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[[恒心教]]自体が[[唐澤貴洋]]と[[長谷川亮太]]の炎上そのものといえる。長谷川亮太の特定された2012年[[3月7日]]を基準とすれば、{{年数|2012|3|7}}年以上継続しており、一般的な炎上と比較して非常に長期である。一般的な炎上事件では大抵は1週間で鎮火し、比較的長いものでも数ヶ月で騒動は収まるものである。NHKのテレビ番組『[[逆転人生]]』でも「ネット史に名を残す最大級の炎上」とされている。 | [[恒心教]]自体が[[唐澤貴洋]]と[[長谷川亮太]]の炎上そのものといえる。長谷川亮太の特定された2012年[[3月7日]]を基準とすれば、{{年数|2012|3|7}}年以上継続しており、一般的な炎上と比較して非常に長期である。一般的な炎上事件では大抵は1週間で鎮火し、比較的長いものでも数ヶ月で騒動は収まるものである。NHKのテレビ番組『[[逆転人生]]』でも「ネット史に名を残す最大級の炎上」とされている。 | ||
かつては両者の炎上のうち片方が活性化する時期が交互に到来し、[[ターン制]] | かつては両者の炎上のうち片方が活性化する時期が交互に到来し、[[ターン制]]と呼ばれていたが、2016年4月以降長谷川亮太は姿をくらましているため、現在主となっているのは唐澤貴洋である。 | ||
実在の弁護士をイジる関係上、恒心教に大なり小なり接点を持つ人物は多いが、その中でヘイトやネタを蓄積させて唐澤や長谷川とは別個にコンテンツ性を獲得し、[[外伝主人公]]として炎上する者もいる。この炎上は基本的にメインとなっている唐澤貴洋の炎上と[[尊師語録|語録]]や[[路線|嫌がらせ手法]]を共有するなど関係が深く、騒動の持続発展に大きな役割を果たしている。 | 実在の弁護士をイジる関係上、恒心教に大なり小なり接点を持つ人物は多いが、その中でヘイトやネタを蓄積させて唐澤や長谷川とは別個にコンテンツ性を獲得し、[[外伝主人公]]として炎上する者もいる。この炎上は基本的にメインとなっている唐澤貴洋の炎上と[[尊師語録|語録]]や[[路線|嫌がらせ手法]]を共有するなど関係が深く、騒動の持続発展に大きな役割を果たしている。 | ||
=== 他の炎上事件と比較しての恒心教の特異性 === | === 他の炎上事件と比較しての恒心教の特異性 === | ||
逆転人生において、唐澤は炎上事件の分類を2種に分類している。まず一般的な炎上事件を「拡散型」と定義し、「一気に広まり一気に静まる」とした。いわゆるバイトテロであったり、企業のCMの炎上事件など、大半の炎上事件がこれにあたり、炎上事件の寿命は1週間程度としている。 | |||
一方で、恒心教(番組内では類例として、[[スマイリーキクチ]]事件を上げているが、恒心教とも異なる)を「たこつぼ型」として「特定のコミュニティだけで長期的に盛り上がる」と指摘している。 | 一方で、恒心教(番組内では類例として、[[スマイリーキクチ]]事件を上げているが、恒心教とも異なる)を「たこつぼ型」として「特定のコミュニティだけで長期的に盛り上がる」と指摘している。 | ||
[[Abema Prime]]内において[[ひろゆき]] | [[Abema Prime]]内において[[ひろゆき]]は、「唐澤貴洋ほど長期的かつ広範囲に炎上した例は世界中探しても殆どない」と指摘している。事実、恒心教より長く続いている炎上事件は、1人の野球選手のゲイビデオ出演事件に端を発する「真夏の夜の淫夢事件」のみである。 | ||
