恒心文庫:古希祝い
ナビゲーションに移動
検索に移動
メインページ ・ この作品をウォッチする ・ 全作品一覧 ・ 本棚 ・ おまかせ表示
本文
唐澤貴洋は70を迎えた父の体に生気を入れるため、自身の一物を入れてやることにした。父の肛門はまるで火山のように盛り上がっており、皺の一つ一つには茶色の溶岩が染み付いている。火口からは僅かにガスが漏れてとても臭い。
一物を宛がうと肛門は亀頭に吸い付き、染み付いた糞便が付着した。そのまま腰を前に突き出し根本まで一物を挿入する。柔らかく熱い腸壁が包み込む。緩やかに蠕動するそれは一物全体を適度に愛撫して気持ちがいい。接合部からは糞まじりの腸液が溢れ、唐澤貴洋の陰毛に吸い込まれた。
それまで放散していた陰毛は尻にべっとりとしがみつき、父の縮れ毛と絡み付く。一物を引き抜く際陰毛が糸を引くように粘り落ち、また絡み付いた縮れ毛を同時に引き抜くため、抜いている途中で肛門が引き締まる。まだ中に入っている亀頭辺りはそれを味わうことが出来るが、竿の大部分は味わうことが出来ない。再び腰を使って入れようとしても、鍛え抜かれた父の締め付けは生半可な力では突き抜けず、必然的に強くピストンすることになる。そうすると最初よりも多くの毛が絡み付き、より多く引き抜き、より強く締まることになるのだ。これを繰り返しているうち父の縮れ毛は全て引き抜かれ、立派なパイパンが出来上がった。
ピストンは唐澤貴洋が射精するまで続いた。しばらくして一物を引き抜くと、荒野に咲く一輪の花から純白の涙が流れ出た。それが意味するのは息子への感謝か、それとも懐妊への喜びか。
洋は息子を見てにっこりと微笑んだ。
リンク
- 初出 - デリュケー 古希祝い(魚拓)
恒心文庫