「高速バス脱糞」の版間の差分
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ドゥシザァンジュルヨンディボナドゥオドゥコドクセイガヴグオカイクドバズドナカディコダバシダ。<br> | ドゥシザァンジュルヨンディボナドゥオドゥコドクセイガヴグオカイクドバズドナカディコダバシダ。<br> | ||
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SCP路線 | |||
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SCP-2451111 高速バス<br/> | |||
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Object Class: Safe→Euclid<br/> | |||
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取扱方: | |||
九州地方に向かう高速バスのチケット状況は全てが財団により監視されます。10席の空席が発見された場合、該当バスが到着するターミナルは財団の機動部隊クサイー5"たかひろ君係"により監視されます。<br/> | |||
高速バスがSCP-2451111-1に変化していることが確認され次第、直ちにプロトコル「カルト教祖の拘束」が発動されます。この中には機動部隊によるSCP-2451111-1の封鎖、SCP-2451111-2の見つけ次第の拘束・終了、乗車予定の一般人全員へのAクラス記憶処理が含まれます。<br/> | |||
現在、SCP-2451111-1内での全ての実験は禁止されています。(事案2451111-c参照)<br/> | |||
SCPー2451111-3はSCP-2451111-1の内部で観測される人型実体の総称です。大半は財団のインタビューに協力的で敵意を見せることはありませんが、敵対的なもの達も存在します。<br/> | |||
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SCP-2451111-3のリスト<br/> | |||
SCP-2451111-3-a:若い女性。SCPー2451111-2の隣の席に座り、SCPー2451111-2の行動に終始不快な反応を見せる。協力的。<br/> | |||
SCP-2451111-3-b:30代前半のバスの運転手。協力的。<br/> | |||
SCP-2451111-3-c:60代後半の男性。会計士の██ ██であると主張する。SCPー2451111-3-cの外見と一致する同名の人物の実在が確認。協力的。<br/> | |||
SCP-2451111-3-d:巨大な飛び出した目玉と尖った口吻を持ち、後部へ伸びる羽毛を頭頂部に備えた黄色い肌のヒューマノイド。日本の本州西部における方言と類似した言語を用いる。日本のプロ野球団██████のユニフォームを着用している。協力的。<br/> | |||
SCP-2451111-3-e:陰茎に似た頭部と細い目を持つヒューマノイド。SCPー2451111-3-dと似た言語を用いる。協力的。<br/> | |||
SCP-2451111-3-f:特徴のない20代後半の男性。ナイフを所持。協力的だが、乗車の経緯について語ることはない。<br/> | |||
SCP-2451111-3-g:4人のテレビクルー。二人の出演者と二人のディレクターで構成される。番組名は████████と主張するが、財団の調査ではこのバスを用いた企画は確認できなかった。協力的。<br/> | |||
SCP-2451111-3-h:[データ削除]。敵対的。拘束する場合は機動部隊の援護を要請すること。SCPー2451111-1の通行ルートに爆弾を仕掛けていると主張し、これは調査により裏付けられた。爆弾は時限式であり、SCPー2451111の終了とともに消滅するので爆発はしない。SCP-███との関連は調査中。<br/> | |||
SCP-2451111-3-i:特徴のない20代前半の男性。協力的だが、素性については口を閉ざす。<br/> | |||
SCP-2451111-3-j:[データ削除]。敵対的。拘束された際、SCPー2451111-3-hの殺害を強く要求した。SCP-███との関連は調査中。<br/> | |||
SCP-2451111-3-k:26歳と主張する男性。色黒で目つきは鋭い。協力的。<br/> | |||
SCP-2451111-3-l:30代の男性と20代の女性。双方とも弁護士と主張する。男性は高圧的な態度を取り、非協力的。女性は協力的。<br/> | |||
SCP-2451111-3-m:50代の男性と30代と見られる女性。男性は国会議員と主張している。協力的。<br/> | |||
