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一方、イランやアフガニスタンのテュルク語や古いテュルク語では通常のアラビア文字のه(U+0647)とゼロ幅非接合子を組み合わせて表現される。
一方、イランやアフガニスタンのテュルク語や古いテュルク語では通常のアラビア文字のه(U+0647)とゼロ幅非接合子を組み合わせて表現される。


デーヴァナーガリーの場合はヴィラーマでの合字化を防ぐ。<span lang="sa">संरक्षक</span>([[サンラクシャカ]])を<span lang="sa">संरक्‌षक</span>という表示に変える。
デーヴァナーガリーの場合は[[#ヴィラーマ|ヴィラーマ]]での合字化を防ぐ。<span lang="sa">संरक्षक</span>([[サンラクシャカ]])を<span lang="sa">संरक्‌षक</span>という表示に変える。


==== ゼロ幅接合子 ====
==== ゼロ幅接合子 ====


ゼロ幅接合子(U+200D)もゼロ幅の文字であるが、こちらは接合することのできる文字を接合形に変形する。
ゼロ幅接合子(U+200D)もゼロ幅の文字であるが、こちらは接合することのできる文字を接合形に変形する。
デーヴァナーガリーの子音字にヴィラーマを付けたものは後続の子音字と結合するが、ゼロ幅接合子を置けば後続子音字が無くても接合形をとる。
デーヴァナーガリーの子音字に[[#ヴィラーマ|ヴィラーマ]]を付けたものは後続の子音字と結合するが、ゼロ幅接合子を置けば後続子音字が無くても接合形をとる。
  ञ + ◌् + U+200D → ञ् + U+200D → ञ्‍
  ञ + ◌् + U+200D → ञ् + U+200D → ञ्‍


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これは本来L属性扱いになるゼロ幅接合子をAL属性に変えるためである。
これは本来L属性扱いになるゼロ幅接合子をAL属性に変えるためである。


シンハラ文字のal-lakuna(ヴィラーマ、U+0DCA)はデフォルトでは合字を作らない。
シンハラ文字の<span lang="si">අල ලකණ (al-lakuṇa)</span>(ヴィラーマ、U+0DCA)はデフォルトでは合字を作らない。
  ද + ් + ධ → ද්ධ
  ද + ් + ධ → ද්ධ
一方でゼロ幅接合子を用いることで、合字を表示できる。但しフォントが対応していなければならない。
一方でゼロ幅接合子を用いることで、合字を表示できる。但しフォントが対応していなければならない。
  ද + U+200D + ් + ධ → ද‍්ධ
  ද + U+200D + ් + ධ → ද‍්ධ
  ද + ් + U+200D + ධ → ද්‍ධ
  ද + ් + U+200D + ධ → ද්‍ධ
ゼロ幅接合子がal-lakunaの前に来れば結合、後に来れば省略の上で結合形となる。
ゼロ幅接合子がal-lakuṇaの前に来れば結合、後に来れば省略の上で結合形となる。
またර、යの前、රの後に් + U+200Dが来る場合にはそれぞれrakaaraansaya、yansaya、repayaと呼ばれる特別な形になる<ref>[https://www.unicode.org/versions/Unicode15.0.0/ch13.pdf https://www.unicode.org/versions/Unicode15.0.0/ch13.pdf]</ref>。
またර、යの前、රの後に් + U+200Dが来る場合にはそれぞれ<span lang="si">රකාරාන්සය (rakaaraansaya), යන්සය (yansaya), රේපය (rēpaya)</span>と呼ばれる特別な形になる<ref>[https://www.unicode.org/versions/Unicode15.0.0/ch13.pdf https://www.unicode.org/versions/Unicode15.0.0/ch13.pdf]</ref>。
  ක + ් + U+200D + ර → ක්‍ර
  ක + ් + U+200D + ර → ක්‍ර
  ක + ් + U+200D + ය → ක්‍ය
  ක + ් + U+200D + ය → ක්‍ය
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