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恒心文庫:ワクチン開発

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

コロナウイルスが猛威を振るっている。
とはいえ、現状は通常の風邪と同じような対策しかできない。
しかしそれではヨーロッパで出ている多くの犠牲者が報われない。
インフルエンザもワクチンを作れたのであるから、コロナウイルスでも作れるはず―と研究者たちは日々必死に実験を繰り返している。
インフルエンザワクチンは鶏卵から作られるので、当然コロナウイルスワクチンも鶏卵から作ろうとしているのだが、実験段階なので多くの鶏卵を使う必要がある。
もちろん鶏卵にも限りがある。
したがって、卵は卵でも人間が産んだ卵を使って実験を行うことにした。

卵を産むのは3人の男である。
1人は白いもみあげが印象的な老人で、ココアサーバーとして使われていたものを転用したのだが、かつてはカルボナーラ用の卵を産んでいたこともある。
この男にペニスを挿入し、射精すれば卵を産んでくれるのである。
別の1人は細身の男である。服を脱がしてみると勃起した乳首がいやらしい。
この男はタピオカを出産することで有名だったが、ペニスを挿入し「お前がママになるんだよ!」と言って乳首をつねってやったら、激しく痙攣してメスイキし、卵を産める身体になった。
もう1人は太った男である。メスとして卵を産むというのに、ジュニアアイドルやらに興味を持っているので、現在女性ホルモンを投与し、メスに改造中である。
これらとは別に,筋肉質の男を1人用意した。種付け用のオスであり、これら3人、いや3匹のいやらしいメスにペニスを挿入する役目である。

現在はワクチン製造用に3匹をフル回転させているので、生み出された卵が市中に流れることはない。
しかしコロナウイルスの流行が下火になったら、品種改良を行って美味しい卵を産むようにすることも考えている。その際は、ぜひ卵料理に使ってみてほしい。

タイトルについて

この作品は公開された際タイトルがありませんでした。このタイトルは便宜上付けたものです。

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