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ミント園

提供:唐澤貴洋Wiki
2020年1月8日 (水) 08:58時点における>植物製造器による版 (表記修正)
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ミント園(みんとえん)とは、千葉県松戸市六高台2-78-3に存在するとされる植物園(庭の通称)である。

概要

長谷川亮太への嫌がらせを考える中で、「繁殖力が強く駆除が難しい、害虫を呼ぶ、触ると怪我をする、有毒、異臭がする、栽培が違法、などの特徴に当てはまる植物の種を自宅に投げ込み緑化を狙う」という路線が誕生。なんJ園芸部により危険植物の例が挙げられ、筆頭候補に「ワルナスビ[1]」と「ミント[2]」が挙げられた。ここから淫夢・なんJでの「」の代替用語として「ワルナスビ」が使われるようになったが、次第により語呂がいい「ミント」にシフト、「ミント不可避」などと使われる中で「ちばけんまはミント園」という設定が生まれた。

こうしたちばけんまの緑化方法や、ちばけんまに植えてはいけない植物の調査・研究をする路線は、「緑化路線」「ミント園路線」などと呼称されている。

一覧

ちばけんまに植えられている植物

  • 誤同定の可能性があるため注意。
植物名 特徴  栽培のポイント 入手しやすさ ちばけんまで撮影された画像
アジサイ 背丈は最大2メートル。葉は光沢のある緑色で葉脈がはっきりしている。葉の縁は鋸歯状。花と思われている部分は装飾花である。花期は5-7月。
長谷川祐太特定の手がかりになった[3]。その後、悪芋に除草剤を撒かれた。
水を好む。強い耐寒性をもつが寒風に注意が必要。剪定は必ずしも必要ではない。[4] [5]
ソテツ 常緑樹で背丈は最大4m。葉は茎に集まって羽状に付き、光沢がある。花期は6-8月。[6]
なお、ソテツの種子のことをナリと呼ぶ地域がある。
日当たりと風通の良い乾燥した場所を好む。潮風や大気汚染に強いが、過湿や寒さに弱い。春に古くなった葉を切り落とす必要がある。[7] [8]
テンジクアオイ ゼラニウムのこと。南アフリカ原産の常緑多年草で、花期は3-12月とかなり長い。[9]
2015年、悪芋に除草剤を撒かれた。
日当たりと風通しの良い場所で育てる。寒さにやや弱いが関東以西では軒下に避難させることで冬を越せる。過湿にしない。[10] [11]

植えてはいけないもの達

以下の植物達を庭に植えてはいけない。

  • 園芸板植えてはいけない植物スレでの評価
  • 「入手しやすさ」は園芸店、ホームセンターなどで入手できるかどうかを表す。「自生地で採取」をする場合地権をよく確かめること。
  • 植物の生長度合いは地域、日照条件、地質などの環境により大きく変化する。

Dランク

危険物であるという認識さえあれば問題なく、むしろ管理が容易である。

植物名 特徴  栽培のポイント 入手しやすさ
イチジク 育てやすい果樹。カミキリムシを呼ぶ。 寒さに弱い。剪定や防虫など手間がかかる。剪定を間違えると実のならない枝ばかり残ってしまう。 苗木・鉢植えなどが販売されている。
キウイ つる性植物で、柱を求めて這い回る。他の植物を絞め殺す、鉄骨支柱をへし折るほどつるの力は強い[12] 基本的には手間の要らない植物。適切な支柱を確保すること。 ホームセンターなどで販売されている人気の植物。
スイセン 花が咲いていない時期はニラと誤食しやすく、中毒を起こすことがある。 傷がなく、重量があり、直径が大きい球根を選ぶ。 秋になると球根が普通に販売される。
スズラン 花が咲いていない時期にギョウジャニンニクと誤認して中毒するだけでなく、本種を生けた水を飲んで死亡した例が存在するほど強力な毒を持つ。[13] 乾燥に弱い。湿り気のある場所に。 苗・鉢植えが販売されている。
ノウゼンカズラ 有毒植物。蜜や花びらに触れるとかぶれ、眼に入ると炎症を起こす。つる性で、壁や柱を這い上がっていくため触れてしまう機会も多い。 放っておいてOK。這い上がれるものを確保してあげる。 苗が販売されている。
ヒガンバナ 秋に突然生え、葉を付けずに数日だけ花を咲かせる。有毒で、ミミズや他作物などの生育を阻害する。球根は水に曝して毒を抜けば非常時に食用になる 乾き気味の環境を好む。互いに生長を妨害するので間隔を取って植える。 やや珍しいが球根・ポットが販売されている。自生地での採取も可能。
ピラカンサ 密集した綺麗な赤い有毒の果実をつける低木。枝にトゲがある。見た目が綺麗なため幼児の誤食が多い。 どんな場所でも良く育つ。 苗木が販売されている。
ビワ 代表的な果樹。幼木の時期に剪定を怠るとかなりの大きさになり、果実はゾウムシを呼ぶ。種子が有毒。
根を広く張るため家を倒すとも言われるが、コンクリート基礎の現代家屋では微妙。
温暖な気候を好むが「田中」という品種などは耐寒性も高い。千葉県はビワの有数産地である[14]が、栽培の場は中間地(松戸)より暖地(南房総)が向いている[15] 種・苗木が販売されている。
フジ つる性の樹木。蔓はどこにでも這い上がり、スピードも速い。また、花はクマバチを呼び、種子が有毒。 ほとんど手はかからない。藤棚を用意すること。 種・苗木が販売されている。

