あきらめ
あきらめとは、Orpheusの和声進行の1つ。また狭義のあきらめとして、パカソン「尊師の詩」のイントロと類似の定型句を指す。
概要
あきらめ(一般)
Orpheusにおけるコード進行定義の1つである(Aminの場合)「Am-E7-E7-Am-Dm-Am-E7-Am(1度繰り返し)」 の項目名。 教徒や一般ユーザーが追加したものではなく、元々開発者側によりデフォルトで提供されていた。
あきらめ(恒心定型句)
「尊師の詩」のイントロとアウトロで鳴り響く4つの和音のインパクトが大きかったために、教徒間ではこの定型句を指して「あきらめ」と言うことが多い。
この最も典型的なあきらめは以下の設定により再現可能である。
- 前奏/間奏/後奏を挿入
- 和声進行:あきらめ
- 間奏短縮:第 7, 8 小節のみ(最後4つの和音)
- 調の設定:ヘ長調/ニ短調
- 上記4設定により Gm-Dm-A7-Dm が現れる
- 伴奏楽器:ストリングアンサンブル 1
- リズム:単純に和音
上述した典型から離れて、楽器・調の変更があったり和音が前半4つであった場合でも、なおあきらめイディオムと認識される場合がある(後述)。
曲の最後に突然このイディオムを流して終わるのは、核ドラム乱射に並んでパカソン定番のオチになっている。ニコニコ動画やパカソン実況においてパカソン視聴中にこれが流れた際、「あ き ら め」とコメントされる。
動画
尊師の詩。冒頭から流れている音声が「あきらめ」である。
あきらめ
「あきらめ」を抜いた「新尊師の詩」
ホンネとタテマエ Youtube
中盤であきらめ句が効果的に用いられている。
唐澤貴洋に対する考察 Youtube
進行前半があきらめと認識される珍しい例が中盤に登場する。調違い。
カラシニコフがテトリスやりつつコサックダンス踊った Youtube
イントロは楽器・調ともに異なるあきらめ句。オチは調違い。
ネオクラシカル礼賛 パカソン保管庫
イントロは楽器・調ともに異なるあきらめ句。(曲の終わりは保続主音を伴う長調あきらめといった趣きがあり、暗から明へという古典的構成を持ちつつイントロとのバランスが取られている。)
ピアノ協奏曲第2番 挫折 パカソン保存庫
一曲全体を通してあきらめコードが使われているピアノ曲。
関連項目
外部リンク
- コード進行とは (コードシンコウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
- 【Orpheusアルバム】 コンセプト盤2「KRSWあきらめ変奏曲」 - 諦めをテーマとしたパカソンアルバム。ほとんどの曲にあきらめ進行が含まれる。