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恒心文庫:オナホール職人の朝は早い

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

「ハァ…ハァ……からさん…からさんっ…!!」
グッ 手に力を入れる。途端に握られている肉棒の先端から大量の白濁液が吹き出す。
AV女優の中には潮噴きプレイをする前に大量に水を飲む者がいるときくが、俺はそんなことをせずとも毎日カルピス以上に深みのある白い液体を噴射することができる。毎日といっても1日1回じゃない。その日にからさんを思った回数分する(だいたい1日10回は軽く超える)。
高校生時代はグラビアや2次元で抜いていたが1日1回で満足できた。それが大学に上がり、からさんという淫猥の化神を知ってしまってからというもの異常なスピードで性欲が溜まり、異常な量の白濁液を噴出するようになってしまった。肉棒と玉袋の大きさも高校1年生の健全な頃の倍程には成長した(身体が全体的に成長した分もあるとは思うが)。

話が逸れてしまった。さて、まずどこからこの異様で神々しい状況を説明しようか。先述した通り今俺はからさんの妄想をしつつシコって達したところだ。それも当のからさんの目の前で。
と、それだけでは理解出来ないであろうからまずは俺達の出会いから語るとする。

俺がいつもオナニーのネタを探しに訪れるうじケーという掲示板にその書き込みがなされていた。
『爆弾三勇士に負けないように頑張ろう。 今こそ当職らうじスレ民が決起する時である。 勇志者はここへ http~~~』
非ログ保存型の簡易的な掲示板へのリンクだった。そこに書き込みをする・書き込みを見る前にログイン(パスワードと名前を設定するだけであるが)をしなければならず、ログインすると端末のIPが晒される仕組みになっていた。ツールの使用も制限されている。
『えんそく さんがログインしました。』
ログインし終えログを見ると私以外のコメントはたったのそれだけであった。おそらくえんそくというのはあのコメントをした者であろう。
『からさわ@無能 さんがログインしました。』
俺のログインメッセージを含めて三つ目のログインメッセージが届く。ここまでシステムメッセージしかない。
『えんそくさん、ここはなんなんでしょうか?』
いるかどうかは分からないがコメントをしてみた。からさわ@無能は少なくとも見ているだろう。
『当職は今まで性欲の赴くがままに尊師でシコってきました。しかしいくらシコっても収まりはつかず、私は尊師を拉致することを決意しました。』
えんそくから返信がくる。どうやらこの人も俺と同類のようだ。
『私もです。ですが、何人もの同志が束になってかかったのにも関わらず陥落させることは出来なかった虎ノ門より更に警備の堅いオラ森を攻略するなんて不可能では?』
からさわ@無能が発言してきた。二人に親近感を覚える。
うじケーではこのような拉致談がいくつも行われてきたが、結局決行日誰も来なかったり、けんましただけで終わったり、国営セコムに捕まったりした。
『当職に秘策がありますを』
えんそくが自信アリげに応える。
決行日。旧聖地・虎ノ門前。
俺は黒のTシャツに蒼い上着、ジーパンと顔にはマスクという格好で来た。俺自身は24歳の身長174、顔は中の上(自称)くらいの普通の大学生だ。
けんま自体は何度も行ってきたが複数人でのけんまは初めてで少し緊張する。というか本当に誘拐するつもりで来てはいるのだが。
二人は指定の時間より1分ほど遅れてやってきた。
1人はサラリーマンが着るようなピシッとしたスーツに身を包みでおり、30代後半?、身長170ちょい?、髪はオールバックのけっこうイケてるワイルド系で、もう1人も30代後半?、175↑?、ジャンパーにジーンズ、マスクの下から少しアゴ髭を生やしている。マスクをつけていてもイケメンだとわかる。
2人に気圧され自分だけが浮いていないか心配になった。