Cランク

ここから制御可能。しかし地域内汚染を招く可能性が高く油断はできない。

植物名 特徴 栽培のポイント 入手しやすさ
アイビー ツタの仲間。剥がすと跡が残るほど壁にしっかり張り付く。虫が寄ってくるだけでなく、外壁材の隙間を埋めるコーキング材にダメージを与え、雨漏りの原因にもなる。
手入れされていないツタが壁一面に張り付いた家屋は荒れているという印象を与える。別名ヘデラ。
多くの品種があるが、緑化に使われるものは丈夫。株が小さい頃は普通の植物と同じように栽培する。大きく生長した後は、家屋の見た目を気にしなければ放置でも問題ない。 様々な品種が販売されている。
イヌサフラン アルカロイド系のコルヒチンという毒を含み、
ギョウジャニンニク、ジャガイモ、タマネギ、ミョウガなどと誤認して食中毒が発生することもある。園芸品種はコルチカムと呼ばれ、野生種を改良されたもの。
植えなくても勝手に秋に花を咲かせるが、生長させる、増やすのであれば球根を9月に植えた方が良い。 時々販売される。
カキ 言わずと知れた秋の味覚。イラガの幼虫が食す。
菊類 植物界で最も進化していた植物とされ、2万種ある。身近なものとしてはキク、タンポポ、ヒマワリなど。この科に属するオオキンケイギク、オオハンゴンソウ、ツルヒヨドリ、ナルトサワギク、ミズヒマワリ[16]は特定外来生物に指定されているため特に植えてはいけない。
また、ブタクサのように花粉症の原因になる植物の一部もキク科に属している。
栽培方法は種類により様々であるため、各種調べる。 植えてセーフのものは種子、苗が広く販売されている。
キョウチクトウ 乾燥、大気汚染に強く、街路樹としてよく植えられている。原爆が投下された後の広島でいち早く花を咲かせた植物でもある[17]
オレアンドリンという毒が全草に含まれ、植物周辺の土壌、生木を燃やした際の煙にも毒性がある。
腐葉土にしても1年間は毒性が残るため、腐葉土にする際にも注意を要する。
枝をバーベキューの串代わりにして死亡した例がある。
他の植物に枝が触れると枯れるため十分空いたスペースに植えると良い。 関東地方以南の園芸店やホームセンターで稀に出回る。
クチナシ
ケナフ
サクラ 野生種は10種類程度だが園芸では数百もの品種がある。ドクガの幼虫やイラガの幼虫が食す。
サザンカ ツバキの仲間であるためチャドクガの幼虫が大量発生しやすい[18] 日当たりの良い場所で栽培し、チャドクガに注意する。
ジギタリス
シソ 庭、道端、草地、畑などに生息し、雑草のように繁茂していることもある。一度植えるとこぼれ種で爆殖し、毎年生えてくる。[19]
シャガ
ゼニゴケ 日当たりの悪い場所、湿った場所や風通しの悪い場所に地面に深く張り付いて広がる。胞子で増える。日本庭園でなければ見栄えが良くないため嫌われる。普通の除草剤が効きにくい。
チョウセンアサガオ 根をゴボウ、つぼみをオクラ、種子をゴマと誤認して中毒する例が多い。チョウセンアサガオ属LSD (薬物)に類似した幻覚症状や覚醒剤のような中毒症状をもたらす有毒植物である。オウム真理教が別名のダチュラに由来する「ダツラの技法」に種子を用いていたり[20]美濃津典史(けんまP)が代用LSD(リゼルグ酸アミドLSA)を抽出・使用していたことで知られる[21][22]
ツバキ チャドクガの幼虫が食す。
ツユクサ 畑や果樹園などに生える除草剤に強い雑草。
匍匐茎だけでなく、地中にも花を咲かせる(閉鎖花)ため繁殖力が高い。
ツルニチニチソウ 斑紋がつく品種は花が咲きにくい。
トキワツユクサ 南アメリカ原産の要注意外来生物。日陰地や水辺に侵入して群落を形成する。別名ノハカタカラクサ。
トケイソウ 3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見える。花壇を占領する。
ノアサガオ 紀伊半島以南の海岸近く、道端、河原、林縁に生息し、畑にも侵入する。10m以上に育ち、作物や樹木を覆う。[23]別名琉球アサガオ、宿根アサガオ。 熱帯原産で、暑さに強いが寒さに弱いため、関西地方以東では霜と寒さを避ける必要がある。
ブラックベリー
マサキ ニシキギ科の常緑樹。生垣に利用することが多い。 庭植えすれば真夏を除いて水やり不要、肥料は少量、剪定もあまり気を遣わなくても丈夫な木であるが、アブラムシイラガなどの害虫が発生しやすい。 通信販売されている。
モチノキ
ヨウシュヤマゴボウ 北アメリカ原産の要注意外来生物。果実はブルーベリーに似ているが全草に毒がある。
ラズベリー
ワイルドストロベリー 匍匐茎(ランナー)で増える。

