恒心文庫:トラカシペワリストリ
本文
ここは法律事務所クロス。この事務所で
トラカシペワリストリが行われようとしている。シペトッテクという神に生贄を捧げる大祭である。
皮を剥がれ心臓を捧げられるのにふさわしい男をこの法律事務所から選び出さねばならない。生贄に捧げるのなら見目麗しい男がいいはずだ。短足のデブなぞ捧げようものならバチが当たると言うもの。
言うまでもなく唐澤貴洋は候補から外れ
残る2人山岡裕明と山本祥平の2人から選ばれる運びとなった。
くじ引きの結果選ばれたのは裕明だった。
抵抗する裕明を輸姦しメスイキアヘアヘ状態にしたあと、台座に固定する。
一糸纏わぬ裕明の若く美しい体、その正中線の頂点から一直線に股までナイフで切り裂く。
同時に他の者たちが両手両足も同様に一直線に切り裂く。
その直線を起点に裕明の皮を剥いでいく
ゴメをキめられメスイキしている裕明は恍惚としているため叫び声ひとつあげない。
剥離を終えた裕明の皮を唐澤洋が被るのだ。
そして、ナイフを手に取り剥皮され赤い人体模型と化した裕明の胸の真ん中に切先を根元まで深々と突き刺しまた、一直線に引き下ろす、迸る鮮血、裕明の目が大きく見開かれる。裕明の胸に穿たれた細い穴に洋が無造作に手を突っ込み未だ躍動する裕明の心臓を抉り出した、血管を強引に引きちぎり裕明の心臓を強引に体から引き離す。
体表に出されたと言うのに鼓動を止めない心臓、それを高々と掲げ神に捧げる。
裕明の剥皮された真っ赤な体
裕明の皮を被り心臓を高々と掲げる洋
台座とその下の深紅の鮮血。
この祭りの有終の美を飾るにふさわしい光景である。
洋はここから半年ほど裕明の皮を被ったまま過ごす事になる。祭りはまだ終わらないのだ。
タイトルについて
この作品は公開された際タイトルがありませんでした。このタイトルは便宜上付けたものです。
リンク
- 初出 - デリュケー トラカシペワリストリ(魚拓)
- 恒心文庫:連ケツ会計の儀 - 同じく儀式をテーマにした作品