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SCPー2451111-2とSCPー2451111-3は全員がSCPー2451111-1の異常性を認識していません。<br/> | |||
各実体の終了・破壊措置は可能ですが、残骸はSCPー2451111の終了と共に全て消失します。このため、サンプル保管の試みは成功していません。<br/> | |||
SCP-2451111の再活性化後、損傷を受けたまま消失したSCP-2451111全実体は受けた損傷を完全に回復して再出現します。<br/> | |||
再出現した実体は前回のSCP-2451111における記憶が失われていることから、SCP-2451111は同じイベントを繰り返し続ける時空間異常であるという仮説が提唱されています。<br/> | |||
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SCP-2451111での全イベントは、エージェント・██████の報告と財団によるDクラス職員を用いた実験により記録されました。<br/> | |||
[閲覧にはセキュリティクリアランスレベル3以上が必要です]<br/> | |||
段階1<br/> | |||
SCP-2451111-1がバスターミナルに出現する。内部には既にSCPー2451111-3が存在している。一般の乗客たちは乗車を開始する。<br/> | |||
段階2<br/> | |||
段階1から10分後、ターミナル入り口にSCP-2451111-2が出現する。その後約15分をかけてSCP-2451111-2はSCP-2451111-1に乗車し、「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」と発言して着席する。<br/> | |||
段階3<br/> | |||
段階2から10分後、SCP-2451111-2が█████████社のファーストフードを食べ始める。SCP-2451111-3の半数が顔をしかめるが、SCP-2451111-3ーdなどはそうではない。椅子の下に隠れるSCP-2451111-3-hは降ってくるポテトの塩により苦悶の表情を見せる。<br/> | |||
段階4<br/> | |||
SCPー2451111-1がSAに到着し、SCP-2451111-3の大半が下車する。SCP-2451111-2は発車時間に遅れて乗車。<br/> | |||
段階5<br/> | |||
SCP-2451111-2が突如として体を震わせ、「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!」と発声。同時に大量の大便と尿の放出を行う。一般人、SCP-2451111-3-a等が嘔吐。SCP-2451111-3-bが急遽SCP-2451111-1を停車させ、SCP-2451111-2に向けて怒りを表明した後、SCP-2451111-2の所有する携帯電話を要求する。<br/> | |||
段階6(終了段階)<br/> | |||
SCP-2451111-3-bが電話を切ると、全実体は消失する。カメラの映像記録は酷く乱れているため、どのようにして転移するのかは確認不能。<br/> | |||
後にSCP-2451111-2を乗車前に拘束して排泄させる実験を行い、SCP-2451111-2の乗車前の排泄はSCP-2451111の不活性化を促すことが判明しました。<br/> | |||
これに伴い、収容プロトコルは一部が改訂されています。<br/> | |||
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事案2451111-c<br/> | |||
████/██/██、█回目の内部調査に送り込まれたDクラス職員のD-███が、SCP-2451111の終了後にバスターミナルに再出現しませんでした。直ちに財団による周辺地域・道路の捜索が行われましたが、現在に至るまでDクラス職員の所在を示す物品は発見されていません。<br/> | |||
D-███の消失から█日後、SCP-2451111の調査ログファイルに以下の文書が追加されていました。<br/> | |||
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[閲覧にはセキュリティクリアランスレベル4が必要]<br/> | |||
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調査ログ-███<br/> | |||
日時████/██/██<br/> | |||
被験者:D-███<br/> | |||
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視点:Dクラス職員<br/> | |||
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今日は財団から与えられた調査任務。財団に『就職』してからというものまともに吸っていないシャバの空気を吸えるかと思った俺は、何故だか狭っ苦しいバスに乗り込まされる羽目になった。<br/> | |||
