阿部克臣

2022年9月18日 (日) 00:18時点における>チー二ョによる版 (→‎全国霊感商法対策弁護士連絡会として)
阿部克臣
リンク総合法律事務所 阿部克臣
ご尊顔[1]
基本資料
本名 阿部克臣
一人称
生年月日・年齢 (臥薪嘗胆していなければ)
42歳、1979-1980年生まれ
性別 男性
本籍地 山形県鶴岡市
才能 審議中
特定経緯 小林麻央親戚成りすまし事件の原告側代理人
騒動との関連 リンク総合法律事務所に所属
職業 弁護士
所属 リンク総合法律事務所
出身高校 鶴岡南高等学校
最終学歴 早稲田大学教育学部
趣味 マラソン[2]
好きなもの 中華そば葉山[3]
嫌いなもの 弁護士の業務を妨害する者、統一教会
関係者

阿部 克臣(あべ かつおみ)とは、第二東京弁護士会に所属する弁護士である。リンク総合法律事務所に所属、弁護士番号は39909。

概要

霊感商法や詐欺被害に強い 紀藤正樹 が設立したリンク総合法律事務所に所属する弁護士である。 第二東京弁護士会では弁護士業務妨害委員会[4]の委員長を務め、弁護士業務妨害への対応を会報や雑誌に寄稿することも多い。
2022年7月以降は、統一教会問題について全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局[5]として[6]代表の紀藤と共にメディアに多数登場[7][8]している。

経歴

  • ?年3月 - 鶴岡市立京田小学校 卒業[9][10]
  • ?年3月 - 鶴岡南高校 卒業[11]
  • 2001年3月 - 早稲田大学教育学部 卒業[12]
  • 2009年9月2日 - 司法修習終了(旧62期)[13]
  • 2014年8月 - 二弁フロンティアの互助会旅行でマルセイユ弁護士会を訪問[14]
  • 2014年11月 - 対馬で統一教会が進める日韓トンネルの現状を視察[15][16]
  • 2015年8月 - 二弁フロンティアに「刑事弁護に関する業務妨害~被害の特徴と対策~」を寄稿[17]
  • 2016年4月 - 二弁フロンティア「花水木」に寄稿[18]
  • 2021年3月 - 二弁フロンティアに「類型別:委員長経験者に聞く!なかなか聞けない業務妨害を受けないための事件処理の手法(前編)」を寄稿
  • 2021年3月 - 「自由と正義」に「インターネット弁護士業務妨害の現状と弁護士会の取組」を寄稿(後述)
  • 2021年3月18日 - 一般社団法人弁護士デジタル化推進協会にて「インターネット業務妨害の現状と対策」解説
  • 2022年6月 - 二弁フロンティアに「IT嫌い」「IT初心者」(!?)のための サイバーセキュリティ入門 ~14のQ&A~」を寄稿(後述)

役職

  • 弁護士業務妨害対策委員会 副委員長(2015~2020年)[19]
  • 弁護士業務妨害対策委員会 委員長[20](2021年~
  • 全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局
  • カンボジア不動産投資被害弁護団[21]

恒心との関わり

ださいたま逮捕に言及

2016年12月23日、自身のFacebookで安藤良太が埼玉県警に爆破予告の電話をかけ逮捕されたニュースを共有[22]、「動機は不明ですね」と述べており、この頃から既に恒心教の攻撃に注目していたことが伺える。

「ひと」言及

2017年8月4日、自身のFacebookで「ひと」の記事を共有[23]、同業者の網野雅広弁護士[24]の「毎回思うけど、コレひどいよね。唐澤先生、最所[25]さんあたりが一番被害に遭ってるのかな。清水君はなぜかあまりやられていないのが不思議(笑)」というリプに「ホント、酷いです。清水先生はうまくやっているようです。」と返信した。

