「唐澤貴洋の発言一覧/テラスハウス問題」の版間の差分
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「週刊文春」7月9日号の記事引用部分と、Business Lawyers、東スポ、日経ビジネスの関連記事リンクを追加。
>黒水力 (記載内容を一部修正・追加するとともに、尊師が主張する刑法改正案の問題点を補足として追加。全ての編集者との出会いに感謝。) |
>黒水力 (「週刊文春」7月9日号の記事引用部分と、Business Lawyers、東スポ、日経ビジネスの関連記事リンクを追加。) |
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== 発言の推移 == | == 発言の推移 == | ||
=== Twitterの恒心再開(2020年3月20日) === | === Twitterの恒心再開(2020年3月20日) === | ||
<del>スパム</del>広告目的で設置された[[恒心綜合法律事務所 (Twitterアカウント)|恒心法律綜合事務所のTwitter]]は2014年6月の恒心を最後に、約6年にわたり放置されていた。ところが、「週刊文春」2020年3月26日号に{{wpl|森友学園問題}}で自殺した財務省職員が遺した告発文書が公開されたことをきっかけに、[[Twitter#3.E6.9C.8820.E6.97.A5_2|2020年3月20日]] | <del>スパム</del>広告目的で設置された[[恒心綜合法律事務所 (Twitterアカウント)|恒心法律綜合事務所のTwitter]]は2014年6月の恒心を最後に、約6年にわたり放置されていた。ところが、「週刊文春」2020年3月26日号に{{wpl|森友学園問題}}で自殺した財務省職員が遺した告発文書が公開されたことをきっかけに、[[Twitter#3.E6.9C.8820.E6.97.A5_2|2020年3月20日]]から再び不定期かつ頻繁に恒心されるようになった。このツイート再開がテラスハウス問題における尊師の一連の発言の伏線となる。 | ||
=== Twitterの恒心(2020年5月24日) === | === Twitterの恒心(2020年5月24日) === | ||
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そもそも、'''ネットの誹謗中傷を含む法的問題を簡単かつ無料で弁護士に相談できる「法テラス」に[[長谷川亮太|ハッセ]]が相談に行ったことが、自らの炎上問題を招いたきっかけになっていることを、尊師は完全に忘却しているようである'''。仮に尊師が提言するような機関を作ったとしても、'''該当の事件を担当する弁護士や担当者が無能な場合、第二・第三の尊師が出現するだけである'''。 | そもそも、'''ネットの誹謗中傷を含む法的問題を簡単かつ無料で弁護士に相談できる「法テラス」に[[長谷川亮太|ハッセ]]が相談に行ったことが、自らの炎上問題を招いたきっかけになっていることを、尊師は完全に忘却しているようである'''。仮に尊師が提言するような機関を作ったとしても、'''該当の事件を担当する弁護士や担当者が無能な場合、第二・第三の尊師が出現するだけである'''。 | ||
一方、尊師と全く逆の例として、一連の{{wpl|久本雅美|エア本}}動画に対する{{wpl|創価学会|某宗教団体}}の対応がある。同団体はきわめて有能な弁護士と連携し、動画の著作権侵害を理由として[[niconico|ニコニコ動画]]<ref>かつての[[2ちゃんねる]]同様、デタラメな運営で有名な動画サイト。しかし、尊師は自らに対する名誉毀損に該当するはずの多数の[[パカソン]]やMMDを削除せずに放置しているニコニコ動画運営に対しては不思議なことになぜか怒りを一切示していない。挙句の果てには、ニコニコ動画トップだった[[川上量生]]の弁護まで行った。尊師には一貫した思想というものは存在しないようである。</ref>に投稿者のIPを強制開示させた上で各プロバイダに訴訟を起こし、エア本動画の投稿者の個人情報を開示させた。その結果、開示を恐れた投稿者が動画を自主削除するなどしてエア本動画は急速な勢いで衰退した<ref> | 一方、尊師と全く逆の例として、一連の{{wpl|久本雅美|エア本}}動画に対する{{wpl|創価学会|某宗教団体}}の対応がある。同団体はきわめて有能な弁護士と連携し、動画の著作権侵害を理由として[[niconico|ニコニコ動画]]<ref>かつての[[2ちゃんねる]]同様、デタラメな運営で有名な動画サイト。