「恒心教の歴史」の版間の差分

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>テリー長谷川
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==前史==
==前史==
騒動の発端となった2ch[[なんJ]]板は元々野球ch難民が板を乗っ取り、野球実況を中心とした雑談板になったという過去があり、住民は野球観戦が趣味というその性質から他板の住人に比べ荒い気性を持っていた。後に、この気性がこの騒動をここまで大規模な物に昇華させた一因であるとも言われている。また、多数の学校裏掲示板など避難所として乗っ取っていた関係で外部侵攻の経験も豊富であった。
騒動の発端となった2ch[[なんJ]]板は元々2009年に野球ch難民が過疎板を乗っ取り、野球実況を中心とした雑談板になったという過去からも分かるように、住民は野球観戦が趣味というその性質から他板の住人に比べ荒い気性を持っていた。後に、この気性がこの騒動をここまで大規模な物に昇華させた一因であるとも言われている。また、多数の学校裏掲示板など避難所として乗っ取っていた関係で外部侵攻の経験も豊富であった。


当時のなんJは現在のようにまとめブログに寄生されておらず人口も今ほどは多くなく、内輪的なノリが強かった。これはコテハンにとって居心地のよい環境であり、なんJでは多くの糞コテが活動していた。その中でも、騒動の元凶となったなんJの糞コテ「八神太一」は3年間に渡り煽り投稿や自分語りスレの乱立を繰り返してたことから当時のなんJ民からは別格で嫌われていた。
当時のなんJは現在のようにまとめブログに寄生されておらず人口も今ほどは多くなく、内輪的なノリが強かった。これはコテハンにとって居心地のよい環境であり、なんJでは[[なんJ民|多くの糞コテ]]が活動していた。その中でも、騒動の元凶となったなんJの糞コテ「[[八神太一]]」は3年間に渡り煽り投稿や自分語りスレの乱立を繰り返してたことから当時のなんJ民からは別格で嫌われていた。
 
八神特定の少し前である2012年1月に炎上した[[篠田健太郎]]はTwitterやGoogle+などの情報から特定されており<ref>八神太一=長谷川亮太も特定活動に参加していた</ref>、この時点で現在でも主流であるネット上にあるパズルのピースを頼りに個人情報を特定する手法が確立されていた。


その中で、八神の少し前、2012年1月に炎上した[[篠田健太郎]]がTwitterやGoogle+などの情報から特定されており、この時点で現在でも主流であるネット上にあるパズルのピースを頼りに個人情報を特定する手法が確立されていた。
そして、プロ野球シーズン開幕が近づき住民が活気づき始めた状況で3月7日を迎えることとなる。
そして、プロ野球シーズン開幕が近づき住民が活気づき始めた状況で3月7日を迎えることとなる。


==2012年==
==2012年==
===八神太一特定===
===八神太一特定===
[[3月7日]]、前日から一部なんJ民やアワーなどから猛烈に煽られていた八神太一が大学の合格通知書をアップ。これをきっかけに母校([[千葉経済大学附属高等学校|千葉経済]])、mixiの情報が明らかになり、ここから本名([[長谷川亮太]])、進学先([[国士舘大学]])等々が特定される。[[いつとは言わんが以前ガチで同じクラスだっただけになんとも言えないですわ・・・・・・|自演に失敗する]]、[[なんJ用語集_Wiki#長谷川亮太による削除|なんJWikiを削除させなんJ民全体を激怒させる]]など初期鎮火に失敗し炎上は拡大する([[長谷川亮太#特定されるまでの経緯|八神太一特定騒動]])。
[[ファイル:合格通知書.jpg|thumb|250px|すべての起点]]
[[3月7日]]、前日から一部なんJ民やなんJコテ[[アワー]]などから猛烈に煽られていた八神太一が大学の合格通知書をアップ。これをきっかけに進学先([[国士舘大学]])、母校([[千葉経済大学附属高等学校|千葉経済]])、mixiアカウントが明らかになり、ここから本名([[長谷川亮太]])等々が特定される。[[いつとは言わんが以前ガチで同じクラスだっただけになんとも言えないですわ・・・・・・|自演に失敗する]]、[[なんJ用語集_Wiki#長谷川亮太による削除|なんJWikiを削除させなんJ民全体を激怒させる]]など初期鎮火に失敗し炎上は拡大する([[長谷川亮太#特定されるまでの経緯|八神太一特定騒動]])。