Bランク

堅牢な施設内(鉢植え)でのみ取り扱い可能。施設外持ち出し(庭植え)を絶対にしてはいけない

植物名 特徴 栽培のポイント 入手しやすさ
イワダレソウ 日照時間が3時間しかなくても育ち、暑さ、寒さ、踏まれ耐性があるため、芝生を作るのに適する。根を深く降ろす。 耐久力、繁殖力共に極めて強い。 ホームセンターなどで販売されている。
ウルシ 言わずと知れた「かぶれる」植物。触れた場合はもちろん、敏感な人は近くにあるだけでかぶれる。これを燃やした煙を吸うと気管がかぶれて呼吸困難に陥り非常に危険。 丈夫な木で特に世話は必要ない。 一般の小売店ではまず見かけない。自生しているものの根を掘り取って苗木を作成する。喜多方市が原木を販売している。[24]
漆農家が栽培しているケースが多いため傷がついているものに手を出さないこと。
オキザリス 和名はカタバミ。地下に球根を持ち、さらにその下に大根のような根を深く下ろす。
匍匐茎をよく伸ばし、地表に広がるだけでなく、熟した果実から赤い種子を最大1メートル程度までの周囲に勢い良く飛ばすことができる。
丈夫な植物。種を遠くへ飛ばすので繁殖力の強い植物を隣家などに撒き散らさぬよう。 苗が販売されている。
ドクゼリ 日本三大有毒植物の一つ。食用であるセリに似ているが、地下茎を持つ、香りが無いなどで区別は比較的容易。 栽培種ではない。水気の多い環境を好む。 毒草でありまず販売はされていない。自生しているものを探す。
ドクダミ 庭、道端、畔、林縁、林床などに自生し、特に半日陰地を好む。全草に独特の匂いがする。
地下茎で増え、他植物の育成を阻害するため庭一面がドクダミになることもある。
お茶(ドクダミ茶)、薬草になるが利用しない人にとっては難防除雑草でしかない[25]
勝手に増える。地下茎で増えるので容器を使う場合は大きいものを。 販売はされているが珍しい。通信販売か、自生地から地下茎を取ってくる。
ナガミヒナゲシ 地中海地域原産。「ナガミ(長実)」の由来は果実(ケシ坊主)が長いことから。乾燥した道端や空き地に生え、畑や畔にも侵入する。阿片が含まれないため植えてもセーフである[26]
十数万個の種子を作り、繁殖力が非常に強い。種子は未熟な状態でも発芽し、5年以上経ったものでも発芽することができる。
発芽適温は7-25℃と範囲は広く、気温の低下により発芽が促される。
周囲の植物の生長を阻害する作用が非常に強い引用エラー: 冒頭の <ref> タグは正しくない形式であるか、不適切な名前です
勝手に増える。 4-6月頃に果実(ケシ坊主)を摘み取る。
ハシリドコロ 毒草。春以外は根を残して枯れ、地上では姿が見られない。死亡例もあるが、地下部分を摂取しないと症状は軽い。別名キチガイナスビ 毒草であるため販売はされていない。自生しているものの地下茎を採取する。
ミント 繁殖力が強く、こぼれ種と地下茎により大繁殖する。
畑や庭などに地植えすると駆除が容易ではない。
また、世代を重ねるごとに弱くなるが香りも強烈である。
600種類以上あるがアップルミントは特に強い[27]
真夏の直射日光には弱いため、風通しの良い場所で栽培する。 園芸店、ホームセンターを始め、八百屋、スーパーマーケットでも売っている。

