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「唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教の幹部・信者一覧」の版間の差分

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当記事では、[[オウム真理教]]に所属していた幹部・信者の一覧、及び個々人の簡単な解説を記載する。
当記事では、[[恒心教]]の前身とされる[[オウム真理教]]に所属していた幹部・信者の一覧、及び個々人の簡単な解説を記載する。
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その一方、ネット民の一部には「オウマー」と呼ばれる、オウムの異常さを「面白さ」と捉え、不謹慎ネタとして嗜むもの達も存在する。<br>オウマーにとっての主なネタには、オウムが作った歌やアニメはもちろん、それらの製作や、前述のサリン事件などに関与した幹部や信者も含まれる。
その一方、ネット民の一部には「オウマー」と呼ばれる、オウムの異常さを「面白さ」と捉え、不謹慎ネタとして嗜むもの達も存在する。<br>オウマーにとっての主なネタには、オウムが作った歌やアニメはもちろん、それらの製作や、前述のサリン事件などに関与した幹部や信者も含まれる。


彼らは[[麻原彰晃]]旧尊師に引けを取らないキャラクター性を持つものが多く、幹部一人に対して深く研究や追っかけを行うもの({{wpl|上祐史浩|上祐}}ギャルなど)まで発生している。<br>これは「[[オウム]]の派生団体」を自称する[[恒心教]]においても例外ではなく、[[恒心教徒]]の一部には、オウムとの繋がりを重視し、彼らを冗談半分で神聖視したり、[[ハセカラファミリー]]達との共通点について研究する<ref>「[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/村井秀夫|村井秀夫]]と[[福山紘基]]」が特に有名</ref>ものもいる。
彼らは[[麻原彰晃]]旧尊師に引けを取らないキャラクター性を持つものが多く、幹部一人に対して深く研究や追っかけを行うもの({{wpl|上祐史浩|上祐}}ギャルなど)まで発生している。<br>これは「[[オウム]]真理教の正当なる後継団体」を自称する[[恒心教]]においても例外ではなく、[[恒心教徒]]の一部には、オウムとの連続性を重視し、彼らを冗談半分で神聖視したり、[[ハセカラファミリー]]達との共通点について研究する<ref>「[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/村井秀夫|村井秀夫]]と[[福山紘基]]」が特に有名</ref>ものもいる。オウム真理教徒として得た[[正大師]]・正悟師が恒心教においても有効かは諸説あるが、繋がりを重視する教徒は当然に有効視する。


こうしたことから、[[恒心教徒]]が[[オウム]]の幹部・信者に関する知識をある程度有することは、[[ハセカラ騒動]]をより深く嗜むことにも繋がると考えられ、この記事は執筆された。
こうしたことから、[[恒心教徒]]が[[オウム]]の幹部・信者に関する知識をある程度有することは、[[ハセカラ騒動]]をより深く嗜むことにも繋がると考えられ、この記事は執筆された。また恒心教と同じくオウム真理教の後継団体を称し、恒心教とはいわば「兄弟」ともいうべきAlephについても触れる。
   
   
なお、オウムの階級(ステージ)は大まかに「[[尊師]]→[[正大師]]→[[正悟師]]→[[師]]→サマナ→在家信者」に分けられるが<ref>なお、ステージは時期によってコロコロ変わっており、例として[[正大師]]発足前は「大師」が尊師に次ぐステージだった</ref>、当記事では基本的に「正悟師」以下のもの達を解説する。<br>「尊師」については[[麻原彰晃]]を、「正大師」については[[正大師#概要|こちら]]を参照。
なお、オウムの階級(ステージ)は大まかに「[[尊師]]→[[正大師]]→[[正悟師]]→[[師]]→サマナ→在家信者」に分けられるが<ref>コロコロ変わったともいわれるが大まかな流れが変わったのは[[正大師]]発足前に「大師」が尊師に次ぐステージで、後に廃止された程度である。時代が下るとともにある程度細分化する傾向にあり、特に「中間管理職」といっていい正悟師以下が細分化される傾向にあった。こうした傾向は人数が増えた組織なら宗教に限らず普遍的に見られるものである</ref>、当記事では基本的に「正悟師」以下のもの達を解説する。<br>「尊師」については[[麻原彰晃]]を、「正大師」については[[正大師#概要|こちら]]を参照。


