「上級国民」の版間の差分
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2019年11月23日 (土) 17:55時点における版
上級国民(じょうきゅうこくみん)とは、一般国民に対してそれ以外の(特別な)国民がいるかのような発言を受けて、それを皮肉るために生まれた単語(ネットスラング)である。
東京オリンピックエンブレム騒動を発端とし、主に2ちゃんねるの嫌儲板を中心として発祥した。
最近は池袋で大規模な交通事故を起こしたのにも関わらず逮捕されていない飯塚幸三氏の件について使われているが、恒心ではそれ以前から使われていた。
この項目では恒心においての用途・由来を説明する。
恒心との関わり
唐澤貴洋は祖父の河野一英ら親族の華々しい経歴が開示され、坂本総合法律事務所へのコネ入所疑惑が深まると、華麗なる一族のコネを最大限利用した人間というイメージが強くなった。
とらけんまが活発になると愛宕警察署の過剰とも言える反応(月永皓瑛が事務所のインターホンを押しただけで大勢の警察官に取り囲まれるなど)に、「上級国民は警察を私兵のように扱えるのか」、「警察が上級国民御用達の国営セコムとして動いている」という反感が強まった。
【朗報】唐澤貴洋さん警察に特別待遇を受けていた 1 :風吹けば名無し:2015/02/08(日) 23:00:58.35 ID:PnLu+53j0 不審者対策も万全の模様
また以前の恒心界隈では、黒田厚志弁護士の差別発言や他の教徒や路線を見下すような書き込みを高速バス脱糞コピペの「自分は○○だ、××とは違う」を改変して揶揄することがあったが、次第に事務所一派での内紛等において「上級教徒」という皮肉をこめた蔑称が使われることが多くなった。
本来は「コネ・地位により異常な優遇を受ける人物」という意味だったが、法律事務所クロスが賃料が月約25万円のピュア虎ノ門から月105万である高級賃貸タワーマンション「オランダヒルズ森タワー」へ移転したことなどから「カネに物を言わせてコストパフォーマンスが極端に悪い解決策を取る(取れる)人物」という意味を併せ持つようになった。
2015年に広まった経緯
この言葉は2015年9月1日以後にネット上で急速に広まった言葉であり、それ以前の使用例は非常に少ないとされる。
余談ではあるがこの件でデザイナー・佐野研二郎が海外の弁護士事務所のロゴを盗用していた疑惑が浮上している[1]。
佐野研二郎はこの問題により以前から教徒に知られていた佐野尊師に倣って「新佐野尊師」と呼ばれたりもした。
ニコニコ大百科より まず、背景としては2020年東京オリンピックエンブレムに関する騒動がある。2015年7月、多数の応募作品の中からデザイナー佐野研二郎氏によるエンブレム案が採用されることが発表された。 しかしその後このエンブレム案について、海外の劇場ロゴで先行する類似したデザインが使用されていたことが判明し、盗用ではないのかという疑惑が持ち上がった。 その騒動の中で、佐野氏(あるいは氏の事務所の他のデザイナー)による過去のデザイン等について、他者の写真や作品からの無断流用・トレースがあったことが判明し、佐野氏もそれを認めた。 その影響から、佐野氏がこのエンブレム案でも無断流用をしたのではないかと疑う人々が増え、佐野氏やこのエンブレム案を採用した五輪組織委員会への批判・バッシングも激しくなっていた。 ただし五輪エンブレム案自体については、佐野氏は盗用を否定していた。そのため佐野氏のエンブレム案がそのまま使用されていく可能性も残されており、使用を継続するのか、あるいは中止するのか、五輪組織委員会の判断に注目が集まっていた。 そんな中、2015年9月1日に五輪組織委員会はこのエンブレム案の採用を中止することを決定し、その件について記者会見を開いた。