しかし、尊師は自らに対する名誉毀損に該当するはずの多数の[[パカソン]]やMMDを削除せずに放置しているニコニコ動画運営に対しては不思議なことになぜか怒りを一切示していない。挙句の果てには、ニコニコ動画トップだった[[川上量生]]の弁護まで行った。尊師には一貫した思想というものは存在しないようである。</ref>に投稿者のIPを強制開示させた上で各プロバイダに訴訟を起こし、エア本動画の投稿者の個人情報を開示させた。その結果、開示を恐れた投稿者が動画を自主削除するなどしてエア本動画は急速な勢いで衰退した<ref>著作権法の専門書や雑誌に掲載される判例に「チキ本さん~呪われしモザイク事件」などいったエア本動画のタイトルが残ることになったのは、司法界に対する某宗教団体の偉大な功績である。尊師は法曹関係者であるが、司法界においてそのような有益な貢献を過去に一度でも行ったことがあるのだろうか。</ref>。 | ||
わざわざプロバイダ責任制限法の改正等を行わなくても、制約の多い現行の制度のもとで、ネット上で違法行為を行った発言者の情報を開示している有能な弁護士の実例は多数存在するのである。一方、尊師のような無能な弁護士は現行の法制度すら十分使いこなせていない。特に、近年は弁護士大幅増員化の弊害で無能弁護士が急増している。このような状況下で法制度をどれだけ改正しても、無能弁護士に着手金だけ搾取される被害者が続出する事態になるであろうことは容易に推測できる。 | |||
'''<span style="color: orange;">●誹謗中傷の罪は傷害罪と同じだ</span>''' | '''<span style="color: orange;">●誹謗中傷の罪は傷害罪と同じだ</span>''' | ||
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'''【補足】'''現行刑法(平成16年改正)の204条で定められている傷害罪の法定刑は'''15年以下の懲役または50万円以下の罰金'''である。一方、刑法230条で定められている名誉毀損の法定刑は'''3年以下の懲役若しくは禁錮または50万円以下の罰金'''である。よって、尊師の主張を言い換えると'''「刑法を改正して名誉毀損罪の法定刑の上限を懲役15年まで引き上げろ」'''ということである。しかし、この主張は全く実効性が存在しない。 | '''【補足】'''現行刑法(平成16年改正)の204条で定められている傷害罪の法定刑は'''15年以下の懲役または50万円以下の罰金'''である。一方、刑法230条で定められている名誉毀損の法定刑は'''3年以下の懲役若しくは禁錮または50万円以下の罰金'''である。よって、尊師の主張を言い換えると'''「刑法を改正して名誉毀損罪の法定刑の上限を懲役15年まで引き上げろ」'''ということである。しかし、この主張は全く実効性が存在しない。 | ||
仮に刑法を改正して名誉毀損罪の法定刑を引き上げたところで、実際の刑事裁判には「量刑相場」というものが存在する<ref> | 仮に刑法を改正して名誉毀損罪の法定刑を引き上げたところで、実際の刑事裁判には「量刑相場」というものが存在する<ref>判明している限りでは尊師は刑事裁判の実務経験が全くないため、量刑相場に関する状況を考慮せずに、名誉毀損の法定刑引き上げを声高に主張しているものと推測される。</ref>。よって、名誉毀損に対する実際の判決の量刑が低ければ、法改正は何の意味もない。 | ||
さらに、刑事事件の立件には多大な人的労力と重大な法的責任が伴うため、警察・検察はよほどのことがない限り、きわめて慎重な対応を取らざるを得ない。例えば[[神聖六文字]]のような書き込みたった1件でいきなり名誉毀損で逮捕・立件され、法定刑上限の判決(尊師案だと懲役15年)が言い渡されるというのは明らかに非現実的である。<br> | さらに、刑事事件の立件には多大な人的労力と重大な法的責任が伴うため、警察・検察はよほどのことがない限り、きわめて慎重な対応を取らざるを得ない。例えば[[神聖六文字]]のような書き込みたった1件でいきなり名誉毀損で逮捕・立件され、法定刑上限の判決(尊師案だと懲役15年)が言い渡されるというのは明らかに非現実的である。<br> | ||
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== 「週刊文春」における木村花の実母の証言 == | == 「週刊文春」における木村花の実母の証言 == | ||