Aランク

悪魔の破壊兵器。厳重な管理下でも制御不能

植物名 特徴 栽培のポイント 入手しやすさ
クズ 山芋状の根茎と豆で増殖し、短期間で低木林を覆い尽くすほど生長が早い。
臭気を放つマルカメムシを呼ぶため住宅地では嫌がられる。
利用手段を持たないアメリカでは爆発的に増え、侵略的外来種とみなされている。[28]
特になし、放っておけば増える。地上の茎を刈っても根が残っていればすぐに再生する。 土手や林縁に生息している。そこから根茎を傷付けずに掘り起こし、挿し木で植えると良い。
ササ 地下に匍匐茎を伸ばし、密集した群落を作る。
不定期な攪乱に強いため、草刈りや森林の伐採後が笹原になることがよくある。
葉は切れるため迷惑。
日向で栽培すると葉焼けするため半日陰の場所が適する。 鉢植えとして販売されているものを地植えする。タケよりメジャーで入手は容易。
スギナ シダ植物。猛烈な速さで地下茎を伸ばし地面を覆い尽くす上、根の深さも尋常では無く、根絶は難しい。[29]原爆投下後の広島で真っ先に葉を出したのがスギナであるとも言われる。
春先にはいわゆる「ツクシ」をを伸ばしてそこから胞子を飛ばし、花粉症の原因となる。
より大型な種としてイヌスギナがいるが、スギナより湿り気を好む[30]
丈夫な草だが、基本的には湿り気を好む。乾燥した場所への植え付けは避ける。 生息地は土手、道端、畦、畑、空き地など。胞子は3-4月(イヌスギナは7-8月)に取れる。引用エラー: 冒頭の <ref> タグは正しくない形式であるか、不適切な名前です
花粉症の草として有名であり、販売は珍しい。通信販売などを利用する。
前述したように極めて根が深く移植は困難。
タケ いくつか種類があるが日本ではモウソウチクマダケハチクが一般的。
生長の早さが脅威。地下茎で増えるため隣家や竹林から侵入してくることも。
乾燥に弱い。一度根付いてしまえば水やりも追肥も不要。 鉢植えを地植えするか、タケノコを地下茎・根ごと採取して移植する。
鉢植えは観賞用の細いものが多く、大型のものはタケノコを移植することになる。
タケノコ泥棒[31]にならぬよう地権者に確認するかイベントなどで採取するとよい。
ドクウツギ 日本三大有毒植物の一つ。赤~黒紫の色鮮やかな小さな果実をつけるが、この果実が有毒。見た目がかわいらしく、甘みがあるとも言われ、戦中~戦後は子共が誤食して中毒死する事件が多かったという。 栽培されたことがなく、不明。日当たりのいい場所によく生える。 有毒であり利用価値も無いためまず販売はされていない。
中毒事故が多発したため戦後期に各地で駆除され、発見自体がやや困難。
トリカブト 日本三大有毒植物の一つ。名前の由来でもある、烏帽子のような袋状の紫の花が房状に塊で咲く。
全草、特に根に強い毒を持ち、トリカブトのハチミツすらが有毒。芽吹きの時期に他の山菜と誤認しての誤食が多い。
その外見も含めて有名な毒草であり、これが生えている家というのは極めて不気味である。この植物を使った日本の殺人事件は複数存在する[32]
基本的には沢筋の植物。日陰の湿り気のあるところで育てる。 まず販売はあり得ない。チョウセンニンジンのような塊根を持つため、これを傷つけずに採取する。
花粉にも毒があり、皮膚からも毒が吸収され、これといった治療法も無いため、取り扱いには慎重にも慎重を期すこと。
ハマスゲ 日当たりの良い乾燥した道端、空き地、河原、畑、芝生のほか、「ハマ」スゲの名の通り海岸の砂浜にも群生する[33]
アスファルトなどを突き破って生えているのもよく見かける[34]。地下茎・匍匐茎をよく伸ばし、根絶が困難な雑草。あまり背が高くないため庭では邪魔にならない。
販売や栽培する類いの植物ではない。株をほじくり返すと長さ1-4cm、径0.5-1.5cmの長楕円形の塊茎引用エラー: 冒頭の <ref> タグは正しくない形式であるか、不適切な名前ですがあるので、芽の生えているものを見繕って移植する。
ヤブカラシ 道端、空き地、土手、河原、林縁などに生息するつる性植物。猛烈な速さで生長し他の植物を覆い殺してしまうことからこう呼ばれる。地下の根茎から増えるため除去は非常に困難。[35]
蜜が豊富でハチやチョウなど様々な虫を呼ぶ。関東以北に生えるものは果実をつけない。別名ビンボウカズラ。[36]
本州の西側には類似したヒイラギヤブカラシが生息する。南西諸島のヤブカラシはほとんどがヒイラギヤブカラシであり、サトウキビ畑に大きな被害を与える。[37]
勝手に伸びて増える。壁を這われたくない場合上に伸びるツルを刈り続ける。 販売はされているが珍しい。自生しているものの地下茎を掘り取って移植する。
ワルナスビ アメリカ合衆国カロライナ原産の要注意外来生物
全草が有毒[38]、茎や葉がトゲだらけ、害虫まで呼び寄せるなど「ワル」の名にふさわしい悪行三昧。
繁殖力も高い上、地下茎のひとかけらから増えるためすき込みなどを行うとかえって爆発的に増殖する。除草剤も効きにくく、一度生えると除去は困難。
そもそも栽培種ではない。ナス科に連作障害を起こす。
家庭菜園向けの野菜や園芸植物[39]にもナス科は多いため問題となる。
雑草であるためほとんど出回らない。群生している場所で果実を拾う。

