マヨケーがポアされたため、現在はロシケーがメインとなっています。

「唐澤貴洋/新聞記事」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
>ふーふー
編集の要約なし
編集の要約なし
69行目: 69行目:
  そうしたネットの特徴を踏まえ、表現の自由や知る権利との兼ね合いを社会全体で考える時期にきている。
  そうしたネットの特徴を踏まえ、表現の自由や知る権利との兼ね合いを社会全体で考える時期にきている。
  例えばマスメディアは実名報道の重要性を強調してきたが、報じた内容が拡散され残り続ける中、果たして微罪事件であっても容疑者の実名を報じるべきだと言えるのか。改めて検討しなければならないだろう。
  例えばマスメディアは実名報道の重要性を強調してきたが、報じた内容が拡散され残り続ける中、果たして微罪事件であっても容疑者の実名を報じるべきだと言えるのか。改めて検討しなければならないだろう。
ネットの世界が現実世界から独立して存在するわけではない。
--
  ネット上の書き込みや転載であれ、それ以外の場での表現であれ、権利侵害があれば同じように対処をすべきだ。
  ネット上の書き込みや転載であれ、それ以外の場での表現であれ、権利侵害があれば同じように対処をすべきだ。
  現状の「忘れられる権利」は、検索エンジンの事業者に検索結果を削除させる権利のように見なされている。
  現状の「忘れられる権利」は、検索エンジンの事業者に検索結果を削除させる権利のように見なされている。
178行目: 178行目:
===⑥私刑「匿名の攻撃 実害次々」(2017年11月9日)===
===⑥私刑「匿名の攻撃 実害次々」(2017年11月9日)===


<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
-----
第4部「ネットの魔力」 ⑥私刑「匿名の攻撃 実害次々」
第4部「ネットの魔力」 ⑥私刑「匿名の攻撃 実害次々」
<div class="mw-collapsible-content">  
<div class="mw-collapsible-content">  
242行目: 242行目:
  より多くの閲覧者を集めるため、管理者らが見出しを付け投稿の順番を変えるなど編集していることが多い。
  より多くの閲覧者を集めるため、管理者らが見出しを付け投稿の順番を変えるなど編集していることが多い。


==ネットにあふれる「トレンドブログ」 フェイクニュースの温床に(毎日新聞、2017年12月7日)==
---------
  '''[ネットにあふれる「トレンドブログ」 フェイクニュースの温床に https://mainichi.jp/articles/20171207/ddm/005/070/012000c]'''=大村健一(統合デジタル取材センター)
  '''[ネットにあふれる「トレンドブログ」 フェイクニュースの温床に https://mainichi.jp/articles/20171207/ddm/005/070/012000c]'''=大村健一(統合デジタル取材センター)
  [[ファイル:Zama6.jpg|250px]]
  [[ファイル:Zama6.jpg|250px]]
252行目: 252行目:
  管理人は<副業として始めた。広告収入は多い月に10万円台後半>とし、動機については<収益目的と世間のニュースやその裏を追いたい気持ち>と説明した。しかし、記事が出たあとブログ更新はストップ。まもなく私は管理人からのメールで、その後の経緯を知ることになった。
  管理人は<副業として始めた。広告収入は多い月に10万円台後半>とし、動機については<収益目的と世間のニュースやその裏を追いたい気持ち>と説明した。しかし、記事が出たあとブログ更新はストップ。まもなく私は管理人からのメールで、その後の経緯を知ることになった。
  そもそも私がトレンドブログに興味を持つきっかけは座間市の事件だった。ネット上で容疑者名などで検索すると「容疑者の学歴は?」「家族の関与は?」などの見出しを掲げるブログが多数出てくる。ニュースサイト風で事件以外の話題も載せるが、大半の投稿内容はでたらめで独自取材の形跡はない。人権侵害の恐れが濃厚な投稿も多い。
  そもそも私がトレンドブログに興味を持つきっかけは座間市の事件だった。ネット上で容疑者名などで検索すると「容疑者の学歴は?」「家族の関与は?」などの見出しを掲げるブログが多数出てくる。ニュースサイト風で事件以外の話題も載せるが、大半の投稿内容はでたらめで独自取材の形跡はない。人権侵害の恐れが濃厚な投稿も多い。
どうしてこんなブログをやっているのか。過激な見出しを掲げる15のブログを選んで管理人に問い合わせのメールを送り、1人が前述のように証言した。自身を<近畿地方の30代男性>とする管理人は<報じられていない情報をいち早く記事にできた時はうれしい。しかし、他人に『こういうブログをやっている』と胸を張って言えないことは確かです>と後ろめたさを打ち明けた。それでも<収益目的もあるし、何より事件や芸能の裏を追うのは楽しい>としてブログを続けると表明していた。
-----
  だが、更新は止まった。その理由をメールで問い合わせると、相手は経緯を書き送ってきた。それによると、私の記事が出た直後に「お前のブログを(広告配信元に)通報した」と匿名の閲覧者から連絡があり、まもなく広告が消え収入が途絶えたという。
  だが、更新は止まった。その理由をメールで問い合わせると、相手は経緯を書き送ってきた。それによると、私の記事が出た直後に「お前のブログを(広告配信元に)通報した」と匿名の閲覧者から連絡があり、まもなく広告が消え収入が途絶えたという。
  管理人は<投稿が違反だとは分かっていた。あのような記事を書くことに誇りはなかったし、非常にリスキーだった。ありがとうとは言えないが、いいきっかけになったので感謝している>などと反省をつづっていた。
  管理人は<投稿が違反だとは分かっていた。あのような記事を書くことに誇りはなかったし、非常にリスキーだった。ありがとうとは言えないが、いいきっかけになったので感謝している>などと反省をつづっていた。
278行目: 278行目:
</div>
</div>
</div>
</div>
 
-----
  [https://r.nikkei.com/article/DGXMZO25652460S8A110C1CC1000 ネット中傷後絶たず 人権侵害1900件]([https://archive.is/Nhdxn 魚拓])
  [https://r.nikkei.com/article/DGXMZO25652460S8A110C1CC1000 ネット中傷後絶たず 人権侵害1900件]([https://archive.is/Nhdxn 魚拓])
  [[ファイル:Nikkei2018.jpg|200px]]
  [[ファイル:Nikkei2018.jpg|200px]]
匿名利用者

案内メニュー