2020年7月2日に発売された「週刊文春」7月9日号<ref>{{archive|http://shukan.bunshun.jp/articles/-/13631|https://archive.vn/cRxSJ|『週刊文春』7月9日号「木村 花さん<テラスハウス>母が衝撃告白<10時間>「娘はフジテレビに殺された」}}</ref>に、故・木村花の母親である女子プロレスラー・{{wpl|木村響子}}のインタビューが掲載された。内容はフジテレビの悪質なやらせ脚本によって悪役を演じさせられた木村花がネット炎上の対象となり、自殺に追い込まれたとするものである。記事の見出しには、娘を失った母親の慟哭<ref> | 2020年7月2日に発売された「週刊文春」7月9日号<ref>{{archive|http://shukan.bunshun.jp/articles/-/13631|https://archive.vn/cRxSJ|『週刊文春』7月9日号「木村 花さん<テラスハウス>母が衝撃告白<10時間>「娘はフジテレビに殺された」}}</ref>に、故・木村花の母親である女子プロレスラー・{{wpl|木村響子}}のインタビューが掲載された。内容はフジテレビの悪質なやらせ脚本によって悪役を演じさせられた木村花がネット炎上の対象となり、自殺に追い込まれたとするものである。記事の見出しには、娘を失った母親の慟哭<ref>週刊文春のインタビュー記事本文には「涙ながらに語る」と記載されているので、この記事の母親の証言は「慟哭」に該当する。尊師が「慟哭」を誤って理解している点については「[[この慟哭に耳を傾ける。]]」の項目を参照。</ref>が記されている。 | ||
'''「自殺の8日前、娘から“やらせ”を打ち明けられました」。花さんの母・響子さんが初めて口を開いた。「娘が遺していたLINEや契約書、すべてお見せします。スタッフの指示通りにしただけなのに、なぜ娘がバッシングを受け、死ななければならなかったのでしょうか」''' | '''「自殺の8日前、娘から“やらせ”を打ち明けられました」。花さんの母・響子さんが初めて口を開いた。「娘が遺していたLINEや契約書、すべてお見せします。スタッフの指示通りにしただけなのに、なぜ娘がバッシングを受け、死ななければならなかったのでしょうか」''' | ||
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事件後はじめて取材に応じた響子さんは十時間にわたり、“やらせ”をはじめとする「テラスハウス」への不信感、そして愛娘への思いを明かした。 | 事件後はじめて取材に応じた響子さんは十時間にわたり、“やらせ”をはじめとする「テラスハウス」への不信感、そして愛娘への思いを明かした。 | ||
この記事では、フジテレビならびに制作会社のスタッフによる悪質な煽り演出の実態も述べられている。 | |||
YouTubeに未公開映像が公開された翌日の五月十五日、花さんは、響子さんと共に、祖母の誕生会を開いた。 | |||
その帰り道、響子さんは花さんを自宅まで車で送る。すると助手席に座る花さんが涙を堪えていた。響子さんは車を止めて娘と向き合った。 | |||
花さんはこう語り始めた。 | |||
「テラハに出た当初からプロレスラーらしく振舞えって……。一のことを百にして盛り上げて欲しいって言われて。コスチュームの件(注:木村花の炎上のきっかけとなった番組内のエピソード)はスタッフにめっちゃ煽られた。『いいじゃん。あんな奴(注:木村のコスチュームを洗濯機で傷めたとされる男性共演者)、ビンタぐらいしたらいいじゃん』って。盛り上げなきゃと思ったけど、プロレスラーとしてビンタはさすがにできないから(注:格闘技選手が傷害事件を起こした場合、引退を余儀なくされるとともに刑が加重される)、苦し紛れで帽子をはたいたの。スタッフは信用できないよ」 | |||
響子さんが振り返る。 | |||
「この時、初めて花からテラハの話を聞き、撮影現場で想像以上のことが起きていると驚きました。花の不注意もあってコスチュームが縮んだことは事実ですが、スタッフが『ビンタしたら』って……。花の言動を炎上の燃料に使っているのは明らかでした」 | |||
そしてついに五月十八日には、地上波のフジテレビで第三十八話「コスチューム事件」が放送される。Netflix会員ではない視聴者も加わり(木村花に対する)誹謗中傷はさらにヒートアップ。 | |||