えんそくの計画は、まずある人物を誘拐してからそいつを人質にとりからさんをおびき出す、というものだった。
確かにからさんを直接捕まえるのは難しいので回り道を踏もうというのはいいが、人質が誰なのか、人質をとったとしてからさんが警察に通報せずに1人でのこのこやってくるのかが心配だ。
それにネットで知り合っただけのこの三人でどこまでやれるのか、も。
俺はからさんで1発やれるなら死んでもいいと思っているが、3人のうち1人でも裏切って通報したら即刻誘拐未遂で現行犯逮捕だ。
そもそも本当に実行するならもっと作戦は練るだろうし結局はけんまだけで終わるだろう。

「とりあえず、自己紹介から始めましょうか。まさか三人きっちり来るなんて思ってもみませんでした。」
髭の彼が口を開く。スマホを弄っていた俺はスリープにし、ポケットにしまった。これからからさんを本当に誘拐すると思うとワクワクするがかなり現実感に欠けた。
「俺は からさわ@無能 です。あんまり口に出して読みたい日本語ではないですね」
笑いながらワイルドな彼が話す。
「俺が うじ×からdぶっとびセックスb です。今日はおてわやらかに。」
俺がマスクの下で赤面しているのはバレているだろう。こんな名前にしなければ良かったと来る前から反省していた。二人とも少し笑っている。
「最後に、僕がえんそくです。今日はお集まり頂き誠にありがとうございます。それじゃあ、早速ですがけんましましょうか。」えんそくさんが停めてあった車を指さす。レンタルカーだろうが、なんともベタな白いハイエースだ。
「・・・、それで、えんそくさん、作戦はどうなんですか?とても成功するようには思えませんが。」
俺は直球で尋ねる。
「大丈夫です。ノアの方舟にでも乗ったつもりで安心してください。」
運転しながらえんそくさんが応える。何の返事にもなっていない気がする。
からさわ@無能さんはというと何か物思いにふけりながら窓の景色を見つめている。本当に大丈夫なのだろうか?俺にはこのハイエースがパトカーに思えてきた。
「二人共、今から人質が乗ります。話を合わせてくださいね。」
急な宣言に唖然とする。からさわ@無能さんに驚いている様子はない。一体どうなっているんだ?

車には運転席にえんそくさん、助手席に俺、後部座席にからさわ@無能さんという構図で座っていたが
ガチャ
という音と共に女性がからさわ@無能さんの隣に座った。人質が攫われにくるというのは全くもって理解不能だ。『飛んで火に入る夏の虫』と言うがこちらには虫をおびき寄せる火のような輝きはない。えんそくさんとからさわ@無能さんが俺をハブって何かを企んでいるのは確実だろう。やはりこのまま警察に突き出されるのだろうか?しかしそうならハイエースで警察まで向かえばいいだけだし、この女性の説明もつかない。

女性が入ってきてから無言で何分、何十分が過ぎた。
しばらくスマホを弄っていたので(悪い癖だから直したい)気づかなかったがオラ森とは逆方向のどこかにこの車は向かっている。けんまするとえんそくさんは言っていたがやはりどうするつもりなのだろうか?いろいろな不安が残る、いや、不安しかない。が、警察に突き出される前にからさんで1発できれば俺は本望だったのでえんそくさんに任せることに決めた。
「…、あの、山オカさん、紹介とかはしなくていいんでしょうか?」
女性が喋る。助手席に居るのに後ろを振り向いてマジマジと見るのは不自然なのでスマホの画面に反射して見える像でどんな女性か想像していたが声は若く、20代後半といったところだろうか。

…ん?今女性はなんと言ったのだろうか。『山岡』と言ったのか? 
うじスレ民なら誰しも1度は憎み妬み羨む名前に脳が反応する。
俺の嫌いな名前のベストスリーも『ガラガラヘビ』『ぺんぺん草』『山岡裕明』である。
その『山岡』がなぜ今ここで?

