「炎上弁護士/本文」の版間の差分
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→自宅に届いたレターパック
>小林一三伊藤博文 (→親子関係の未熱さがネットに走らせる?: 誤字修正) |
>衝撃に強い弁護士 |
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差出人の住所も名前も、心当たりがまったくない。それなのに、レターパックには[[恒居|自宅の住所]]と私の名前が書いてある。<br> | 差出人の住所も名前も、心当たりがまったくない。それなのに、レターパックには[[恒居|自宅の住所]]と私の名前が書いてある。<br> | ||
私は瞬時に嫌な予感がして、悪寒がした。<br> | 私は瞬時に嫌な予感がして、悪寒がした。<br> | ||
その場でレターパックを開けて見てみると、A4判5枚ほどの小説のようなものが入っていた。<ref> | その場でレターパックを開けて見てみると、A4判5枚ほどの小説のようなものが入っていた。<ref>当初は[[デリュケー]]小説あたりかと思われていたが、[[新・情報7DAYS ニュースキャスター]]の尊師出演時にレターパックから取り出したプリントが映り[[オメガ文学]]だったことが判明</ref>気味が悪すぎて内容はよく読まなかったが、<br> | ||
おどろおどろしい幽霊のような字体のフォントで書かれたものを見て、「やっぱり……」と目の前が真っ暗になった。<br> | おどろおどろしい幽霊のような字体のフォントで書かれたものを見て、「やっぱり……」と目の前が真っ暗になった。<br> | ||
「ついに自宅まで特定されてしまったか」と絶望して、その場に立ち尽くした。<br> | 「ついに自宅まで特定されてしまったか」と絶望して、その場に立ち尽くした。<br> | ||
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レターパックの宛先を再度確認すると、部屋番号までは記載されていない。<br> | レターパックの宛先を再度確認すると、部屋番号までは記載されていない。<br> | ||
つまり、レターパックの送り主は部屋番号までは特定できなかったということだ。<br> | つまり、レターパックの送り主は部屋番号までは特定できなかったということだ。<br> | ||
ただ郵便局員が気を利かせて、親切心でレターパックを私の自宅ポストに投函してくれたのだろう。<br> | |||
しかし、配達記録が残るレターパックを私が受け取ったことで、配達完了が送り主に伝わってしまったことになる。いずれ不審者が私の自宅マンションに来て、事務所と同様に不法侵入やイタズラをするのは間違いない。<br> | しかし、配達記録が残るレターパックを私が受け取ったことで、配達完了が送り主に伝わってしまったことになる。いずれ不審者が私の自宅マンションに来て、事務所と同様に不法侵入やイタズラをするのは間違いない。<br> | ||
「[[聖遷|このマンションにはもういられない]]」<br> | 「[[聖遷|このマンションにはもういられない]]」<br> | ||
213行目: | 213行目: | ||
嫌がらせは自宅への郵送物だけではない。<br> | 嫌がらせは自宅への郵送物だけではない。<br> | ||
インターネット上でも、赤の他人である人物の近しい関係者であるかのように書かれることもしばしばだ。<br> | インターネット上でも、赤の他人である人物の近しい関係者であるかのように書かれることもしばしばだ。<br> | ||
たとえば、2014年5月、[[AKB48握手会傷害事件| | たとえば、2014年5月、[[AKB48握手会傷害事件|岩手県で開催されていたAKB48握手会での傷害事件の犯人として、私がインターネットで誹謗中傷されたことがあった。]]<br> | ||
新聞にも載った事件なので覚えている方も多いと思うが、背森県の24歳男性が、改造した折り畳み式のこぎりで、入山杏奈さんと川栄李奈さんと男性スタッフの計3名を襲った事件だ。犯人はその場で現行犯逮捕された。<br> | 新聞にも載った事件なので覚えている方も多いと思うが、背森県の24歳男性が、改造した折り畳み式のこぎりで、入山杏奈さんと川栄李奈さんと男性スタッフの計3名を襲った事件だ。犯人はその場で現行犯逮捕された。<br> | ||
当然、そのとき私は岩手県にもいないし、犯人はその場で捕まっているのだから、犯人であるはずもない。<br> | 当然、そのとき私は岩手県にもいないし、犯人はその場で捕まっているのだから、犯人であるはずもない。<br> | ||
280行目: | 280行目: | ||
被害者は刻一刻と増え続け、追い込まれている。<br> | 被害者は刻一刻と増え続け、追い込まれている。<br> | ||
本書がそうした現実を改善する一助となればという思いから、筆をとった。<br> | 本書がそうした現実を改善する一助となればという思いから、筆をとった。<br> | ||
私の身に起こったこと、その経緯、今後の課題などをわかりやすくお伝えして、そうした事態に陥らないための道しるべとなれば幸いである。 | |||
== 第1章 なぜ、僕が炎上弁護士になってしまったのか == | == 第1章 なぜ、僕が炎上弁護士になってしまったのか == |