上記の通り、フジテレビならびに番組スタッフは木村花を悪役として演じさせ、意図的なネット炎上を目的とする演出を行っていたことは明らかである。このような状況に置かれている遺族が、無能弁護士の売名目的のインタビューを目にしたら一体どのように思うであろうか。 | |||
さらに、文春の記事では労働問題に詳しい生田秀弁護士がコメントを寄せている。 | さらに、文春の記事では労働問題に詳しい生田秀弁護士がコメントを寄せている。 | ||
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生田弁護士は「テラスハウス」の契約書における法的問題点を具体的かつ明快に指摘しており、どこかの無能弁護士の売名・自己主張目的のインタビューとは大違いである。 | 生田弁護士は「テラスハウス」の契約書における法的問題点を具体的かつ明快に指摘しており、どこかの無能弁護士の売名・自己主張目的のインタビューとは大違いである。 | ||
木村花の実母である木村響子は、娘を自殺に追い込んだ主犯がネット上での誹謗中傷ではなく、フジテレビであるとはっきり認識している。ただし、木村響子はネット規制の強化そのものは否定していない点にも留意が必要である<ref> | 木村花の実母である木村響子は、娘を自殺に追い込んだ主犯がネット上での誹謗中傷ではなく、フジテレビであるとはっきり認識している。ただし、木村響子はネット規制の強化そのものは否定していない点にも留意が必要である<ref>読売新聞 2020年7月10日付で木村響子がインタビューに答えており、インターネット上の書き込みについて「モラルが通じない人には厳しい処罰が必要。悪質なものを削除する仕組みを作ってほしい」と訴えている。さらに「花の名前で(ネット上の中傷に悩む人たちを救う)NPOを作りたい」とも語っている。しかし、世の中には'''「木村さんの死は他人事ではない」'''だの'''「お会いしたことはなくともショックです」'''だのと言い寄ってくるような無能弁護士もいる。遺族がそのような詐欺師に食い物にされて二次被害が発生することが懸念される。</ref>。 | ||
== 「テラスハウス問題」に関するまともな弁護士の記事 == | == 「テラスハウス問題」に関するまともな弁護士の記事 == | ||
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海外の類似番組におけるトラブル事例を挙げ、放送局の法的責任追及とその限界を論じる良記事である。それにしても海外のテレビ番組では出演者の自殺どころかガチコロ事件(しかもホモ絡み)まで発生しているのはたまげたなぁ… | 海外の類似番組におけるトラブル事例を挙げ、放送局の法的責任追及とその限界を論じる良記事である。それにしても海外のテレビ番組では出演者の自殺どころかガチコロ事件(しかもホモ絡み)まで発生しているのはたまげたなぁ… | ||
'''Business Lawyers:リアリティー番組に潜むリスクと製作者の法的責任―「テラスハウス」事件を二度と起こさないためにできること 國松崇 弁護士'''</br> | |||
({{Archive|https://www.businesslawyers.jp/articles/787|https://archive.vn/eW7Ef|該当記事へのリンク}} )</br> | |||
大手キー局TBSの企業内弁護士としての経験を持つ筆者による「リアリティー番組」に関する長文の論考。客観的な立場から述べられており、上記の田畑弁護士の論考と併せて読むと、テレビ番組の製作関係者には有益な情報になると思われる。 | |||
'''日刊ゲンダイDIGITAL:「表と裏」の法律知識 木村花さん襲った誹謗中傷 断ち切るには2つの法改正が必要 髙橋裕樹 弁護士(2020年5月31日)'''</br>({{Archive|https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/273906|https://archive.vn/ggx5r|該当記事へのリンク}} )</br> | '''日刊ゲンダイDIGITAL:「表と裏」の法律知識 木村花さん襲った誹謗中傷 断ち切るには2つの法改正が必要 髙橋裕樹 弁護士(2020年5月31日)'''</br>({{Archive|https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/273906|https://archive.vn/ggx5r|該当記事へのリンク}} )</br> | ||