過去の[[自分語り]]から発掘された未成年飲酒疑惑による大学進学取り消しを恐れたのか<ref>後に現れた[[ニセフェ|長谷川亮太を名乗る人物]]はアワーなどの入学式凸の抑止が目的であったと語っている。</ref>、長谷川亮太は当時[[アイオス五反田駅前]]にあった[[恒心綜合法律事務所]]の弁護士[[唐澤貴洋]]を雇い、誹謗中傷者のIPアドレス[[開示]]を行うことで再度炎上の鎮火を試みた。
過去の[[自分語り]]から発掘された未成年飲酒疑惑による大学進学取り消しを恐れたのか<ref>後に現れた[[ニセフェ|長谷川亮太を名乗る人物]]はアワーなどの入学式凸の抑止が目的であったと語っている。</ref>、長谷川亮太は当時[[アイオス五反田駅前]]にあった[[恒心綜合法律事務所]]の弁護士[[唐澤貴洋]]を雇い、誹謗中傷者のIPアドレス[[開示]]を行うことで再度炎上の鎮火を試みた。
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この無差別開示を経て唐澤貴洋ネタはなんJに定着、「弁護士スレ」「唐澤スレ」などと呼ばれる文化が興った。
この無差別開示を経て唐澤貴洋ネタはなんJに定着、「弁護士スレ」「唐澤スレ」などと呼ばれる文化が興った。


唐澤貴洋は無差別開示が終わった6月以降、翌2013年7月までまったくといっていいほど動きを見せなくなり、当時のスレは二次創作で食いつなぐことになった。当時すでにロリコン、[[脱糞]]、[[唐澤厚史|弟殺し]]、[[用水路]]、[[核兵器]]保有など今日につながる様々な二次創作・設定が誕生している。誹謗中傷と創作の受け皿となった唐澤貴洋に対し、愛情と侮蔑をこめて「[[五反田]]の神」の愛称が付けられた。唐澤貴洋が顔写真のかわりに[[イラスト|ふざけたイラスト]]を掲載していたことも唐澤貴洋の偶像化・神格化・非実在弁護士化に拍車をかけた。
唐澤貴洋は無差別開示が終わった6月以降、翌2013年7月までまったくといっていいほど動きを見せなくなり、当時のスレは二次創作で食いつなぐことになった。当時すでにロリコン、[[脱糞]]、[[唐澤厚史|弟殺し]]、[[用水路]]、[[核兵器]]保有など今日につながる様々な二次創作・設定が誕生している。唐澤貴洋が顔写真のかわりに[[イラスト|ふざけたイラスト]]を掲載していたことも唐澤貴洋の偶像化・[[過度な神格化|神格化]]・非実在弁護士化に拍車をかけた。


また開示を拒否した[[ヤーマン]]や、独特の誹謗中傷スタイルで有名となった[[島根君]]、初の殺害予告([[神聖六文字]])を行った[[dion君]]などの[[チキンレーサー]]も文化の形成に大きな影響を与えた。
また開示を拒否した[[ヤーマン]]や、独特の誹謗中傷スタイルで有名となった[[島根君]]、初の殺害予告([[神聖六文字]])を行った[[dion君]]などの[[チキンレーサー]]も文化の形成に大きな影響を与えた。
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4月、なんJで話題になったウェブサイト「遊戯王カードジェネレーター」に唐澤貴洋を馬鹿にした作品が多数投稿され、ここに最初の[[芸術路線]]が誕生した。これに対し唐澤貴洋は、遊戯王カードジェネレーターの管理人[[JEX]]に対して削除要求を行い([[JEX#遊戯王カードジェネレーター騒動|遊戯王カードジェネレーター騒動]])、無差別開示と共に炎上を盛り上げた。JEXは、削除は実施しつつその裏で[[サジェスト汚染]]の技術を解説する<ref>JEXが普及したことは事実であるが、なんJに伝えたわけではない。サジェスト汚染技術はすでになんJでも一部で知られており、そのたぐいの投稿は既に行われていた。</ref>などしてなんJ民を支援した。
4月、なんJで話題になったウェブサイト「遊戯王カードジェネレーター」に唐澤貴洋を馬鹿にした作品が多数投稿され、ここに最初の[[芸術路線]]が誕生した。これに対し唐澤貴洋は、遊戯王カードジェネレーターの管理人[[JEX]]に対して削除要求を行い([[JEX#遊戯王カードジェネレーター騒動|遊戯王カードジェネレーター騒動]])、無差別開示と共に炎上を盛り上げた。JEXは、削除は実施しつつその裏で[[サジェスト汚染]]の技術を解説する<ref>JEXが普及したことは事実であるが、なんJに伝えたわけではない。サジェスト汚染技術はすでになんJでも一部で知られており、そのたぐいの投稿は既に行われていた。</ref>などしてなんJ民を支援した。


