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2022年7月10日 (日) 07:55時点における最新版
本文
「ちゅぱ・・・ちゅぱ・・・」
土曜日の昼間に、洋と厚子の3人目の子供が哺乳瓶を吸っている。
2人目の厚史が夭逝してからもう20年になった。
あれから2人は3人目を欲しがっていたが、閉経していた厚子にとってそれは困難だった。
そこで洋は、自分が子供を産めばいいのではないかと考えるようになった。
仕事が終われば図書館に入り浸り、生物学の本を読み漁る毎日だった。
そしてある時、洋は雄性先熟という言葉を目にした。
雄性先熟とは、雄として大人になり生殖を行った後に、雌に性転換して生殖を行うことだという。
クマノミという魚が有名とのことだったが、生き物に弱い当職には到底分かるものではなかった。
しかし、図書館通いで生物学に強くなっていた洋は、十数年にわたる壮大な計画を実行に移したのだった。
洋がまず最初に実行したのは、厚子の雄化であった。
洋の所属する秘密結社、海原会のメンバーの1人である開業医の協力のもと、厚子の不要となった卵巣を切除し、
卵巣のあった場所に、血液中の糖分から男性ホルモンを無限に分泌する小さな装置を設置した。
医者の話では、15年もすれば陰茎と睾丸が完成するということであった。
次に洋は、自身の雌化を実行に移した。
雄化が順調に進んでいる厚子とは違い、洋は卵巣と子宮を体内につくる必要があった。
そこで洋は慶応義塾大学を再受験し、公認会計士と生物学者の二足の草鞋を履く生活を歩み始めた。
そして昨年、洋の生物学者としての集大成が完成した。
遺伝子操作されたカクレクマノミとのことだった。
その日の夜にクマノミに噛まれたと洋が嬉しそうに話していたが、故意であろう。
その翌日には洋の股間から男性器が消え、ピンク色の割れ目ができていた。蜘蛛男もびっくりである。
それから毎晩、還暦をとうに過ぎた洋と厚子は当職の寝室のすぐ隣で歳と場所も考えずに激しく愛し合うようになった。
流石の当職もこれには限界である。田園調布の実家を出て一人暮らしを始めた。案の定洋はすぐ妊娠し、先月無事出産を迎えた。
「貴洋、弟の厚洋だぞ。」
そう洋は言うが、種違いであり腹違いでもある弟を当職は認めることは出来ない。
「ちゅぱ・・・ちゅぱ・・・」
「ああん厚洋ォ そんなに吸っちゃダメぇ」
厚洋は相変わらず厚子の股間に生えた土気色の哺乳瓶を吸っている。
洋によると、副作用で厚洋は精液でしか栄養を取れない体に生まれてしまったらしい。
「ああでりゅぅ!ミルクでりゅよおおおおおおおおおオオオオオオオオッッ!」
厚子は絶頂に達し、厚洋の口に待望の昼飯が注ぎ込まれた。
厚子が死んだら当職がご飯の世話をしなければならないのかと思ったら鬱になったので、
嫌なことは忘れて今夜はももクロライブに行くナリよ~
リンク
- 初出 - デリュケー 育児(魚拓)
- 恒心文庫:クマノミ通子の性転換 - 同じくクマノミが題材