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恒心文庫:バイブ・フィニッシュ

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

暗闇に声が絶えず轟く。
落ちないナリ・・・落ちないナリ・・・。
かろうじて微かな輪郭が分かる暗闇で、貴洋は巨大な腰を振っていた。
というのも、オナニー大好き貴洋の股間、その竿の表面が黒くくすんでいるのだ。時間場所問わずしごき続けた結果のホルモンバランスのためである。しかし貴洋はそれを汚れた為だと考えているのだ。こすれば汚れは落ちる。皿だって床だって机だって。ならば当職のチンポもその通りだろう。
ゆえに貴洋はこすりつけている。皿に、床に、机に、目に入るありとあらゆるものに、分け隔てなくチンポの側面をこすりつけて回るのだ。
今は横に眠る父の寝巻き、その内側にチンポを差し込んでこすりつけていた。弛んだ尻タブが染み入る様にチンポの体温を奪い、ただでさえ暗闇で捉えられない輪郭を曖昧にしていく。その死肉の様な感触に、貴洋は顔を歪めた。冷たいと汚れは落ちにくいのだ。ならば温かいところへ。より熱いところへ。そうして貴洋は尻タブの間へと自分を押し込んだ。
そこは打って変わって灼熱地獄だった。チンポが触れる壁面は熱く脈打ち、改めて血が通ったチンポも熱く脈打っている。
堕ちる!堕ちる!
貴洋は薄れゆく意識の中、ふと思い出した。ただの歯ブラシより電動歯ブラシの方が良く汚れが落ちる。そして直感する。稲妻よりも早く指令が貴洋の体を駆け巡り、手繰り寄せたそれをそのまま自分の肛門にぶち込んだ。
それはバイブであった。自然色とも言うべきくすんだオレンジ色をした、側面が蛇腹になったバイブである。モーター音を響かせうねるそれは、貴洋のすぼまった肛門の中で小刻みに震え、これ以上動き様が無い程カチンコチンに固まったチンポを高速で震わせた。
粘質なものをかき混ぜる音が、貴洋の耳を打つ。父の腸内で、貴洋のお手製バイブが腸液と空気をかき混ぜているのだ。耐え切れるはずもない。すぐに貴洋は全身を震わせ連続で発射する。
バイブ・フィニッシュ。
勢いよく抜ける貴洋。当然、貴洋のチンポは黒いままであったが、それでも彼は満足であった。なぜなら彼の放った洗浄液は、間違いなく父の排水管を真っ白にしたのだから。

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