10月には自動作曲システム「[[Orpheus]]」がブームとなり、これを利用して[[パカソン]]と呼ばれる唐澤貴洋や長谷川亮太を誹謗中傷する曲が大量に作成されるようになった。Orpheus開発チームの[[嵯峨山茂樹]]教授は楽曲を削除していたものの、一方で技術やセンスを認めた上で隔離しその中で作成を黙認する方針を取ったためパカソンは大量に作成され、誹謗中傷の域を越えたクオリティーに成長し芸術路線を支えた。
10月には自動作曲システム「[[Orpheus]]」がブームとなり、これを利用して[[パカソン]]と呼ばれる唐澤貴洋や長谷川亮太を誹謗中傷する曲が大量に作成されるようになった。Orpheus開発チームの[[嵯峨山茂樹]]教授は不穏すぎる楽曲は削除していたものの、一方で技術やセンスを認めた上で隔離しその中で作成を黙認する方針を取ったためパカソンは大量に作成され、誹謗中傷の域を越えたクオリティーに成長し芸術路線を支えた。


[[事実追求路線]]も発展し、9月26日には住所でポン!により唐澤貴洋の父[[唐澤洋]]の家であり唐澤貴洋の実家とされる[[田園調布サティアン]]が、10月19日にはその唐澤洋の顔写真が特定された。長谷川亮太サイドでは3月15日になんJ民[[朝倉恭介]]によって長谷川亮太の顔写真が開示され、実家も自分語りをもとに[[ちばけんま特定の軌跡|千葉県松戸市六高台2-7-83(ちばけんま)と推定された]]。[[ちばけんま]]は2013年4月7日に長谷川亮太の元同級生[[佐伯星香]]がtwitterで事実であることを証言したため確定した。
[[事実追求路線]]も発展し、9月26日には住所でポン!により唐澤貴洋の父[[唐澤洋]]の家であり唐澤貴洋の実家とされる[[田園調布サティアン]]が、10月19日にはその唐澤洋の顔写真が特定された。長谷川亮太サイドでは3月15日になんJ民[[朝倉恭介]]によって長谷川亮太の顔写真が開示され、実家も自分語りをもとに[[ちばけんま特定の軌跡|千葉県松戸市六高台2-7-83(ちばけんま)と推定された]]。[[ちばけんま]]は2013年4月7日に長谷川亮太の元同級生[[佐伯星香]]がtwitterで事実であることを証言したため確定した。
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7月1日、事務所をアイオス五反田駅前から[[ピュア虎ノ門]]に移転した([[聖遷]])。そして7月31日、事務所のfacebookアカウント上でdion君など殺害予告民を告訴し300万を請求していることを突如報告、翌日の8月1日に教徒がこの書き込みを発見し[[300万騒動]]が勃発する。
7月1日、事務所をアイオス五反田駅前から[[ピュア虎ノ門]]に移転した([[聖遷]])。そして7月31日、事務所のfacebookアカウント上でdion君など殺害予告民を告訴し300万を請求していることを突如報告、翌日の8月1日に教徒がこの書き込みを発見し[[300万騒動]]が勃発する。


もはや行動を起こすこともないと思われた唐澤貴洋のこの動きに対し、なんJ民・教徒は大きく動揺した。これまでの誹謗中傷に対する告訴の可能性が真剣に議論され、唐澤貴洋は「[[虎ノ門]]の悪魔」として恐れられた。
もはや行動を起こすこともないと思われた唐澤貴洋のこの動きに対し、なんJ民・教徒は大きく動揺した。これまでの誹謗中傷に対する告訴の可能性が真剣に議論され、唐澤貴洋は「[[五反田]]の神」から一転し「[[虎ノ門]]の悪魔」として恐れられた。