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*その他
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**旧尊師への帰依が人一倍強かったが、彼からは頻繁に体罰や叱責を受けていた。
**旧尊師への帰依が人一倍強かったが、彼からは頻繁に体罰や叱責を受けていた。
**逮捕後は反麻原を演じ、一審では無期懲役を言い渡されるが、検察からの控訴や他の幹部の証言でボロが出てしまい、最期は死刑に処された。
**逮捕後は反麻原を演じ、一審では無期懲役を言い渡されるが、検察からの控訴や他の幹部の証言でボロが出てしまい、最期は死刑に処されポアされた。
**旧尊師非詐病説を取る場合、彼の反旗が旧尊師を発狂させたとも言われている。ただし現在では詐病説が優勢。


=== アパーヤージャハ正悟師 ===
=== アパーヤージャハ正悟師 ===
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*その他
*その他
**[[オウム]]時代に関与した事件は実害が無かったとして罪に問われなかったが、{{wpl|Aleph (宗教団体)|Aleph}}時代の薬事法違反(桃源クリーム事件)で上記の有罪判決を受けた。
**[[オウム]]時代に関与した事件は実害が無かったとして罪に問われなかったが、{{wpl|Aleph (宗教団体)|Aleph}}時代の薬事法違反(桃源クリーム事件)で上記の有罪判決を受けた。
**Alephでも熱心に活動していたが、突如旧尊師に反旗を翻し除名された。
**現在は宗教活動から離れ、ホームレス支援活動やオウム事件被害者賠償を行っている。
**現在は宗教活動から離れ、ホームレス支援活動やオウム事件被害者賠償を行っている。


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*その他
*その他
**化学のエキスパートであり、教団の化学兵器の開発を担当した。
**化学のエキスパートであり、教団の化学兵器の開発を担当した。
**一時家族の手で連れ戻されかけるも脱出し、そのまま出家した。出家後はその頭脳を買われ異例のスピード出世を遂げた。
**逮捕後も旧尊師への帰依を長く続けたものの、詐病説を報じた記事を見たことで信仰心を失った。
**[[ポア|殺人]]の実行や謀議には関わっていないが、サリン生成方法の確立により死刑に処された。
**[[ポア|殺人]]の実行や謀議には関わっていないが、サリン生成方法の確立により死刑に処された。
**正式な{{wpl|ホーリーネーム}}は「'''ボーディサットヴァ・クシティガルヴァ'''」
**正式な{{wpl|ホーリーネーム}}は「'''ボーディサットヴァ・クシティガルヴァ'''」
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**元心臓外科医で、[[オウム]]時代は{{wpl|オウム真理教附属医院|教団附属医院}}の院長も務めた。
**元心臓外科医で、[[オウム]]時代は{{wpl|オウム真理教附属医院|教団附属医院}}の院長も務めた。
**{{wpl|地下鉄サリン事件|サリン事件}}後の逃亡中、[[警察]]に逮捕され取り調べを受けるが、教団に対する不信感から、事件について全面的に自供した。
**{{wpl|地下鉄サリン事件|サリン事件}}後の逃亡中、[[警察]]に逮捕され取り調べを受けるが、教団に対する不信感から、事件について全面的に自供した。
***裁判において自供が「自首」と認められことで、地下鉄サリンの散布犯の中で唯一死刑を免れた。
***裁判において自供が「自首」と認められことで、地下鉄サリンの散布犯の中で唯一死刑を免れた。検察の求刑ですら無期懲役であるため、事実上の司法取引だったとも考えられる。
**正式な{{wpl|ホーリーネーム}}は「'''ボーディサットヴァ・クリシュナナンダ'''」。
**正式な{{wpl|ホーリーネーム}}は「'''ボーディサットヴァ・クリシュナナンダ'''」。
**学部は違えど唐澤[[現尊師]]と{{wpl|慶應義塾大学|出身大学}}が同じである。
**学部は違えど唐澤[[現尊師]]と{{wpl|慶應義塾大学|出身大学}}が同じである。
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*刑罰:死刑、執行済み
*刑罰:死刑、執行済み
*その他
*その他
**教団の生物兵器の培養の全権を握った。
**教団の生物兵器の培養の全権を握った。オウム真理教のアニメにも登場。
**{{wpl|地下鉄サリン事件}}で使用されたサリンは、彼が生成したものである。
**{{wpl|地下鉄サリン事件}}で使用されたサリンは、彼が生成したものである。
**他の大半の元幹部が反旗を翻す中で、一時揺らぎながらも最終的に旧尊師への信仰を貫いたとされ、2018年7月6日には旧尊師共々死刑が執行され、文字通り[[殉教]]した。
**他の大半の元幹部が反旗を翻す中で、一時揺らぎながらも最終的に旧尊師への信仰を貫いたとされ、2018年7月6日には旧尊師共々死刑が執行され、文字通り[[殉教]]した。
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**{{wpl|ホーリーネーム}}の空耳である「'''自慰馬鹿'''」という渾名がある。
**{{wpl|ホーリーネーム}}の空耳である「'''自慰馬鹿'''」という渾名がある。
**[[北海道]]出身。
**[[北海道]]出身。
=== ヴァジラ・ティッサ正悟師 ===
[[ファイル:ヴァジラ・ティッサ正悟師.jpeg|200px|thumb|御尊顔]]
*本名:中川智正
*{{wpl|省庁制 (オウム真理教)|役職}}: 法皇内庁長官
*現職:元死刑囚
*関与した事件:{{wpl|坂本弁護士一家殺害事件}}、{{wpl|松本サリン事件}}、{{wpl|地下鉄サリン事件}}ほか
*刑罰:死刑、執行済み
*その他
**医師の資格を持った信者で、ふとしたきっかけで麻原のヨガ道場に誘い込まれ入信。麻原の主治医となる。
**長く側近として活躍するもミスも多く正悟師になったのは地下鉄サリン事件の3日前になってから。
**クシティガルバ正悟師と共に、サリンやVXガスを製造、また不仲であったジーヴァカ正悟師長との仲裁役でもあった。
**裁判で認定された25人ポアは正悟師の中でも最大人数であり、オウム全体としても麻原旧尊師、マンジュシュリー・ミトラ正大師、ミラレパ正大師に次ぐ4位
**死刑確定後も金正男暗殺事件の際にコメントをするなどしていた。毒物学者と交流があった。