また海外での恒心教や淫夢に匹敵するほど長期大規模炎上事件は殆ど無いが、例として米国で起きたゲーマーゲート事件が強いてあげられる<ref>当初は1人の女性ゲーム製作者の疑惑からの炎上であったが、それがゲームメディアの世論操作疑惑へと繋がり、最終的には2016年の大統領選挙やアメリカのコミックス業界などにも飛び火した。恒心教とはいくつかの類似性も見受けられるが、最大の相違点として政治を徹底的に排除している恒心教に対してゲーマーゲート事件は政治の色が極めて強い</ref>。ただしこれも炎上の規模はともかく長さでは恒心教の方が長い。 | また海外での恒心教や淫夢に匹敵するほど長期大規模炎上事件は殆ど無いが、例として米国で起きたゲーマーゲート事件が強いてあげられる<ref>当初は1人の女性ゲーム製作者の疑惑からの炎上であったが、それがゲームメディアの世論操作疑惑へと繋がり、最終的には2016年の大統領選挙やアメリカのコミックス業界などにも飛び火した。恒心教とはいくつかの類似性も見受けられるが、最大の相違点として政治を徹底的に排除している恒心教に対してゲーマーゲート事件は政治の色が極めて強い</ref>。ただしこれも炎上の規模はともかく長さでは恒心教の方が長い。 | ||
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通常「炎上する」と批判を受ける側を主語にするのだが、唐澤貴洋はなぜか批判することを「炎上」としている。また、「炎上に加担する」という意味で「炎上行為」という語を多用する。 | 通常「炎上する」と批判を受ける側を主語にするのだが、唐澤貴洋はなぜか批判することを「炎上」としている。また、「炎上に加担する」という意味で「炎上行為」という語を多用する。 | ||
[[ハセカラ騒動|自分の炎上]]で「違法とは評価できない」ラインを軽々と越えた嫌がらせ<ref>犯罪に当たる教徒の嫌がらせのうち尊師に直接被害を及ぼすものの代表例として[[カッターナイフ表彰状事件]]が挙げられるが、[[サジェスト汚染]]などの時点で{{wpl|業務妨害罪#業務妨害罪|業務妨害罪}}に触れているといえる</ref> | [[ハセカラ騒動|自分の炎上]]で「違法とは評価できない」ラインを軽々と越えた嫌がらせ<ref>犯罪に当たる教徒の嫌がらせのうち尊師に直接被害を及ぼすものの代表例として[[カッターナイフ表彰状事件]]が挙げられるが、[[サジェスト汚染]]などの時点で{{wpl|業務妨害罪#業務妨害罪|業務妨害罪}}に触れているといえる</ref>を散々受けているにもかかわらず、わざわざ違法でないことを定義に加える必要があったのかというのも大変理解に苦しむ点である。<br> | ||
もっと言えば他人に誹謗中傷を加える時点で{{wpl|名誉毀損罪}}や{{wpl|侮辱罪}}など刑法に抵触する可能性がある。 | |||
『[[そのツイート炎上します!]]』(6ページ)では | 『[[そのツイート炎上します!]]』(6ページ)では | ||
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===そして恒心へ=== | ===そして恒心へ=== | ||
2010年代になると中東ではネット炎上のデラックス版ともいえる{{wpl|アラブの春}}が起こる中、日本でも[[twitter]]等を拠点とするネット発の政治系炎上や、バイトテロ炎上といった世直し型炎上騒動も目立つようになるのだが、これを古い世代の炎上として冷笑・嘲笑する[[なんJ]]・[[例のアレ]]系文化との二極化が生じるようになり始めた。というのも、ネットに強い彼らは「#拡散希望」タグを[[甘芋]] | 2010年代になると中東ではネット炎上のデラックス版ともいえる{{wpl|アラブの春}}が起こる中、日本でも[[twitter]]等を拠点とするネット発の政治系炎上や、バイトテロ炎上といった世直し型炎上騒動も目立つようになるのだが、これを古い世代の炎上として冷笑・嘲笑する[[なんJ]]・[[例のアレ]]系文化との二極化が生じるようになり始めた。というのも、ネットに強い彼らは「#拡散希望」タグを[[甘芋]]的と感じていた他、2000年代後半以上に大衆化し始めたネット文化の象徴でもあるこうした炎上を快く思っていなかったのである。<br> | ||
やがて理想に燃えるアラブの春が廃れ、恐怖主義のIS/イスラミック・ステート(通称イスラム国)が台頭したように、ネットの深淵からも[[長谷川亮太の常軌を逸した書き込み|1人の高校生の自分語り]]をきっかけに、[[オウム真理教|かつて日本国中を数多のテロ事件で震撼させた宗教]]の後継団体を主張する[[恒心教]]が生れ出づるのであった。 | |||
== 関連項目 == | == 関連項目 == |