中野江古田病院

中野江古田病院

中野江古田病院外観
基本資料
名称	中野江古田病院
別名・通称	社会福祉法人浄風園中野江古田病院
分類	病院、医療機関
代表者	加藤 興一
設立年	1932年
所在地	〒165-0022 東京都中野区江古田4-19-9
電話番号	03-3387-7321
騒動との関連	八雲法律事務所の依頼人
公式サイト	http://nakanoegotahp.server-shared.com
関係者
山岡裕明 - 代理人 町田力 - 同上 長野英樹 - 同上
関係団体
八雲法律事務所 - 依頼先

中野江古田病院(なかのえごたびょういん)とは、東京都中野区にある総合病院である。

概要

社会福祉法人浄風園の関連施設であり、系列に介護老人福祉施設浄風園がある。病床数は173床（一般病棟92床・療養病棟81床）、透析施設を備えている。

沿革

公式HPより(魚拓)

• 昭和7年 「私立浄風園病院」として発足
• 昭和14年 財団法人浄風園の設立が許可
• 昭和27年 財団法人浄風園は「社会福祉法人浄風園」に組織変更
• 昭和33年 救急病院指定
• 昭和59年 現在の「中野江古田病院」と改名
• 平成4年 血液透析室・皮膚科外来を開設
• 平成16年 療養病床を増設し、一般病床136床・療養病床52床となる
• 平成20年 一般病床92床・療養病床81床となり、現在に至る

新型コロナ院内集団感染事件

2020年4月、新型コロナの院内集団感染が発生、複数の入院患者が死亡した。

＜新型コロナ＞９２人感染　中野江古田病院　停止指示後も外来継続(魚拓) - 東京新聞
　入院患者や医師ら九十二人に新型コロナウイルスの感染が確認された東京都中野区の中野江古田（えごた）病院で、区保健所が外来診療の停止を指示した後も、外来を受け付けていたことが分かった。感染の拡大につながった可能性がある。
　都によると、十二日時点で九十二人の感染が確認され、院内感染が発生している可能性が高く、引き続き検査を進めている。
　区によると、今月一日に病院から「原因不明の発熱をした入院患者が四人いる」と区保健所に連絡があり、調査を始めた。翌日、さらに入院患者一人を加えた五人のＰＣＲ検査を実施。保健所は三日、新型コロナウイルスの感染の可能性があると判断し、外来や患者の入退院、転院の停止を口頭で、病院に指示した。停止開始の時期は明示しなかったという。
　四日、病院は外来を続けていたが、検査した五人全員が陽性と判明。五日に外来と入院の受け入れを中止した。病院は取材に「ホームページで発生状況や対応を公表していく」と話した。　（三輪喜人）

報道によると中野江古田病院が院内感染を届け出たのは4月1日となっている。保健所から診療中止を指示されたのは4月3日だが、その後も外来診療は続き中止したのが4月5日のことであった。都の発表も遅れた結果、付近一帯がクラスター状態となり周辺施設にまで感染者が拡大する。スタッフが4月5日まで院内に感染者が出たことを知らされていなかったという話や検査結果が陰性でも陽性無症状患者と同室に入院させるなど病院の対応にも問題があったと見られる。入院患者12名が死亡、病院には取材が殺到した。

また、感染後重い後遺症が残った看護師が労災を申請している。会見には労災に強い弁護士も同席するなど病院の体制に問題があったのは疑いのない事実である。

内部告発アカウント？を開示

マヨケーの八雲法律事務所事実追及スレで山岡らの発信者情報開示請求訴訟(令和２年（ワ）第２２４１４号)が発見される。プロバイダはNTTコミュニケーションズ、対象Twitterアカウントは、江古田太郎Twitter:@bJYmVFLbr6609X3ではないかと見られる。一部「日本では法的な要求により非公開」というツイートがあり、その部分が開示対象となったと推測される。なお、海外VPNや魚拓を使うと普通に表示される。

投稿者の江古田太郎は感染が公になった四月初頭からアカウントを開設し「職員に土下座を強要している」というパワハラがあったことや「集団感染発表してまだ１週間も経ってないのに今日のお知らせ無し。これがいつもの隠蔽です。」と感染が隠蔽されたことを明かしている。また都議会議員に中野江古田病院の調査依頼をリプライするなど、内部告発のような動きを見せている。

結局アカウントは開示され、原告には契約者の氏名が通知されたが、マンション一棟の共通回線だったようで、山岡らは更なる裁判（令和3年(ワ)第9794号）を起こした。原告は「被告提供のインターネット接続サービスの内容からすれば、通常は、同サービスを利用して本件各投稿をした者は本件マンションの居住者であると考えられる」とし 「本件投稿をした者が本件マンションの居住者である蓋然性は高い」としてログイン時のIPアドレスの開示を求めている。請求は受理され、投稿者は開示、投稿時間(朝6時～8時)から居住人物の投稿によるものと認定された。判決文によると、投稿者はこの病院に勤めている人物で「原告が保有する職員情報等を前提として，被告が保有する本件情報の開示によって本件発信者を特定することが可能であるといえる。」ことから、社員情報からある程度検討が付いており勤務表などから該当の社員を焙りだす目的があったと見られる。また、「原告が本件発信者に対する不法行為に基づく損害賠償請求の準備」をしているとあることから、更に何らかの裁判があった可能性もある。

この投稿内容は、判決文によると「これらの事実が真実であることをうかがわせる証拠は見当たらず」とし、その根拠は「感染の事実を投稿前にHPで公表していること」を理由としている。しかし前述の労災隠しの件や看護師の口コミサイトに「設備が古い」「看護師の教育体制が無い」「いじめがある」などの書き込みが見られる点から勤務スタッフに不満が蔓延していた可能性がある。投稿者は「感染対策委員会に委員長が数年間出席していない」と語っており、そのような不満からアカウントを開設し投稿に至ったと見られる。投稿者はTwitterではなく確実な証拠を以て、保健所や議員などに相談すれば病院の隠蔽体質が明らかになったのではないだろうか。

山岡が依頼人の利益のために内部告発を開示したのはサイモントン療法協会でも確認されている。またIT弁護士ナビでも「『ブラック企業』という虚偽の投稿をした元従業員を特定のうえ、和解で解決した事例」を紹介するなど、こういう事例にはよく対応する事務所だということが想像できる。

外部リンク

• 中野江古田病院 - 公式サイト
• Twitter:@bJYmVFLbr6609X3 - 開示対象
  • 江古田太郎@bJYmVFLbr6609X3の魚拓

関連項目

• 東京地方裁判所令和２年（ワ）第２２４１４号
• サイモントン療法協会 - 同様に山岡が内部告発を開示した
• 天佑会 - 同上

山岡裕明
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