== 師 ==
== 師 ==
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**元々は{{wpl|Aleph (宗教団体)|Aleph}}の金沢支部長だったが、旧尊師の息子を後継者とする本部の動きに反発し、原点回帰(旧尊師のみを崇拝)の為に支部ごと分離した。
**元々は{{wpl|Aleph (宗教団体)|Aleph}}の金沢支部長だったが、旧尊師の息子を後継者とする本部の動きに反発し、原点回帰(旧尊師のみを崇拝)の為に支部ごと分離した。
**旧金沢支部の現名称は不明であり、彼女の苗字から「{{wpl|山田らの集団}}」という仮称で呼ばれている。
**旧金沢支部の現名称は不明であり、彼女の苗字から「{{wpl|山田らの集団}}」という仮称で呼ばれている。
**公安警察を持ってしても名称不明であるため、実態としては分派していても、形式的にはAleph金沢支部のままとも考え得る。


=== エーネッヤカ・ダーヴァナ・パンニャッター師補 ===
=== エーネッヤカ・ダーヴァナ・パンニャッター師補 ===
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*その他
*その他
**オウム逃亡三人衆の1人。
**オウム逃亡三人衆の1人。
**指名手配中は地下鉄サリン事件やVX事件においても手配されていたが、これらは長い時間逃亡していたこともあって証拠不十分で不起訴となった。
**2012年に逮捕され、{{wpl|都庁郵便爆弾事件}}で爆薬の原料を運搬したとして起訴されたが、最終的に「運搬までは認められるが、テロ自体に関わる気が彼女にあったとまでは認められない」として無罪判決を下された。
**2012年に逮捕され、{{wpl|都庁郵便爆弾事件}}で爆薬の原料を運搬したとして起訴されたが、最終的に「運搬までは認められるが、テロ自体に関わる気が彼女にあったとまでは認められない」として無罪判決を下された。
**高校時代に陸上部員として[[走る姿美しい|活躍]]し、[[オウム]]時代も{{wpl|オウム真理教陸上競技部|陸上競技部}}に所属したことから、前述した容疑と合わせて「'''走る爆弾娘'''」という異名を付けられた。
**高校時代に陸上部員として[[走る姿美しい|活躍]]し、[[オウム]]時代も{{wpl|オウム真理教陸上競技部|陸上競技部}}に所属したことから、前述した容疑と合わせて「'''走る爆弾娘'''」という異名を付けられた。
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*その他.
*その他.
**オウム死刑囚の中では最もステージが低く、大臣などの要職にも就いていない。
**オウム死刑囚の中では最もステージが低く、大臣などの要職にも就いていない。
**地位が低いため、どれも従犯であったものの、ポアした人数が人数であるため、死刑となった。
**裁判で検察官からオウムを抜け出せなかった理由を尋ねられた際、「[[だから今、僕はここにいる|だから今、ここにいる]]」と回答した。
**裁判で検察官からオウムを抜け出せなかった理由を尋ねられた際、「[[だから今、僕はここにいる|だから今、ここにいる]]」と回答した。


