→対談 ジャーナリスト 渋井哲也
>島田「にかい」 |
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'''否かの見極めが重要'''</div> | '''否かの見極めが重要'''</div> | ||
'''唐澤''' ネットに依存している人が脱却したいと思ったら、具体的にどうすればいいのでしょう。 | |||
'''渋井''' 生活のリズムを自ら見直してネットをコントロールできるかっていうのがポイントだと思います。まずか1ヶ月間の生活のリズムを把握してください。それで、とりあえずここにネットは必要なかったよねっていう不要な利用を見つけて、最低限まで削っていく。それでコントロールできる状況であれば、おそらく病院などに行く必要はないと思います。自分自身をコントロールできる状態なのか、それを超えて病的な状態なのかという判断が必要になってきますね。 | |||
'''唐澤''' ネットに依存しているのが、自らの子供だった場合はどうします? | |||
'''渋井''' まず親が子供の文化を理解すること。そもそもなんで子供がネットに依存してしまうのかって考えると、面白いからなんですよ。子供がネットのなにを面白がっているのかっていうことを理解するように努力してください。<br> | |||
よくネットは時間制限して使えっていうのを聞くんですけど、時間制限するにしても理由が必要なわけですよ。じゃないと子供が反発するだけです。子供の文化を理解した上で、宿題や外で遊ぶ時間の必要性を説明していくことが大切だと思います。 | |||
'''唐澤''' 誰でもネットを使うの当たり前になった今、なんらかで依存してしまうことは避けられないと思います。今後、私達はインターネットとどのような付き合い方をすべきなのでしょうか? | |||
'''渋井''' 昔からテレビ依存やゲーム依存など、なにかと依存っていう言葉が使われてきました。でも今の時代は、ライフラインとしてテレビが必要だし、ある程度エンタメとしてのゲームも必要なんですよ。ネット依存についても同じで、ネットはライフラインとしてもエンタメとしても必要不可欠なものになっています。だからネットに関わる時間はこれからもっと増えていくし、その意味での依存は強まっていくと思います。<br> | |||
問題は時間的依存ではなく、そこに精神的依存が入ってくるかどうかなんです。これからは常にネット依存を自分自身でコントロールできるか見極めながら、付き合っていく必要があると思います。 | |||
== おわりに == | == おわりに == |