なお、網野弁護士は「やはり最後は爽やかさがモノをいうのか…」と返信しており唐澤貴洋と最所義一は清水陽平とは違い爽やかではないという認識のようだ。

小林麻央親戚成りすまし事件の尊師側代理人

小林麻央親戚成りすまし事件の原告唐澤貴洋の代理人として、発信者情報開示請求訴訟を担当、口頭弁論や弁論準備手続きも行った。 弁護士会が異なる阿部が代理人になったのは、第二東京弁護士会で弁護士業務妨害委員会に所属し、副委員長として活動していたためと思われる。 阿部は事件当初から自身のFacebookで「小林麻央さんの死に乗じた極めて悪質ななりすまし行為で、許しがたい。ネットを見る方も情報を鵜呑みにせず、怪しい情報についてはきちんと出所を確かめる必要がある[26]。」と語っていた。

「自由と正義」寄稿

「自由と正義」2021年3月号に唐澤貴洋山岡裕明 と「インターネット業務妨害の現状と対策」の特集記事を寄稿。 阿部は「インターネット弁護士業務妨害の現状と弁護士会の取組」という題名で弁護士業務妨害委員会として、主にインターネット上で起こった弁護士業務妨害の例と弁護士業務妨害委員会としての対応を語っている。(全文はファイル:インターネット弁護士業務妨害の現状と弁護士会の取組.pdfを参照)
具体的には、「被害の累計」として以下の事例を挙げている。

  1. 誹謗中傷型 - ネット上で「極悪弁護士」「無能」と書き込まれる。業務妨害の8割がこれに当たり「事件受任後、攻撃の矛先がいつの間にか弁護士に向けられ、業務妨害に至るというケースが典型」という。
  2. なりすまし型 - 特定の弁護士になりすまし、犯罪その他を行う。弁護士本人だけではなく、法律事務所になりすます事例もあったとのこと。
  3. ウェブサイト改ざん型 - 法律事務所弁護士会のウェブサイトが不正にアクセスされ改ざんや個人情報が流出した。

また従来の業務妨害とインターネットによる業務妨害の特殊性や被害の特徴として、下記の点を挙げてる。

  1. 簡易性 - どこでもインターネットに接続して、情報発信が容易い。
  2. 強力な伝播性 - アップされた瞬間に世界中の人が閲覧できる。
  3. 匿名性 - Tor匿名化サーバによって特定が容易ではない。誹謗中傷することへの心理的抵抗を低減させる。
  4. 妨害の永続性 - 半永久的にインターネットに残ることになり、検索結果に現れてくるため、妨害は長く継続する。

このような弁護士への業務妨害については日弁連業務妨害委員会の活動として

  1. 深刻な被害を受けた会員を委員会に招いて被害状況の聴収やアンケートから被害状況の把握
  2. マニュアル「インターネットにおける弁護士業務妨害現状と対策」の刊行

また、東京三弁護士業務妨害対策委員会では、2016年6月インターネットセキュリティを専門分野とする弁護士を交えた「東京三会インターネット弁護士業務妨害対策プロジェクトチーム(インターネットPT)」を発足、取り組みとして

  1. 被害情報の共有、調査・研究活動 - 外部講師を招いたり専門的な知見を持つ委員からTorの仕組みや実際に改ざんされたサイトのログ解析結果の報告「弁護士・法律事務所のためのサイバーセキュリティマニュアル」の作成
  2. 一般会員向けの研修の実施 - 一般財団法人日本サイバー犯罪対策センターなどから外部講師を招いて研修を行う。
  3. 被害会員の支援 - 深刻な被害を受けている会員に対して警察署への同行[27]、訴訟期日付き添い、傍聴などの支援を行っている。
  4. 警察との関係構築 - 意見交換を行う。
  5. その他 - 裁判所の記録閲覧室で得た情報をインターネット掲示板にさらして誹謗中傷するという被害を受け、閲覧記録制度の問題を研究。

などの対策を行っている。インターネット弁護士業務妨害はますます増加し、多様化・巧妙化・陰湿化していくことが当然に予想されるとして

  1. 会員のインターネットセキュリティ知識のアップデート
  2. 弁護士会の体制整備
  3. 発信者情報開示請求の改正には業務妨害被害者の救済という観点から立法提言や働きかけ
  4. 警察への協力関係の構築

