「恒心文庫:3月7日」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
メインページ ・ この作品をウォッチする ・ 全作品一覧 ・ 本棚 ・ おまかせ表示
>植物製造器 (ページの作成:「__NOTOC__ == 本文 == <poem> 3月7日―― 亮太はいつものように起きるとすぐにPCを起動する。 そして昼食も食べ終わり再び掲示板…」) |
>Ostrich (正規表現を使用した大量編集 恒心文庫のリンク切れ修正) |
||
19行目: | 19行目: | ||
== リンク == | == リンク == | ||
* 初出 - {{archive|https:// | * 初出 - {{archive|https://ensaimada.xyz/test/read.cgi/rid/1437831661/|https://archive.vn/vg0xY|デリュケー {{PAGENAME}}}} | ||
{{テンプレート:恒心文庫}} | {{テンプレート:恒心文庫}} | ||
[[カテゴリ:恒心文庫]] | [[カテゴリ:恒心文庫]] | ||
{{広告}} | {{広告}} |
2021年5月10日 (月) 21:33時点における版
本文
3月7日――
亮太はいつものように起きるとすぐにPCを起動する。
そして昼食も食べ終わり再び掲示板にのめり込む昼下がり、とある1つのスレが立つ。
「昨日友達7人泊めたンゴwwwww」
自分が1年前に立てたスレの再放送だ。
スルーしようと思ったがそれだと自分が負けているみたいに思われてしまう。
亮太はその醜い自己愛のせいか、思わず書き込んでしまった。
そして当然のようにスレ民に煽られる。
「大学に受かったのなら合格証書晒せ」
ここでもまた亮太は醜い自己愛のせいで合格証書を晒してしまう。
しかし、これが仇となり住所氏名年齢経歴顔面性癖と何から何まで特定されてしまった亮太。
PCの前にうなだれているとどこからともなく声なき声が聞こえる。
「あの日の朝へ――3月7日の朝へ戻りたいナリか?」
――自分は何度同じ過ちを犯せばよいのだろうか
リンク
- 初出 - デリュケー 3月7日(魚拓)
恒心文庫