俺は思わず振り向いてしまった。女性はスーツを着ていて、メガネをかけている。美人だ。
「………、予め話してあるので大丈夫ですよ。」えんそくさんが応える。
「わかりました。これは飲んでもいいんでしょうか?」女性は俺のことをチラリとも見ずにえんそくさんに話しかける。
座席にセットしてある小さな棚にペットボトルの緑茶がポツンと置いてあるので女性はそれについて尋ねたのだろう。
「構いませんよ。」
俺やえんそくさん、からさわ@無能さんの座席には飲み物はない。恐らくはえんそくさんが女性の分だけ用意しておいたのだろう。
別に俺は飲み物が欲しかったわけではないので女性だけ飲み物を飲もうとどうでも良かった。が、女性が今喉に通している緑茶には何かしらの細工が施されているだろう。
俺は前に視線を戻し、再び携帯を弄りだす。俺はからさんとエッチするために来たのであって、考え悩んで頭痛を患うために来たのではない。
「………。」
それから数分車で走ると、急に停まった。
「着きましたよ、ぼくらの 桃源郷に。」
振り返ると女性は眠っていた。俺はからさんが好きだが決してホモというわけではない。からさんを知る以前ならその寝顔に惚れていたであろう。
「起こさないように降りてください。」
言われた通りに静かに降りる。目の前にはビルがそびえ立っている。まさかここで作戦が決行されるのであろうか?森の深くの小屋みたいなところを想像していたがここはまだまだ都内だ。
そもそもこのビル自体二人の所有する施設というわけではないだろう。どうするつもりなのか?
「からさわ@無能さんは彼女をおぶって上がってください。うじからさんは彼に付いて行って下さいね。僕は車を返しに行きますから。」
「わかりました。」
そのままえんそくさんは行ってしまった。

「いらっしゃいませ。どちら様でしょうか?」
ビルに入ると受付嬢が和かな笑顔で迎える。若い女性を背負ったからさわ@無能さんを怪しむ気配はない。こんなラブホテルあったかと思ったが、ラブホテルというより普通の会社だ。いや、普通というよりはエリートが行くような会社だ。ビルの看板などには何の施設なのか書かれていなかった。
「40298」
からさわ@無能さんが応える。よんぜろにいきゅうはち?何の数字だろう?
「……、かしこまりました。専用エレベーターにお乗りください。」
すんなり通される。えんそくさんといいからさわ@無能さんといい何者なんだろうか。
いや、何者だとしても俺はこの性欲をからさんにぶつけることさえできればいいじゃないか。思考を停止させる
ヴィィィイイイイイーーーーン…
専用エレベーターとやらに乗ってからほどなくして厚い扉が開く。ピンポーンという独特の音はしなかった。
コンクリートで壁や床ができている地下廊を歩く。壁には『72』だとか『2783』だとかが書かれた扉がポツンポツンとあるだけで他には何も見当たらない。
1番奥の『40298』と書かれた扉の前でからさわ@無能さんが止まる。
「うじからさん、開けてくれ」
言われた通りゆっくり開ける。そこはホテルの1室のようだった。が、異様な形をした器具が壁に立て掛けられている。なかには巨大な古代の拷問器具のようなもの、男性器の模造品のようなものがある。
からさわ@無能さんが枕の大きいダブルベッドに女性を寝かせる。
「訊きたいこと、ある?」
山ほどある。が、そんなものは訊くだけ不毛だ。
「一つだけ。本当にからさんとヤれるんですよね?」
「……、あぁ、ヤれるよ。本当にその一つだけの質問でいいのか?」
「はい。ヤれればいいです。」
「………、いい眼だ。君なら彼にも気に入られただろうな。」
彼というのはからさんのことだろうが『気に入られた"だろう"な』というのが気になった。

