「DIOジャパン」の版間の差分
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様々に加筆した。
>トロサーモンに強い弁護士 (→余談) |
>片山行信 (様々に加筆した。) |
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'''DIOジャパン'''(でぃおじゃぱん)とは、かつて存在したコールセンターの受託運営・設置・人材育成を行う中堅のテレマーケティング会社である。2015年に倒産。[[唐澤貴洋]]、[[山本祥平]] | '''DIOジャパン'''(でぃおじゃぱん)とは、かつて存在したコールセンターの受託運営・設置・人材育成を行う中堅のテレマーケティング会社である。2015年に倒産。[[唐澤貴洋]]、[[山本祥平]]が倒産後の事後処理を担当した<ref name="jigo">時折勘違いされているが、[[尊師]]らは業務停止後の事後処理のため当時の経営陣に依頼された[[弁護士]]であり、後に{{wpl|破産法}}に基づき選任された{{wpl|破産管財人}}([[DIOジャパン#破産管財人の澤野弁護士|澤野正明弁護士]])ではない。{{archive|https://news.livedoor.com/article/detail/9463881/|https://archive.md/plE86|(株)DIOジャパン 破産開始決定を受けた関連会社15社が判明}} - 東京商工リサーチ、2014年11月13日 13時50分</ref>。"DIO"は「どこでも・いつでも・お電話ください」のローマ字の頭文字に由来する。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
''Wikipedia『{{wpl|DIOジャパン}}』の項目も参照。'' | |||
[[ファイル:DIOジャパン関係者様へのご報告.png|400px|thumb|唐澤貴洋の名が掲載された報告書<ref>[https://www.logsoku.com/r/2ch.net/news/1409924933/ 唐澤貴洋弁護士、悪徳企業「DIOジャパン」の顧問弁護士だったことが判明] - ログ速</ref>]] | [[ファイル:DIOジャパン関係者様へのご報告.png|400px|thumb|唐澤貴洋の名が掲載された報告書<ref>[https://www.logsoku.com/r/2ch.net/news/1409924933/ 唐澤貴洋弁護士、悪徳企業「DIOジャパン」の顧問弁護士だったことが判明] - ログ速</ref>]] | ||
[[ファイル:DIO尊師.jpg|400px|thumb|尊師らしき男]] | [[ファイル:DIO尊師.jpg|400px|thumb|尊師らしき男]] | ||
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東日本大震災や、大企業のリストラに伴う国の雇用創出事業を活用して、被災地を中心にコールセンターを開設していたが、その後見通しの甘さから経営悪化に陥り、コールセンターを相次いで閉鎖したほか、従業員の雇い止めや、さらには給料の未払いが発覚した。2014年7月31日には、本社機能のある東京や、登記上の本社のある松山の事務所を閉鎖した。事後処理を弁護士に一任し、法的整理を含め検討を始めるとしていた。同年11月12日には、自主再建を断念。東京地裁に民事再生法の適用を申請し受理されたと発表した。グループ全体の負債総額は10億円程度となる見通しである。 | 東日本大震災や、大企業のリストラに伴う国の雇用創出事業を活用して、被災地を中心にコールセンターを開設していたが、その後見通しの甘さから経営悪化に陥り、コールセンターを相次いで閉鎖したほか、従業員の雇い止めや、さらには給料の未払いが発覚した。2014年7月31日には、本社機能のある東京や、登記上の本社のある松山の事務所を閉鎖した。事後処理を弁護士に一任し、法的整理を含め検討を始めるとしていた。同年11月12日には、自主再建を断念。東京地裁に民事再生法の適用を申請し受理されたと発表した。グループ全体の負債総額は10億円程度となる見通しである。 | ||