さらに、なんJのライバル的存在である2ch嫌儲板の住民がこれに歓喜、唐澤貴洋に加勢してカラケーに侵入し[[唐澤貴洋掲示板#メイン|メインカラケー]]が相次いで自主閉鎖するなど情勢は緊迫した。唐澤貴洋は嫌儲民を「[[心ある方々]]」と呼んで讃えた<ref>ただし、嫌儲民はfacebookのポエム連投や後の口だけ集団訴訟などで早々と愛想を尽かしている</ref>。
さらに、なんJのライバル的存在である2ch嫌儲板の住民がこれに歓喜、唐澤貴洋に加勢してカラケーに侵入し[[唐澤貴洋掲示板#メイン|メインカラケー]]が相次いで自主閉鎖するなど情勢は緊迫した。唐澤貴洋は嫌儲民を「[[心ある方々]]」と呼んで讃えた<ref>ただし、嫌儲民はfacebookのポエム連投や後の口だけ集団訴訟などで早々と愛想を尽かしている</ref>。
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===チンフェのターン ===
===チンフェのターン ===
唐澤貴洋は「世界の終わりも大好きです!」以降また活動が低下し、DIOジャパンなどの顧問弁護士に就任したことが発覚した程度で殆ど恒心が無くなる。
唐澤貴洋は「世界の終わりも大好きです!」以降また活動が低下し、[[DIOジャパン]]などの顧問弁護士に就任したことが発覚した程度で殆ど恒心が無くなる。


一方で長谷川亮太は[[国士舘大学キッズライク同好会騒動|キッズライク騒動]]でサークルが判明したり、[[自分語りマット]]が[[マツドマッドマットマン]]に盗難される、[[けんまくん]]が話題になる、長谷川亮太アンチの[[動画ニキ]]による長谷川亮太批判動画が多数再生される、そして極めつけは11月7日の[[ウンフェ]]画像の投下など比較的恵まれた。12月1日には長谷川亮太の炎上1000日を記念して[[千日祭]]が開催された。
一方で長谷川亮太は[[国士舘大学キッズライク同好会騒動|キッズライク騒動]]でサークルが判明したり、[[自分語りマット]]が[[マツドマッドマットマン]]に盗難される、[[けんまくん]]が話題になる、長谷川亮太アンチの[[動画ニキ]]による長谷川亮太批判動画が多数再生される、そして極めつけは11月7日の[[ウンフェ]]画像の投下など比較的恵まれた。12月1日には長谷川亮太の炎上1000日を記念して[[千日祭]]が開催された。
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==2015年==
==2015年==
=== オウム事件20周年 ===
=== オウム事件20周年 ===
2014年11月17日に副副管理人は氏名を特定され圧力かけられたとして突如ウバケーを閉鎖し、[[麻原彰晃掲示板]](アサケー)への移住が行われた。そしてオウム真理教事件20周年となる2015年を迎え、1月の連続カラッキング、2月の[[法律事務所クロス]]設立と[[山岡裕明]]の登場など大きな出来事が相次いで発生するようになる。2015年の恒心教は、麻原彰晃とともに繁栄と混乱の中へ進みつつあった。
2014年11月17日に副副管理人は氏名を特定され圧力かけられたとして突如ウバケーを閉鎖し、[[麻原彰晃掲示板]](アサケー)への移住が行われた。そしてオウム真理教事件20周年となる2015年を迎え、[[カラッキング#船山暁子法律事務所改竄事件|[2月の連続カラッキング]]、2月の[[法律事務所クロス]]設立と[[山岡裕明]]の登場など大きな出来事が相次いで発生するようになる。2015年の恒心教は、麻原彰晃とともに繁栄と混乱の中へ進みつつあった。


===MMD路線と芸術路線の再建===
===MMD路線と芸術路線の再建===
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===twitter路線の急拡大 ===
===twitter路線の急拡大 ===
2012年には既に最初の[[twitter路線]]ともいえる[[指原莉乃|指原デマツイ騒動]]が発生し、長谷川亮太の高画質卒アル開示につながった。その後2013年には[[ニッセ路線]]が誕生している。だが恒心教は匿名性を重視していたためSNS布教はかなり控えられており、2014年の閉鎖主義時代にはSNSでの布教を認めない方向に向かった<ref>当時のSNSに対する反応としては[[かぁ坊]]騒動が参考になる</ref>。
2012年には既に最初の[[twitter路線]]ともいえる[[指原莉乃|指原デマツイ騒動]]が発生し、長谷川亮太の高画質卒アル開示につながった。その後2013年には[[ニッセ路線]]が誕生、2014年には[[AKB48握手会傷害事件]]の犯人が唐澤貴洋であるなどというデマを流すことに成功した。だが恒心教は匿名性を重視していたためSNS布教はかなり控えられており、閉鎖主義時代にはSNSでの布教を認めない方向に向かった<ref>当時のSNSに対する反応としては[[かぁ坊]]騒動が参考になる</ref>。