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ネット上での誹謗中傷について、'''「明らかな名誉毀損・侮辱の場合の投稿者情報の開示」'''と'''「投稿者情報の1年程度の保存の法制化・義務化」'''という具体的かつ実効的な対策を提唱する内容。いろいろと問題の多い日刊ゲンダイにしてはきわめて良質の記事である。ただし、髙橋弁護士は'''「何を以って明らかな名誉毀損とするかは難しい」'''とも指摘しており、'''言論の自由とネット上の発言規制を両立することの難しさについてもはっきりと言及している'''。誰にも相手にされず、SNS上でただひたすら一方的に「プロバイダ責任法ガー」「法改正ガー」「政府ガー」「立憲民主党ガー」などと発狂するどこかの無能弁護士とは大違いである。 | ネット上での誹謗中傷について、'''「明らかな名誉毀損・侮辱の場合の投稿者情報の開示」'''と'''「投稿者情報の1年程度の保存の法制化・義務化」'''という具体的かつ実効的な対策を提唱する内容。いろいろと問題の多い日刊ゲンダイにしてはきわめて良質の記事である。ただし、髙橋弁護士は'''「何を以って明らかな名誉毀損とするかは難しい」'''とも指摘しており、'''言論の自由とネット上の発言規制を両立することの難しさについてもはっきりと言及している'''。誰にも相手にされず、SNS上でただひたすら一方的に「プロバイダ責任法ガー」「法改正ガー」「政府ガー」「立憲民主党ガー」などと発狂するどこかの無能弁護士とは大違いである。 | ||
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'''東京スポーツ:「あいのり」出演の横粂弁護士が“テラハ事件”で緊急提言(2020年5月27日)'''</br> | |||
({{Archive|https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1872288/|https://archive.vn/iErN5|該当記事へのリンク}} )</br> | |||
「テラスハウス」の事実上の前身となる恋愛バラエティー「あいのり」に出演した経験を持つ横粂勝仁弁護士によるコメント。「あいのり」と「テラスハウス」の時代性や番組内でのヤラセの有無などの相違点と、ネット規制の必要性に関する主張である。東スポらしくゆるい内容ではあるが、'''「『死ね』は誹謗中傷です。『辞めろ』は批判。『無能』も批判の範ちゅうでしょう。」'''というコメントが注目される。横粂弁護士の見解に基づけば、'''尊師に対して「無能弁護士」と書くことは「批判」なので名誉毀損や侮辱に該当せずセーフということになる'''<ref>ただし、これはあくまでも一弁護士の個人的見解であり、文脈や用例などによってはアウトになるリスクもあるので注意が必要である。例えば、[[甘芋]]の[[仲間邦雄|沖縄君]]のように尊師に対して「無能」を何百回、何千回も繰り返した場合は「批判」の範囲を超え、名誉毀損や脅迫などの要件を満たす可能性がある。</ref>。 | |||
'''日経ビジネス:テラスハウス騒動で機運高まるネット中傷対策の危うさ'''</br> | |||
({{Archive|https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00132/062200005/|https://archive.vn/JWeUH|該当記事へのリンク(要会員登録)}} )</br> | |||
この記事の閲覧には会員登録(無料)が必要であるが、森亮二弁護士が恒心的観点においてきわめて重要な指摘をしているので、該当箇所を引用する。 | |||
今回、総務省の研究会では開示する情報に電話番号を新たに加えるなどして、被害者がよりスピーディーに投稿者を特定し、損害賠償を請求できるよう議論している。 | |||
この情報開示制度は木村さんのような誹謗中傷の被害者の救済を想定して2002年に設けられた。その一方で、当初から威圧を目的とした「スラップ訴訟」で悪用される懸念が指摘されてきた。 | |||
'''訴訟を連発し精神的に参らせる''' | |||
“被害者”を自称する企業が、正当な辛口批評や告発を書き込んだ人物の身元を情報開示制度で特定し、威圧するために名誉毀損で訴えるなどのケースがスラップ訴訟に相当する。投稿者が一般の個人の場合、裁判のコストが大きな負担となり、提訴自体が威圧として働く。 | |||
英知法律事務所の森亮二弁護士は、これまで数多くのスラップ訴訟に対処してきた。 | |||