が課題になると結んでいる。

「サイバーセキュリティマニュアル」編集

2021年9月、東京弁護士会の枠を超え、弁護士・法律事務所向けの「サイバーセキュリティマニュアル」を編纂。
2022年6月、特に「IT嫌い」「IT初心者」「ITが苦手」の会員向けにできるだけ分かりやすく14のQ&Aにまとめた「IT嫌い」「IT初心者」(!?)のための サイバーセキュリティ入門 ~14のQ&A~を二弁フロンティアに掲載。
阿部弁護士はQ3「サイバーセキュリティ対策」とQ5「「二段階認証」と「多要素認証」の用語の説明と違い、「バックアップの効果」について記載している。

全国霊感商法対策弁護士連絡会として

代表の紀藤弁護士と同じく、全国霊感商法対策弁護士連絡会に所属し、統一教会と対峙し続けている。 2022年9月16日、全国霊感商法対策弁護士連絡会協議会に出席し統一教会や、首相をはじめ関係省庁の大臣らに向け声明を発表。阿部弁護士はオウム真理教の事件にも触れ。文部科学省に統一教会の宗教法人法に基づく解散命令と被害の調査を依頼した。

「教会員の皆さん、我々はサタンではありません」霊感弁護団、全員救済へ呼びかけ(魚拓) - 弁護士ドットコムニュース

9月16日に行われた全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)の集会では、旧統一教会や、首相をはじめ関係省庁の大臣らに向けた17ページの声明が発表された。

顔を連ねたのは2000年代初頭に弁護士登録した、弁連のいわゆる「第2世代」。旧統一教会に信教の自由の侵害をやめることなどを要求したことに加え、文部科学相には解散命令を請求、厚生労働相には2世の虐待への対応などを求めた。

事務局長の川井康雄弁護士は「内容はかなり絞った。少なくともしていきたいことを盛り込んだ」と話す。今回は初めて、現教会員に向けた「力になります」というメッセージも発し、この機を逸することなく、すべての被害者を救済しようとする決意がにじんだ。

●弁護士5人が各省庁に次々と「提言」

川井弁護士が冒頭に声明の趣旨を述べた後、続いて4人がそれぞれの分野について詳細を語った。被害者の相談に向き合い、訴訟を闘っている面々だ。

旧統一教会に対しては(1)信教の自由を侵害しないこと(2)謝罪と損害のすべての賠償(3)献金等の記録開示(4)子どもへの信仰には権利条約に基づいて指導することーーを求めた。

また首相には「フランスなどカルト対策に先進的な外国の制度を参考に、基本法の制定も視野に入れた法制度の整備し、施策を講じられたい」と訴えた。

●現教会員へのメッセージも

閣僚の中でも、宗教法人を所管する文化庁を含む文科相には、最も多くの項目を割いた。阿部克臣弁護士によると、日本ではオウム真理教の事件があったにもかかわらず「カルトのふきだまり状態だ」といい、宗教法人法に基づく解散命令のほか、被害の総括的な調査も要求した。

さらに今回、最後には現信者に向けたメッセージも初めて盛り込んだ。久保内浩嗣弁護士が立ち上がり「教会員のみなさん。私たちはサタンではありません。敵ではありません。力になりたいと思っています」と台本を見ることなく訴えかけた。             

久保内氏は「現役信者も正体を隠した伝道を受けた被害者です。その被害者が、加害者にもなる。銃撃事件をきっかけに疑問を感じ、相談してきた人がいる。それは、相当なハードルを越えることだったと思う。迷っている人の背中を押せればいい」とおもんぱかる。

20家族の相談を受けているカウンセラーから情報を聞いたという吉田正穂弁護士も「現役信者はかたくなになっている。救われるのは数年後になるかもしれない。だからこそ今何らかのメッセージを発したいと思った」と付け加えた。

●7時間の集会に220人が参加

このほか、日仏の弁護士資格を持つ金塚彩乃弁護士から反セクト法についての紹介があったほか、フリージャーナリストの鈴木エイトさんによる「自民党の政治家と旧統一教会の癒着」についての報告などがあった。