しかし2015年に入ってから、[[動画ニキ]]が「twitterで国士舘生に絡んで長谷川亮太を探す」というウンフェ軍団路線を提唱したことや、MMD杯で知名度があがったことで例のアレなど外部からの流入が増えたことにより、twitterの教徒は急増した。
しかし2015年に入ってから、[[動画ニキ]]が「twitterで国士舘生に絡んで長谷川亮太を探す」というウンフェ軍団路線を提唱したことや、MMD杯で知名度があがったことで[[例のアレ]]など外部からの流入が増えたことにより、twitterの教徒は急増した。


twitter路線は[[法廷画風イラスト|法廷画風イラストデマ拡散]]など布教に大きな効果を見せた一方で、[[炎上依頼]]や自己顕示・承認欲求(→[[心のチンフェ]])を目的とする[[臭芋]]と呼ばれるものたちが急増したことは路線自体に対する批判を招いた。また[[艦これワンドロ騒動]]・[[同人ゴロ連続炎上騒動‎]]は教徒側の勝利でおわったものの炎上依頼ではないかとの批判を呼び、「布教」という言葉が独り歩きしていることを浮き彫りにした。
twitter路線は[[法廷画風イラスト|法廷画風イラストデマ拡散]]など布教に大きな効果を見せた一方で、[[炎上依頼]]や自己顕示・承認欲求(→[[心のチンフェ]])を目的とする[[臭芋]]と呼ばれるものたちが急増したことは路線自体に対する批判を招いた。また[[艦これワンドロ騒動]]・[[同人ゴロ連続炎上騒動‎]]は教徒側の勝利でおわったものの炎上依頼ではないかとの批判を呼び、「布教」という言葉が独り歩きしていることを浮き彫りにした。
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=== けんま配信と安藤良太の登場 ===
=== けんま配信と安藤良太の登場 ===
特にこのブームで人気となったのは[[ツイキャス]]やニコニコ生放送を利用した「けんま配信」で、唐澤洋の撮影に成功した[[paranoid]]など多くの配信民が登場した。
特にこのブームで人気となったのは[[ツイキャス]]やニコニコ生放送を利用した「けんま配信」で、唐澤洋の撮影に成功した[[paranoid]]など多くの配信主が登場した。


その中でも、配信者[[ださいたま]]の登場は大きな衝撃を与えた。ドローンとプリウスを操り神出鬼没、職務質問に食ってかかる、長谷川家の車にGPSロガーを仕掛ける([[愛寿物流]]事件)などその行動力は当初から驚かれた。
その中でも、配信者[[ださいたま]]の登場は大きな衝撃を与えた。ドローンとプリウスを操り神出鬼没、職務質問に食ってかかる、長谷川亮太の父長谷川満孝]]の車にGPSロガーを仕掛ける([[愛寿物流]]事件)などその行動力は当初から驚かれた。


実はこの人物は、5月に自身の行った殺害予告を唐澤貴洋に開示請求されたことで既に話題になっていた[[安藤良太]]その人であった。彼は交通事故で両親失い、賠償金と資産運用で大量の資金を保有していたのである。そして翌年、彼は恒心教と社会にさらに大きな衝撃を与えることになる。
実はこの人物は、5月に自身の行った殺害予告を唐澤貴洋に開示請求されたことで既に話題になっていた[[安藤良太]]その人であった。彼は交通事故で両親失い、賠償金と資産運用で大量の資金を保有していたのである。そして翌年、彼は恒心教と社会にさらに大きな衝撃を与えることになる。
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恒心教界隈は2015年後半も賑わいを見せ続けていたものの、それもやがて終わりを迎えようとしていた。
恒心教界隈は2015年後半も賑わいを見せ続けていたものの、それもやがて終わりを迎えようとしていた。


