「唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/麻原裁判をふり返って」の版間の差分
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もちろん主尋問で証言された検察の筋書は果たして信用できるか、という観点からの反対尋問だが、ただ「それは本当ですか?」と聞いても「本当です」と答えるだけで全く意味をなさない。前述のとおり、弁護側の準備は全く不十分なまま審理に突入した結果、弁護側から矛盾する事実を突きつけようとしても、その情報自体が極めて限られていた。そこで、我々としては、その証人からできる限り沢山の事実を聞き出し、その場でそれが他の証拠や証言、あるいはその証人自身のそれまでの供述と矛盾しないかを確認しながら、弾劾していくという手法をとらざるを得なかったのである。 | もちろん主尋問で証言された検察の筋書は果たして信用できるか、という観点からの反対尋問だが、ただ「それは本当ですか?」と聞いても「本当です」と答えるだけで全く意味をなさない。前述のとおり、弁護側の準備は全く不十分なまま審理に突入した結果、弁護側から矛盾する事実を突きつけようとしても、その情報自体が極めて限られていた。そこで、我々としては、その証人からできる限り沢山の事実を聞き出し、その場でそれが他の証拠や証言、あるいはその証人自身のそれまでの供述と矛盾しないかを確認しながら、弾劾していくという手法をとらざるを得なかったのである。 | ||
井上に続いて、実行犯の一人である[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教の幹部・信者一覧# | 井上に続いて、実行犯の一人である[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教の幹部・信者一覧#クリシュナナンダ正悟師|林郁夫]]、そしてその他の実行犯と、次々と証人尋問が続いていく。地下鉄サリン事件が終わると坂本事件、松本サリン事件、そしてそれ以外の様々な事件と、結審まで実質約7年間、延べ約1300時間、計522人の証人尋問、約250回の期日に及ぶ実質審理が行われた。 | ||
=== 宗教としてのオウム === | === 宗教としてのオウム === |