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「そのツイート炎上します!/本文」の版間の差分

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 ネット上で本人たちの素性が特定され、情報が拡散していることを知った犯人の一人が警察に出頭し逮捕され、その後、他の者も逮捕された。<br>
 ネット上で本人たちの素性が特定され、情報が拡散していることを知った犯人の一人が警察に出頭し逮捕され、その後、他の者も逮捕された。<br>
 どちらのケースも本人たちが自身の不法行為を無自覚にSNSにアップしたことで問題が発覚した事例だが、こういう場合の義憤に駆られたネット住民の行動は迅速で、すぐに犯人の個人情報が特定され、本人はもちろん家族の写真などがまとめサイトにアップされた。
 どちらのケースも本人たちが自身の不法行為を無自覚にSNSにアップしたことで問題が発覚した事例だが、こういう場合の義憤に駆られたネット住民の行動は迅速で、すぐに犯人の個人情報が特定され、本人はもちろん家族の写真などがまとめサイトにアップされた。
<div style="font-size:150%">11 差別意識 軽い気持ちのツイートが世界規模でトレンド入り。実況中継もされる</div>
<u>冗談で投稿した人種差別的ツイートが世界規模で話題となり、非難が殺到。勤務先からも解雇される</u>
 世界でもっとも有名な炎上事件として知られるのがジャスティン・サッコという女性をめぐる一連のストーリーだ。この事件の内容は『ルポ ネットリンチで人生を壊された人たち』(光文社新書)という本に詳しい。それによれば、ある企業の広報部長だった彼女は南アフリカへ向かう飛行機に搭乗する直前、ツイッターに「アフリカでエイズにかからないといいな。というのは冗談、だって私は白人だから」と投稿した。<br>
 この投稿が問題になった。彼女としては軽い気持ちだったという。11時間のフライト後に彼女は驚いた。なぜなら彼女のツイッターのリプライ欄は批判のリプライで埋め尽くされていたからだ。<br>
 フライト中に起きていることも彼女をびっくりさせた。ツイートの対応に追われたジャスティンの所属会社は彼女に連絡を取ろうと試みたが、飛行中に携帯電話の電源を切っていたこともありコンタクトは取れなかった。会社が彼女が南アフリカにフライト中である旨をリリースしたため、「#hasjustinelandedyet(ジャスティンはもう着陸したか)」というハッシュタグがトレンド入りした。軽い気持ちで投稿した内容が世界を巻き込む大問題となり彼女は会社を解雇された。<br>
<div style="font-size:150%">12 政治家の失言 勢いに載る政治家の失言で潮目が一気に変わった</div>
<u>反安倍の急先鋒であった小池百合子都知事が「排除します」と発言したことであっという間に形勢逆転。議席を伸ばすことができなかった</u>
 小池百合子都知事率いる希望の党。背水の陣の民進党は両院議員総会で希望の党への合流を決断した。だが合流するにあたって、リベラル派も取り込む形になるのかという報道陣からの質問に対し、小池都知事代表は「排除いたします」と厳しい言葉を用いた。さらに、その直後、質問した記者に向かって軽く笑んだ。<br>
 その様子は「緑のタヌキ」というテロップ付きで拡散された。<br>
 さらに小池代表の発言が全国ニュースで流されるに至って、それまでの追い風ムードから一転、世論は小池陣営に逆風となった。<br>
 特に排除という言葉のもつインパクトは大きかったようで、希望の党の勢いは急激に失速した。結果、議席も伸びず、「あの発言がなければ自民党と競っていただろう」と残念がる者も多かった。
 総理大臣の座を狙っていたとも噂され、飛ぶ鳥を落とす勢いだった小池代表は、軽はずみなひとことであっという間に勢いを失い、政治家の失言の痛手の大きさを広く世間に知らしめた。<br>
<div style="font-size:150%">13 不謹慎 猿に王女の名前をつけた動物園が炎上</div>
<u>新しく誕生した猿の名前を英国王室のベビーにちなんでつけたところ、「不謹慎だ」と大騒ぎに</u>