俺の席は前方左の通路側だ。後ろを見れば、カメラを構えたテレビクルー、白いもみ上げのジジイ、目玉をギョロギョロさせた鳥みたいな顔つきの真っ黄色のバケモノ、[卑猥語編集済]そっくりの顔のガキ、いけすかねえ顔したスーツの男と連れ添いらしき女、やたらと鋭い目付きの男、何のつもりだか空いてる席の下に潜んでやがる奴と、[データ削除]の格好をして天井に張り付いてる奴と様々だ。<br/> | |||
特に最後の二人はサイコ野郎に違いない。まったくとんでもないバスに乗らされたもんだ。[編集済]、とっとと終わらせたい。<br/> | |||
ふとオレンジのつなぎが周囲の視線を集めている事に気づき、逮捕された時の野次馬どもの視線を思い出す。「これはただの仕事だ、あの時とは違う」とそう思い込み、嫌な気分をかき消した。<br/> | |||
どうやら客が一人遅れているらしく、バスは切符の時間通りに出発しない。待つ事15分以上、遅れて来たのは髪の毛を逆立たせ、小太りの身体を黒いスーツに押し込んだ男だった。<br/> | |||
そいつは謝りもしないどころか、「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」などと聞こえよがしに呟くと、ズンズンとバスの通路を歩き、サイコ野郎が潜んでいる席にパンパンに張り詰めたでかいケツを詰め込んだ。<br/> | |||
日本人は無表情で礼儀正しいと思っていたが、下の野郎も隣になった女も、デブに対してはっきりと嫌そうな顔をしている。あんな野郎が来たら無理もない。<br/> | |||
昔の俺なら詰め寄って殴ってるところだが、財団の先生方は絶対に手を出すなと言いやがった。[編集済]。ただでさえ4列の小さな椅子に詰め込まれているのに、こんなクソデブと一緒に旅行とは悪趣味な事を考えやがる。<br/> | |||
兎も角バスは出発したが、バケモノどもは大人しく席に座って特に何もしてこない。見た目が変なだけで案外マトモなようだと思ったその時、不意に背後でガサガサと紙袋を開ける音がし、美味そうな匂いが漂ってきた。<br/> | |||
振り向くと案の定匂いの元はあのデブだった。汚い音を立てながらデカいハンバーガーを二つも平らげた後、Lサイズのポテトをボロボロこぼしながら食べ、ズコココと大きな音を立ててこれまたLサイズのジュースを吸う。<br/> | |||
思わず隣の女のように顔をしかめてしまうぐらいに汚い食い方だが、財団で野菜ばかりの健康的なメシばかり食わされてきた身には少し羨ましい。<br/> | |||
デブがハンバーガーセットを食い終えてから30分程過ぎた後、バスは海老名とかいうSAに着いた。さっきの匂いで食欲を刺激されていた俺はエージェントから渡されたカネで軽く飲み食いし、トイレをすませるとバスに戻った。<br/> | |||
ここでも例のデブは集合時間に遅れて駆け込んでくる。運動不足なのか息も荒く汗だくだ。思わず舌打ちし、気分転換に自販機で買ったジュースを飲もうとしたその時、背後から椅子を激しく揺する凄まじい音が聞こえてきた!<br/> | |||
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」<br/> | |||
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財団で出会った中で最低のクソ野郎の奇声がバスの中でこだました。<br/> | |||
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(調査ログ終了)<br/> | |||
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この文書の出現後、SCP-2451111-1の内部にD-███が変化したとみられるSCP-2451111-3の存在が報告されています。<br/> | |||
D-███の救出・サンプル採取を目的とする全ての試みは、SCP-2451111の終了に伴う全オブジェクトの消失による失敗という結果に終わっています。D-███へのインタビューの結果は彼が実験直前までの記憶を完全に保持していることを示しています。<br/> | |||
記憶処理の措置はSCP-2451111実体の性質より無効であることから、一般人が乗車した場合の情報違反の発生が懸念されます。<br/> | |||
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この事案を受け、SCP-2451111のオブジェクトクラスはEuclidへと改定され、情報違反への懸念よりSCP-2451111-1への乗車実験は禁止となりました。<br/> | |||
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=== 漫画 === | === 漫画 === |