「準備運動するけどうじからさんもどう?やっとかないと本番で垂れ流しになっちゃうかもよ。」
服を脱ぎつつからさわ@無能さんが尋ねる。この状況での準備運動というのは女性を犯すという意味だろう。
俺は身体は普段から鍛えていて一時期AV男優のバイトもやっていたので射精管理には自身があったが、からさんの魅力の前に早々に尽き果てるのはなんとしても避けたい。俺も言う通り準備運動に参加することにした。
女性を二人で裸にする。白い陶器のような肌、大きすぎず小さすぎない美しい乳房、秘部や他所の毛は剃られていて清純だ。AV女優にもここまで美しい身体を持つ者はいなかった。が、からさんと比べてしまうと百均のエンピツ対エンパイヤ・ステートビル程の差が出てしまう。
ベッドの隣にある小さな戸棚からからさわ@無能さんがローションを取り出し、女性の体に塗りたくる。俺もそれを手伝う。
2人とも自分の性器にローションを塗ったり女性の体にローションを染みさせたりという奇妙な時間が続く。
「滑りもこのくらいでいいだろう。二穴一気にいくぞ。」
からさわ@無能さんが女性の生殖器を指でなぞりながら言う。
二穴はバイト時代にもやったことはなかったが、練習はしていた。
俺は膣の方は譲ってあげようと肛門に挿そうとしたが止められた。
「俺はそっちの方が好みなんだ。譲ってくれないか。」
大人しく譲る。肛門の方が好みというのも珍しくはない。
「ありがとな。」
それを合図に同時に挿入する。女性はローションを塗られている間も体を火照らせて眠りつつ喘いでいたが膣に入れた途端処女だということに気づく。女性が膣から血を、喉から嗚咽を吐く。しかしまだ目を瞑ったままだ。
処女だったが、締りもうねりも1級品だ。
俺達はお構いなしに腰を振り、中で達した。
「なかなかやるね。今なんかやってんの?スポーツ。」
「特にはやってないですけどトレーニングはしてます。」
俺もからさわ@無能さんも性器は立ったままだ。

ガチャ
「さっそくやってるね。」
えんそくさんが入ってきた。携帯を握っている。さっきまで誰かと連絡していたのだろうか?
「何ナリかこれは…」
戸惑った様子でえんそくさんの後に続いて入ってきたのは紛れもないあのお方だった。間近でその御光体を拝む事が出来る日が来ようとは。
頬を感激の涙が伝う。
「なんでワタナベ……」
えんそくさんが携帯とは反対の手で持っていた何かしらの器具を尊師に当てる。その瞬間閃光が走り尊師は床に伏した。
「始めようか、アセンションを、解脱を。」
えんそくさんが薄い笑みを浮かべつつ話す。俺の性器は尊師の声を聞いた時から白濁液を吹き出していた。
それからは夢中だった。尊師に精という精を擦りつけた。からさわ@無能さんが最初に尻を堪能し、その使用済みをまわされるというのは悔しかったが仕方ない。穴という穴を掘り精液で溺れさせた。途中から尊師の意識は回復していたが誰もそんなこと気にせずに遺伝子を坩堝に出しまくった。
最初に使った女も意識を覚ましていたが拘束器具を着けてあったので動けず叫べないまま俺達の行為を鑑賞するしかない。
鑑賞することすら本来宇宙創世の謎以上に神聖であり不可侵、すべての真理に匹敵する程の行為である。
俺はその当事者だ。俺は尊師と直接パーフェクト・サーベーション・イニシエーションをすることで悟りを開いた。マハーボーディニルヴァーナ!
これで何十回目だろうか。誰にも何にもお構いなしに俺は精子を直腸に注ぎこんだ。性器どころか全身が溶けた感覚に陥る。気分は悪くないどころか短い人生の中でも最高の頂点だ。尊師は体中精子まみれになりその白さには清純さ、潔白さ、神々しさが漂う。
俺は次第に意識を失った。
暗闇の中心から光が溢れる。いや、ただ目を見開いただけであった。
始めはテクノブレイクで死んでしまったのかと思ったが違った。俺の全身は手術台のようなものに固定され、何らかの装置が取り付けられていた。
不思議と今さっきまで(時間感覚も正確ではないが)溺れていた快楽の昂りは治まっていた。
頭上では歯医者でよく見る円形の電気が俺を照らしている。
隣を見ると尊師が横たわっている。尊師も同じような装置で拘束されていた。が、俺とは違って目を覚ましてはいない。
何がどうなっているのだろうか?
「良いですよ、始めてください。」
男の声が聞こえる。白衣を着た人間が近づいてくるのがわかる。
俺はどうなるのだろうか?と少し考えたがどうだって良かった。今隣で眠っている尊師と繋がることができたのだから。