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*その他
*その他
**古参幹部の一人で、初期の最高幹部のステージである「'''大師'''」の座を得た。
**古参幹部の一人で、初期の最高幹部のステージである「'''大師'''」の座を得た。
**前述の殺人事件に関与させられたことなどで恐怖心を覚え、1990年2月に故郷へ脱走した。
**前述の殺人事件に関与させられたことなどで恐怖心を覚え、1990年2月に故郷へ脱走した。その後自首するまでは学習塾を経営していた。
**{{wpl|地下鉄サリン事件}}後に自首し{{wpl|坂本弁護士事件}}について自白したが、裁判において自首行為は「保身目的」と見なされ減刑はされず、最期は死刑に処された。
**{{wpl|地下鉄サリン事件}}後に自首し{{wpl|坂本弁護士事件}}について自白したが、裁判において自首行為は「保身目的」と見なされ減刑はされず、最期は死刑に処された。
**家庭の事情で、姓を「'''岡崎'''」→「'''佐伯'''」→「'''岡﨑'''」→「'''宮前'''」の順に改めている。
**家庭の事情で、姓を「'''岡崎'''」→「'''佐伯'''」→「'''岡﨑'''」→「'''宮前'''」の順に改めている。

2022年7月14日 (木) 14:22時点における版

当記事では、恒心教の前身とされるオウム真理教に所属していた幹部・信者の一覧、及び個々人の簡単な解説を記載する。

概要

筆頭幹部の集合写真。(後列左から)石井久子上祐史浩麻原彰晃村井秀夫新実智光、(前列左から)松本知子松本麗華飯田エリ子

新興宗教団体のオウム真理教は、地下鉄サリン事件などの多数の犯罪行為や、「修行」と称される常軌を逸した奇行で知られる、はっきり言って異常キチガイカルトとして世間から恐怖や憎悪の感情を向けられている。

その一方、ネット民の一部には「オウマー」と呼ばれる、オウムの異常さを「面白さ」と捉え、不謹慎ネタとして嗜むもの達も存在する。
オウマーにとっての主なネタには、オウムが作った歌やアニメはもちろん、それらの製作や、前述のサリン事件などに関与した幹部や信者も含まれる。

彼らは麻原彰晃旧尊師に引けを取らないキャラクター性を持つものが多く、幹部一人に対して深く研究や追っかけを行うもの(上祐ギャルなど)まで発生している。
これは「オウム真理教の正当なる後継団体」を自称する恒心教においても例外ではなく、恒心教徒の一部には、オウムとの連続性を重視し、彼らを冗談半分で神聖視したり、ハセカラファミリー達との共通点について研究する[1]ものもいる。オウム真理教徒として得た正大師・正悟師が恒心教においても有効かは諸説あるが、繋がりを重視する教徒は当然に有効視する。

こうしたことから、恒心教徒オウムの幹部・信者に関する知識をある程度有することは、ハセカラ騒動をより深く嗜むことにも繋がると考えられ、この記事は執筆された。また恒心教と同じくオウム真理教の後継団体を称し、恒心教とはいわば「兄弟」ともいうべきAlephについても触れる。

なお、オウムの階級(ステージ)は大まかに「尊師正大師正悟師→サマナ→在家信者」に分けられるが[2]、当記事では基本的に「正悟師」以下のもの達を解説する。
「尊師」については麻原彰晃を、「正大師」についてはこちらを参照。


正悟師

アーナンダ正悟師

御尊顔[3]
  • 本名:井上嘉浩
  • 役職:諜報省長官[4]
  • 現職:元死刑囚
  • 関与した事件:会社員VX殺害事件地下鉄サリン事件都庁郵便爆弾事件ほか
  • 刑罰:死刑、執行済み
  • その他
    • 旧尊師への帰依が人一倍強かったが、彼からは頻繁に体罰や叱責を受けていた。
    • 逮捕後は反麻原を演じ、一審では無期懲役を言い渡されるが、検察からの控訴や他の幹部の証言でボロが出てしまい、最期は死刑に処されポアされた。
    • 旧尊師非詐病説を取る場合、彼の反旗が旧尊師を発狂させたとも言われている。ただし現在では詐病説が優勢。

