「第14回MMD杯」の版間の差分

編集の要約なし
*>アイピー・パッカート
編集の要約なし
*>アイピー・パッカート
編集の要約なし
9行目: 9行目:
下記以後では今大会の流れを尊師関係を中心に説明する。
下記以後では今大会の流れを尊師関係を中心に説明する。


== 大会の流れ ==
== 尊師参戦前のMMD杯問題 ==
=== 尊師参戦前の問題 ===
{{see also|小関直哉特定の軌跡#背景}}
{{see also|小関直哉特定の軌跡}}
MMD杯はMikuMikuDance公開直後の08年から半年に一回ほどのペースで開催される大会であり、ニコニコ上でのMMD文化黎明から続いているニコニコ動画を代表するイベントである。当初は投稿数も少ない小さな物だったが、徐々に規模が拡大、動画のクオリティも加速度的に向上し、審査員にプロの人間や大企業などが参加するなど半ば公式化したイベントとなっていた。しかしその一方で大きなコンテンツ特有のきな臭い問題も増加していた。
MMD杯はMikuMikuDance公開直後の08年から半年に一回ほどのペースで開催される大会であり、ニコニコ上でのMMD文化黎明から続いているニコニコ動画を代表するイベントである。当初は投稿数も少ない小さな物だったが、徐々に規模が拡大、動画のクオリティも加速度的に向上し、審査員にプロの人間や大企業などが参加するなど半ば公式化したイベントとなっていた。しかしその一方で大きなコンテンツ特有のきな臭い問題も増加していた。


その主たるものは動画に対する「工作」の問題であった。MMD杯は代々ポイントの判断基準が「マイリストの登録数」に限られており、このマイリスト登録数はニコニコのシステムの欠陥によりツールを利用した操作が容易であるという問題があった。そのため次第に「応援したい動画を工作し強引に上位に持ち上げる」という行為が横行するようになった。特にこの問題は第10回から顕著になっていたとされる。また、工作された動画は否が応にも批判の対象となるため、今度は「アンチが蹴落としたい動画をあえて工作し評判を失墜させる」という行為が懸念されることとなっていた。
その主たるものは動画に対する「工作」の問題であった。MMD杯は代々ポイントの判断基準が「マイリストの登録数」に限られており、このマイリスト登録数はニコニコのシステムの欠陥によりツールを利用した操作が容易であるという問題があった。そのため次第に「応援したい動画を工作し強引に上位に持ち上げる」という行為が横行するようになった。特にこの問題は第10回から顕著になっていたとされる。また、工作された動画は否が応にも批判の対象となるため、今度は「アンチが蹴落としたい動画をあえて工作し評判を失墜させる」という行為が懸念されるようにもなり、実際にそのようなことが行われたりもした。


特に第12回MMD杯は大きな問題になった。この頃、ニコニコ動画やアフィリエイトブログ等のネット上においてDMMのブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」(以下:艦これ)の大々的なステルスマーケティングが展開されており、艦これのキャラクターである艦娘のMMDモデル等も多く作られたが、ニコニコ動画の運営元であるドワンゴがKADOKAWA([http://www.kadokawagames.co.jp/ 角川])に買収されたことを背景に、この大会から審査員に艦これの開発元であるKADOKAWA・DMM両社の関係者が多数加わった上、テーマに「女子力(物理)」といった明らかに艦これを対象に狙い撃ちしたようなものが選ばれ、さらには露骨な工作により上位を艦これ動画が占領したため、掲示板など各所で「これは角川による出来レースだ」という疑惑や不満が噴出。さらに第13回MMD杯でもこの流れは続き、またMMD杯のリアルタイムデータを解析・閲覧できるサイト「Angel-Cup」の外部リンクに艦これ系まとめブログ「艦これまとめ速報~かん速~」が薄い文字で追加されるという[http://i.imgur.com/mgW0O9D.jpg どこかの無能]や2012年ステマ騒動で炎上したやらおんを髣髴とさせるような所業が問題となり、「DMM杯」と揶揄されるようになっていた。
特に第12回MMD杯は大きな問題になった。この頃、ニコニコ動画やアフィリエイトブログ等のネット上においてDMMのブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」(以下:艦これ)の大々的なステルスマーケティングが展開されており、艦これのキャラクターである艦娘のMMDモデル等も多く作られたが、ニコニコ動画の運営元であるドワンゴがKADOKAWA([http://www.kadokawagames.co.jp/ 角川])に買収されたことを背景に、この大会から審査員に艦これの開発元であるKADOKAWA・DMM両社の関係者が多数加わった上、テーマに「女子力(物理)」といった明らかに艦これを対象に狙い撃ちしたようなものが選ばれ、さらには露骨な工作により上位を艦これ動画が占領したため、掲示板など各所で「これは角川による出来レースだ」という疑惑や不満が噴出。さらに第13回MMD杯でもこの流れは続き、またMMD杯のリアルタイムデータを解析・閲覧できるサイト「Angel-Cup」の外部リンクに艦これ系まとめブログ「艦これまとめ速報~かん速~」が薄い文字で追加されるという[http://i.imgur.com/mgW0O9D.jpg どこかの無能]や2012年ステマ騒動で炎上したやらおんを髣髴とさせるような所業が問題となり、「DMM杯」と揶揄されるようになっていた。
28行目: 27行目:
'''[[唐澤貴洋|???]]「そこで当職の登場!ってわけだwwww」'''
'''[[唐澤貴洋|???]]「そこで当職の登場!ってわけだwwww」'''


== 大会の流れ ==
=== 尊師参戦~予選投票 ===
=== 尊師参戦~予選投票 ===
上記のような問題を抱えながら1月16日に大会は始まる。多くの予選動画が上げられる中、19日、テーマ「'''声'''」に[[Altail]]という投稿者によって[[尊師]]のモデルが使用された予選動画が投稿された。<br/>
上記のような問題を抱えながら1月16日に大会は始まる。多くの予選動画が上げられる中、19日、テーマ「'''声'''」に[[Altail]]という投稿者によって[[尊師]]のモデルが使用された予選動画が投稿された。<br/>