違法なもの

特定外来生物や麻薬の原料となるなど、違法性のある植物。これらは、栽培、移動、保管、運搬が原則禁止されている[40]

植物名 特徴 栽培のポイント 入手しやすさ
アサ 人類が栽培してきた最も古い植物の一つ。園芸での栽培は大麻取締法に違反する。 とにかく日光を好む。日当たりのいいところに。 アサの種子の所持・購入は合法[41]
種子を個人輸入するほか、外国製の鳥類用飼料に入っているものは発芽防止処置を取っていないものも多いらしい。
違法な植物の中では入手が容易。
アツミゲシ アフリカ原産だが、日本では渥美半島で最初に帰化が確認された。
モルヒネを含む。園芸での栽培はあへん法に違反する。
当局に見つからないようにする。 国内各地に自生しているが、当局の取り締まりも厳しく、入手は困難。種子は文字通り「ケシ粒」であるため採取自体も難しい。
ハカマオニゲシ ペルシャ原産。麻薬性のアルカロイド、テバインを含む。
園芸での栽培は麻薬及び向精神薬取締法に違反する。
植えっぱなしておけば育つ。 非常に困難。合法であるオニゲシとよく似ているため、これだけを狙って入手するのは自生しているものでも難しい。
アレチウリ 輸入大豆に混じって入ってきた特定外来生物。
河川敷、土手、水路沿い、林縁などに大群落を作って生息し、畑に侵入して作物を覆うことがある[42]。生長力、繁殖力、再生力が強く、周囲に生えている植物を全滅させる。
種子を地面に埋めると発芽しない[43] 日本各地に自生するため種子の採集は容易。
オオキンケイギク 北アメリカ原産の特定外来生物。
花壇[44]、道端、道路近くの斜面、草地引用エラー: 冒頭の <ref> タグは正しくない形式であるか、不適切な名前です、河川敷などに生育する[45]。種子生産量は1平方メートルあたり3000-5000粒[46]
各地に自生するため入手は容易。
オオハンゴンソウ 北アメリカ原産の特定外来生物。湿った道端、空き地、草地、林縁、林道、河川敷などに生息する[47]
地下茎や埋没種子からも繁殖でき、駆除が極めて困難。
日本の全地域に生息するが関東以北に多い引用エラー: 冒頭の <ref> タグは正しくない形式であるか、不適切な名前です。地下茎から繁殖できるため適当にほじくってくればOK。
ツルヒヨドリ 沖縄県に移入したアメリカ大陸原産の特定外来生物。 茎の一本からでも増える。国内では沖縄にしか存在しないためやや入手困難。
ナルトサワギク 徳島県(鳴門)で最初に発見され、福島県以南に分布するマダガスカル原産の特定外来生物。
空き地、荒れ地、道路近くの斜面、河川敷、埋め立て地など乾燥しやすい土地に生え、農地や草地に侵入する。[48]
全草がアルカロイド系の毒を持つ。種子が風で飛ぶため隣家などにも容易に広がる。繁殖力が強いだけでなく、他の植物の生長を妨害する
主に関西地方で野生化していて[49]、入手は容易。