アパーヤージャハ正悟師

御尊顔

ヴァジラチッタ・アティ・アッサージ正悟師

御尊顔
  • 本名:二ノ宮耕一
  • 役職:東信徒庁次官
  • 現職:Alephの長(事実上)
  • 関与した事件:なし
  • 刑罰:なし
  • その他
    • Alephに唯一残った正悟師であるため[5]、その主導権を握っている。
    • 現在の教団は、彼の意向で旧尊師の長男・次男を後継者として崇めている。

ヴァジラティクシュナー正悟師

御尊顔[6]
  • 本名:野田成人
  • 役職:車両省大臣
  • 現職:NPO団体「みどりの家族」代表
  • 関与した事件:亀戸異臭事件などの兵器開発、桃源クリーム事件
  • 刑罰:懲役1年6ヶ月、執行猶予5年
  • その他
    • オウム時代に関与した事件は実害が無かったとして罪に問われなかったが、Aleph時代の薬事法違反(桃源クリーム事件)で上記の有罪判決を受けた。
    • Alephでも熱心に活動していたが、突如旧尊師に反旗を翻し除名された。
    • 現在は宗教活動から離れ、ホームレス支援活動やオウム事件被害者賠償を行っている。

ウルヴェーラ・カッサパ正悟師

御尊顔
  • 本名:石井紳一郎(旧姓:鎌田)
  • 役職:究聖音楽院の責任者
  • 現職:不明
  • 関与した事件:なし
  • 刑罰:なし
  • その他

クシティガルバ正悟師

御尊顔[8]
  • 本名:土谷正実
  • 役職:第二厚生省大臣[9]
  • 現職:元死刑囚
  • 関与した事件:八王子松本地下鉄サリン事件会社員VX殺害事件ほか
  • 刑罰:死刑、執行済み
  • その他
    • 化学のエキスパートであり、教団の化学兵器の開発を担当した。
    • 一時家族の手で連れ戻されかけるも脱出し、そのまま出家した。出家後はその頭脳を買われ異例のスピード出世を遂げた。
    • 逮捕後も旧尊師への帰依を長く続けたものの、詐病説を報じた記事を見たことで信仰心を失った。
    • 殺人の実行や謀議には関わっていないが、サリン生成方法の確立により死刑に処された。
    • 正式なホーリーネームは「ボーディサットヴァ・クシティガルヴァ
    • 筑波大学大学院化学研究科中退。ちなみに田中一哉は同大学院のシステム情報工学研究科を卒業している。
    • 恒心教徒の中にも化学に長けた頭脳派がいる。

クリシュナナンダ正悟師

御尊顔[10]

サクラー正悟師

御尊顔

サルヴァニー・ヴァラナヴィシュカンビン正悟師

御尊顔
  • 本名:石川公一
  • 役職:法皇官房次長[11]
  • 現職:不明
  • 関与した事件:なし
  • 刑罰:なし[12]
  • その他
    • 旧尊師に対して極めて高い忠誠心を持ち、教団のイニシエーション開発に携わった。
    • やや愚鈍な面があり、地下鉄サリン事件などの大きな計画からは外された為、オウム事件後も不起訴処分となった。

ジーヴァカ正悟師長

御尊顔[13]
  • 本名:遠藤誠一
  • 役職:第一厚生省大臣[9]
  • 現職:元死刑囚
  • 関与した事件:亀戸異臭事件八王子松本地下鉄サリン事件ほか
  • 刑罰:死刑、執行済み
  • その他
    • 教団の生物兵器の培養の全権を握った。オウム真理教のアニメにも登場。
    • 地下鉄サリン事件で使用されたサリンは、彼が生成したものである。
    • 他の大半の元幹部が反旗を翻す中で、一時揺らぎながらも最終的に旧尊師への信仰を貫いたとされ、2018年7月6日には旧尊師共々死刑が執行され、文字通り殉教した。
      • 遺体はAlephで葬儀され、正悟師の服を着せられており、殉教者として扱われた。
    • ホーリーネームの空耳である「自慰馬鹿」という渾名がある。
    • 北海道出身。

