現行の法制度すら十分使いこなせていない。特に、近年は弁護士大幅増員化の弊害で無能弁護士が急増している。このような状況下で法制度をどれだけ改正しても、無能弁護士に着手金だけ搾取される被害者が続出する事態になるであろうことは容易に推測できる。 | わざわざプロバイダ責任制限法の改正等を行わなくても、制約の多い現行の制度のもとで違法な発言者を開示している有能な弁護士の実例は多数存在するのである。一方、尊師のような無能な弁護士は現行の法制度すら十分使いこなせていない。特に、近年は弁護士大幅増員化の弊害で無能弁護士が急増している。このような状況下で法制度をどれだけ改正しても、無能弁護士に着手金だけ搾取される被害者が続出する事態になるであろうことは容易に推測できる。 | ||
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尊師の理想とする[[優しい世界]]は、おそらく{{wpl|中華人民共和国|アジアの某全体主義国家}}<ref>ひょっとすると、尊師が「[[恒心]]」「[[臥薪嘗胆]]」など、中国の故事成語を好んで使用することと、何らかの関係があるかも知れない。</ref>のように{{wpl|中華人民共和国香港特別行政区国家安全維持法|海外で政治発言をしただけでポアが可能になる}}世界のことではないかと考えられる。 | 尊師の理想とする[[優しい世界]]は、おそらく{{wpl|中華人民共和国|アジアの某全体主義国家}}<ref>ひょっとすると、尊師が「[[恒心]]」「[[臥薪嘗胆]]」など、中国の故事成語を好んで使用することと、何らかの関係があるかも知れない。</ref>のように{{wpl|中華人民共和国香港特別行政区国家安全維持法|海外で政治発言をしただけでポアが可能になる}}世界のことではないかと考えられる。 | ||
'''【補足】'''現行刑法(平成16年改正)の204条で定められている傷害罪の法定刑は'''15年以下の懲役または50万円以下の罰金'''である。一方、刑法230条で定められている名誉毀損の法定刑は'''3年以下の懲役若しくは禁錮または50万円以下の罰金'''である。よって、尊師の主張を言い換えると'''「刑法を改正して名誉毀損罪の法定刑の上限を懲役15年まで引き上げろ」'''ということである。しかし、この主張は全く実効性が存在しない。 | |||
仮に刑法を改正して名誉毀損罪の法定刑を引き上げたところで、実際の刑事裁判には「量刑相場」というものが存在する<ref>判明している限りでは尊師は刑事裁判の実務経験が全くないため、この点を全く理解せずに名誉毀損の法定刑引き上げを主張していると推測される。</ref>。よって、名誉毀損に対する実際の判決の量刑が低ければ、法改正は何の意味もない。 | |||
さらに、刑事事件の立件には多大な人的労力と重大な法的責任が伴うため、警察・検察はよほどのことがない限り、きわめて慎重な対応を取らざるを得ない。例えば[[神聖六文字]]のような書き込みたった1件でいきなり名誉毀損で逮捕・立件され、法定刑上限の判決(尊師案だと懲役15年)が言い渡されるというのは明らかに非現実的である。<br> | |||
大手マスコミはインターネットの悪質性を強調したいがために「匿名」である点のみをあげつらって糾弾するが、[[甘芋一覧|甘芋のような連中]]は実名で堂々と狂った同様の攻撃・中傷を行うので、匿名・実名の別は実際には本質的な問題ではない<ref>甘芋の場合、刑事事件では「責任能力なし」と判断される可能性が高い。また、甘芋は一般的に経済力が乏しいため、民事で訴訟を起こしても賠償金を回収できる可能性は低い。これは法的手続きにおける限界である。</ref>。 | |||
インターネットの書き込み問題に対して、尊師のように実現性がきわめて低い内容の法改正を声高に主張するのではなく、後述の髙橋裕樹弁護士の主張のように、まずはプロバイダにおける対応策を、関係者・当事者の意見を確認しながら検討するのが妥当だと考えられる。今のところ、尊師がプロバイダなどと協力してインターネットにおける誹謗・中傷の問題に取り組んでいるという情報は全く存在しない<ref>尊師が正体不明の社団法人と「インターネット上の誹謗中傷を根絶すべく、総務省、法務省、文科省及び大臣に求めます」という署名活動をネット上で行っていることは確認されている。広告になるので該当のサイトへのリンクは控える。</ref>。 | |||