猛毒

庭に植えるわけではないもののガチコロ路線の候補として挙げられる植物達。
※致死量は成人男性1人あたり

植物名 特徴 栽培のポイント 入手しやすさ
ギンピ・ギンピ オーストラリアに生えるイラクサ(刺草)の仲間。一度刺すと対象者に数年以上苦痛を与えるほど強力な毒を持つ刺毛で全草を武装している。
トウゴマ 種子にリシンという毒を含む。致死量は1mgで、摂取から死亡まで半日ほどのタイムラグがある。 観葉植物として公園に生えている。

その他

コピペなどでランク化されてはいないが、匂いが強い、トゲや葉がとがっている、虫を呼ぶ、などの理由で植えると迷惑な植物。

植物名 特徴 栽培のポイント 入手しやすさ
アブラナ いわゆる「菜の花」。美しい花を咲かせ、つぼみは野菜としても食される。
本種に限らずアブラナ科は硫黄分が強く、花はもちろん特にしおれたり腐ったりすると強烈な臭気を放つ。
またアブラナ科を選択的に食す昆虫も多く、これらを呼び寄せる[50]
秋まき。日当たりのよい場所に撒き、薄く土をかぶせる。
基本的にはうるさく言わない植物だが、できれば肥料も一緒に埋めてやる。
種が広く販売されている。
カモミール 小説「図書館戦争」でも有名になったキク科の草。和名はカミツレ。
「ジャーマンカモミール」「ローマンカモミール」の二種類があるが、匂いが強いのは後者。
精油・ハーブティーなどでも好き嫌いが分かれ、特に古かったり朽ちたりすると「薬臭い」「尿」「公衆便所」と称される悪臭に変わる。
丈夫な植物で、放置で問題ない。春か秋に水はけと日当たりのよい場所に種をまく。発芽率も高い。 種・苗が広く販売されている。
観賞用の「イヌカミツレ」「カミツレモドキ」など匂いの無い近縁種と間違えないよう注意。
カンナ 熱帯原産であり、猛暑に強いが寒さに弱い。最大1.5-2mに生長し、球根は南に向かって伸びる。[51] 球根は酸素を好むため深さ5-6cmに植え、土が凍って枯れないように11月下旬から12月中旬に掘り上げる。害虫はたまに蛾の幼虫が付く程度。引用エラー: 冒頭の <ref> タグは正しくない形式であるか、不適切な名前です
キンモクセイ 汲み取り式便所の消臭剤に使われていたほど匂いが強い。生長も早い。 春か秋に苗木を地植えする。日当たりが良すぎず悪すぎずの場所を探す。
挿し木で増やす木であり、生えている木から芽をちぎってきて植えるだけでも生える可能性がある。
苗木や鉢植えが販売されている。
クリ 殻斗(ドングリ)にはトゲが多く、いがぐりと呼ばれる。花の匂いがよく精液に例えられる。果実は、毒を持つアオイラガの幼虫が食す。
桃栗三年~と言うように結実までが早いのも特徴。
贅沢を言わない木。冬に地植えを行う。特に地植えなら極端な乾燥以外には耐える。 苗木・鉢植えが販売されている。