 2015年大分市の高崎山自然動物園で赤ちゃんサルが誕生した。当時世間はイギリスのロイヤルベイビー{{原文ママ|先には「ベビー」としているものをなぜ「ベイビー」にしたのか不明。}}ブームに沸いていたため、ウィリアム王子とキャサリン妃の間に生まれた王女にあやかって、赤ちゃんサルは「シャーロット」と命名された。<br>
 その直後から園には抗議の電話が相次いだ。<br>
 「英国の王室に対して失礼だ」という意見と、「他国のサルに皇族の名前をつけられたらどんな気持ちがするのか」というものが大半であった。<br>
 園の関係者は「冷静に判断すべきであった」と命名取り消しも検討するとしたが、そもそも名前は投票で決められる予定で、もっとも投票数が多かったのが「シャーロット」だった。<br>
 動物園は「世間に迷惑をかけた」と謝罪したが、当の英国王室広報が「気にしていません」とアナウンスした。<br>
 その結果、問題は一気に収束。怒っていた人たちは、ふりあげた拳を下ろす先がなくなったのか騒動はあっという間に沈静化した。<br>
 現在もシャーロットは高崎山で元気に過ごしており、昨年末に行われた動物園の中で人気のサルを決める「選抜総選挙」ではメスザル部門で1番人気に選ばれ、トータル3度目の栄冠に輝いた。<br>
<div style="font-size:150%">14 インフルエンサー 人気ユーチューバー・ラファエル</div>
<u>炎上させて儲けるシステムを作り上げたものの、損をしたファンの怒りを買いユーチューバーが殺害予告を受ける</u>
 人気ユーチューバー、ラファエルさんとヒカルさんは、「VALU」という仮想通貨サイトを使い、8月9日に上場した。VALUは購入者が増えると価値が上がる仕組みになっているため、ラファエルさんたちは自分たちの所有するVALUをツイッター上で宣伝し、VALUの価値を上げることに成功した。だが、これを8月15日に一斉にVALUを{{原文ママ|「これを」と「VALUを」の重複。}}売りに出し利益を得たという。<br>
 しかし、所有するVALUを一斉に売却してしまったため、価値は一気に下がり購入したファンが損をすることとなった。これによってラファエルさんは炎上し、本人が経営しているとされる会社の登記簿を特定され、ラファエルさんの本名と住所ではないかという情報がネット上に出回った。<br>
 さらに、イスラムの経典であるコーランをラファエルさんが燃やす動画が合成され、これが原因でラファエルさんは殺害予告を受けた。<br>
 2018年には80%超という高利回りの投資として水耕栽培を紹介。これに関しても、みずにゃんさんなど複数のユーチューバーが投資の危険を訴えた。<br>
 12月6日にBuzzFeedJapanが「人気ユーチューバー「世界一儲かる投資」「利回り80%超⁉」紹介動画が波紋」という記事を公開した。投資を募るには、出資法等の規制がかかるので、適法であるかをチェックする必要がある。<br>
 ラファエルさんは、今年過激な動画を撮影し、炎上させて再生数を稼ぐというスタイルから変わることを宣言しており、その動向が注目される。<br>
<div style="font-size:150%">15 盗用 五輪エンブレムを登用したとして炎上</div>
<u>東京五輪の公式ロゴに採用されたデザインに盗用疑惑が。さらに騒動は飛び火して過去の作品にも飛び火した</u>{{原文ママ|「飛び火」が重複している。}}
 2020年に開催される東京五輪に向けて、コンペで採用されたデザインに盗用疑惑が発覚し、白紙に戻されたのが2015年9月のこと。<br>
 アートディレクターの佐野研二郎氏がデザインしたロゴが、ベルギーのデザイナーが作成したシアターのロゴに酷似しているとしてIOCに使用差し止めを求める訴訟がベルギーのデザイナーによって起こされた。<br>
 国家を挙げての大イベントであり、国民が一致団結しようと盛り上げるオリンピックにケチがつくことはもっとも避けるべき事態であったが騒ぎは大きくなる一方であった。<br>
 佐野氏は盗用疑惑の指摘について「全くの事実無根です」と盗用を否定したが、同時期に佐野氏の作った過去の作品が、様々なフリー素材を無断で使っていたことがネット民の調査で続々と指摘された。この一連の流れを受けて、サントリーは佐野氏の作品を使ったキャンペーンを中止した。<br>
 佐野氏の作品のアラを探すことでネットは祭り状態になり、家族のプライバシーも脅かされた。<br>


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