マヨケーがポアされたため、現在はロシケーがメインとなっています。

恒心文庫:からさん、あっ…ダメ…いく、いっちゃう、中に出して…

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

ある法律事務所に対する誹謗中傷を書き込むために作られた掲示板は複数存在する、その中でも性的な嫌がらせに特化した板がある。暴れん坊会計士掲示板。通称デリュケー。

深夜のオランダヒルズ七階。ITに関する法律問題に特化した事務所に勤めている僕は、プロバイダに対する開示請求のための書類を作成していた。僕の同僚である唐澤貴洋、愛称からさんは僕の残業に付き合ってくれているのか、隣の席でアイスを食べながらパソコンを熱心に眺めている。彼は一体何を見ているのだろうかと気にしつつ僕は書類を完成させた。今日は早めに帰れるな。僕は小さくアクビをする。
「新作が投下されたから一緒に見るナリ」
いつの間にか、からさんが僕の背後に立っていた。新作?なんのことだ?
唐突に肩をつかまれ心臓が高鳴る。動揺を隠せない僕を横目に、からさんは後ろから手を伸ばしマウスを奪う。彼は喜々とした表情でキーボードを叩き、僕達に対する性的な嫌がらせに溢れている掲示板をパソコンの画面に表示させた。卑猥な文字列がディスプレイ一杯に表示された。
「山岡くん、下級国民共が当職と山岡くんとのホモセックスを妄想して小説にされてるよ。見てごらん。」
耳元で囁かれ、からさんの吐息が耳元にかかる。湿気がこもったそれの臭いは甘ったるく、彼が放った言葉と合わさって僕は思わず吐き気を催す。
突然後ろから抱きすくめられた。首を掴まれ横に向かされる。その体勢のまま、口を塞がれる。咥内にアイスの混じった唾液を無理矢理流し込まれた。抗議の言葉すら発することができない。
「ひろあき」
名前を呼ばれた。ようやく自由になった口で僕は悪態を放つ。
「唐澤さん、セクシャルハラスメントで訴えますよ。下の名前で呼ぶ、性的な読み物を見せる。同性間でも十分立件できます。 無論先程の行いも。 」
「けど、ひろあきはそれが好きなんだよね。」
「好きなわけないでしょう、最低な気分ですよ」
大きくて太い手が僕の股間を掴んだ。
「それなら何故、ひろあきのここは、なんでおっきくなってるナリ?」
羞恥で顔が熱くなる。僕の浅ましい欲望は全て見透かされていた。彼はその様子を見て、まんまるとした顔にサディスティックな笑みを浮かべている。
僕は彼が後ろに立った時点で性的な行為が行われるのを期待していたのだった。その時から完全に勃起をしていた。そんなこと、恥ずかしくて言えない。
からさんは無言で俯いている僕の首筋や耳をいやらしい手つきで撫ではじめた。
性感帯をまさぐられ、 嫌だと思う意思に反して身体は快感で身を震わせる。
からさんと出会わなければ、自分の中にホモセクシュアルとマゾヒズムが潜んでいるとは一生気づくことはなかっただろう。 僕は彼に逆らうことが出来ない。
スラックスのジッパーを下ろされ、先走りに濡れた怒張に直に触られた。敏感になったそこを刺激され、おもわず姿勢が前屈みになる。
「唐澤さん…やめて下さい…」
僕の嘆願を無視して、クリームパンのような手は僕のペニスを容赦なくなぶった。二人しかいないオフィスに性器がこすれるいやらしい音だけが響く。
「からさん…やだ…」
もう一度口を塞がれた。今度は唇が触れるだけの優しいキスだった。それに反して僕のペニスを握る手の動きは一層激しくなる。
「からさん、からさん」
無意識に彼の名前を何度も呼んでいた。僕はからさんに深いキスをせがんだ。粘膜が触れ、厚い舌が口の中に差し込まれた瞬間、喘ぎ声を発し彼の手の中に勢いよく射精した。
「ひろあき、素直になるナリよ。どうされたい?」
彼の問いに僕は答える。
「からさん、抱いてください…おねがいします…」
僕と彼との官能小説がディスプレイに表示されたままのPCが床に落ち、僕は彼に硬く冷たいデスクに押し倒される。その感触に背筋が震え、僕は覆い被さってきたからさんの重く柔らかい体にしがみついた。
深夜残業は、当分終わりそうにない。

挿絵

この作品について

もちろん「いっちゃう中に出して」でも一番上に出る

2016年12月5日、ゃ界に降臨したださいたまの証言で山岡が唐澤に「殺害予告されてるよ 見てごらん」と言われていたことが明らかとなった。汎用性の高さに「~されてるよ 見てごらん」というワードが一躍人気となった。

本作品はださいたまの投稿からわずか9時間後に書かれた作品である。

余談だが「いっちゃう 中に出して」でgoogle検索すると当ページが一番上に表示される。

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