いや、今からさらに繋がるのだろう。繋がって一つに。

頭の中でからさわ@無能さんの言っていた「二穴一気に」という言葉が思い浮かぶ。なんだか三位一体って言葉に似てるな、なんてどうでもいい考えも。

◆◇◆

『予告は達成させてこそ意味がある。 今こそ当職らうじスレ民が決起する時である。 勇志者はここへ http~~~』

完全なオナホの創造。愛の女神アフロディーテは愛の女神であって性を司ってはいなかった。
ミロのヴィーナス以前からこの人類の三大目標は掲げられてきた。完全な快楽により人間が満足した瞬間解脱が達成され人は七つの大罪うちの一つから開放される。
試作を完成品と賞賛する者は少なくともいはするが会長や主要人物らはまだ満足していない。人間が全てに飽きた時こそ解脱となる。会長は解脱できるのだろうか。限度というものの正しい認識を人類は悟らなければならないと僕は考えている。
まぁ斯く言う僕も試作を実際に使用して満足は出来なかったのだが。

仕事なのか己の探求なのかの区別もつかなくなってきているが、腰を突き続ければいつかは答えが出るのだろうか?
最初は問いに見合った答えなど期待していなかったが、被検体として試作に成ってゆく者達を見るうちに俺もそれを悟れるような気がしてくる。

さぁ今日も蓮池から蜘蛛の糸を垂らして釣りでもしようか。

◆◇◆

女性は男性のために生まれ、育ち、死ぬ。
普通オナホを作るなら女性の性器を参考にするであろう。しかし、女性のそれは生殖、つまり産むためのものであって性交のためのものではない(子孫を残すための性交であって性的欲求を満たすためのものではない。また、性的欲求自体も子孫を残すためのものだ)。
したがって性交用として完璧な肛門を持つ被検体第一号を発見しそれを改良してオナホにする必要があった。
私はこの計画に関わる女性の1人として最重要ポストを務めている。それは試作と次の被検体を性交させる前に被検体が本当に試作の改良に相応しいかどうか確かめるというものだ。
事前にそれらのチェックはなされているが、私が最終フィルターとして役目を果たす。

それに元々素質のある被検体が試作とヤる前のガッチガチに膨らんだ性器で私を犯してくれるのだ、女性としてもvery気持ちがいい。
それを受け止めるために私の体も女性としては最高の魅力を持つように改良されているが試作には敵わない。

究極のオナホが完成したのなら、次は究極のバイブを作ってほしいな。
私もいつからかこんな馬鹿なことを考えるようになっていた。

◆◇◆

俺の仕事は被検体がその前の被検体よりも素質があり、そいつを試作と混ぜた時に改悪にならないかどうか彼女と一緒に試すことだ。
俺の性器は被検体のものをある程度受け継いでおり、それで測るのだ。
究極のオナホなんてバカバカしいと思ったが裏では莫大な金が動いていて、世界が注目しているそうだ。俺はそれに釣られてこの仕事を始めた。
彼女と試作でかれこれ何度仕事で性交しただろうか。そんなことはもう覚えてはいないが不感性+インポだった俺も今じゃスーパーな摩羅を被検体のものとを比べ合っている。
私生活にもいろいろ影響はあったが、弁護士としての給料が小学生のお小遣いに思える程の給料を、俺を雇った会は支払ってくれる。この仕事をやめるつもりはないし、これからも性交を続け、続け、続けるのであろう。あくまで金のために。

物事の裏で得をするのはいつも俺みたいな人間なんだろう、そう思いたい。自分がモルモットの1匹だなんて考えると仕事を、人生を辞めたくなってしまうから。
被検体をいつからか羨むようになってしまった自分が憎い。

オナホが完成してしまう前に彼女とテクノブレイクで死んでしまおう。俺のただ一つの望みだ。
あの青年が持っていた輝く瞳の源にあるのは希望だろうか?それとも性欲か?今では知る由もない。

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