ジャスミン 熱帯性のつる性植物。香料として広く利用され、品種や近縁種が非常に多い。ここでは特に匂いの強いソケイについて記載する。 暖かくなってからの春か、残暑の残る秋口に植える。熱帯原産の植物であり、日当たりが良く腐葉土質の土壌を好む。
丈夫な木だが、極端な寒さに弱い。つる性植物は支柱必須。
苗木が広く販売されている。
種類が多いので、販売員などによく相談する。
セージ 西洋料理ではよく使われるハーブ。シソの仲間。
特に乾燥ホワイトセージは「ワキガ」にもたとえられる強い匂いを持つ。
焚くと大麻と勘違いされる匂いがするとも。
20℃前後で発芽するため気温がそれくらいの時期に種をまく。
高温多湿を嫌うため、日当たりが良すぎず風通しのいいところに植える。
種・苗が広く販売されている。
ツルバラ バラのうちつる性のもの。バラの例に漏れずトゲだらけで、しかもつる性であるため除去が面倒。
贅沢をぬかす植物で、つる性植物であるが、自分から巻き付かず針金などで若枝を柱に固定しないと地面にのたくって勝手に腐ってしまう。
肥料も液体・固形両方がかなりの頻度で必要。水やりにもうるさく、夏場の朝・冬場の夕方に水をやると温度変化で根が傷む。
日当たり・風通しについても気を遣ってやらねばならず、すぐ葉焼けや病気を起こす。またアブラムシの被害も多い。
特徴に譲る。ツルバラに限らず園芸種のバラは栽培が難しく、緑化目的での利用は困難。 苗が広く販売されている。
フヨウ 多くの害虫を呼ぶ[52]
ヘクソカズラ アカネ科のつる性植物。また生長も早い。
「ヘクソ」と呼ばれるように非常に臭い……のだが、「葉が臭い」「全体が臭い」「揉むと臭い」「近くに居るだけで臭い」と様々な変種があるらしい。
いかんせん雑草であり、研究がほとんどされていないのが実態である。移植の際には実際に臭いものを見つける必要があるだろう。
強い植物。放っておけば勝手に増える。
これに特異的に寄生するヘクソカズラグンバイというカメムシの仲間がいるが、残念ながら無臭である。
根が残っていれば増えるので、自生しているものから掘り出す。
モロヘイヤ 最近緑黄色野菜として知られるようになった植物。和名はシマツナソ。
種・サヤにキョウチクトウ同様の毒を含み、家畜や幼児が誤食して死亡する事故が多い。
草丈が高く、収穫を怠るとスーパーマーケットで販売されているものと想像がつかない大きさ(3m近く)になる。
初夏に苗を植える。乾燥にも強く、手入れはほとんど要らない。 種も販売されているが、苗になるまでに2~3ヶ月と初期生長が非常に遅いので、苗を購入するのが無難。
ヤツデ 手のひらのような形の葉が特徴の木。この葉を漢方薬に用いることがあるが有毒で、過剰摂取すると下痢・嘔吐・溶血を起こす。
真冬に花を咲かせる木で、これを目当てに虫が寄る。
5~6月に苗木を植える。丈夫な木だが、日陰と湿気を好み、日当たりのよい場所では葉焼けを起こす。 人気の庭木。広く販売されている。