アサケー期に発展したこれら様々な路線は、やがて負の側面が大きくなりつつあった。twitter路線での[[臭芋]]の狼藉をはじめ、MMD路線をきっかけとした芸術路線の諸問題<ref>twitterでの芸術芋(特に絵芋)の自己顕示欲問題や萌えネタ許容の是非など</ref>、けんま路線における過激ないたずらや、[[加藤力]]などの自己顕示欲の強い教徒の出現が論争を生み、教徒間での内紛を招いていたのである。これら荒れやすい話題は[[ウツケー]]への隔離が推奨されていたものの、炎上の拡大によって隔離政策も限界を迎えていた。
アサケー期に発展したこれら様々な路線は、やがて負の側面が大きくなりつつあった。twitter路線での[[臭芋]]の狼藉をはじめ、MMD路線をきっかけとした芸術路線の諸問題<ref>twitterでの芸術芋(特に絵芋)の自己顕示欲問題や萌えネタ許容の是非など</ref>、けんま路線における過激ないたずらや、[[加藤力]]などの自己顕示欲の強い教徒の出現、急増したけんま配信主同士での対立が論争を生み、教徒間での内紛を招いていたのである。これら荒れやすい話題は[[ウツケー]]への隔離が推奨されていたものの、炎上の拡大によって隔離政策も限界を迎えていた。


2015年8月には、教徒間の馴れ合い集団と化していた[[コミケ路線]]の運営グループ[[事務所一派]]への批判をきっかけとした内紛[[事務所騒動]]が発生し、2016年まで続いた最大のものになった。[[安藤良太#炎上以後|安藤良太も事務所一派に協力したとの批判で炎上]]、一時評価が失墜した。
2015年8月には、教徒間の馴れ合い集団と化していた[[コミケ路線]]の運営グループ[[事務所一派]]への批判をきっかけとした内紛[[事務所騒動]]が発生し、2016年まで続いた最大のものになった。[[安藤良太#炎上以後|安藤良太も事務所一派に協力したとの批判で炎上]]、一時評価が失墜した。
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昨年来続いていた事務所騒動は、最終的に2015年12月のC89強行出展への批判と金銭問題、安藤良太による事務所一派首魁[[藤原太一]]の住所氏名リークが決定打となり、2016年1月~2月にかけて事務所一派が次々とネットから姿を消したことで概ねこの騒動は決着した。
昨年来続いていた事務所騒動は、最終的に2015年12月のC89強行出展への批判と金銭問題、安藤良太による事務所一派首魁[[藤原太一]]の住所氏名リークが決定打となり、2016年1月~2月にかけて事務所一派が次々とネットから姿を消したことで概ねこの騒動は決着した。


事務所一派の壊滅に喜ぶ教徒であったが、一方で芸術路線期待の星であった[[けんまP]]が事務所一派の一員として糾弾されたこと、コミケ路線が全否定されたこと、[[ウツケー]]を中心とした一部の芸術路線民に対するアンチ活動が勢い付いたこと<ref>このあたりの流れは[[ハセカラファミリー一覧/小物#芸術路線]]を見ると分かりやすい</ref>は芸術路線民に動揺を与え、これ以降先細りを見せていく。
事務所一派の壊滅に喜ぶ教徒であったが、一方で芸術路線期待の星であった[[けんまP]]が事務所一派の一員として糾弾されたこと、コミケ路線が全否定されたこと、[[ウツケー]]を中心とした一部の芸術路線民に対するアンチ活動が勢い付いたこと<ref>このあたりの流れは[[ハセカラファミリー一覧/小物#芸術路線]]を見ると分かりやすい</ref>は芸術路線に動揺を与え、これ以降先細りを見せていく。


なお、事務所騒動と同時期に男性アイドルグループ「アルスマグナ」が前述の[[けんまP]]作曲のパカソンを無断使用した[[アルスマグナ騒動]]が起きていたが、けんまPがネットから消えたため有耶無耶に終わっている。
なお、事務所騒動と同時期に男性アイドルグループ「アルスマグナ」が前述の[[けんまP]]作曲のパカソンを無断使用した[[アルスマグナ騒動]]が起きていたが、けんまPがネットから消えたため有耶無耶に終わっている。
また事務所一派にかわってコミケ路線を継続しようとした当時女子中学生[[ガバ隊長]](小林和奏)が売春疑惑で炎上する騒動も起きている。