しかし同年12月19日、東京地裁は民事再生法の適用申請を棄却。財産の保全管理命令を出したことが明らかとなった。今後は2015年明けを目処に、職権による破産手続き開始決定へ移行する公算が大きいと報じられ、2015年1月5日、同地裁は破産手続きの開始を決定した。厚生労働省は、雇用確保のための国の基金から4億円を不正に使っていたとの調査結果を発表した。破産したため返還の見通しが立たないとのこと<ref> | しかし同年12月19日、東京地裁は民事再生法の適用申請を棄却。財産の保全管理命令を出したことが明らかとなった。今後は2015年明けを目処に、職権による破産手続き開始決定へ移行する公算が大きいと報じられ、2015年1月5日、同地裁は破産手続きの開始を決定した。厚生労働省は、雇用確保のための国の基金から4億円を不正に使っていたとの調査結果を発表した。破産したため返還の見通しが立たないとのこと<ref>{{archive|https://www.asahi.com/articles/ASHC6524QHC6ULFA01P.html|https://archive.vn/SxY4g|DIOジャパン、国の基金4億円不正使用 厚労省が調査] - [https://www.asahi.com/ 朝日新聞デジタル]、2015年11月7日01時15分</ref>。 | ||
== 唐澤貴洋との関係 == | == 唐澤貴洋との関係 == | ||
2014年7月31日に東日本大震災の被災地などでコールセンターを運営する株式会社DIOジャパンが突然業務を休止していることが各メディアで報じられた。 | 2014年7月31日に東日本大震災の被災地などでコールセンターを運営する株式会社DIOジャパンが突然業務を休止していることが各メディアで報じられた。 | ||
同社は東日本大震災等の雇用創出事業を活用して被災地を中心にコールセンターを開設しており、国や自治体の支援を受けたにも関わらず給与未払いや施設閉鎖が相次ぎ、また次々と設立した子会社を利用して助成金を不当に受け取っている疑惑が取り沙汰され、事態を重く見た厚生労働省が各自治体に依頼した調査結果が公表された最中のことであった。その報告によると同社が受けた助成金の総額は42億8600万円にのぼっており(もちろん全て国民の税金である)、かたや給料未払い総額は7320万円に達していた<ref> | 同社は東日本大震災等の雇用創出事業を活用して被災地を中心にコールセンターを開設しており、国や自治体の支援を受けたにも関わらず給与未払いや施設閉鎖が相次ぎ、また次々と設立した子会社を利用して助成金を不当に受け取っている疑惑が取り沙汰され、事態を重く見た厚生労働省が各自治体に依頼した調査結果が公表された最中のことであった。その報告によると同社が受けた助成金の総額は42億8600万円にのぼっており(もちろん全て国民の税金である)、かたや給料未払い総額は7320万円に達していた<ref name="shachou">{{archive|https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152352|https://archive.vn/cCJNM|「DIOジャパン」事業停止 消えた女社長と助成金42億円}} - 日刊ゲンダイ、2014年8月5日</ref>。 | ||
8月7日に業務を停止した同社は、同日にその事後処理を三弁護士に一任したことを発表したのだが、'''なんとその弁護士の中に唐澤貴洋の名前があった'''<ref>[https://web.archive.org/web/20140905053314/http://diojapan.jp/20140831_01.pdf 関係者様へのご報告 - DIOジャパン(魚拓)]</ref><ref name="jigo"/>。 | |||
8月13日、DIO社は従業員に対し、<退職後は原則として1年間は、就業していた事業所の所在する県内において、同業他社への就職、役員の就任、ならびに同業の自営をしてはならない>との誓約書の提出を求めた。8月22日付の日刊ゲンダイ<ref>[https://archive.vn/qXiqx 「DIO」美人社長が従業員に要求した“誓約書”の呆れた中身]</ref>は、こうした競業禁止規定は特殊な技術職などに設けられるもので、雇用創出事業であることを考えれば違和感を覚えるという、企業法務に詳しい弁護士のコメントを伝えているが、DIO社の代理人弁護士は「コールセンターでも研修を行っていて、特殊な技術職といえます。法的な問題はない」と説明している。 | 8月13日、DIO社は従業員に対し、<退職後は原則として1年間は、就業していた事業所の所在する県内において、同業他社への就職、役員の就任、ならびに同業の自営をしてはならない>との誓約書の提出を求めた。8月22日付の日刊ゲンダイ<ref>[https://archive.vn/qXiqx 「DIO」美人社長が従業員に要求した“誓約書”の呆れた中身]</ref>は、こうした競業禁止規定は特殊な技術職などに設けられるもので、雇用創出事業であることを考えれば違和感を覚えるという、企業法務に詳しい弁護士のコメントを伝えているが、DIO社の代理人弁護士は「コールセンターでも研修を行っていて、特殊な技術職といえます。法的な問題はない」と説明している。 | ||
