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恒心文庫:センター試験 唐澤貴洋

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

現在、当職が練馬区に住んでいるとの情報が掲載されておりますが、
当職が住んでいるのは、私が住んでいるのは港区です。

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上の文は唐澤貴洋のFacebookにある文章である。
同じ文の中で一人称が「当職」から「私」に変わったのは、どのような理由があると思われるか。
次の1~4の中から一つ選べ。

1 一人称を「私」に変えると同時に、公的な立場にいる自分から私的な立場にいる自分への変化を読者に訴えかけている。
2 「当職」と「私」は別人であり、その二人が港区に住んでいることを示唆している。
3 ついうっかり普段使っている一人称が出てしまった。
4 唐澤貴洋は黒人であるためまだ日本語の使い方がうまく解っていない。



講評

 尊師の文章から出題された本年度は、その文章の難解さも相まって高難度であったと言ってよいだろう。
さて、本問であるがこれは正当のない不適切な設問である。
一人称の変化は、摂取した弟の人格が出てきたと解釈されているため、
今回の解答のいずれにもあてはまらない。
以下、選択肢を吟味する。
1については、尊師には訴えかけることができるほどの知能はないので不適。
2は、別人であるとする根拠がなく不適。
3は、尊師の普段の一人称は「俺」なので不適。
4については、前半部は正しいが、そもそも日本語の使い方が分かっている・いないという次元ではなく
健常か知的障害者かという次元なので不適。
今回の設問について、恒心ゼミナールは大学入試センターに対して、
この設問が不適切ではないかとする質問状を送付済みである。

以上

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