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恒心文庫:正義の御旗のその元で

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

僕は警察官だ。街の平和を守る正義の味方だ。
にも関わらず、なぜ僕はこんな悪の権化の警護をしているのか。

それは、僕がデブ専ホモのゲイ察官だからである。

身辺警護の名目で警護対象の後ろを歩く。足を踏み出す度に美味そうに揺れる大きな尻。たまらない。移動は牛のように遅かったが、プリ尻を鑑賞できる時間が伸びることがありがたかった。

「橋本くん、脱糞するから待ってて欲しいナリ」

突如発せられた声に、尻に吸い込まれていた意識が引き戻される。赤みがかった頬が目の前にある。

「分かりましたからさん。お気をつけて」

そう返すと、彼の顔が真っ赤になった。ところでこのからさんというあだ名、僕が適当につけたものだ。当初は嫌がる素振りを見せた彼だったが、自身のニックネームとしてfaithbookに載せるぐらいだから照れ隠しだったのだろう。今だって明らかに喜んでいる。

「橋本くん、終わったナリ」

辺りに立ちこめる芳醇な香りは、脱糞が終わったことを示す。脱糞の終わりも大好きです!

「からさん、早くお尻を出してください」

僕の言葉を聞いて、彼は四つん這いになる。降ったばかりの若い雪のような清廉な菊の花。これはいい。僕はむしゃぶりつきたい衝動を押さえつつ、ベビー用お尻ふきで丁寧に拭いてやる。ウエットティッシュ越しに触れた彼の菊門は暖かかった。僕の拳銃が熱くなっていくのが分かる。

「橋本くん、どうしたナリ?」

からさんの無能ボイス。
もうだめだ。我慢できない。
僕は服を脱ぐ。そして僕は股間から剛直を取り出す。彼の湿ったクレバスにあてがう。からさんが気づく。からさんが慌てる。

「だめぇ!太すぎるナリぃ!裂けちゃうナリぃ!」

自身の股間を見てみると、確かにいつもより太くなっていた。僕のベビーナンブがライフル銃と化している。彼の旭日章は切れてしまいそうだった。これはいけない。

と、その隙を突かれてからさんが逃げる。それを僕が追う。端から見れば、褌一丁の変態男を、下半身裸の変態警察官が追いかけているという構図だろう。ですがそれでいい。俺はゲイ察官だ、こいつらとは違う。

そして視界に飛び込んできたのは警察署。からさんは蜘蛛の糸にしがみつくガンダタよろしく、正義の味方のアジトに駆け込む。愛無き時代に生きる彼にとって、「愛」と名の付くそこはユートピアに見えたか。

だが、である。
そこは性技の味方のアジトなのである。
僕がデブ専ホモ嗜好を布教した場所なのである。
ユートピアはユートピアでも、そこはホモのユートピアなのである。

「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」

刹那、建物からからさんの脱糞音が聞こえた。彼の初釜を頂くべきはこの僕でなければならない。急いでパーティー会場に行かなければない。

僕は警察官だ。街の平和を守る正義の味方だ。
悪いものをこらしめる仕事が、ようやく始まる。

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