「インターネット上における権利侵害の問題/本文」の版間の差分
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唐澤:では社会的評価の低下についてはどうでしょうか。<BR><BR> | 唐澤:では社会的評価の低下についてはどうでしょうか。<BR><BR> | ||
中澤:問題になるケースは少ないですね。<BR><BR> | 中澤:問題になるケースは少ないですね。<BR><BR> | ||
清水:確かに,普通はそれほど問題になりませんね。ただ,社会的評価の低下すら認めない,よく分かっていない裁判官がいますね。つまり,社会的評価の低下があって,次に違法性阻却事由の判断をしないといけないはずなのに,その判断構造を理解しておらず,違法性の評価を社会的評価の低下の判断の中に取り込んでしまう裁判官がたまにいます。<BR><BR> | |||
中澤:違法性阻却事由があるから社会的評価が低下していないという理屈ですね。<BR><BR> | 中澤:違法性阻却事由があるから社会的評価が低下していないという理屈ですね。<BR><BR> | ||
清水:そうですね。判断構造とかを全く考えていないということですね。社会的評価の低下の判断は実質的な判断じやないにもかかわらず,実質的判断に落とし込んでしまっている裁判官がたまにいます。<BR><BR> | 清水:そうですね。判断構造とかを全く考えていないということですね。社会的評価の低下の判断は実質的な判断じやないにもかかわらず,実質的判断に落とし込んでしまっている裁判官がたまにいます。<BR><BR> |