集会は記者会見を含めると約7時間にわたり、会場には105人が来場、オンラインを含めて220人が参加した(申込数)。

ギャラリー

註釈

  1. 類型別:委員長経験者に聞く!なかなか聞けない業務妨害を受けないための事件処理の手法(前編)(魚拓) - 二弁フロンティア
  2. 2016年4月号(魚拓) - 二弁フロンティア
  3. よく利用している(魚拓) - Twitter
  4. 2021年の時点で「もう10年くらい業務妨害委員会の活動をしている」と語っている
  5. 霊感商法対策弁護士連絡会「行政も政治家も手を打ってこなかった問題」 安倍元首相襲撃死亡事件を受け会見(魚拓) - 弁護士JPニュース
  6. 宮根誠司「我々も放送している意義はあるかな」 旧統一教会関連の相談件数急増で(魚拓) - スポニチ
  7. 【ミヤネ屋】統一教会の創始者が提唱した日韓トンネル構想とは?唐津と対馬の現地レポ[2022年8月4日](魚拓)
  8. 統一教会問題まだある論点 教団の「反日思想」 原語資料にある"これだけの証拠"(魚拓) - Yahoo!ニュース
  9. 母校です(魚拓) - Twitter
  10. 中学校は鶴岡市立鶴岡第一中学校か鶴岡市立鶴岡第二中学校のどちらかであると推測される参考(魚拓)
  11. Facebookより2.jpeg(魚拓)
  12. Facebookより.jpeg(魚拓)
  13. 現行62期司法修習の終了者名簿(魚拓) - 弁護士山中理司のブログ
  14. マルセイユ弁護士会訪問記(魚拓) - 二弁フロンティア
  15. 【ミヤネ屋】統一教会の創始者が提唱した日韓トンネル構想とは?唐津と対馬の現地レポ[2022年8月4日](魚拓) - New JOURNAL
  16. 統一教会の進める日韓トンネルは“ハリボテ?”、現地視察の全国弁連弁護士に独占インタビュー 本紙は『やや日韓カルトトンネル』と命名(魚拓) - やや日刊カルト新聞
  17. 刑事弁護に関する業務妨害~被害の特徴と対策~(魚拓)
  18. 花水木(魚拓) - 二弁フロンティア
  19. 余談だが上司の紀藤弁護士も2006年から業務妨害対策委員会に所属し2008年に副委員長、2012年に委員長を務めている
  20. インターネット弁護士業務妨害に関する2つのマニュアルを是非ご利用ください!(魚拓) - 二弁フロンティア
  21. カンボジア不動産投資被害弁護団 公式サイト(魚拓)
  22. 2016年12月23日のFacebook(魚拓)
  23. 2017年8月4日のFacebook(魚拓)
  24. 神奈川県弁護士会に所属する旧62期の弁護士である、弁護士番号「39816」
  25. パカ弁の最所義一弁護士のことである
  26. 2017年6月26日(魚拓)
  27. 唐澤貴洋は講演会の中で「多くの先生方に話を聞いていただき、警察にも同行いただいたことがある。」と語っている

リンク

関連項目

弁護士
一覧 弁護士一覧 - 主なパカ弁一覧
騒動の主要人物 唐澤貴洋 - 坂本雄三 - 立石邦男 - 小西一郎 - 阿部通子 - 山岡裕明 - 山本祥平 - 原田學植
パカ弁 金川晋也 - 唐澤貴洋 - 神田知宏 - 小俣由香利 - 近藤信幸 - 塩味達次郎 - 至田明史 - 清水陽平 - 瀧口徹 - 田中一哉 - 玉里友香 - 中澤佑一 - 中島博之 - 福永活也 - 藤吉修崇 - 前園進也 - 山岡裕明 - 山本麻白
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オウム関係 青山吉伸 - 宇都宮健児 - 紀藤正樹 - 坂本堤 - 滝本太郎 - 横山昭二
上記以外 阿部克臣 - 池田和郎 - 井上拓 - 今村邦雄 - 岡正晶 - 奥村徹 - 小倉秀夫 - 川﨑美奈 - 神原元 - 北周士 - 九州の同期(隈淳平) - 黒田厚志 - 髙野洋明 - 杉山央 - 髙品惠子 - 髙橋峯生 - 壇俊光 - 名古屋聡介 - 樋口收 - 豚野郎 - 森川紀代 - 山口貴士
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