=== 第2次聖遷 ===
=== 第2次聖遷 ===
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2016年、長谷川亮太路線は危機を迎えた。長谷川亮太は[[小学校時代の長谷川亮太まとめ]]が開示されたり[[ピンフェ]]や[[デンフェ]]などいくつか目撃例が報告されたりしたものの、ちばけんまやフェイバリットハウスなどおなじみの場所では確認されず行方不明となっていた。4月8日に[[敵対的買収と防衛策|長谷川亮太の卒業論文]]が発掘され国士舘大学卒業が判明しいよいよ捜索は困難となった。
2016年、長谷川亮太路線は危機を迎えた。長谷川亮太は[[小学校時代の長谷川亮太まとめ]]が開示されたり[[ピンフェ]]や[[デンフェ]]などいくつか目撃例が報告されたりしたものの、ちばけんまやフェイバリットハウスなどおなじみの場所では確認されず行方不明となっていた。4月8日に[[敵対的買収と防衛策|長谷川亮太の卒業論文]]が発掘され国士舘大学卒業が判明しいよいよ捜索は困難となった。


このため、長谷川のターンと唐澤のターンの交代によって炎上を維持してきた[[ターン制]]は危機を迎えた。長谷川のターンの代用として外伝主人公が投入され、昨年から引き続き登場の安達真、そして新たに発掘された出会い厨×知的障害という奇跡のラジコン[[鈴木康史]]や、統合失調症患者の[[岩間好一]]が期待された。だが安達真、鈴木康史は期待に沿う活躍をみせたもののしばらくして活動を停止、岩間好一は[[例のアレ]]界隈に輸出して8月に大人気とはなったものの恒心教のコンテンツにはならなかった<ref>淫夢民、爆サイ原住民が主体となっていたがけんまの方法論は恒心教のものをある程度受け継いでいる</ref>
このため、長谷川のターンと唐澤のターンの交代によって炎上を維持してきた[[ターン制]]は危機を迎えた。長谷川のターンの代用として外伝主人公が投入され、昨年から引き続き登場の安達真、そして新たに発掘された出会い厨×知的障害という奇跡のラジコン[[鈴木康史]]や、統合失調症患者の[[岩間好一]]が期待された。だが安達真、鈴木康史は期待に沿う活躍をみせたもののしばらくして活動を停止、岩間好一は[[例のアレ]]界隈に輸出して8月に大人気とはなったものの恒心教のコンテンツにはならなかった<ref>淫夢民、爆サイ原住民が主体となっていたがけんまの方法論は恒心教のものをある程度受け継いでいる</ref>。また、外伝主人公重視は原理主義と相性が悪いものでもあった。


=== 唐澤貴洋の活発化とお気持ち表明 ===
=== 唐澤貴洋の活発化とお気持ち表明 ===
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そして10月、出所した0chiakiが玉音放送があることをリークする。いつものように音声だけだろうと思っていた教徒の予想は良い意味で裏切られ、10月21日、唐澤貴洋はNHK「ニュースウォッチ9」において初となる顔出し出演を行ったのであった。映像では、爆破予告路線と安藤良太をメインテーマとし7月の墓汚損にも触れられ、教徒の行動が結びついた瞬間となった。この映像は「[[お気持ち表明]]」と呼ばれ、勢い低下に悩んでいた教徒を奮起させた<ref>ただしこれ程の大恒心も一時的には勢いが伸びた程度に留まった。またこのような大恒心を得たことで、もはや目標を失ったとの悲観的な見方もある</ref>。
そして10月、出所した0chiakiが玉音放送があることをリークする。いつものように音声だけだろうと思っていた教徒の予想は良い意味で裏切られ、10月21日、唐澤貴洋はNHK「ニュースウォッチ9」において初となる顔出し出演を行ったのであった。映像では、爆破予告路線と安藤良太をメインテーマとし7月の墓汚損にも触れられ、教徒の行動が結びついた瞬間となった。この映像は「[[お気持ち表明]]」と呼ばれ、勢い低下に悩んでいた教徒を奮起させた<ref>ただしこれ程の大恒心も一時的には勢いが伸びた程度に留まった。またこのような大恒心を得たことで、もはや目標を失ったとの悲観的な見方もある</ref>。


さらに11月24日には[[山梨学院大学|唐澤貴洋は山梨学院大学で講演]]し、幸運なことに教徒の学生がいたため写真が撮影された。
さらに11月は[[情報ネットワーク法学会#第16回研究大会|情報ネットワーク法学会]]や[[山梨学院大学|唐澤貴洋は山梨学院大学で講演]]するなど、表にでない弁護士というイメージに反する活躍を見せた。


==関連項目==
==関連項目==
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