恒心文庫:からさんの専ブラ

本文

 輝美さんの事が恒心教徒にバレてしまったからさんはまた体重を増やしてしまった。
体重は150Kgの大台に乗り、肉付きのよい体はより一層霜降肉に近づいていた。腹は弛み、胸は大きくなっていた。
からさんが外を出歩くと多くの人から好奇の視線を集められ、からさんはそれを恥ずかしがっていた。
からさんはきっと自身の魅力に気づいていないのだと思う。馬鹿にされていると思っているのだろう。
からさんはとても可愛くて、愛らしいというのに、自己評価が低すぎるのだ。

 だがら僕がからさんにブラジャーをプレゼントすることにしたのは全く自然なことだ。
からさんの魅力を引き上げることでからさんはより多くの好奇の、いや、好意の視線を浴びることになり、きっと自身の魅力に気がついてくれるだろう。
 からさんを独占したいという気持ちが無いと言えば嘘になる。
傷ついたからさんに慰めアナルセックスをしながら抱き締めたい。
誰も知らないからさんの魅力を僕だけのものにしたい。
 だけれども、だけれども僕はからさんに気づいてほしいのだ―――

 ある日の夜、僕は眠りこけているからさんの胸に紫色のブラジャーを着けた。
この月明かりに写し出された高級ブラジャーは勿論特注の一品ものだ。
なんといってもからさん専用ブラジャーなのだから。

挿絵

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