脚注

  1. ワルナスビ(魚拓) - ガーデニング花図鑑
  2. ミントの栽培方法(魚拓) - ガーデニング花図鑑
  3. 六高台にアジサイが生えている家はちばけんまだけであったため。
  4. アジサイの育て方(魚拓) - ヤサシイエンゲイ
  5. 画像真ん中(魚拓)
  6. 植物図鑑 ソテツ(魚拓) - 筑波実験植物園
  7. ソテツの育て方(魚拓) - ヤサシイエンゲイ
  8. 庭の隅に植えられている緑色の葉をもつ植物(魚拓)
  9. ゼラニウム(ゼラニューム)の基本情報(魚拓) - みんなの趣味の園芸
  10. ゼラニウム(ゼラニューム)の育て方・栽培方法(魚拓) - みんなの趣味の園芸
  11. けんまくんの手前の鉢(魚拓)
  12. キウイ(魚拓) - ガーデニング花図鑑
  13. スズラン(魚拓) - 東京都福祉保健局
  14. ビワ(魚拓) - 千葉県公式ホームページ
  15. 気候区分(魚拓) - ガーデニング花図鑑
  16. 水草であり、池がなければミント路線に使えないため#違法なものからは除外している
  17. 市の木・市の花(魚拓) - 広島市公式ホームページ
  18. サザンカ(魚拓) - ガーデニング花図鑑
  19. 高橋・鈴木(2018)、306頁
  20. ダツラの技法|anna-frederica(魚拓) - アメーバブログ
  21. エビケーけんまPスレッド >>8(魚拓)
  22. 抽出時の画像(魚拓)
  23. 浅井(2015)、246頁
  24. 搬出はセルフサービスであるため注意。漆の原木を販売いたします(魚拓) - 喜多方市ホームページ
  25. 多田・大作(2018)、62頁
  26. 稲垣(2018)、45頁
  27. ミントテロ(魚拓) - ガーデニング花図鑑
  28. アメリカ合衆国におけるクズ - 日本語版Wikipedia
  29. 稲垣(2018)、188-189頁
  30. 浅井(2015)、336頁
  31. タケノコ泥棒はカネになるらしく、暴力団までが手を染めているという。このため地権者のみならず地域や警察ぐるみで対策していることも珍しくなく、無許可でのタケノコ掘りは非常にリスクが高い。
  32. トリカブト保険金殺人事件本庄保険金殺人事件 - 日本語版Wikipedia
  33. 浅井(2015)、285頁
  34. 稲垣(2018)、67頁
  35. 浅井(2015)、248頁
  36. 亀田(2017)、39頁
  37. 浅井(2015)、249頁
  38. 緑色になったジャガイモにも含まれるソラニン
  39. ナスはもちろん、ピーマン、トマト、ペチュニア、ホオズキなどもナス科。
  40. 外来生物法 > 何が禁止されているの?(魚拓) - 環境省
  41. 一応大麻取締法では種子を規制から除外する旨が書かれているが、「栽培目的である」として有罪になった例もあり、司法当局の気分次第という面が否めない。
  42. 浅井(2015)、102頁
  43. 傳田正利ほか、特定外来生物アレチウリ抑制のためのアレチウリ埋土種子除去方法の開発土木学会論文集B1(水工学) Vol.69 (2013) No.3 p.135-146
  44. 高橋・鈴木(2018)、160頁
  45. 浅井(2015)、154頁
  46. 畠瀬頼子「オオキンケイギク(Coreopsis lanceolata L.)(緑化植物ど・こ・ま・で・き・わ・め・る)」『日本緑化工学会誌』第34巻第3号、日本緑化工学会、2009年2月28日、 NAID 110007138294。
  47. 岩瀬・飯島(2007)、126頁
  48. 浅井(2015)、148頁
  49. 岩瀬・飯島(2007)、125頁
  50. アブラナ科野菜の病害虫(魚拓)※虫注意
  51. カンナ(魚拓) - サカタのタネ園芸通信
  52. フヨウの害虫(魚拓) - 昆虫エクスプローラ

参考文献

  • 岩瀬徹・飯島和子『形とくらしの雑草図鑑 見分ける、身近な300種』全国農村教育協会、2007年。ISBN 9784881371909。
  • 浅井元朗『植調雑草大鑑』全国農村教育協会、2015年。ISBN 9784881371824。
  • 亀田龍吉『調べてみよう名前のひみつ 雑草図鑑』汐文社、2017年。ISBN 9784811321998。
  • 多田多恵子・大作晃一『美しき小さな雑草の花図鑑』山と溪谷社、2018年。ISBN 9784635550123。
  • 高橋冬・鈴木庸夫『改訂版 散歩で見かける草花・雑草図鑑』創英社・三省堂書店、2018年。ISBN 9784881429716。
  • 稲垣栄洋『ワイド判 散歩が楽しくなる雑草手帳』東京書籍、2018年。ISBN 9784487811311。

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関連項目

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