(中略) | (中略) | ||
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=== 弁護士ドットコムニュースにおける尊師発言の総括 === | === 弁護士ドットコムニュースにおける尊師発言の総括 === | ||
そもそも事件の全容がわかっていない6月初頭の時点で'''「木村さんの死は他人事ではない」''' | そもそも事件の全容がわかっていない6月初頭の時点で'''「木村さんの死は他人事ではない」'''などと、まるで詐欺師が用いるような口調でインタビューに応じている。インタビュー全文を最後まで読めば分かる通り、遺族の思いに寄り添うのではなく、自らの売名のために事件に便乗したことがはっきりわかる。記事の最後に自らが監訳を務めた書籍のPRを行っていることがその動かぬ証拠であり、他人の自殺をダシにした悪質なステマインタビューとしかいいようがない。 | ||
次項の「週刊文春」の記事からも分かる通り、木村花を自殺に追い込んだ一義的な責任は、やらせ脚本を作成して視聴者を誤誘導したフジテレビにあることは明白である。しかし、尊師はフジテレビの責任には一切触れず、いかにも今回の事件の全ての責任がネット利用者にあるような方向に意図的に誘導している。 | 次項の「週刊文春」の記事からも分かる通り、木村花を自殺に追い込んだ一義的な責任は、やらせ脚本を作成して視聴者を誤誘導したフジテレビにあることは明白である。しかし、尊師はフジテレビの責任には一切触れず、いかにも今回の事件の全ての責任がネット利用者にあるような方向に意図的に誘導している。 | ||
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生田弁護士は「テラスハウス」の契約書における法的問題点を具体的かつ明快に指摘しており、どこかの無能弁護士の売名・自己主張目的のインタビューとは大違いである。 | 生田弁護士は「テラスハウス」の契約書における法的問題点を具体的かつ明快に指摘しており、どこかの無能弁護士の売名・自己主張目的のインタビューとは大違いである。 | ||
木村花の実母である木村響子は、娘を自殺に追い込んだ主犯がネット上での誹謗中傷ではなく、フジテレビであるとはっきり認識している。ただし、木村響子はネット規制の強化そのものは否定していない点にも留意が必要である<ref>木村響子は読売新聞2020年7月10日付のインタビューに答えており、インターネット上の書き込みについて「モラルが通じない人には厳しい処罰が必要。[[悪芋|悪質なもの]]を削除する仕組みを作ってほしい」と訴えている。さらに「花の名前で(ネット上の中傷に悩む人たちを救う)NPOを作りたい」とも語っている。しかし、世の中には'''「木村さんの死は他人事ではない」'''だの'''「お会いしたことはなくともショックです」'''だのと言い寄ってくるような無能弁護士もいる。遺族がそのような詐欺師に食い物にされて二次被害が発生することが懸念される。</ref>。 | |||
== 「テラスハウス問題」に関するまともな弁護士の記事 == | == 「テラスハウス問題」に関するまともな弁護士の記事 == | ||
テラスハウス問題が起きた直後に、法的な観点から自らの見解を述べた弁護士が複数存在する。以下、これらの有用な解説記事を御覧いただきたい。 | |||
'''文春オンライン:弁護士が解説 木村花さん死去、テラハ番組側に法的責任は問えるのか?田畑純 弁護士(2020年6月6日)'''</br>({{Archive|https://bunshun.jp/articles/-/38270|https://archive.vn/K1O51|該当記事へのリンク}}) | '''文春オンライン:弁護士が解説 木村花さん死去、テラハ番組側に法的責任は問えるのか?田畑純 弁護士(2020年6月6日)'''</br>({{Archive|https://bunshun.jp/articles/-/38270|https://archive.vn/K1O51|該当記事へのリンク}}) | ||
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海外の類似番組におけるトラブル事例を挙げ、放送局の法的責任追及とその限界を論じる良記事である。それにしても海外のテレビ番組では出演者の自殺どころかガチコロ事件(しかもホモ絡み)まで発生しているのはたまげたなぁ… | |||