その会見では五輪組織委員会の武藤敏郎事務総長がこの判断に至るまでの経緯の説明を行ったが、その中で、(エンブレム応募作品の審査にあたった永井一正審査委員長の意見を紹介する、という形で)「一般の国民の方々」「一般国民」という言葉が使用されていた。 この言葉が使用されるまでの文脈を示す意味で、やや長くなるがその言葉を含む発言内容を引用する。 (「佐野氏は模倣を否定しており、エンブレムは自分のオリジナルであると主張している」という内容を伝えた後に) 永井審査委員長はですね、私はこれについて、「どういう風にお考えになりますか?」と伺ったところ、 『デザイン界の理解としてはですね、そのように佐野さんの9分割されたデザインの基本、それはピリオドとは全く違うものであるので、 違うものと十分認識できるものであって、佐野さんの言う通り、これは佐野さんのオリジナルなものとして認識されると、自分は思います』 と。 『デザイン界としては、そういう理解であります』 と、ということでありましたが、同時にですね、 『ここまで色々な形で問題となった時に、一般の国民の方々が、今のような説明で本当に納得されるかどうかということについては、現状、問題がある かもしれません』 と。これは永井さん自身のお話でありました。 『残念ながら、自分のこのような説明、それから佐野さんの説明は、専門家の間では十分分かり合えるんだけれども、一般国民にはわかりにくい、残念ながらわかりにくいですね』 という話が、ありました。 (ニュースサイト「THE PAGE」によってYoutubeに投稿された動画「東京五輪エンブレム問題で組織委員会が会見」より、武藤敏郎事務総長の発言内容を一部抜粋して書き下し。言いよどみ、繰り返しは省いた。) 以上のようにこの発言の文脈では、「一般の国民」「一般国民」と対比されていたのは、「デザイン界」「(永井一正審査委員長のような、デザインの)専門家」であったことがわかる。 即ちこの会見において、「一般国民」とは「デザイナーではない人たち」「デザインの専門家ではない人たち」、つまり「非専門家」という意味合いであった。 この会見の後、インターネット掲示板「2ちゃんねる」のニューススレッドやインターネット上のまとめサイトの中には、この「一般国民」と言う表現を「上から目線」であるといった論調で批判的に要約して伝えたものが多数あった。 その中では「一般国民」の対比として「上級国民」という表現が使用されていた。その結果、本記事のタイトル「上級国民」という言葉がネット上で急速に広まったのである。 なおこの言葉が広まるにつれて、「一般国民」が「デザインの専門家」と対比させた「非専門家」を指す表現であったという元々の意味合いについては割と薄まってしまったようで、「上級国民」という言葉は「デザイナー」「専門家」ではなく、「特権階級」「上流階級」を指して使われることも多いようだ。
2019年に広まった経緯
2019年4月19日に東京の池袋で87歳男性が自動車で暴走し、2名の死者と数人の負傷者を出す事故が起こる。この事件の加害者である飯塚幸三は通産省の官僚やクボタ取締役など数々の要職を歴任しており、事件後逮捕されなかったことや、マスコミの報道で加害者に対し「さん付け」で呼んでいた件、飯塚の遺族への対応の姿勢などがネット民の間で話題になり、「飯塚は上級国民だからこんなことをしても一般人より甘く見られるのか」と言われたため「上級国民」のワードが再流行した。
事件後、Twitterや掲示板において「上級国民」のワードは大拡散され、以前の五輪エンブレム騒動における「上級国民=デザイナー・専門家」、「一般国民=非専門家」という意味合いはたちまち忘れ去られていった。
因みに2019年現在「上級国民」はGoogle検索においてサジェスト汚染され、「上級国民 殺す」「上級国民 殺せ」などの過激な語句が出てくるようになっている。
なお現状飯塚と恒心の関係については、不謹慎ネタの一環としてカラケーで時折名前が上がる[2]他は極めて希薄である。
主な上級国民
以下、恒心において上級国民に分類されることの多い人物を挙げる。