例えばマルチ商法を手掛ける会社の販売方法をSNSで批判したブロガーの代理人となったときのことだ。ブロガーは無断で商品の写真を使っており、マルチ商法を展開する会社から著作権侵害で訴えられていた。「ブロガーを黙らせることが本来の目的だった」というのが森氏の見立てだ。 | |||
このほかにも木村さんのような誹謗中傷の被害者にとっては、弁護士を通じてSNS運営会社に投稿の削除を求めることも有効な対抗手段となる。ただやはり情報開示制度と同様に、不当な動機で削除を求めてくる自称“被害者”が少なくないのが実情だ。 | |||
森氏はSNS運営会社の代理人として、美容クリニックからの削除要請に抵抗したことがある。 | |||
「『医師の説明がよく分からない』『感じが悪かった』など少しでもネガティブな投稿があるとクリニック側は消すよう訴えてきた。それもまとめて提訴するのでなく、あえて1件1件の投稿について個別に訴えることで、最終的に訴訟案件は10件に上った。SNS運営会社は零細だったため、訴訟が大きな負担となり、運営者は精神的に参ってしまった」(森氏)という。これも屈服させることを狙ったスラップ訴訟である。 | |||
評価の低い投稿を消し、高い評価の投稿だけを残せば、本来は品質の悪いサービスや商品が高品質であるかのように印象づけることが可能だ。SNS運営会社に対する削除要請は誹謗中傷の被害者を救う半面、印象操作によって消費者をミスリードする手段にもなり得る。 | |||
当Wikiの読者であれば、これまで尊師が[[フジテックス]]、[[ロイヤルネットワーク]]、[[サイモントン療法協会]]、[[立花孝志]]などの代理人となり、スラップ訴訟を起こす悪質な関係者の代理人となり続けてきたことを御存知であろう。 | |||
さらに、中日新聞 2020年7月12日付にのインタビュー登場した尊師は'''「(自宅住所の特定など)これほどの損害を受けても、日本の裁判では費用を回収できません。発信者特定に必要な弁護士費用は五十万~八十万円。損害賠償を求める民事裁判を起こしてもわずかなお金しか受け取れません。発信者が刑事責任を問われることもほぼありません。「プロバイダー責任制限法」は被害者のためになっていない。」'''と、異常なまでに金銭に執着したコメントをしている<ref>上記注釈にもある通り、経済力のない相手が加害者の場合は民事訴訟による金銭回収を望むのはほぼ不可能である。</ref>。すなわち、'''尊師が「プロバイダー責任制限法」の改正に固執するのは、スラップ訴訟を起こす悪徳企業の受託案件を増やしたいという思いがあるのではないだろうか。''' | |||
== 「テラスハウス問題」に関連した尊師発言の問題点 == | |||
大手テレビ局の人気番組内で、出演者がやらせ強要によりネット炎上の被害を受けて自殺に追い込まれた衝撃的な事件に対して、まともな法曹関係者は生田弁護士、田畑弁護士、髙橋弁護士のように、最低限の事実関係を確認した上で発言している。しかし、法曹関係者であるにも関わらずこれまでにいろいろとやらかした実績を持つ無能弁護士である尊師は、ひたすら思い込みだけで一方的な自己の政治的主張を続けており、関係者の意見を確認しようとする誠実な姿勢は一切見られない。'''法曹関係者としてあるまじき言動である'''。このような無理筋の主張を通そうとする尊師の姿勢が[[重光由美|重光ネキ]]、[[ステロイド患者]]、[[アマギフ裁判]]などにおける無残なまでの全面敗訴をもたらしたことは言うまでもない<ref>そもそも、尊師は弁護士であるにも関わらず日本語の能力が壊滅的なので、依頼者の日本語の主張を理解できていない可能性すら存在する。</ref>。 | 大手テレビ局の人気番組内で、出演者がやらせ強要によりネット炎上の被害を受けて自殺に追い込まれた衝撃的な事件に対して、まともな法曹関係者は生田弁護士、田畑弁護士、髙橋弁護士のように、最低限の事実関係を確認した上で発言している。しかし、法曹関係者であるにも関わらずこれまでにいろいろとやらかした実績を持つ無能弁護士である尊師は、ひたすら思い込みだけで一方的な自己の政治的主張を続けており、関係者の意見を確認しようとする誠実な姿勢は一切見られない。'''法曹関係者としてあるまじき言動である'''。このような無理筋の主張を通そうとする尊師の姿勢が[[重光由美|重光ネキ]]、[[ステロイド患者]]、[[アマギフ裁判]]などにおける無残なまでの全面敗訴をもたらしたことは言うまでもない<ref>そもそも、尊師は弁護士であるにも関わらず日本語の能力が壊滅的なので、依頼者の日本語の主張を理解できていない可能性すら存在する。</ref>。 | ||