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恒心文庫:人間短冊変態糞弁護士

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

高層ビルの屋上。真夜中のオフィス街は閑散と静まり返り、見えるのはビルの灯りが星空のように散らばっている静寂の虎ノ門である。
誰もいない広い屋上に、全身に縄を走らせ乱暴に縛り上げられた肉肉しい色白デブがへたり込んでいるではないか。裸で。
デブとつながった手綱の端を力強く握り仁王立ちしているは自衛官の制服に身を包んだ美少女(43)だ。
心中の怯えを隠しながらなお高慢な態度を見せるデブが、身を震わせながら嘆く。
「俺に逆らいやがってはよ日弁連に潰されろ無能アニ豚糞八ゲ弁護士が(こ、こんなところに渡しを連れて来てどうするつもりですか)」
「当職の馬鹿にして邪魔しやがってはよ殺されろ無能ドルオタパッカマンが(当職の職務を妨害した件につき、貴職から!当職への!!謝罪広告掲載を、要求する!!!)」
「ざけんな糞八ゲが1Aに頼んでSKMTに圧力かけてクビにしてやる(何故、渡しが謝罪せねばならないのでしょうか。正当な理由をお答えください)」
「反シオニズムという主義を掲げたナチズムの例を見れば明らかであろうが最たる帝国主義の米国に対抗しうるには、標榜する主義を選択しなければならない!その点で、パンスラブ主義と同調することが日本の活路であることを宣言するものである!(ファック!一族は有能だがテメェは本当に何もできない無能だなはよ殺されろや脱糞通報魔デブ)」
「その政治的主張と当職になんの関係があるのでしょうか。理解できません。(否、私こそがノモスである! )」
「危機は目の前である!!!打倒、ボギー1!!!(無能のくせに態度だけは一人前に威張ってんじゃねえぞデブ)」

「貴様が何と言おうが、今から謝罪広告を掲載させる!!」
美少女は乱暴に手綱を引き、屋上を囲う柵の一辺へ向かいだした。デブは肉に食い込む縄の痛みで誘導されるがままに進まざるを得ない。地に這う姿はさながら豚の如く。
怯んで抵抗し中々進まない豚に対し、業を煮やした八ゲは手綱をピシピシとひっぱり急かしつつ、腰に携帯していた乗馬鞭を取り出すと、だらしない豚の身体を打ち出した。
「痛っ!痛い!ひどいナリいいいいいい!!!!!!人の権利侵害を行う側にその覚悟はありますか。」

「やめてください助けてください許してください・・・」
続く執拗な打撃に、遂に態度を崩した豚が許し乞いを始めると、八ゲは畜生の笑顔を浮かべ豚を見下ろした。
初めから従順な者を調教しても退屈だ。あえて同じサディストの性質を持ちプライドの高い高慢な人間を己の手で屈服させ奴隷にする過程こそが、サド八ゲの嗜好する調教なのである。
そうしている間に、やっと二人は柵の間際へとやってきた。
はあはあと冷や汗を流し荒く呼吸する豚を間近に見下しながら、畜生な笑顔はそのままで八ゲが嬉しそうに問いかける。
「おう、ボギー1。許して欲しいか!?ん~?」
「はい!!!!お願いします!!!!!何でもします!!!!!」
床に額を擦りながらデブは懇願した。
「ん?今、何でもするって言ったよね!?」「当職の八イヒールを、舐めろ!!!!!!」
プライドを挫く調教の成果で、もはや身も心も豚となったデブは、素直に八ゲの足元に見える八イヒールへ顔を近づけると、おそるおそるながら、小さく舐めあげる。
舌に触れるエナメルの表面がデブにはとても冷たく感じられた。ただでさえ高いデブの体温が興奮でさらに増しているようだ。
「よ~し。上手じゃないか、デブ!」
「じゃあ次は謝罪広告、いってみよう♪」
八ゲは元から許す気などなかったのだ。
手縄の一端を柵に固く結びつけ、豚の恵体を持ち上げ立ち上がらせると、柵の外の空に力いっぱい豚を押し出し放り投げた!

「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )

豚の悲痛な断末魔が東京中に響き渡る。あまりの恐怖で大便と尿と精液を失禁しながら。
縄がしっかりとつながっているため必要以上は落下しないが、地上の様子が伺えないほど高いビルの屋上から空へ宙ぶらりん、吊り下げられる豚。
「ほ~ら!!ここからなら、東京中に!声なき声が聞こえるぞ~♪当職へ謝罪しろ!!!!!!!」
「答えてみろ!!!!!!この世で一番有能な弁護士は、だ~れだ(>∀<)」
八ゲは声を張り上げて問いかけてみたが、泣き叫ぶ豚には聞こえていないようだ。

「おうちにかえりたい・・・(声なき声に力を。)」
夜空の星に見守られて、虎ノ門の空に朝が来るまで、人間短冊はぶら下がっていたそうな。

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