恒心文庫:選抜試験
本文
とある法律事務所で入所希望者の選抜試験が行われようとしていた。
試験官を担当するのは山岡裕明である。
裕明が候補者に告げる
「うちの法律事務所で一番必要なのは気合と漢気だ、生半可な根性じゃうちの弁護士は勤まらねえんだよ、お前ら覚悟はできてんだろうな?」
皆が頷き裕明の次の言葉を固唾を飲んで待つ
「じゃ、始めるか、まずお前らスラックスも下着も脱げ」
あるものは言われるがままスラックスも下着も脱ぎ下半身を丸出しに、あるものは困惑する。
「今脱がなかったやつは出て行け、ほら早く消えろ」
裕明の気迫に脱がなかった候補者は言い返すことも弁明することも叶わず
すごすごと出口を後にするしかなかった。
下半身を丸出しにした候補者に裕明が更に命令を下す。
「よし、気合を入れろ。気合を入れるってことがどういうことなのかわかるよな?チンポに血液集めてヘソに限りなく亀頭を近づけるんだよ」
あるものは己をそそり立たせることに成功した、しかしあるものはこの雰囲気のせいで気圧されたのかふにゃふにゃだった。
「気合が入れられなかった奴はこの事務所に入ることはできねえ、悪いがお引き取り願おう。弁護士ってのはどう言う状況でも自分を奮い立たせることができねえとやって行けねえ、裁判の雰囲気に気圧されてろくに弁護できねえなんて依頼人に申しわけが立たねえからな」
また数人が出口へと向かっていった。
「残ったのはお前だけか、そうだな、お前の気合と根性を最後に見せてもらおうか。
ここに六法全書があるだろ?コレを紐で縛るからチンポに括り付けて持ち上げろ、そんで持って部屋を一周しろ」
候補者最後の1人はチンポが赤黒く変色し脈打ちズキズキ痛むのをこらえながら見事にそれをやってのけた。
「やるじゃねえか!お前の漢気しかと受け取ったぜ!合格だ!最後に、男汁ぶっ放す様見せてみろや」
候補者は玉のような汗を垂らし己の竿を扱く、摩擦熱で竿は発火しそうな勢いである。
祥平の竿から高々と漢気が発射され、裕明の顔まで飛んでいった。
「なんて奴だ、ここまで男汁を飛ばせるとは、とんでもねえ逸材が来やがった。お前をを一人前の弁護士にするのが楽しみだ!今日のところはもう帰っていい、明日雇用契約結ぼうじゃないか」
翌日、候補者から辞退の連絡があり、あの法律事務所はイカれた法律事務所であると噂が立ち近づく人がいなくなったそうだ。
タイトルについて
この作品は公開された際タイトルがありませんでした。このタイトルは便宜上付けたものです。
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