なんJ民の間では「人が人に[[優しい社会]] | ここで唐澤が何の仕事をしていたのかは不明。{{wpl|第一東京弁護士会|一弁}}の副会長も務めた[[池田和郎]]弁護士と、後に{{wpl|破産管財人}}も努めた[[山本祥平]]<ref>[https://archive.vn/pPN50 有限会社ウィーズ・マインド] - 破産法人公告資料</ref>がメインの業務と言える民事再生法適用申請と債務整理を行っていたと考えられるため、唐澤が上述の債権者、元従業人やマスコミへの対応と追い返しの仕事をしていたこと、少なくとも上述の横暴な対応に何らかの関与をしていたと考えられている。 | ||
なんJ民の間では「人が人に[[優しい社会]]をつくりたい、と言いつつ悪徳企業の片棒を担ぐような真似をしてやっていることが正反対だ」などと弁護士としてのモラルを問う批判が噴出し、悪徳女社長の片棒を担いだと邪推するものも居る。一方で「単に倒産後の債権整理等の事後処理に携わっただけに過ぎず、同企業の詐欺行為に加担した訳ではない」とする見方もある。 | |||
== DIO尊師 == | == DIO尊師 == | ||
DIOジャパン社長の本門のり子の隣に立っている顔にモザイクをかけられた男の写真が報道され、唐澤貴洋と同じ小太りであるため唐澤本人ではないかと言われているが、真相は不明である。身長160センチ程度の唐澤より大柄にも見えるが、隣に立つ本門社長も小柄な人物が多い卓球選手だったことを考えると、なんとも判別できない。 | |||
== 山本祥平のクロス入所 == | == 山本祥平のクロス入所 == | ||
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== 破産管財人の澤野弁護士 == | == 破産管財人の澤野弁護士 == | ||
DIO社の破産管財人である<ref>[http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3994.html 大型倒産速報 帝国データバンク][https://archive.vn/uPCdV (魚拓)]</ref>澤野正明弁護士は[[岡正晶|第一東京弁護士会]]の副会長などを歴任<ref>[http://www.city-yuwa.com/attorneys/MasaakiSawano.html 弁護士等紹介 > 澤野 正明]</ref>し、2016年には会長選挙に出馬して758票を得たものの、1425票を得た小田修司に敗れている<ref>[http://www.ichiben.or.jp/data/kaihyoichiben20160205.pdf 第一東京弁護士会会長選挙結果]</ref>。 | DIO社の破産管財人である<ref>[http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3994.html 大型倒産速報 帝国データバンク][https://archive.vn/uPCdV (魚拓)]</ref>澤野正明弁護士は[[岡正晶|第一東京弁護士会]]の副会長などを歴任<ref>[http://www.city-yuwa.com/attorneys/MasaakiSawano.html 弁護士等紹介 > 澤野 正明]</ref>し、2016年には会長選挙に出馬して758票を得たものの、1425票を得た小田修司に敗れている<ref>[http://www.ichiben.or.jp/data/kaihyoichiben20160205.pdf 第一東京弁護士会会長選挙結果]</ref>。 | ||
== 本門のり子社長 == | |||
社長の本門のり子(旧姓・小島)は、元卓球全日本社会人チャンピオン(昭和60年)。その後も[https://ehime-tta.net/ 愛媛県卓球協会]の役員を務めていたが、現在は流石に放逐されているようである。なお、破産決定以降は[[森公高#恒心との関わり|消息不明]]<ref name="shachou"/>。 | |||
== 余談 == | == 余談 == |