''' | '''日刊ゲンダイDIGITAL:「表と裏」の法律知識 木村花さん襲った誹謗中傷 断ち切るには2つの法改正が必要 髙橋裕樹 弁護士(2020年5月31日)'''</br>({{Archive|https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/273906|https://archive.vn/ggx5r|該当記事へのリンク}} )</br> | ||
ネット上での誹謗中傷について、'''「明らかな名誉毀損・侮辱の場合の投稿者情報の開示」'''と'''「投稿者情報の1年程度の保存の法制化・義務化」'''という具体的かつ実効的な対策を提唱する内容。いろいろと問題の多い日刊ゲンダイにしてはきわめて良質の記事である。ただし、髙橋弁護士は'''「何を以って明らかな名誉毀損とするかは難しい」'''とも指摘しており、'''言論の自由とネット上の発言規制を両立することの難しさについてもはっきりと言及している'''。誰にも相手にされず、SNS上でただひたすら一方的に「プロバイダ責任法ガー」「法改正ガー」「政府ガー」「立憲民主党ガー」などと発狂するどこかの無能弁護士とは大違いである。 | |||
== 一連の発言における尊師の問題点 == | == 一連の発言における尊師の問題点 == | ||
大手テレビ局の人気番組内で、出演者がやらせ強要によりネット炎上の被害を受けて自殺に追い込まれた衝撃的な事件に対して、まともな法曹関係者は生田弁護士、田畑弁護士、髙橋弁護士のように、最低限の事実関係を確認した上で発言している。しかし、法曹関係者であるにも関わらずこれまでにいろいろとやらかした実績を持つ無能弁護士である尊師は、ひたすら思い込みだけで一方的な自己の政治的主張を続けており、関係者の意見を確認しようとする誠実な姿勢は一切見られない。'''法曹関係者としてあるまじき言動である'''。このような無理筋の主張を通そうとする尊師の姿勢が[[重光由美|重光ネキ]]、[[ステロイド患者]]、[[アマギフ裁判]]などにおける無残なまでの全面敗訴をもたらしたことは言うまでもない<ref>そもそも、尊師は弁護士であるにも関わらず日本語の能力が壊滅的なので、依頼者の日本語の主張を理解できていない可能性すら存在する。</ref>。 | |||
尊師のTwitterの発言ならびに弁護士ドットコムニュースの発言では、木村花の番組内の行為が全て「やらせ」であったことをほぼ完全に無視している。そして、'''「暴力的な木村花がSNSの批判を苦にして自殺した」というフジテレビ側が作り上げた悪質なストーリーを否定するでもなく、そのまま垂れ流した上でネット規制強化論のみを声高に主張している。'''これは、亡くなった木村花ならびに遺族に鞭打つ行為に等しい。 | |||
その挙げ句に、自分が理想とする「[[優しい世界]] | その挙げ句に、自分が理想とする「[[優しい世界]]」の実現、すなわちネットが全ての悪の根源とする政治的主張に持っていこうとするのみならず、弁護士ドットコムニュースのインタビュー記事の最後では、自らが監訳を務めた書籍の広告まで行っている。これは、'''法曹関係者としてというよりも、もはや人間としてあるまじき姿勢である'''。上記の各種記事からも分かる通り、テラスハウス問題にコメントを行っている他の法曹関係者は、誰一人として事件に便乗して自らの広告などを行うようなことはしていない。 | ||
尊師はこれまでにも[[唐澤厚史|弟・厚史]] | 尊師はこれまでにも[[唐澤厚史|弟・厚史]]の自殺について様々な事実のセルフ開示を行ってきた。さらに{{wpl|森友学園問題}}で自殺した財務省職員の手記公表が公表されると、それに便乗する形でTwitterの恒心を再開した。その舌の根も乾かぬうちに、今度は「テラスハウス問題」で、出演者の自殺に対するインタビュー記事という形で自分の売名を試みようとした。これらの事実を総合すると、意識してか無意識なのかわからないが、尊師は他人の自殺を自らのプロモーション手段として捉えているとしか考えられない。このような行動は明らかに'''人としておかしい'''のではないか。 | ||
== 脚注 == | == 脚注 == |