ヴァジラ・ティッサ正悟師

御尊顔
  • 本名:中川智正
  • 役職: 法皇内庁長官
  • 現職:元死刑囚
  • 関与した事件:坂本弁護士一家殺害事件松本サリン事件地下鉄サリン事件ほか
  • 刑罰:死刑、執行済み
  • その他
    • 医師の資格を持った信者で、ふとしたきっかけで麻原のヨガ道場に誘い込まれ入信。麻原の主治医となる。
    • 長く側近として活躍するもミスも多く正悟師になったのは地下鉄サリン事件の3日前になってから。
    • クシティガルバ正悟師と共に、サリンやVXガスを製造、また不仲であったジーヴァカ正悟師長との仲裁役でもあった。
    • 裁判で認定された25人ポアは正悟師の中でも最大人数であり、オウム全体としても麻原旧尊師、マンジュシュリー・ミトラ正大師、ミラレパ正大師に次ぐ4位
    • 死刑確定後も金正男暗殺事件の際にコメントをするなどしていた。毒物学者と交流があった。

ヴィサーカー師

御尊顔(2003年頃)[14]
  • 本名:山田美沙子
  • 役職:不明
  • 現職:山田らの集団の長
  • 関与した事件:不明
  • 刑罰:不明
  • その他
    • 元々はAlephの金沢支部長だったが、旧尊師の息子を後継者とする本部の動きに反発し、原点回帰(旧尊師のみを崇拝)の為に支部ごと分離した。
    • 旧金沢支部の現名称は不明であり、彼女の苗字から「山田らの集団」という仮称で呼ばれている。
    • 公安警察を持ってしても名称不明であるため、実態としては分派していても、形式的にはAleph金沢支部のままとも考え得る。

エーネッヤカ・ダーヴァナ・パンニャッター師補

御尊顔[15]
  • 本名:菊池直子
  • 役職:第二厚生省に所属[9]
  • 現職:不明[16]
  • 関与した事件:なし[17]
  • 刑罰:なし(懲役5年→無罪の逆転判決)
  • その他
    • オウム逃亡三人衆の1人。
    • 指名手配中は地下鉄サリン事件やVX事件においても手配されていたが、これらは長い時間逃亡していたこともあって証拠不十分で不起訴となった。
    • 2012年に逮捕され、都庁郵便爆弾事件で爆薬の原料を運搬したとして起訴されたが、最終的に「運搬までは認められるが、テロ自体に関わる気が彼女にあったとまでは認められない」として無罪判決を下された。
    • 高校時代に陸上部員として活躍し、オウム時代も陸上競技部に所属したことから、前述した容疑と合わせて「走る爆弾娘」という異名を付けられた。

ガフヴァ・ラティーリヤ師長

御尊顔[8]

スマンガラ師長補

御尊顔[18]
  • 本名:高橋克也
  • 役職:諜報省に所属
  • 現職:受刑者
  • 関与した事件:地下鉄サリン事件都庁郵便爆弾事件会社員VX殺害事件ほか
  • 刑罰:無期懲役
  • その他
    • オウム逃亡三人衆の1人。
    • 2012年に逮捕されるまで、オウムへの信仰心を支えに逃亡生活を続けていた[19]
    • 彼の判決確定により、オウムに関する一連の刑事裁判が終結し、同年にはオウム死刑囚の刑も執行された。

ポーシャ師長補

御尊顔[20]

その他

オウムシスターズ

御尊顔、右から順に長女・次女・三女と四女(順番は不明)
  • 本名:長女は「清水教代」、次女は「清水紅巳子」、三女・四女は不明
  • 役職:不明
  • 現職:不明
  • 関与した事件:地下鉄サリン事件(次女が実行犯を匿った)
  • 刑罰:懲役1年、執行猶予3年(次女に対する判決)
  • その他
    • 一家総出でオウムに入信し、出家後は教団のアイドルとして活躍した。
    • ホーリーネームはそれぞれ、長女が「ソーマー」、次女が「セーラー」、三女が「タントラナンダー」、四女が「タントラアバヤー」。
    • 教団陸上競技部に所属し、真理党出馬の際には「彰晃マーチ」などのオウムソングに合わせて踊っていた。
    • オウム事件後に姉妹は別れ、それぞれの道を歩んでいる。

