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恒心文庫:牛丼チェーンM屋にて(都内男子大学生Aさんの体験)

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

深夜小腹がすいたので駅前のM屋に牛めしを食べに行ったときのことです。
私は一人暮らしをしている大学生ということもあって食事にははっきり言って無頓着でありまして、手軽に肉が食えるM屋は重宝しておりました。
さて、店内に入り店員のいらっしゃいませを聞き流しながら食券を買い席についた時のことです。
いつもとは違う光景に気がついたのです。
M屋では味噌汁がサービスでついてきます。お世辞にも美味しいとはとても言えないシロモノではありますが、男子大学生にとってはそれでもありがたいものです。
あの味噌汁を作るための機械というか、ボタンを押すとお湯と味噌が一緒に出て味噌汁が出来上がるサーバーがありますよね。
あれがなかったのです。別にないのはそれほどとりたてて言うほどのことでもないかもしれませんが、
あの機械のあった場所に下半身むき出しの小太りの男が和式便所でウンコをするようなかっこうで座っていたのです。
はて、一体どうしたのだろうということを考えながらも食券をカウンターに出し、店員につゆだくにしてくれるように頼みます。
「牛丼一丁!つゆだく!モミ」と元気よくカウンターに注文を伝えるとすぐに牛丼は出てきました。
いつもでしたら、ここで味噌汁が出てきます。しかし今日は味噌汁の機械がありません。
どうするのだろうと思っていると、店員はお椀にわかめやお麩を入れた後、そのお椀をむき出しになった小太りの男のケツの下へと差し出したではないですか。
小太りの男は「あああああああああ」などと絶叫を上げながら、ケツから下痢便を垂れお椀を満たしていきます。
あっという間にお椀は茶色い液体でいっぱいになります。
店員はそれを私のカウンターのところへおき「以上でご注文はおそろいモミね」と一言告げました。
ですが、私としてはどうしても味噌汁の機械がなくなったことがひどく気になり、店員にそのわけを尋ねました。
すると、不調なので修理に出し、その代わりにあの男に入ってもらっているとのことでした。
その説明になるほどと納得し、さてさて味はどんなものかなと下痢便をずずずっとすすってみます。
なんとこれが予想以上に美味しくてびっくりしました。香りは高く、のどごしもあります。たまにコーンやニラが出てくるのもハプニングポイント高めです。
この下痢便と牛丼を存分に堪能してしまいました。
M屋はこれからはこの下痢便を売り出せば良いのにと思ったほどです。
帰宅するためにM屋から出る際、もう一つどうしても気になっていることがあったので店員に尋ねました。
「どうして父さんと兄さんはそんなことをしているんだい」
しかし、二人は何も答えません。
父がちらっと視線を送ったその先の厨房、黒いもみあげが見え隠れしているのを私は見逃しませんでした。

(終了)

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