河上イチロー

御尊顔
  • 本名:不明
  • 役職:不明
  • 現職:自称「サイバーエージェント」
  • 関与した事件:なし
  • 刑罰:なし
  • その他
    • 所謂「隠れオウム信者」の1人。
    • オウム事件後は、「河上イチロー」→「松永英明」名義でサイト運営や文筆活動を行っている。
    • ホーリーネームは「カーマ・アニッチャ・パンニャッタ・パンニャーヤ・ムッタ・デーヴァ」。

北澤優子

  • 本名:北澤優子
  • 役職:なし
  • 現職:ケロヨンクラブ代表
  • 関与した事件:女性メンバー暴行死事件
  • 刑罰:懲役8年
  • その他
    • 在家信者の一人。「麻原尊師の継承者」を自称する神懸った性格を持ち、オウム内でも臭芋扱いされていた。
    • オウム事件後の改革に「原理主義者」として反発し、ケロヨンクラブを結成した。
    • オウムを模倣した「修行」で上記の死亡事件を起こした。

マハー・アングリマーラ大師

御尊顔[22]
  • 本名:岡崎一明
  • 役職:なし[23]
  • 現職:元死刑囚
  • 関与した事件:在家信者死亡事件男性信者殺害事件坂本弁護士一家殺害事件
  • 刑罰:死刑、執行済み
  • その他
    • 古参幹部の一人で、初期の最高幹部のステージである「大師」の座を得た。
    • 前述の殺人事件に関与させられたことなどで恐怖心を覚え、1990年2月に故郷へ脱走した。その後自首するまでは学習塾を経営していた。
    • 地下鉄サリン事件後に自首し坂本弁護士事件について自白したが、裁判において自首行為は「保身目的」と見なされ減刑はされず、最期は死刑に処された。
    • 家庭の事情で、姓を「岡崎」→「佐伯」→「岡﨑」→「宮前」の順に改めている。

出典・註釈

  1. 村井秀夫福山紘基」が特に有名
  2. コロコロ変わったともいわれるが大まかな流れが変わったのは正大師発足前に「大師」が尊師に次ぐステージで、後に廃止された程度である。時代が下るとともにある程度細分化する傾向にあり、特に「中間管理職」といっていい正悟師以下が細分化される傾向にあった。こうした傾向は人数が増えた組織なら宗教に限らず普遍的に見られるものである
  3. オウム真理教 井上嘉浩死刑囚の死刑を執行(18/07/06)
  4. なお、諜報省における名目上の責任者(大臣)であるスヴァーハー正大師(松本聡香)はまだ未成年であったため、彼が事実上の責任者であった
  5. 正大師は全員脱退、または死亡している
  6. オウム真理教・麻原彰晃、被害妄想により過激思考へ(魚拓)
  7. なお、それらのほとんどは旧尊師の名義で発表されている
  8. 8.0 8.1 オウム真理教事件 死刑執行(魚拓) - NHK
  9. 9.0 9.1 9.2 旧・厚生省の大臣(ジーヴァカ正悟師長)と次官(クシティガルバ正悟師)の不仲により、第一と第二に分裂した
  10. 「先生…」この呼び方が、林郁夫をオウム真理教から人間に戻した
  11. なお、法皇官房における名目上の責任者(長官)であるアーチャリー正大師(松本麗華)はまだ未成年であったため、彼が事実上の責任者であった
  12. 数回逮捕されたが、いずれも不起訴処分
  13. 遠藤元死刑囚の遺体搬送 東京拘置所(魚拓)
  14. アーレフの聖者たちの魚拓
  15. オウム・菊地直子元信徒、無罪確定へ 最高裁(魚拓)
  16. ブログでの著述活動が確認されている
  17. 裁判における認定。ただし、後述の通り爆薬の原料を運搬したこと自体は裁判でも認められている他、証拠不十分などで不起訴とされた事件も存在
  18. オウム高橋容疑者逮捕 手配最後の1人、蒲田の漫画喫茶(魚拓)
  19. なお、他2人の逃亡犯は信仰心を失っている
  20. オウム元幹部・平田信が出所 交流を続ける遺族が語る「信じられる人だと思う」(魚拓)
  21. 同署には、オウム事件警視庁特別捜査本部が置かれていた
  22. 岡崎一明死刑囚ら残る6人の刑執行 四半世紀経て事件終結(魚拓)
  23. 省庁制発足前に脱走したため